【あんぱん】6話あらすじと感想!不穏なラスト!フシアワセは、釜次の退場?

今田美桜主演の朝ドラ【あんぱん】第6話が4月7日(月曜)に放送されました。

第6話は、朝田家が前を向こうと動き始めます。そんな中、不穏なラストが描かれました!

週タイトルにある「フシアワセ」とは、釜次(吉田鋼太郎)の退場のことなのでしょうか?

今回は朝ドラ【あんぱん】6話のあらすじと感想について紹介します。

目次

【あんぱん】6話あらすじ

羽多子(江口のりこ)は内職の仕事を始め、釜次(吉田鋼太郎)たちは石屋の仕事に精を出す。こうして結太郎の死をなんとか乗り越えようとしていた。一方、登美子(松嶋菜々子)が帰らず不安がる嵩に、寛(竹野内豊)はある少年雑誌を見せる。目を輝かせた嵩は、漫画の世界に没頭する。そんなある日、メイコ(永谷咲笑)が釜次の作業場に入り込み…!

僕と千尋は泣かなかった

前週、結太郎(加瀬亮)が急逝し、のぶや朝田家は悲しみに暮れます。前回ラスト、朝田家は屋村草吉(阿部サダヲ)のあんぱんを食べて、生きる力をもらいました。今回はその続き。

結太郎の墓石が完成。のぶ(永瀬ゆずな)たち家族は墓参りをして、手を合わせるのでした。

学校の帰り道。のぶは「そろそろみんな、元気ださんと。メイコだけはまだちっそうて分からんき、元気にしとる」、と嵩(木村優来)に話します
嵩は「僕の家も父さん(二宮和也)が亡くなったとき、お母さんは泣いてたけど、僕と千尋は泣かなかった」と答えます。

時系列や会話内容が混乱

あまりに幼いと「死」の意味が理解できない、というのはよくあることですね。でも嵩まで泣かなかったというのは意外です。登美子(松嶋菜々子)が柳井家から出て行ったとき「1周忌が終わっていない」のに再婚するなんてヒドイという趣旨の伯母の台詞がありました。

母と兄のことを覚えていない千尋は幼いときに養子に出たはず。それは数年前で、もっと小さいときかと勝手に私は思っていましたが、父さんが亡くなるとき千尋もいたということはこの1年以内に一緒に住んでいた?いや、父の葬儀のときに嵩が千尋と会ったけど千尋が泣いてなかった…ということなのかもしれませんね。ちょっと時系列が混乱します(笑)

でも、父さんがこの1年未満に亡くなっていることは事実なので、嵩が泣かなかった意味がよくわからないです。そんなに幼くないはずです。多分、のぶちゃんがすぐに泣けなかったように実感がすぐわかなかった、という意味なのでしょうけど…。のぶとの会話の流れだと嵩もメイコのように小さくて死が理解できなかったという文脈。ちょっと混乱しました(笑)

ヤムおじさんはしっかりお金をとる(笑)

道で、ヤムおじさんこと屋村草吉に出会うのぶと嵩。のぶが草吉を家に連れて帰ると、羽多子(江口のりこ)やくらばあ(浅田美代子)は草吉にお礼を言います。

しかし草吉は「大人4人で40銭です」とお金をとるようです。釜次(吉田鋼太郎)は「人の弱みに付け込んで足元みよって」と怒ります。

草吉は釜次がおかわりしてたのに2人分の料金をとることにして、50銭に変更。釜次はさらに怒り出しますが、くらばあがへそくりを使って代金を支払い、その場を収めました。

嵩は「おじさんは悪い人じゃないんです。ただお金がなくて困ってて、汽車賃も払えない」と説明しますが…。草吉は嵩を連れて帰ります。

この場面。草吉と釜次の喧嘩がドタバタコメディが始まった感じがして楽しいです。そして嵩が言わなくても、草吉が汽車賃がない場面は描かれていましたし、わかりますよ。悪い人ではないんです。商売だから、お金をとって当然だし、取るべきです。

かつて草吉は子供は美味しそうに食べるから宣伝になるからお金をとらないと言ってましたが、朝田家の家の中で食べてもらっても宣伝にはなりません。働いている人、つまり大人からは取るよ!っていうだけのことでしょうね。

朝田家は悲しみを乗り越えていく

羽多子は内職の仕事をまんじゅう屋さんに貰ってきました。結太郎がおなごも大志を抱けと言っていたから、その遺志を継ぐために三人の娘の学費のために働くと話します。くらばあ、のぶ、蘭子も内職を手伝います。

手先の器用さを披露する蘭子。のぶはその様子を見て、「蘭子、器用やね」と感心します。

娘に負けられない釜次は、和尚に仕事がもっと欲しい、細かい仕事でもいい、と話します。

こうして朝田家は悲しみを乗り越えていきます。

何かに没頭することの勧め

働くことで、体を動かすことで、気が滅入りすぎることを避けることができます。葬儀会社のサイトに、こんなアドバイスがありました↓

一人でいると悲しみや寂しさに押しつぶされそうになってしまう場合は、何かに没頭すると気が紛れるでしょう。仕事で成果を出して達成感を味わう、スポーツで体を動かしてリフレッシュする、小説の世界観に自分を投影するなど。

没頭するものは仕事や趣味など自分の好きなもので良いのです。心の内にある喪失感を認めつつ、そして無理のない範囲で何かに没頭しているうちに、つらい感情が和らぐかもしれません。

「喪失感」が表す感情と立ち直る方法。死別時にもできる6つのこと より

羽多子は亡き夫が娘たちが大志を抱くことを願っていたから、娘たちの学費のため、働き始めます。つまり、仕事に没頭します。悲しみを紛らわすために何かに没頭するのはなかなか気が進まないですが、誰かのためになら動きそうですね。しかも娘のためなら、がんばれると思います。

親戚のお兄ちゃん

のぶが饅頭屋に届けるため歩いていると、嵩と千尋(平山正剛)に出会いました。千尋は「お兄ちゃん!」と嵩のことを呼んでいます。驚くのぶ。嵩は「親戚のお兄ちゃんって意味」だとのぶに説明します。

千尋は3人でまたギッコンバッタンしたいと言いますが、嵩は「わがまま言うな!ついてくるな!」と怒ってしまいます。のぶは千尋に「また遊ぼうね」と優しく声をけけ、先を急ぎます。

寛(竹野内豊)が通りかかり、嵩と千尋の元へ。嵩は「母さんの用事はまだ終わらないのですか」と尋ねます。
寛は「いつか嵩を迎えに来ると手紙に書いちょったきに。嵩は好きな絵をかいて、学校に行って、わしらの家でまっとらええ。…そうやエエもん見せたろ」といいます。

千尋は兄のことを思い出したわけではない?

この場面。千尋が嵩のことを「お兄ちゃん」呼びしていたので実の兄だと思い出したのだと思われましたが、「親戚のお兄ちゃん」という意味でした。

肩透かしを食らいました(笑)。

たしかに千尋はのぶのことを「お姉ちゃん」と呼んで、遊ぼうとお願いしていましたね。

嵩の矛盾したセリフ

寛の書斎にて。寛は「父さんがどんな仕事してたか嵩は知らんやろ」と言い、清(二宮和也)が出版社に勤めていたころに作った雑誌『少年倶楽部』を嵩に渡します。

嵩は「漫画だ!」と歓喜。寛は「嵩はそんなに漫画が好きか。清の子や。おまんのお父さんも漫画が好きやった」と教えます。

嵩は何冊も漫画雑誌を借りて部屋で読みます。すると千尋が部屋を覗いていました。嵩が「面白いぞ。一緒に読むか?」と誘います。そして「これ、僕たちのお父さんが作った雑誌なんだぞ」と教えました。2人は一緒に漫画を読みます。

千尋は清のことを思い出した?!

この場面、気になったのは「僕たちのお父さん」の部分。弟の出生の秘密をあっさりネタばらし?いや、もちろん、視聴者は知っているんですけどね。

小さい頃に養子となった千尋は母や兄のことを覚えていません。それに父のことも覚えてないはず。

でも、嵩が自然に言った「僕たちのお父さんが作った」という言葉に、千尋も「へぇ~」とごく自然に反応しています。

この会話、伏線なのでしょうか。僕たちのお父さんって、寛のことじゃないですよ。清のことですよ。なぜ「へえ」なのでしょうか。まさか千尋は父・清のことを思い出した?

もしかして、伯父さん・伯母さん(育ての父・母)の前では悲しませないためにお父さん・お母さん呼びをしていて、登美子や嵩のことを忘れたふりをしているだけ?

でも以前、嵩が描いた家族4人の絵について「千尋、東京だよ。母さんと父さんだよ。覚えてるか?」と尋ねられた千尋は首を横に振っていました。このとき、嘘をつく必要ないんですよね…。

お父さんを知らないのか、知っているのか……千尋の矛盾ととれる「へえ」が気になります。

釜次に悲劇が?!

朝田家にて。まんじゅうの箱を作っている子供たち。器用な蘭子と違い、のぶは相変わらず不器用です。蘭子は「お姉ちゃんはメイコの面倒みよって」と頼みます。

のぶがメイコを探しに行くと…作業場の方で見かけました。のぶは「そっち行ったらいかん!」と声をかけますが…メイコの耳には届いていない様子。

メイコに気付いた原豪(細田佳央太)が「メイコさん、危ないき」とメイコを移動させようとします。しかし、豪の足が石を支えていた木材に当たってしまい、大きな墓石が倒れてきて……。

釜次が「どけ!」と叫び、のぶが目を見開いたところで第6回が終わりました。

不穏なラスト!フシアワセは、釜次の退場のこと?

朝ドラ直後の番組『あさイチ』では恒例の朝ドラ受けが展開され、華丸さんが「ここで?」と驚き、ゲストのサバンナ・高橋茂雄さんが「こんなに次の日が見たくなる回ありますか?」とツッコミ。

たしかに続きが気になるラストでしたね。

大吉さんは「子どもはこう逃げていたような…。ああなると、おじいちゃんに直撃か」と心配していました。高橋さんは「肩透かしで終わってほしい」と懇願。

その後、華丸さんが「サブタイトルは『フシアワセさん今日は』でしたっけ?」と指摘し、鈴木アナが「そうなんだ」と驚きを隠せない様子。

フシアワセの漢字は「不幸せ」でしょう。つまりご不幸があるということ?

放送開始時点で清(二宮和也)が亡くなっていて、第1週目から登美子(松嶋菜々子)が柳井家を去り、結太郎(加瀬亮)が急逝し…。と、次々と退場者が出ている本作。のぶの祖父・釜次(吉田鋼太郎)も退場か?と不安ですね。

真相は次回7話で確認しましょう♪

【あんぱん】6話の出演者・スタッフ

【出演】江口のりこ,細田佳央太,斉藤暁,永瀬ゆずな,木村優来,浅田美代子,吉田鋼太郎,吉川さくら,永谷咲笑,平山正剛,中村羽叶,笹本旭,中野翠咲,竹野内豊,阿部サダヲ

【作】中園ミホ

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