【あんぱん】5話あらすじと感想!あんぱんの日にタイトル回収が秀逸!

今田美桜主演の朝ドラ【あんぱん】第5話が4月4日(金)に放送されました。

放送当日は「あんぱんの日」。そんな日に、タイトル回収をするというストーリー構成になっていて秀逸です!

今回は【あんぱん】5話のあらすじと感想について紹介します。

目次

【あんぱん】5話あらすじと感想

のぶは涙を流さない

結太郎があの世に旅立ち、悲しみに暮れる朝田家。

しかし、のぶ(永瀬ゆずな)は一粒の涙も流しません。

のぶは学校にも早々に登校へ。

朝田家にて。のぶの祖母・朝田くら(浅田美代子)は食事も喉を通らず、眠れない様子。目がないあんこ(団子)も口にできません。

往診に訪れた寛(竹野内豊)に、くらが「先生…結太郎は何のために生まれてきたがやろ」と尋ねます。

結太郎と友人でもあった寛は「自分の夢を必死に追いかけた。それが結太郎の喜びながや」といいます。

人間は一人で生まれて一人で生きる?

嵩は屋村草吉(阿部サダヲ)に結太郎の訃報を伝えた。草吉は「じゃあ、あれ(1カ月前の御免与駅)が最後の別れか。お前の父ちゃんはどこに行ったんだ?」といいます。

嵩は「もういない志那の厦門(アモイ)で病気で死んだ。家族も誰もいないところでひとりぼっちで」という。

嵩の父・柳井清(二宮和也)は支那の厦門(アモイ)で病死したことが明かされる。

草吉は「たった1人で生まれてきて、たった1人で死んでいく。人間って、そういうもんだ。お前の父ちゃんも、あのチビの父ちゃんも、俺もお前もあのチビも。人間なんて、おかしいな」といいます――。

感想:中園ミホさんが救われた詩を脚本に盛り込んでいる?

「人間なんて、おかしいな」という言い方、考え方、やなせたかしさんっぽいなあと思ったら、これ、本作の脚本家・中園ミホさんが10歳の頃に救われた詩ですね。↓

私が10歳の頃、父が亡くなって。つらかったときに、母がやなせさんの『愛する歌』という詩集を買ってきてくれたんです。その中の詩に「たったひとりで生まれてきて たったひとりで死んでいく 人間なんてさびしいね 人間なんておかしいね」という詩があって。索漠とした内容なんですが、そのときの私は「どんな幸せそうな家族もみんなそうなんだな。だから、父もそうだったんだな。」と救われたんです。

どんな人もひとりで生まれ、ひとりで死んでいきます。それは事実。たとえ心中したとしても、いっしょにあの世に行くわけではないと思います。まあ、心中の経験をしてないので分かりませんけど…。

話がズレましたが、中園ミホさんのつらさをやなせたかしさんが救ってくれたように、劇中では嵩のつらさ(自分の父やのぶの父が孤独に亡くなったことに対してのつらさ)に、ヤムおんちゃんが寄り添い救ってくれたんですね。

劇中では嵩が救われたのかどうかまでは分からないですけど、もしかしたら嵩本人も分からないのかもしれないのですけど、後からわかってくるかもしれないですね。

生きてるから悲しい

寛と千代子(戸田菜穂)は、縁側にしょんぼりと座る嵩の小さな背中を心配そうに見つめています。

寛が嵩のそばに座って話を聞きます。

嵩は「どうしたらのぶちゃんに元気になってもらえるのかな。僕にできることはないのかな」と悩みを相談。

寛は「そればっかりは医者にも治せん。『時』という薬しかない。それが生きちゅうことやないかな。生きちゅうき、悲しいがや。生きちゅうき、苦しいがや。生きちゅうき、いつか元気になって、きっと笑える日が来るがや」と優しく語りかけました。

感想:寛の名言が響く

大切な人を失った悲しみは、医師も治せない。時が解決してくれるとはよく言われることですが…。

まあ、現代は精神科医や心療内科医、臨床心理士などの役職があって心の病気に向き合っていますが、当時は一般的ではないでしょうね。

大切な人を失って悲しいと思えるのは、生きているから。シンプルな話ですし、当たり前なことですが、その当たり前がとても心に響きます。

生きているから喜怒哀楽を感じることができるのですね。

やなせたかしさん作詞の童謡『手のひらに太陽を』には「ぼくらはみんな 生きている 生きているから かなしいんだ」とあります。寛の「生きちゅうき、悲しいがや」に通じるものがあるというか、やなせたかしさんの言葉から台詞になっているのでしょうね。

そういえば、TBSのドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』では、お腹が鳴るのは生きている証拠!という台詞がたびたび登場したことを思い出します。ミステリーではありますが、これも親子愛を描いた作品でした。

でも、ヒロインのぶは涙を流していません。父の死を現実のものとして受け入れられない感じですね。ちゃんと悲しさを実感して、泣けるといいのですが…。

釜次が息子の墓石を掘るつらさ

朝田石材店にて。石屋を営むのぶの祖父・釜次(吉田鋼太郎)が墓石に結太郎の名前を彫っています。

釜次は「息子の墓石を彫ることになるらあて…」と嘆きました。

感想:多くの視聴者が涙

吉田鋼太郎さん演じる釜次が息子の墓石を掘る展開に、多くの視聴者が涙し、反響を呼んでいます↓

親が石材屋という設定がこんなつらい形で描かれるとは…。つらすぎますね。

吉田鋼太郎さん、5話ラストではあんぱんを食べて泣き笑いの名演をみせてくれます。さすが、です。

のぶが涙を流した

朝田家にて。柱にもたれ、ぼんやりと、改札口でもらった結太郎のソフト帽を見つめていたのぶは不意に立ち上がります。そして、どこに行くのかも告げず、家を飛び出して走ります。転んでも立ち上がり、息を切らしながら、駅に到着。

ちょうど汽車が到着して、降車してきた人たちが次々と改札を通ってきます。

「お父ちゃん?お父ちゃん?」と、のぶは通り過ぎる人たちの中に結太郎の姿がないか必死に探します。

ちょうど駅に居合わせた嵩は、のぶに1枚の絵を見せます。それは、駅で結太郎がのぶの頭にソフト帽を載せている姿を描いたものでした。

のぶの目からは涙がこぼれ落ち、「お父ちゃん…」とスケッチブックを抱きしめるのでした。

あんぱんで心がホカホカに

のぶと嵩が商店街を通って帰っています。すると、屋村草吉が二人を追い越していき「ついてきな」と2人に声をかけます。

朝田家にて。草吉が焼きたてのあんぱんを振る舞います。

まず、のぶの祖父・釜次が食べてそのおいしさに驚愕。

嵩が一口、のぶも一口食べて、美味しい!と驚きます。

食欲がなかった祖母・くらもあんぱんを食べて、「結太郎にも食べさせてやりたかった」と涙を流します。

あんぱんを食べた母・羽多子(江口のりこ)が胸に手をやり「ホンマにおいしい。ここ(胸)がホカホカします」と目を潤ませます。

のぶも「ここがホカホカする」と笑顔を見せました。

――「朝田家の人々は、ホカホカのあんぱんに生きる力をもらったのです。ではまた来週。ほいたらね!」(語り・林田理沙アナウンサー)

あんぱんの日にタイトル回収が秀逸!

第1週ラストとなる5話ラスト、悲しみに暮れる朝田家の人たちが「あんぱん」を食べて笑顔になる…という展開で、タイトル回収をしました。SNSでも話題に↓

ちなみに4月4日は、「あんぱんの日」と制定されています。

あんぱんの元祖「木村屋總本店」が明治8(1875)年4月4日に「酒種あんぱん」を明治天皇に献上した日を記念して制定されました。

そんな「あんぱんの日」に、あんぱんを食べて悲しみから立ち直るというタイトル回収!ストーリー構成が秀逸ですね。

【あんぱん】5話の出演者・スタッフ

【出演】加瀬亮,江口のりこ,細田佳央太,斉藤暁,小倉蒼蛙,樫尾篤紀,永瀬ゆずな,木村優来,戸田菜穂,浅田美代子,吉田鋼太郎,吉川さくら,永谷咲笑,平山正剛,中村羽叶,笹本旭,中野翠咲,竹野内豊 ほか

【作】中園ミホ

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