【ノンレムの窓2025･冬/グラデーション】ネタバレ！人質がまさかの方法で脱出？

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ノンレムの窓2025冬グラデーション
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人気シリーズの第8弾【ノンレムの窓2025・冬】が2025年12月21日に放送されました。
この記事では、オムニバス2作品の第1話、バカリズム脚本、山本耕史主演の【ノンレムの窓2025・冬/グラデーション】のあらすじ、ネタバレ、感想をお届けします。

今回は、立てこもり事件という物騒なお話なのね。

人質にされた3人がどうやって危機を抜け出すかが見ものだよ。

◎この記事でわかること
ドラマ「ノンレムの窓2025・冬/グラデーション」のあらすじ・ネタバレ・見逃し配信・感想・出演者

【ノンレムの窓2025･冬/グラデーション】のあらすじ

東京の雑居ビルで、猟銃を持った男・寺本が社員数名を人質にとってオフィスに立てこもる事件が発生した。
警察がビルを封鎖し、現場は緊迫した膠着状態が続いている。
人質は、40代の上野、30代の藤木、そして女性社員の棚崎の3人。
結束バンドで拘束された人質たちは極度の緊張の中、小声で不安をささやき合う。
やがて、棚崎が突拍子もない脱出計画を打ち明ける。
果たして、彼らはこの状況を切り抜けて無事に生還できるだろうか?

【ノンレムの窓2025･冬/グラデーション】のネタバレ

立てこもり事件発生！

午後7時頃、東京の雑居ビルで猟銃を持った男・寺本（河内大和）が3階のオフィスに押し入って立てこもる事件が発生した。
寺本は3人の人質を脅しながら、窓から外の様子をうかがっている。
現場には警察による規制線が貼られており、報道陣が詰めかけて緊迫した空気。

人質は、残業で残っていた上野（山本耕史）、藤木（前原滉）、棚崎（吉住）の3人。
人質たちは、両手を結束バンドで拘束され、膝を抱えて座っている。
3人は寺本に気づかれないように口元をほとんど動かさずに小声で不安を語り合っていた。
寺本は警察を威嚇するため1発、銃を撃つ。
現場に交渉班が到着するまで、まだ時間がかかりそうだ。

グラデーションで脱出を試みる棚崎

終始イライラしている寺本におびえる3人の人質たち。
警察が変な動きをしたら人質を殺すと叫ぶ寺本。
見せしめに殺される恐れを上野が心配すると、棚崎が驚くべきことを言い出す。
「私、ちょっと脱出しようと思うんですけど…」
ちょっとずつグラデーションで移動していけば、気づかれずに出て行けるのではと言うのだ。
その証拠に、すでに棚崎は3cm出口側に移動していると言う。
しかも、姿勢も少しずつ変えて体育座りだったのを正座にしていると言う。
その上、髪の分け目も右側から左側に変えていると言うのだ。
隣にいる上野と藤木ですら、それに気づかなかった。
急に大きく動いたら気取られてしまうが、ほんの少しずつズレていけば脱出できるのではと棚崎は自信があるようだ。
2分後、さらに左へ３cm。
20分後、かなり出口側へ移動した。
寺本は時々振り返って人質たちを確かめているが、棚崎の移動には気づいていない。

失敗を冷静に分析する棚崎

事件発生後から2時間が経過。
現場に交渉班が到着し、電話による交渉が始まった。
寺本は、水と食料、そして車を要求している。
棚崎はその時すでにドア付近にまで移動していた。
ところが不意に振り返った寺本は、棚崎がドアの前にいることに気づく。
緊張する3人。
寺本は、元の位置に戻るように指図し、次動いたら殺すからなと言う。
殺されずに済んだので、３人はひとまず胸をなでおろす。
午後10時30分。
棚崎はもう一度チャレンジしたいと言う。
上野と藤木は危ないからと止めるが、棚崎はバレたのには原因があったと分析する。
犯人は後半1時間くらい棚崎のことを見ていなかったので、犯人にとってみればいきなり180cm動いたことになる。
つまり途中を見ていないのでグラデーションになっていなかったということだ。
毎回現在地を見せてから動かないと意味がない。
次からは1cmずつ移動していくから大丈夫だと言う棚崎。

グラデーションで脱出成功！

10分後、10cm移動。
1時間後、さらに左に移動した棚崎は、立とうとして中腰になっている。
寺本は支給された菓子パンを食べながら3人を見るが、異変に気づかない。
さらに1分後、中腰の体を１cmだけ起こす棚崎。
不意に寺本が「おい！」と声をかけびくっとする。
しかし寺本はエアコンの温度を上げたくてリモコンを探しているだけだった。
8時間後、もう朝になっている。
寺本は猟銃を持ちながら人質3人を確認。
体育座りの上野と藤木。
そしてドアを開けて体が半分外に出ている棚崎。
「おとなしくしとけば帰してやるからよ」と声をかける寺本に、「ありがとうございます！」とハキハキお礼を言う棚崎。
10時間後、棚崎は脱出に成功した。
警察官にどうやって出てこられたのか聞かれると、棚崎は「グラデーションで」と答える。
寺本は人質が2人になったことに全く気づいていない。

グラデーションで犯人確保！

棚崎の成功に力得た上野と藤木は、グラデーションで寺本を取り押さえようと決心。
時間をかけて少しずつ体を起こしながら寺本に近づいていく。
寺本は「動くんじゃねえぞ」と言いながら支給されたおにぎりを分けてくれる。
やがて2人は寺本のすぐ後ろに立つが、寺本は気にとめていない。
8時間後、外はもう暗い。
上野が寺本を羽交い絞めにして、藤木が猟銃に手をかけている。
寺本は、お前ら警察に見捨てられたんじゃねえかと笑う。
10時間後、交渉班に電話して「早く車をよこせ」とわめく寺本を2人は取り押さえて完全に制圧した。
12時間後、パトカーの中で寺本が「俺、なんで捕まったの？」と聞くと、「グラデーション」と答える警察官。

グラデーションで脱獄？

数か月後、府中刑務所から囚人服の寺本が普通に歩いて出てくる。
迎えに来た男に「どうやって出てきたんすか？」と聞かれて、「グラデーション」と答える寺本。
グラデーションの青い空が広がっている。

（幕間）

謎の女性・マドカ（声：斉藤由貴）が、窓先案内人の升野英知（バカリズム）に、男性が女性の変化に気づかないのは男女の脳の違いに原因があるという話をする。
男性の脳は動く物体を目で追ったり遠くのものを見分けるのが得意で、女性の脳は色の違いを見分けることが優れているのだそう。
だから、男性は変化に気づかないのではなく最初から細かい部分が見えていないとマドカは言う。
升野は、では女性がパートナーに髪型の変化に気づいてもらいたい時は、パートナーの前を全速力で走って美容室に行って、その後また遠くでパートナーの前を全速力で走ればいいということなのかと問う。
「何してんの？」と言われると思うとマドカ。

【ノンレムの窓2025･冬/グラデーション】の感想

山本耕史、前原滉、吉住の演技力を堪能！

人質を演じた山本耕史さん、前原滉さん、吉住さんが張りつめた空気の中、唇を動かさずに小声で話すシーンが最高でした。
特に山本耕史さんは「腹話術師になれるのでは？」という感想が見られるくらい巧みでしたね。
吉住さんは、上野と藤木に淡々と脱出計画を話して冷静に遂行する棚崎を見事に演じていて、その演技力の高さに感じ入りました。
上野と藤木は、大胆な棚崎に驚いたりツッコミを入れたり感心したりしながら、脱出した彼女を安堵とともに見送ります。
ドアから半分出ている棚崎を「あともうちょっとだ」「油断しないでいってほしいですね」と祈る2人は、まるでアスリートを応援するサポーターのようでした。
最後は自分達もグラデーションで犯人を取り押さえるという驚きの結末。
山本耕史さんと前原滉さんは受けの演技でしたが、微かにしか動かせない表情で感情がしっかり伝わってきて流石の表現力でした。
河内大和さんが演じた犯人の寺本は強面で迫力がありましたが、どこかとぼけていて味わい深い人物でしたね。

ツッコミどころ満載の楽しさ！

棚崎は、恐怖のあまりどうかしちゃったのでは？ちょっとずつ移動したら犯人にバレないなんて、そんなことがあるはずが

いや、そんなことあったわ。見事に脱出してる…！

寺本はグラデーションにまんまとやられて寺崎には逃げられるし、上野と藤木には取り押さえられてしまうし。

人間、大きな変化には気づいても、少しずつ変わっていくものは案外気づかないんですね。（本当に？）
間違い探しのアハ体験クイズのようなお話でした。
今回はコントの考え方で書いたという脚本ですが、バカリズムさんのシュールでユニークな世界、面白かったです。
ツッコんだり声を出して笑ったり、大いに楽しんだという感想があふれました。

【ノンレムの窓2025･冬/グラデーション】の見逃し配信は？

ノンレムの窓の見逃し配信はHuluで放送後から観ることができます。
Huluでは『ノンレムの窓』の過去作品の他、『住住』や『架空OL日記』、『ブラッシュアップライフ』、『侵入者たちの晩餐』、『ホットスポット』などバカリズム脚本作品も多数配信中。

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【ノンレムの窓2025･冬/グラデーション】の出演者

上野…山本耕史
藤木…前原滉
棚崎…吉住
寺本…河内大和

窓先案内人…升野英知（バカリズム）
マドカの声…斉藤由貴

（脚本）バカリズム
（演出）内田秀実

【ノンレムの窓2025・冬】キャスト！シリーズ第8弾は山本耕史、西野七瀬、浅利陽介！
【ノンレムの窓2025・冬】はバカリズムが原案・脚本を手掛ける新感覚ショートショートドラマの人気シリーズ第8弾です。主演の山本耕史、西野七瀬、浅利陽介をはじめとするキャストについてご紹介します。
dorama9.com
2025年12月23日
日本テレビ
バカリズム前原滉山本耕史

コメディ、サスペンス等のドラマや映画が好きです。日常を彩るエンタメの魅力を心を込めてお伝えしてまいります。
好きな脚本家：木皿泉さん

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