【大追跡】6話ネタバレ感想と視聴率!“悪い千葉雄大”登場&「誘拐の日」とコラボ?

大追跡6話

テレ朝水9【大追跡~警視庁SSBC強行犯係~6話「誘拐ゲーム」が8月13日(水曜)に放送されました。

6話は名波が盲腸で入院していてSSBC強行犯係にいないんだけど、病室から誘拐事件をリモート捜査するという新鮮なパターンね。

最近なんだか誘拐の話のドラマが多いような気がする。
そういえば今回『誘拐の日』の斎藤工さんと永尾柚乃ちゃんがチラッと映っていたそうだけど、どこに出てきたんだろう。

それでは、【大追跡6話の視聴率とネタバレありの感想を紹介します。

【大追跡】6話の視聴率

大追跡~警視庁SSBC強行犯係~】6話の視聴率は、世帯視聴率8.3%、個人視聴率4.6%でした。
安定していますね。
TVerのドラマランキングでも毎話1位を獲得しています。

世帯視聴率 個人視聴率
1話 9.7% 5.3%
2話 8.6% 4.7%
3話 8.3% 4.5%
4話 8.1% 4.7%
5話 8.4% 4.6%
6話 8.3% 4.6%

【大追跡】6話のネタバレ感想

相葉雅紀と千葉雄大が同期?

SSBC強行犯係のメンバーであり、警視庁のキャリア組である名波凛太郎(相葉雅紀)は、前職は外資系証券会社の優秀なファンドマネージャーでした。
6話の冒頭は、証券マンとして働いていた頃の同期が集まって食事をするシーンから始まります。
柏木亮太千葉雄大)、原恭平渋谷謙人)、戸塚大輝佐野泰臣)、そして名波。
この4人が同期ということに違和感はありませんが、演じている本人の年齢を見てみると、相葉さんは42歳、千葉さんは36歳、渋谷さんは37歳、佐野さんは41歳。
勿論同期と言っても入社時の年齢は異なっている可能性もありますが、相葉さんと千葉さんは実際には6歳も離れていることに少し驚いてしまいます。

それだけ相葉さんが若いってことよね。
キュートな役が多かった千葉雄大さんが最近ではクセのある人物を演じるようになってきて感慨深いわ。

フジテレビの『スティンガース』にも出演中の渋谷謙人さんや『3年B組金八先生』の坂本幸作役で有名になった佐野さんと、魅力あるメンバーが揃った同期会だったね。

名波が急性虫垂炎で入院!

せっかくの同期たちとの食事会でしたが、名波は突然激しい腹痛に襲われ救急搬送されてしまいます。
急性虫垂炎で入院、手術することに。
ということで、6話はSSBC強行犯係に名波が不在の回です。

トリプル主演のひとりなのに相葉さんはあまり映らないのかしら。残念だわ。

ところがこのドラマは一筋縄ではいかなくて、今回はむしろ名波が主役なんだよね。
名波が入院したことで事件を解くカギが見つかったという捻りが面白い。

名波の見舞いに来た2人の人物

急性虫垂炎で入院した名波の見舞いに八重樫一課長がフルーツバスケットとジャスミン(花言葉は“あなたについていきます”)の花束を持って訪れます。

「将来の上司をお見舞いするのは将来の部下としてこれ当然ですからね」
「何をお召しになってもお似合いだ。素敵です」

ここまで徹底したおべっかは清々しいですね。
確かにパジャマ姿も素敵でしたが。

フルーツバスケットのリボンが緑色なのは、相葉雅紀さんのメンバーカラーを意識したスタッフさんの心遣いかしら。

次に病室に現れたのは柏木でした。
八重樫一課長のチャーミングなお見舞いとは打って変わって不穏な様子。
不躾に退院しろと告げます。

「盲腸なんてたいしたことないだろ、甘えてないで仕事しろよ」
「お前が警察に転職したと聞いた時はワクワクしたんだぞ。また勝負ができるって」
「医者に退院するって言え。寝てる場合じゃないって」

まだ退院できる状態ではない名波は断りますが、柏木は「がっかりだよ」と不満げな顔で去っていきます。
友人とは思えない感じの悪さですが、もしかしたら柏木も(八重樫一課長とは別の意味で)名波のことが好きなのでしょうか。
“君と勝負したいから早く学校においでよ、体の具合がどうかなんて関係ないよ、僕が君と遊びたいんだから”
一方的にそんなわがままを言う身勝手な子どものようです。

遠藤憲一と正名僕蔵の演技合戦

諸星警備保障の社長専用運転手が殺害される事件が起こりました。
さらに、青山の宝石店と成城の住宅で窃盗侵入事件が発生、どちらも諸星警備保障と契約していて犯行時刻にシステムが作動していなかったことがわかります。
伊垣修二(大森南朋)はこれらの事件に関連性があるのではと考えました。
副社長の荒木谷修正名僕蔵)は事情を聞かれてもごまかしたり嘘をついたりします。
実はそれは社長・諸星克也山田明郷)が誘拐されたことを隠していたためでした。
警察に知らせたら社長の命はないと犯人から言われていたからです。
しかし一課長の八重樫雅夫遠藤憲一)はそんな荒木谷を怪しく思い、一方的に犯人だと決めつけます。
疑う八重樫と必死に否定する荒木谷、演じる遠藤憲一さんと正名僕蔵さんの会話が匠の技で、取調室のシーンは圧巻でした。

荒木谷「ただただ諸星社長の手足になってただただ諸星社長に気に入られることだけを考えてきたんです。副社長にまで引き上げてくださった諸星社長を殺めるなんて私がそんなことをするわけありません!」

「ただただ社長に気に入られることだけを考えてきた」なんて言ってしまう副社長、いっそ潔いわ!

その時、SSBC強行犯係が犯人の車を突き止めたという知らせが入り、八重樫はいよいよ調子に乗っていきます。

八重樫一課長「とぼけていられるのも今のうちだぞ、荒木谷。私にも私の手足になって働き、私に気に入られることだけを考えてるSSBCってもんがいるんだよ」

高らかな宣言だな。でもSSBC強行犯係の中で八重樫一課長に気に入られることを考えてるメンバーはひとりもいないよね。

今回の「はうっ」は遥が

八重樫一課長は完全に荒木谷が犯人であると思い込んでしまっているわけですが、荒木谷が取調室にいる間に犯人から社長宅に電話がかかってきたことで、彼の容疑は晴れます。

青柳遥「やっぱり荒木谷さんは犯人じゃないのかも」
八重樫一課長「やっぱりって何だ」
青柳遥「はうっ?」
八重樫一課長「はうって言ったか?」

八重樫一課長が名波のマウントに対して言うことが多い「はうっ」でしたが、5話では双子の兄の雅彦遠藤憲一・二役)が言っていましたし、6話ではなんと青柳遥松下奈緒)が言うことに。

遥の「はうっ」も可愛かったけど、
八重樫一課長もちゃんと言うことができたわ!

荒木谷に疑いが晴れたことを告げると、「だから違うって言ったでしょ」と言われ、八重樫一課長はいや自分は最初から犯人だとは思っていなかったと言い張ります。
そして「そんなことより(そんなことより?)今は犯人の要求にどう対応するか」であると言い、犯人の今夜0時から4時までの間、諸星警備保障が契約している東京都内の全ての警備システムを解除しろという要求に応えるか応えないかを相談しました。
しかし、社長の命が第一という荒木谷と犯罪の手助けをするわけにはいかないという八重樫一課長の意見は平行線のままですが、やがて荒木谷の感情が爆発します。

荒木谷「わかりました!あなたが決めてください、八重樫さんが」
八重樫一課長「はうっ?いやいやはうっていうか」

やはり、八重樫一課長の「はうっ」は絶品!
遠藤憲一さんと正名僕蔵さんの名優同士の会話、最高だった。

名波のリモート捜査

今回は入院中で捜査に参加できないと思いきや、名波は病室で推理を進めていくことに。
名波は同期の食事会で一緒だった原から、名波が腹痛で苦しんでいる姿を柏木がスマホで撮影していたと教えられます。
その動画には「よりによってこんなときに」と呟く柏木の声が入っていました。
つまり、せっかく柏木が勝負を仕掛けるのにどうして入院なんかするんだよということでしょう。
わざわざ病室に来て退院を急かすくらい、柏木は名波と勝負したかったんですね。
恨みを持つ諸星社長に復讐し、ライバルの名波を犯罪のゲームで打ち負かすことが目的でした。
勘が鋭い名波は柏木の言葉に引っかかりを感じていたのでしょう。
名波が病室でリモート捜査していく展開は新鮮でした。
元証券マンだからこそ柏木の目的がわかったわけで、やはり名波のお手柄でしょう。
そして伊垣の作戦も見事でしたね。
そして名波の情報や推理をもとに実際に動いたのは伊垣たちSSBC強行犯係のメンバーや、捜査一課、SITです。
全員がそれぞれの仕事に力を尽くしたからこそ、事件が解決したのだと思います。
「まさに総力戦」という感想があがりました。
別々の部署が同時に異なる場所で動いて、最後に一気に犯人逮捕に向かう展開が爽快でした。

“悪役・千葉雄大”の凄み

デビュー以来可愛らしい容姿を活かした役柄が多かった千葉雄大さんですが、最近では個性の強い人物を演じることが増えてきたように思います。
『正義の天秤』シリーズでは、主人公の弁護士・鷹野和也(亀梨和也)の前に最大の敵として立ちはだかる南野一翔を演じました。
怪物のように恐ろしい犯罪者でありながらどこか魅力的でもあり、そこがまた底知れない怖さでもある殺人犯を千葉さんは濃密に演じていて圧巻でした。
本作で演じたのは、名波に一方的にライバル心を持つプライドの高い男、柏木。
自分の思い通りにならないことが我慢できない幼稚さと頑固さ、誘拐や殺人をゲームの素材と考える冷酷さ、人とのコミュニケーションを勝ち負けでとらえる哀れさ。
柏木は人間味が極めて薄い人物ですが、千葉雄大さんが演じたことで忘れがたい印象を残しました。

『誘拐の日』の政宗と凛登場!

6話のクレジットロールに、“Special Thanks 新城正宗 七瀬凛”とありました。
この2人は【大追跡】と同じテレビ朝日のドラマ『誘拐の日』の登場人物です。
お人好しで頼りないのに行きがかり上誘拐犯になってしまった新庄政宗斎藤工)と、政宗に誘拐されたことになっている天才少女、七瀬凛永尾柚乃)が力を合わせて次々迫りくる危機に立ち向かいながら凛の両親が殺された事件の真相を追う物語。
政宗と凛は6話のどこに登場しているのでしょうか。
それは、青柳遥がSSBC強行犯係の部屋を訪れたシーン。
大型モニターの分割画面の右上に政宗と凛が映っています。
ドラマの合同会見で斎藤工さんが「逃亡している僕たちも“大追跡”してくださいよ」と提案したことから実現したコラボだそうです。
伊垣たちが日々事件を追っている街のどこかで、政宗と凛も生きているのだと思うと胸が熱くなります。

“誘拐”繋がりのコラボね!こういう遊び心楽しいなあ。どちらのドラマファンも嬉しいね。

【大追跡】6話のまとめ

名波の名推理も見事でしたが、最新の操作方法を駆使して犯人を追いつめていくSSBC強行犯係のメンバーも、捜査一課やSITの活躍も見応えありました。
誘拐はやはりリスクが高い犯罪ですね。
犯罪抑止にもなったエピソードだと思います。

八重樫一課長の「はうっ」や報道記者たちとのやり取りがいろいろなパターンに変化してきたのが楽しいわね。
個人的には、SSBC強行犯係でみんながおやつ食べるシーンをまた見たいなあ。

大追跡~警視庁SSBC強行犯係~】7話の放送は8月20日(水曜)21:00からです。
ゲストはマギーさん。
どうぞお楽しみに!