【科捜研の女season24】第4話！マリコVS幽霊屋敷の行方は？

2024年11月11日

科学捜査ミステリーの草分けにして頂点を走り続ける不動の長寿人気ドラマ【科捜研の女】。誕生25周年を数える今作は『原点回帰』をテーマに、科学捜査の方法や技術の仕組みをより分かりやすく、人間ドラマもより丁寧に描きます。この記事では第4話の感想をお届けます。

【科捜研の女season24】第4話見どころは

　7月24日放送の第4話は、幽霊を科学で解明する⁈という夏にぴったりなオカルト回？廃墟に遺された謎の遺体、次々と現れる疑惑いっぱいの容疑者たち。その容疑者の一人、遺体となった男性が住んでいたアパートの大家を演じるのが今回のゲスト、宇梶剛士さんです。ドラマや映画、舞台と様々な場で活躍する強面俳優の宇梶剛士さん、存在感抜群の宇梶さんがどんな大家さんを演じるのか。

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　そしてもう一つの見所は、榊マリコ（沢口靖子）たち科捜研のメンバーは超常現象を科学で解明できるのか？ということ。“心霊現象など存在しない”と証明して、廃墟の遺体の死の真相までたどり着けるのか!?

【科捜研の女 season24】第4話あらすじ

ネット上で話題になっている“幽霊屋敷”と呼ばれる廃屋が、噂のせいで不法侵入者が後を立たないと、京都府府警本部長・佐伯志信（西田健）が榊マリコ（沢口靖子）ら科捜研に『心霊現象など存在しない、全くのデマだ』と言うことを科学の力で証明してほしいと依頼する。深夜に涌田亜美（山本ひかる）、加瀬淳平（加藤諒）と幽霊屋敷に調査にやってきたマリコは、心霊現象と騒がれている事象を次々と科学で解明し、その動画を京都府警の動画配信サイトで発信した。ところがマリコたちが撮影した動画に人魂や鏡に映り込む女の幽霊が写っていると言うコメントが相次いで、幽霊屋敷はさらに注目を浴びてしまった。
さらにその噂の真相を解明すべく、マリコたちは幽霊屋敷に不動産業者・渡会美咲（倉嶋かれん）と向かうとそこにはこの廃屋の元住人で持ち主・屋敷隆（ムラサトシ）が遺体となって横たわっていた。屋敷はすでに死亡しており、その遺体は黄疸が出て目や耳、口から出血、首を絞められた跡はなく後頭部に打撲傷が残されていた。渡会によると3年前まではこの廃屋に屋敷は母と妹と3人で住んでいたそうだ。しかし母親が他界し妹の真奈美が結婚したことで1人で住みには広すぎると言ってアパートに引っ越したとのこと。アパートの大家・大河原修三（宇梶剛士)によれば家賃も滞納気味だったようだ。

【科捜研の女 season24】第4話感想

廃屋で見つかった死体の謎とは

死因は多臓器不全だと分かったが、その原因はなんなのか、窒息?ウィルス性?
遺体の頭の傷はどうやってついたのか、凶器はなんなのか?
廃屋に屋敷の下足痕がなかったために、別の場所で殺害されて移動させた、誰が?

その後屋敷の遺体の写真が“呪われた死体”としてネット上に投稿されて、京都心霊スポットランキング１位になるほど話題に！

この写真を投稿したのは誰なのか?→サイバー捜査課に投稿者を特定するよう依頼

浮上する怪しい人物たち、誰が容疑者なのか?

容疑者1／急に無断で屋敷の住んでいた部屋を掃除しはじめた大家・大河原。理由を聞くと事故物件にしたくないからと。

何故事故物件だと?土門が違和感に気づき、鑑識に部屋の中を調べてもらうことに

容疑者2／屋敷と揉めていたらしい不動産業者・渡会。屋敷が急に廃屋を売ると言いだした為、売らないようにお願いしていたという。廃屋はあと少し待てば値段が跳ね上がるからと言うこと。

容疑者3／屋敷の妹・真奈美（森脇英理子）。屋敷が死ねば唯一の肉親の妹に廃屋の権利が移るため。

屋敷のアパートを調べるが凶器が見つからないため、遺体発見現場のを探すことに。外に隠すなら土に埋めるはずと、地中探索レーダーで土の中を探すとなんと人骨が出てくる。それと同時に廃屋の中を捜索していたマリコたちは会談したで古い血液反応を発見する。

白骨遺体は死後3年経った30〜40代男性だった。頭蓋骨を大きく欠損している状態と階段下にあった血液のDNA型と一致したことから、階段下で死亡して外の土の中に埋められたと予測される。死体を移動させていることから殺人事件の可能性が高い。

屋敷の遺体血液からレプトピラ菌が検出された。

レプトピラ菌：ネズミなど野生動物から経口感染、皮膚感染する。海や川のレジャーで観戦することが多い。潜伏期間後にほぼ風邪の症状を発症。その後放っておくと横断や鼻血皮下出血を起こす。この時点で病院に行けば有効抗菌薬がある為重篤化しないが、そのまま放置すると髄膜炎や多臓器不全で死亡する。

何故屋敷は病院に行かなかったのか?それとも行けなかったのか?

ネット上に屋敷の遺体写真を投稿した人物は廃屋の裏手に住み、害虫問題で廃屋の取り壊しを執拗に訴えていた、男性だった。あの夜廃屋から物音がして、行ってみると屋敷の遺体が横たわっていて、その場から車で逃げる人物と鉢合わせたのだ。その人物は逃げて誰だかわからないが、車のナンバーからその車を運転していたのは大家・大河原だった事が分かる。
が、遺体を運び出したことを認めない大河原。しかしマリコが、遺体の血液や体液に触れた人は検査が必要で、感染していないか確認する必要がある。そうしないと屋敷のように死んでしまう、というとやっと観念した大河原。しかし大河原は「病気で死んだのなら俺は重い罪にはならないだろう」とーーーーーーー。

しかしその時マリコは厳しい声で言います。

「いいえこれは殺人です」その視線の先には屋敷の妹・真奈美が。。。。。。。

庭で見つけた白骨遺体は実は真奈美の元恋人で、裕福な現夫と結婚するのに邪魔になった元彼に別れを告げるために自宅に呼び出し別れ話の末に階段で揉めた際、その元彼がバランスを崩し階段下に落ち死亡。このことがバレると結婚も無くなってしまうと焦った真奈美は庭に死体を埋めたのだった。
そのことをずっと隠して暮らしてきた真奈美だったが、仕事をやめて金に困った兄・屋敷が廃屋を売ると言いはじめ、どうにかしたい真奈美はたまたま兄を訪ねた際、アパートで調子を崩し寝込んでいる兄の姿を見てチャンスだと持っていたハンマーで兄の頭を殴り、練炭自殺に見せかけるべく、窓を目張りして練炭を焚きアパートを出る。練炭は致死量ではなかったものの、レプトピラ菌に感染していたこと、頭を殴られたこと、焚かれた練炭と不運が重なり、意識が朦朧としたことで救急車が呼べずにそのまま屋敷は死んでしまったのだ。

兄を殺した犯人は妹だったのだ！

廃屋で撮影した際の心霊現象の謎は一体なんだったのか?ちゃんと科学で解明しました。

その１・人魂だと騒がれていたのは、天井の塗料が剥がれて落ちてきて空中をさまよっているものに撮影カメラのライトが反射して、出たり消えたりしたものだった。

こちらは一件落着

その２・鏡に映った幽霊は、映像を鮮明化して今回の事件の関係者の写真と照合した結果、3年前に亡くなった屋敷の母親だった事が分かった。3年前に亡くなっている人の顔が写っている?！「ええええええ」と声にならない声で腰を抜かす加瀬を見ながら、「ちゃんと科学で解明したのにーーー」と残念そうに冷静におっしゃるマリコさん。