【降り積もれ孤独な死よ】3話 五味(黒木メイサ)もDV被害者!?

降り積もれ孤独な死よ第3話

【降り積もれ孤独な死よ】3話 五味(黒木メイサ)もDV被害者!?
容疑者・灰川(小日向文世)が死に、事件の真相は闇の中…。怪しい動きを見せる蒼佑(萩原利久)が犯人なのか — —?花音(吉川愛)と冴木(成田凌)が調べる中、五味(黒木メイサ)は連続暴行事件の犯人にたどりつく!

目次

【降り積もれ孤独な死よ】3話

【降り積もれ孤独な死よ】3話では、またもや衝撃展開!

灰川が自殺!?

容疑者・灰川十三(小日向文世)が、留置場で首を吊って死んでいた。抵抗した様子もなく、状況から見て自殺に間違いないようだ。監視員の交代の隙をつかれたらしい。何もわからなくなってしまったと行き場のない憤りを爆発させる冴木仁(成田凌)

灰川が自殺したニュースが世間を騒がせる。蓮水花音(吉川愛)は、“父さん”が死んだのに何も感じないという。冴木は灰川の行動はすべて“真犯人”をかばうためではないかと睨む。花音は蒼佑を夜尾行していたが見失った。冴木は蒼佑に会うのが怖いんじゃないか。花音は、生き残りの子どもたちで灰川邸に行くから、皆を観察するという。

冴木が、花音が突き落とされた現場周辺で聞き込みをしていると、よくその付近でタバコ休憩をするタクシー運転手(酒井敏也)が、事故が起きた時間に“顔に傷がある男”がずっと立っていて気味が悪かったと話した。

犯人は行方不明の健流!?

花音をはじめ、生き残った子どもたちは、灰川邸に集まっていた。蒼佑(萩原利久)マヤ(仲万美)悟(松本怜生)優磨(カカロニ栗谷)

「子どもたちを殺したのが父さんだなんて、どうしても思えない」と告げた花音は、さりげなく4人の表情を観察する。

“真犯人”について、悟が、行方不明の健流(杢代和人)の名前を挙げ、自分たちのことをずっと恨んでると言ったこと、花音はふと見えたマヤの背中に入った“リッカ”のマークのタトゥーから、灰川とのある会話を思い出す。

リッカのマークは家族のしるし

幼い花音が灰川に聞く。顔の傷は何かのしるしなのか。リッカのマークは家族のしるしだと六角形のマークのストラップを見せる。血が繋がってるとか繋がってないは関係ない。血の繋がりはお前たちにとっては呪縛だ。これは呪縛から逃れた証。俺の家族はお前たちしかいない、絶対に。

暴行事件の犯人は冴木!

五味刑事(黒木メイサ)は、暴行事件の犯人が冴木だと見抜く。犯人は子どもにDVや虐待を繰り返す父親に激しい憎悪を抱く人物、すなわちDVの被害者であるということ、弟の蒼佑が7歳の頃から父親の暴力を受けていたことを知ったこと、防犯カメラ映像に映った仕草から勘がはたらいた。五味は、冴木がやったことは間違ってるけど、自分から冴木を犯人だと突き出さない、自分でケリをつけろと話した。

冴木と花音の過去

花音は冴木のマンションを訪ねる。たまたま目に入ってしまった冴木の背中にある多数の傷。冴木は、事件の犯人が蒼佑だとしても責められない。父親から最初に暴力を受けていたのは冴木自身。冴木の父はその日の機嫌によってひどい暴力を振るっていた。冴木が暴行を受けているうちは、幼い蒼佑がターゲットになることはなかったが、12歳のとき、虐待の事実を知った母方の祖母が養子にしてくれた。

これですべてが変わる、そう思っていた…。

しかし、父親からの暴力から逃れられたのに、冴木の生活は荒れていった。憎い父親のように暴力に取り憑かれていた。警官になったのも、何か変わると思ったから。警官になってもうまくいかなかった。刑事として最初に担当した事件で、あるDV男を逮捕した。でもすぐに刑務所から出てきてしまう、そしてDVはまた繰り返される。その現実を知った冴木は、子どもを虐待するDV男を見つけてはボコボコにしてきた。

冴木の辛い過去と苦悩を聞いた花音は冴木の手を取り、自分も蒼佑や冴木を責めることはできない、壊れているのは私も同じだから、と話し出す。灰川が死んだとき、何も感じなかった。でも18のとき、母親が死んだときは自分の気持ちをちゃんと感じた。心の底から思った。よかった、やっと死んでくれたって。

心に付けられた傷を必死に塞ごうとしている。それは蒼佑も同じ。また、灰川邸で、亡くなった子どもたちに1人に1つずつチョコをお供えしていた。それは花音の知っているやさしい蒼佑。だから犯人じゃないのかもしれない。

冴木は夜、蒼佑を尾行する。行先は「DV加害者プログラム」のセミナーだった。冴木が花音の事件の日のことをスタッフにたしかめると、蒼佑はその日もここに来ていた。つまりアリバイがあったのだ。

【降り積もれ孤独な死よ】3話のネタバレ

プログラムが終わるのを待って、冴木は蒼佑と話をする。蒼佑は、恨み節を吐き始める。ひとりでさっさと地獄の家から抜け出して、刑事になって…。冴木は、自分が刑事になってから暴行事件を起こしてきたことを打ち明ける。すると蒼佑は意外なことを言う。「治せる」って言ったくせに。

それは、虫取りをしていたときのこと。トンボが網にかかって取れなくなった。このままにしておくと死んじゃうという蒼佑のために、冴木は網を切ってトンボを逃した。そのとき、「生きていれば大抵のものは治せる」。蒼佑は、そう言った兄の言葉を思い出して、何度もやり直そうとしてきた。「それなのに何やってるんだよ!」。

思わず涙ぐむ冴木。兄貴の涙なんて見たくないと照れ隠しをする蒼佑。

翌日、冴木は五味に、もう少し時間をくれと頼む。真犯人がいるかもしれない。弟が殺されるようなことがあったら自分を許せない…。五味は、ケリをつけるタイミングは冴木が握ってるから、いちいち頭を下げる必要はないと言った。

冴木は、蒼佑と和解できたことを花音に報告する。蒼佑と話をするように促した花音のおかげ…。そして犯人についてある写真を見てほしいと言う。花音の部屋には何か宅配便が届き、その後、顔に傷のある男がインターホンのカメラを覗き込んでいた!

【降り積もれ孤独な死よ】3話考察と感想

【降り積もれ孤独な死よ】3話考察と感想です。

五味(黒木メイサ)もDV・虐待の被害者!?

子どもの頃、DVや虐待を受けた人は、逆にDVや虐待をする側に行ってしまうというのはよく聞く話。だからといって、DV父をボコボコにしてしまうのは、犯罪だし、褒められたことではありません。

そういう連鎖で考えると、五味もDVや虐待の被害者なのではないでしょうか。先日の子どもの虐待に気づいたのも、経験者だから。…となると、DV加害者を憎む五味もちょっと怪しいんですよね。

傷のある男はタケル?

傷のある男が花音のアパートにまでやってきました。行方不明の神代健流杢代和人なのか、それとも視聴者の予想通り別の男(笠松将?)なのか。
傷のある男は真犯人なのか!? まだそう決めつけるのは早そうです。

前回のおさらいはこちら↓↓

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