『どうする家康』秀吉の“絨毯みたいな”陣羽織、史実だった!
『どうする家康』秀吉の陣羽織が「絨毯みたい」と笑っていたら、史実があった!
ムロ秀吉が着ていた陣羽織が話題です。SNSに「ファッションセンスなし」「絨毯みたい」という声が上がっていましたが、実は有名な史実に基づいたものだった!?
秀吉はファッションセンスなし?
明智光秀を倒して、織田の継承者争いにも勝利した秀吉(ムロツヨシ)のファッションは、その権力をアピールするかの如くにどんどんド派手になっていきます。
しかし、これみよがしな金ピカの着物などを着ていて、SNS上では「ファッションセンスがない」などと言われています。
秀吉のファッションセンス皆無すぎて面白い
— Jim(じむ) (@326asn) August 13, 2023
目立ちゃ〜え〜やろ感がすぎょい
秀吉のファッションセンスどうなってんの。
— りんご🏳️🌈 (@rinrinringongo) August 13, 2023
陣羽織は本当に絨毯だった!
「絨毯みたい」「おばあちゃんちのカーペット」などと言われていたこの陣羽織、模様は違いますが、実際にペルシャ絨毯から作られた、とても有名な「鳥獣文様陣羽織」をもとに作られたもののようなんです。
それにしても、この秀吉の陣羽織
— Gue (@GueGuechan) August 13, 2023
どう見ても絨毯だよね。
それもたぶんローカルというか民族調のペルシャ。ムロさん重かっただろうなぁ。
家康は渋い紺のがとてもお似合い。
小牧長久手の戦い楽しみです! https://t.co/1grz0yh1RR
秀吉の陣羽織センス悪いが、家康の蟹柄浴衣が徳川美術館に残ってるのと同じく現物が京都国立博物館に残ってるから仕方がない。#どうする家康 pic.twitter.com/xmPwDjm2C5
— ゆるキャラ侯爵 (@q5811kGPKY4K6sV) August 13, 2023
「鳥獣文様陣羽織」は、北政所ねねが秀吉の菩提を弔うために創建した高台寺に伝えられたもので、現在寄託されている京都国立博物館のHPには次のように説明されています。
この陣羽織には絹の綴織(つづれおり)が用いられているが、もともとこの織物はペルシャのカシャーン地方で製織された絨毯であったと考えられる。そこにあらわされた獅子が獲物に襲いかかる文様は、ペルシャの伝統的な文様のひとつである。こうしたペルシャ絨毯は当時ポルトガル船によって日本にもたらされた。異国情緒溢れる絨毯を陣羽織に仕立て、陣中で綺羅を尽くそうとする桃山武将の旺盛な意欲が感じられよう
京都国立博物館HPより
ペルシャ絨毯の陣羽織を身にまとった秀吉は、31話のラストに登場しました。家康との一大決戦、小牧・長久手の戦いではどんな活躍と悪役ぶりを見せてくれるのでしょうか。また、秀吉のド派手な陣羽織はほかにもあり、大河ドラマではよく話題になっている鉄板アイテム。
ほかにも奇抜な陣羽織が出てくるのでしょうか。楽しみですね。
アイキャッチ画像出典: (C)NHK
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