【パパとムスメの7日間】原作ネタバレを結末まで!小説は衝撃展開!
【パパとムスメの7日間(パパムス)】原作ネタバレを結末まで!小説は衝撃展開!
ドラマ【パパとムスメの7日間】の原作は、五十嵐貴久の同名小説です。
パパとムスメの心が入れ替わり“すったもんだの7日間”を描く。
『親子愛、ジェネレーションギャップ、淡い恋と恐怖の恋』五十嵐貴久ワールド全開の結末は?
パパとムスメは“自分”に戻れるの?
TBSドラマストリーム【パパとムスメ7日間(パパムス)】の原作ネタバレ・あらすじ・結末を紹介します。
見逃し配信:【パパとムスメの7日間2022】(パパムス)の全エピソードはパラビとU-NEXTで配信しています。(2022年8月現在、最新情報は公式サイトでご確認ください)
【パパとムスメの7日間】の原作は小説
【パパとムスメの7日間】の原作小説は、2006年に朝日新聞社、2009年に幻冬舎文庫から刊行された五十嵐貴久さんの作品で、2007年と2022年にドラマ化されています。
父と娘が事故をきっかけに心が入れ替わるという「入れ替わり物語」。
物語は、父と娘のそれぞれの語りで進んでいきます。
父親から見た女子高生の実態、娘から見たサラリーマンの矛盾を日々の出来事を通してコミカルに描いています。
怖い女も現れハラハラ感を交えながら、親子愛、家族の温かさをほっこり描く長編傑作。
【パパとムスメの7日間】の登場人物
川原恭一郎(かわはらきょういちろう/眞島秀和)47歳
- パパ
- 化粧品メーカー『光聖堂』に勤務する平社員。
- 昇格意欲はうすい。
- 住まいは練馬区大泉。
川原小梅(かわはらこうめ/飯沼愛)16歳
- ムスメ
- 身長、155㎝。
- 高校二年生。
- 健太先輩が好き。
川原理恵子(かわはらりえこ/羽田美智子)
- ママ
- 恭一郎の妻。
小杉健太(こすぎけんた/長尾謙杜)
- 高校3年生。
- 小梅のあこがれの人。
- 身長、180㎝。
- サッカー部でポジションはフォワード。
- ひばりが丘に住む。
- お茶の水予備校に通う。
- 両親と妹の4人暮らし。
中嶋(なかじま/水間ロン)30歳
- 恭一郎の部下。
西野和香子(にしのわかこ/高木ひとみ〇)
- 光聖堂の社員。
- 新規プロジェクトのメンバーで恭一郎と働く。
- 元秘書課。
律子(りつこ/小栗有以)
- 小梅の親友
- 彼氏は小関君。
美佳(みか)
- 小梅の友達。
両角先生
- 小梅の担任。
桜木幸一
- 光聖堂の取締役宣伝部長
植草
- 光聖堂の広報部長
()内は、『パパムス』ドラマ2022の出演者。
【パパとムスメの7日間】の原作ネタバレ1
【パパとムスメの7日間】は、パパとムスメが入れ替わった7日間をメインに描いています。2人が過ごす7日間のスケジュールをネタバレ!
7日間のスケジュール(事故当日は含まれない)
火曜日 | 事故当日 |
1日目:水曜日 | 入院生活 |
2日目:木曜日 | 退院 |
3日目:金曜日 | 小梅=学校、恭一郎=会社 |
4日目:土曜日 | 小梅=デート、恭一郎=休日 |
5日目:日曜日 | 恭一郎の休日出勤 |
6日目:月曜日 | 小梅=テスト、恭一郎=会議打ち合わせ |
7日目:火曜日 | 小梅=テスト、恭一郎=御前会議 |
【パパとムスメの7日間】の原作ネタバレ2
【パパとムスメの7日間】(パパムス)の原作となる小説のネタバレを紹介します。
1話のネタバレ
サブタイトル:『パパはパパ、ムスメがムスメ』
1話のあらすじポイント
・事故前の土曜日と日曜日の出来事。
・パパの恭一郎は休日。
・ムスメの小梅はケンタ先輩がいるカラオケBOXに行く。
【事故前の土曜日】
<パパ>
川原恭一郎。47歳。
住まいは、7年前、ローンで購入した練馬区大泉の一戸建て。
一人娘の小梅は高校2年の16歳。
**
13年前の懐かしいホームビデオを見ている恭一郎に妻の理恵子が声かける。
小梅のアルバイトを認めて欲しいと言うのだ。しぶしぶとバイトを認める。
小梅とは会話はない。挨拶もない。
休日の食事も別々で、洗濯物も一緒にするのを拒まれ、お風呂のお湯まで入れ替える始末。
年頃の女の子とはこんなものだろうと思っている。
<小梅>
憧れのケンタ先輩からメールがある。
ケンタ先輩は、高3で受験生。サッカー部の副キャプテン。早速、メールを送るがその後、返信はない。
【事故前の日曜日】
<小梅>
親友の律子からカラオケに誘われていた。
ケンタ先輩が来てるとメールがあり、急いでカラオケボックスに。
<パパ>
【仕事の内容】
勤務先は化粧品メーカーの光聖堂(こうせいどう)。
所属部署は広報部。ハッキリ言って期待されてはいない部署。
容量も悪く、出世街道からは外れている。
光聖堂は「スーパービューティー」というブランドで一世を風靡したが、現在の業績は右肩下がり。
そこで新商品開発「レインボードリーム」のプロジェクトが組まれた。若者をターゲットにしたフレグランスの開発だ。言い出しっぺは4代目の渡辺社長。
桜木取締役宣伝部長が全体の統括をはかるのだが、その案件を植草広報部長に丸投げ。植草部長は、各部署から人を選別し新規プロジェクトのチームを結成。
そのチームリーダーに選ばれたのが恭一郎だ。
それが8か月前の出来事。新商品開発は難航。それなら中止すべきだと申し出たが却下され、現在進行形で商品開発が進んでいる。
来週の火曜日に御前会議が開かれることになっている。
<小梅>
チャリンコでカラオケボックスに。
律子と律子の彼氏・小関もいる。サッカー部のキャプテンの芝本がやたらと親し気にしてくる。気持ち悪いと思う。
これまで、恋はした。でもそれは憧れ的なもの。
ケンタ先輩は違った。ホンキってやつだ。
親友の律子はサッカー部のマネージャー。その特権をいかして、合コンを開いてくれた。けれど、ケンタ先輩とは親しくなれず、アドレスは交換していたから、たまにメールを送っていた。
小梅が帰ろうとしているとケンタ先輩が送ってくれるという。チャリンコを転がしながら二人で歩く。
昨日のメールは、優柔不断なケンタを見かねた友達が送ったと白状する。
そして、今度はちゃんと自分でメールを送ると約束してくれた。
2話のネタバレ
サブタイトル:『ムスメはパパのムスメ』
2話のあらすじ・ポイント
・事故前、恭一郎と小梅は理恵子の実家に行く。
・翌日、ふたりが乗った電車が事故に遭う。
・入れ替わったまま退院する。
【事故前の月曜日】
<パパ>
チームメンバーの紹介。
秘書課から出向している西野和香子。27歳、入社5年目。
恭一郎の部下の中嶋は30歳で分け隔てなく付き合える人物。
営業から来ている前田。力が入り過ぎる。
販促課長の土谷。強引で何でも勝手に決めてしまう。
事業部の石井、経営管理部の港、総務部の後藤、ほか、増本。
出勤した恭一郎に理恵子から電話がある。
<小梅>
昨夜、たくさんのメールをしたあとに、ケンタ先輩から、土曜日に遊びに行こうと誘われる。
授業中もケンタ先輩のことで頭がいっぱい。
放課後、理恵子から電話がある。
<パパ&小梅>
理恵子からの電話は、母=ひそか(小梅には祖母)が危篤という知らせ。
二人は急いで、理恵子の実家(上総亀山)に向かう。
すると、ひそかは奇跡的に回復。意識もしっかりとしていた。
二人は、翌日の始発電車に乗り、会社と学校に行くことになる。
【火曜日:事故】
地震が起こり、二人が乗った電車が事故に。
この事故で二人は心が入れ替わってしまう。
心が入れ替わったと説明しても納得してもらえるわけがない。
そう考えた二人は、このことを内緒にして、木曜日に退院する。
**
退院した二人の問題は山積み。
お風呂は、小梅になったパパが目隠しをされ「絶対に裸を見ない」と約束させられる。トイレは自然現象。仕方なくトライ。
こうして、入れ替わりの生活がスタートする。
3話のネタバレ
サブタイトル:『パパのムスメはパパ』
3話のあらすじ・ポイント
・恭一郎は小梅の姿で学校に行く。
・小梅(中身はパパ)がケンタ先輩とデート。
パパと小梅の食事の好みは全く違う。心は入れ替わっても、食べ物の好みは入れ替わらず。
退院祝いと喜ぶ理恵子に疑われないよう、振る舞う二人。
小梅の姿になったパパは、小梅がダイエット中というのであまり食べないようにする。小梅はかき氷が大好きなので、苦手なかき氷も食べる。
反して、パパの姿をした小梅は、大好きな甘い物を我慢することに。
【金曜日】
二人は入れ替わったまま、学校と会社に行くことになる。
<パパ・小梅の姿>
学校に行くと律子や美佳の囲まれ、しどろもどろ。女子高校生に囲まれ、パパはかなりの困惑。
そんな中、律子から小梅がケンタ先輩とデートだと知る。
ケンタ先輩は誰だ!!
パパは怒りにまかせて、小梅にメールを打つ。
メールを打つ遅さに周囲が驚く。なにせ、小梅と違う。パパのメール打ちはとんでもなく遅いのだった。
<小梅・パパの姿>
小梅は前もって、部下のデータをチェックしていた。パパの言いつけだけど。
ところが、そのデータにない「イトウ」という人物が恭一郎を訊ねてきた。
イトウって誰?
小梅は急いでパパにメールを打つ。
メールを打つ速さに周囲が驚き、なんとか誤魔化す。
<パパ・小梅の姿>
イトウは大勢いるが、推理しながら「問題ない」と答える。
律子から、同級生のサオリが妊娠したと聞き、パパは慌てる。女子高生の実態を知り、小梅の身を案じてしまう。
夜、家には理恵子がいるため、マックで二人は会う。
情報交換をする。
小梅から、土日のどちらかに出勤しなくてはならないと聞く。
そして、本題に。
「ケンタ先輩て誰だ!」
<小梅・パパの姿>
明日はケンタ先輩と初めてのデート。
断るわけにはいかない。
仕方なく、ケンタ先輩のことを話す。
付き合っているのじゃなく、映画を観るだけだと説明。
なるべくボロが出ないように話をしなくてもいいから、明日はケンタ先輩と会ってと懇願する。
パパの姿をした小梅が日曜日に会社に行くことを条件に、パパはケンタ先輩とのデートを承諾する。
【土曜日】
<パパ・小梅の姿>
デートを承諾したのには、嫌われるようにしようという魂胆があった。
デートにはこっそりと小梅(パパの姿)がついてくる。
デートは池袋。
ケンタ先輩は街を歩くときも小梅を気遣う。
ケンタ先輩が選んだ映画は「ルートヴィッヒ神々の黄昏」「地獄に堕ちた勇者ども」。懐かしいその映画はパパのお気に入り。
思わず大興奮し映画の蘊蓄を話し始める。
<小梅・パパの姿>
何だこの映画、と思う小梅。
しかし、小梅の姿をしたパパは意気揚々としている。昔とか懐かしいとか口走るたびにヒヤヒヤ。
映画が始まると爆睡。目覚めると、ケンタ先輩も爆睡していた。
<パパ・小梅の姿>
映画を満喫。
この映画を選んだケンタを見直し始めるが、なんとしても小梅を諦めさせようとする。
帰りにマックにより、思う存分爆食い。
映画は面白かったと素直に言うも、あとは黙ってうなずく程度。
<小梅・パパの姿>
マックにもついていく小梅。
小梅の姿をしたパパの態度を見て、ケンタ先輩に嫌われるとハラハラする。
デートは最悪だと思いきや、ケンタ先輩は小梅のことを気に入ってしまう。
そして、別れ際「また、会いたい」と告げる。
さらに、告白しそうな雰囲気に。
小梅は告白されるのなら、本当の小梅の姿で聞きたいと思う。
慌てて二人の前に飛び出していく。
理解ある父親を演じ、ケンタ先輩と握手をする。
4話のネタバレ
サブタイトル:『パパのムスメはムスメじゃない』
4話のあらすじ・ポイント
・パパ(中身は小梅)が仕事に行く。
・職場の西野の悩みを聞く。
小梅は、ケンタ先輩との関係が良くなったことでウキウキ。片や、パパは失敗したとガッカリする。
パパは、翌日の日曜出勤のため、小梅に商品開発の資料を渡す。さらに、植草部長にメールを送るよう指示をする。
この時、商品宣伝用のモデルがまだ決まっていないことを告げる。中嶋の担当だ。
小梅は「KAT-TUN」がやるのか?とここだけはパパの話に食いつく。
小梅は、新商品の名前「レインボードリーム」はダサいと思うし、いちいち会議をしたりするのも無意味だと思う。恭一郎もそうは思うが、それがサラリーマンなのだ、と説明。
理恵子は、パパがビールを飲まなくなったり、タバコを吸わなくなったり、小梅が寝ているときもブラジャーをしていることを不思議に思うが、小梅になったパパがうまく誤魔化す。
【日曜日】
小梅は会社に出勤。
パパはドトールで待機。小梅とメールと電話で連絡をとる。
<小梅・パパの姿>
お昼。
誰も声をかけずひとりでランチをするというのは耐えられないと思う。
パパってこんな感じなのか、と思う。
その時、西野が「エクリュ」のサンドイッチを持ってきた。若者で人気の「エクリュ」。小梅は思わず「エクリュだ」と言うと、西野が一緒にと言ってきた。
二人でランチをする。川原リーダーがエクリュを知っているなんて、と驚く西野。中身は女子高生。その手の話題に食いつくのは当然なのだが、そうとは知らない西野はやけに好意的で「相談がある」と言ってきた。
午後の会議も終わりずっと暇だった。
中嶋はまだ仕事があるというが、リーダーがすることはなく会社を出る。
すぐにパパに電話をするが、その時西野が声をかけてきた。
<パパ・小梅の姿>
電話が切れ、急いで会社に向かうと、自分の姿をした小梅が西野と歩いている。
相談があると言われ、レストランに向かっているところだった。
1時間で終わらせろ、と電話をかけハラハラしながら見守ることに。
<西野の相談>
本格的なイタリアンレストランに小梅はウキウキ。おいしいパスタを食べながら、西野の話を聞く。その内容は電話を通して、パパに聞こえている。
西野の相談内容とは、見合い話があり迷っている。さらに、中嶋から迫られて困っている。なので、リーダーから中嶋に断って欲しいというものだった。
【月曜日】
<小梅・パパの姿>
翌日の御前会議に向けて、メンバーが働く中、リーダーの恭一郎は手持ち無沙汰。
上の人間が気に入ればいい、という御前会議に意味などないと思う小梅。だいたい、2千円のフレグランスなんて高校生が手にとらない、などと思うが、それは言わずにいる。
5話のネタバレ
サブタイトル:『ムスメとパパのピンチ』
5話のあらすじ・ポイント
・パパ(中身は小梅)が大事な会議に出席。
・会議で小梅自身の考えを披露し取り上げられる。
【火曜日】
<小梅・パパの姿>
御前会議は11時から。
中嶋と話をするうちに、商品開発の流れが見えてきた小梅。
今回の企画は、結局は何の解決にもならないと思う。ターゲットは若者だったはずなのに、いつの間にか、オバサン相手ぽくもなっている。結局は、上層部がOKを出す内容にしたら、今までと何ら変わらないもの。
いつまでも過去の売れ筋にしがみついていたら、売上など伸びるわけもない。
パパは、単純にお荷物を押し付けられたと感じていた。
<パパ・小梅の姿>
昨日のテストは散々だった。
これはマズイと思い、必死で勉強をして二日目のテストに挑む。
休憩時間に律子が話しかけてきた。
彼氏の小関とお泊まりに行くので、親には小梅と行くことにするから「お願い」と言われる。
思わず「それは無理」だと断ってしまう。
テストが終わるとチャンリコ置き場にケンタ先輩がいた。
ケンタ先輩とは、毎日メールをする仲になっている。そのことをパパは知らない。ケンタ先輩は、小梅のことを好きになっている様子。
送っていく、言われるが、その時、小梅から電話がある。
会議が始まったのだ。
ケンタ先輩を振り切り、走り去る。
<小梅・パパの姿>
<御前会議参加上層部・会議出席者一覧>
- 取締役宣伝部長:桜木幸一
- 取締役開発部長:真田信輔
- 取締役商品開発研究所所長:栗川金三
- 取締役営業部長:天野徹
- 取締役経営戦略本部長:長浜野博史
- 常務取締役:森山礼次郎
- 専務取締役:安西正明
- 四代目社長:渡辺武志
- 会長:渡辺禅之助
上層部が揃い会議が始まる。
パパとは電話で繋がっている。
ダラダラと会議は続き、最後にリーダーから一言と言われる。
本当ならば、簡単な挨拶で終わらせるべき。しかも、パパからは余計なことを言うなと言われている。
けれど、小梅は思わず「新商品は売れない、今までのやり方と変わらない現状。売れるわけがない」と言ってしまう。
・女子中学生の懐事情を説明し、2千円では買わない。
・デパートの化粧品売り場や専門店での販売では、誰も手に取らない。
改善案
・内容量を減らして500円にする。
・コンビニやドラッグストアで売る。
この小梅の発言が、社長と会長を動かした。
意見が取り入れられ、資料作成を求めてきたのだ。
時間はなく大変な作業だが、ダラダラとしていた社員たちがやる気になり、企画案の練り直しになる。
プロジェクトチームは活気に満ちていく。
6話のネタバレ
サブタイトル:ムスメはムスメ、パパはパパ
6話のあらすじ・ポイント
・入れ替かわったパパとムスメの7日間の最終日です。
・西野が襲いかかり恭一郎(姿は小梅)が小梅(姿はパパ)を助ける。
・ふたりが事故に遭う。
<小梅・パパの姿>
会議が終わると西野が声をかけてきた。
なんとなく誘っている雰囲気がわかる。
そこで、小梅は「娘に恥じるような真似はしたくない」とさりげなく断る。
実際、うざいパパでも、なんとなく嫌な気分だ。
それに、西野はおかしい、変な女だと思う。
**
会議の結果、検討のための臨時御前会議が決まる。
午後8時、会社を出る時、中嶋がこっそりと話してきた。
西野は、秘書課にいたとき、勝手に本間に言い寄り「関係があった」という嘘をでっち上げ、大騒ぎを起こしていたのだ。
さらに、中嶋が言い寄っているというのも嘘だという。
<パパ・小梅の姿>
小梅から今から帰るとメールがあり、急いで、家を飛び出した。
すると、猛スピードで車が追いかけて停車。
運転していた西野が「川原小梅ちゃん?」と声をかけてきた。
話があると言う西野と公園に行く。
すると、西野は「パパと付き合っているの。わかって欲しい」と言い出した。
そして、ナイフを出してきた。
<小梅・パパの姿>
駅で待っているというパパ(小梅の姿)がいない。
仕方なく歩き出す。ふと公園のところで足を止めた。
<パパ・小梅の姿>
携帯が鳴る。それは小梅からの電話。
西野はナイフを突き付けてくる。
焦るパパは「待って」と落ち着かせようとしながら、必死で逃げた。
<事故>
パパの姿をした小梅の前に、小梅の姿をしたパパが飛び出してきた。
西野は、パパを好きになり、小梅が邪魔だと思っていたらしい。
ナイフを振りかざす西野から二人は必死で逃げ、自転車に乗る。
運転するのは小梅の姿をしたパパ。荷台にパパの姿をした小梅が座る。
西野は車で追いかけくる。
全速力で逃げる途中、二人が乗った自転車はトラックを避け、二人はアスファルトに投げ出された。
意識が戻ると救急車の中。
パパはパパに、小梅は小梅に戻っていた。
【パパとムスメの7日間】の原作ネタバレ・結末
【パパとムスメのエピローグ】
結末ネタバレ・ポイント
【パパとムスメの7日間】は、ふたりが元に戻ったことで結末を迎えます。
小梅の誕生日が訪れ、パパとムスメの思い出話とともに、静かな夏の一夜を描いています。
事故のあと1週間の入院。
そして、怪我は軽く、晴れて退院できた。
西野は入院、その後、裁判が控えている。
またどこかの病院に行くらしい。
2週間後、7月31日
<小梅>
ケンタ先輩とデート。
映画を観る中、ずっとケンタ先輩の横顔を見ている。
パパと入れ替わり、サラリーマンの大変さもわかったし、パパのこともわかる。
だからって、おしゃべりをするわけじゃない。
親子ってそんなもんだと思う。
律子のお泊まりの件もOKを出して、仲直り。
この日は小梅の誕生日。
ケンタ先輩は「今日、遅くなってもいい?」と意味深発言。
映画を観ながら、二人は手を繋ぐ。
<パパ>
月夜。
小梅が小学6年生のとき、誕生日に花火でやけどを負った。
やけどの痕は残らなかったが、翌年から、小梅は誕生日を両親と過ごさなくなった。
その時から、小梅の誕生日は、庭で過ごすのが習慣になった。
小梅となったことで、ケンタ先輩のことはパパなりに認めることができた。
そして、レインボードリームは、小梅の発案が通り、着実に進行している。新規部長には、井上がなり恭一郎は昇進することはなかった。
それはそれでいいと思う。
小梅とは元に戻り、特別に会話をすることはない。
父とムスメなんてそんなものだと思う。
恭一郎は線香花火をする。
浴衣姿の小梅がやってきた。
ケンタ先輩と映画を観て送ってもらった。
今日は特別に帰ってきた、と話す。
小梅も線香花火をする。
やけどのことは気にしてない、と口にした。
恭一郎は、やけどが原因で話をしなくなったかと思っていたが、そうではなかったと感じる。
花火が終わり、小梅は「おやすみ」と言い、部屋に戻る。
特別に何かを話すわけでもなく。
恭一郎は、いつかまた昔のように話せる時が来るか、甘いかな、などと思うのだった。
<完>
【パパとムスメの七日間】原作の感想
原作小説【パパとムスメの7日間】は親子愛を描いた作品。心が入れ替わるというとんでもない出来事から、互いの生活を垣間見ることに。コメディ要素も十二分にありますが、それだけではありません。親が子を思う心情も細かく描かれています。
そして、年頃のムスメの心情も。アットホームなほんわかな物語だと思いきや、結末はとんでもない出来事が。まさか西野に刺される!?という展開にヒヤヒヤでした。
7日間を経たパパとムスメ。特別に会話が増えたわけじゃないけれど、小梅は小梅なりにパパを想っているのだと感じるラストです。
二人の2年後を描いた【パパママムスメの10日間】も刊行されています。こちらもオススメです。
【パパとムスメの7日間】令和版・2022のネタバレ
【パパとムスメの7日間】2022年のドラマはTBSで放送中です。ドラマはケンタ先輩と小梅のラブストーリーも楽しく描きながら進行。原作はちょっぴり前なので、メールはラインにアレンジされていたり、時代背景が違います。また、西野のキャラが原作と違うので、結末は原作とは違うかもしれません。
ドラマのネタバレも紹介していきますのでご覧ください。
記事内画像:【パパとムスメの7日間】公式サイト
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