【わたし、定時で帰ります。】が面白い3つの理由!ディレクターズカットも配信決定!

わたし定時で帰ります。

【わたし、定時で帰ります。】が面白い3つの理由!ディレクターズカットも配信決定!

吉高由里子主演のTBS火曜ドラマ【わたし、定時で帰ります。】最終回が2019年6月25日に放送されました。

大好評のうちに終了した、本作の面白さの理由をレビューとして送ります。

今回は【わたし、定時で帰ります。】が面白い3つの理由!ディレクターズカットも配信決定について。(動画はパラビで配信中!30日間無料体験するなら、まずは登録+ログイン!※本ページの情報は2019年6月27日時点のものです)

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【わたし、定時で帰ります。】が面白い3つの理由!

「わた定」こと【わたし、定時で帰ります。】は最終回が自己最高視聴率12.5%をマーク。

有終の美を飾りました。

「わたし、定時で帰ります。」が面白い理由を3つあげます。

その前に、前提として、テレビの問題を言及しておきます。

昨今「テレビがつまらなくなった」とよく言われます。

私(Jima)は大きく3つ問題があると考えています。

(1)原因の一つは、コンプライアンス(=法令遵守の意味)。

テレビでタバコを吸うシーンを見かけなくなりました。急いでいてもシートベルトをしないといけません。

問題がないように、クレームがないように作らねばなりません。

(2)そして2つ目は、テレビは、限られた電波の中で、無料で見てもらうものという構造上の弱み(?)。

広告収入で成り立っていることもあり、視聴者に媚びを売っているとまで言いませんが、誰にも分かるように作らないといけません。

分かる人にだけ分かればいい、という前衛的な映画のような作品は作れません。(深夜なら別ですが…)

たとえば大河ドラマ『いだてん』の時系列がわかりにくい、という批判もありました。

(3)そして誰でも視聴できて無料だからなのですが、倫理的にもOKが出る必要があります。

映画のように18禁とか年齢制限をつけられないのです。(先の法令順守にかぶりますが、ここでは法律でなく倫理とします)

サスペンスででもテレビは血のり少な目、映像上は映画よりも刺激少な目です。

過去のドラマでは、老人ホームの仕事環境に誤解を与える、薬物中毒者に誤解を与える、など業界関係者からクレームがきました。(例:『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』『相棒』)

もちろん『わたし、定時で帰ります。』もコンプライアンス的にOKで、誰にも分かり、倫理的にも問題ないように作っています。

では面白くないではないか…ということになりますが、以下で面白い理由を指摘します。

理由①:主人公が勤勉で定時上がり!?

「面白い理由」のはじめに上げたいのは、ドラマタイトルで分かるように、主人公が定時上がりなこと。(ふつう定時で上がれないのが日本の社会人です。)

主人公・東山結衣(吉高由里子)は、定時で上がって(もちろん、やるべき仕事を終わらせて)ハッピーアワーで安くビールを飲むことを楽しみにしています。

コンプライアンス的にはOKですが、日本人の美徳としてはNG。

「勤勉」という美徳を一見、否定しています。しかし頑張って工夫してやるべきことを効率的に終わらせていることがドラマでは描かれていました。

この矛盾がミソで、勤勉ならば多く働くという古い価値観を崩す主人公になっています。

コンプライアンスに気を付けながら、新しい価値を提示してくれるそんな面白さ(新しさ)が「わた定」にはあります。

理由②:共感しやすい(分かりやすい)

無料で見られるというテレビ視聴者のために「誰が見ても」「分かりやすい」よう構成されています。

それは老若男女をカバー。

世代でひとくくりはできないのですが、便宜上、主要登場人物を世代に振り分けると…

  • 団塊の世代(1947 – 1949)…結衣の父?
  • しらけ世代(1950 – 1964)…上海飯店の常連客。(結衣の父?)
  • バブル世代(1965 – 1970)
  • ロストジェネレーション・氷河期世代(1970 – 1980年代初頭)…37才の種田、40才の賤ヶ岳、48才の福永。
  • プレッシャー世代(1982 -1987)…32才の結衣。
  • ゆとり世代(1987 – 2004)…22才の来栖、26才の柊、30才の吾妻。
  • さとり世代(2005 -)

大体、まんべんなく配置。特に、家庭を犠牲にしてモーレツ社員として働いて今はリタイア組の結衣の父が物語に関わってくるのがミソ。

さらに突如襲ってきた親の介護問題、シングルマザーの働き方、パワハラ・セクハラ問題、ワーカーホリック、仕事が生きがいなこと、など様々な課題を描きました。

分かりやすいかどうかを論証するのは難しいですが、多様な世代や色々な立場(性別ふくむ)の方の問題を取り上げたことが多くの共感を呼びました。

だから面白い、とはすんなり結びつかないので苦しい理由なのですが…。

面白いにはいろいろ種類があります。その一つに「共感」するという点もあります。

その意味では、「わた定」はどんな方にも「わかる、わかる」と共感できる面白さがあるドラマだとは言えます。

もちろん坂元裕二の行間を読ませる脚本(『カルテット』など)やクドカンなどの入り組んだ脚本(『いだてん』など)も面白いのです。

深さのある作品の面白さを否定はしませんが、文学に純文学(たとえば芥川賞)と大衆文学(たとえば直木賞)があるように、「わた定」にはテレビ向けな大衆受けする面白さがありました。

理由③:倫理的にどうか問題は…

そしてテレビの問題にそって「わた定」の面白さを言及すると、最後に「倫理」問題が上げられます。(コンプライアンスで上げた法令を守るどうのというより、もっと広い常識的な価値観を超えることとします。)

倫理とは「社会慣習として成立している行為規範」のことですが、裏返して簡単にいうと社会常識。

そしてドラマでは「社会的にいけないこと」が描かれると面白いものです。

たとえば「不倫」「禁断の愛」のドラマが流行するのはそんな怖いもの見たさでしょう。

「殺害・暴力」もいけないことですが、悪を倒すのはスカッとします。大義のために悪をなすダークヒーローも興味をそそられます。

「復讐」もいけないのですが、どこかワクワクするものです。

そして「わた定」が倫理に反したのは、「会社は休んではいけない」という社会規範。(結衣はずる休みします)

そして「若者は夢をもたねばならない」という暗黙の了解も否定!(結衣は給料を楽しみに働いています)

型破りなヒロインが巻き起こす面白さが「わた定」にはある、と言っていいでしょう。

補足:面白さは他にも…

もちろんドラマの面白さというのは他にもあります。

「教えられた・学んだ」という質的に深いドラマ。ワクワクドキドキさせるストーリー。

カッコイイ・カワイイなどは面白さとは違うものの、手軽に好きな芸能人が見られるテレビドラマの魅力にもなっています。

ただし、今回はテレビの問題という観点3つ(法令順守・誰にも分かる・倫理)から考察してみました。

(文責:Jima

【わたし、定時で帰ります。】ディレクターズカットも配信決定!

2019年7月3日(水)0時から、動画配信サービス・Paravi(パラビ)で未公開シーン含む『わたし、定時で帰ります。』ディレクターズカット版が独占配信されます

ファン必見ですし、未見の方もこの機会に視聴して見ては?※2019年6月27日時点の情報です。

Paravi

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