【続・続・最後から二番目の恋】あらすじ全話と最終回ネタバレ!アラ還恋愛の結末はやっぱりアレ?

「続・続・最後から二番目の恋」ネタバレまとめ

【続・続・最後から二番目の恋】あらすじ全話と最終回ネタバレ!アラ還恋愛の結末はやっぱりアレ?
敏腕ドラマプロデューサー・吉野千明と鎌倉市役所観光推進課に勤める長倉和平。「50歳になんてならない!」と言っていた千明も還暦目前。アラ還の大人だけど、オトナっぽくない2人の恋の行方、長倉家のみんなはどう暮らしているのか。ドラマのあらすじとネタバレをまとめていきます。

過去シリーズの最終回ネタバレから第3期の結末予想も!

【続・続・最後から二番目の恋】1話のあらすじネタバレ

【続・続・最後から二番目の恋】1話。11年ぶりの長倉家は、予告を見る限り、千明と和平の丁々発止ありで相変わらずの賑やかな様子ですが、アラ還になった2人は老いを受け入れながら、どう暮らしているのでしょうか。

アラ還・千明と和平の現在地

テレビ局のドラマ制作部でヒットシリーズを手掛けるゼネラルプロデューサーの吉野千明(小泉今日子)。

「50歳になんかならない!」と豪語していた千明も59歳、約1年後には60歳、つまり還暦を迎える。定年を控えた社員向けのセミナー「これからの人生=セカンドライフについて」に参加するが、仕事一筋で突っ走ってきたから退職後のキャリアを想像したことなんかない。取り残されたような気持ちになる。

千明は電子タバコを吸いに喫煙所に行くがいっぱいで入れない。局での女房役・AP三井道子(久保田磨希)から花束を受け取り、部下の飯田ゆかり(広山詞葉)が監督や脚本を手がけた作品が海外の栄誉ある賞をとったことを祝福。飯田が行きたがっていたしゃぶしゃぶ店を予約しておいたと軍資金を渡す。上司がポケットマネーで部下に奢るところを初めて見たとキョトンとしている後輩プロデューサーの佐久間(上川周作)。それは賞賛ではなく令和的なドン引き?だった。先輩の代で終わりにしましょうと言われる千明。

トラブル処理の合間にナガクラで食事をしようとする和平は、またトラブルで呼び出され食べられない。アニメのロケ地で有名な踏切を撮影しようと群がるたくさんの外国人を誘導する。中国語の通訳が辞めてしまい、大変さを嘆く誘導員。

そんな日の帰り道、相変わらず定期のICカードをどこに入れたか忘れて探す千明、極楽寺駅で遭遇した和平が入っていそうなポケットを当てる。お決まりのパターンはずっと変わっていない。千明は和平とのそんないつもの他愛のない会話の中でふと感じた思いがあった。

気の合う誰かが、隣にいてくれたらいい

コロナ禍で和平の大切さを実感

――2020年――
千明がそんな心境になった理由の一端は、コロナ禍による未曾有のパンデミックにある。“流行に敏感な”千明はコロナに感染して孤独と恐怖に苛まれていた。 「怖い、怖いよー」。

壁を隔てて、千明に問いかける和平。

万理子は隣の神社で御百度参り。和平は、どんな形であれ、ずっと一緒に生きていくと約束したでしょと襖一枚隔てたところに寄り添っている。

「早く元気になってください。治ってコロナが収束したら何したいですか?」

「長倉和平を木っ端微塵に論破する」

ふすまを隔てて笑い合う2人。千明は、目覚めるまで壁の向こうにいてくれるという和平に、大きな支え、かけがえのない存在だと実感する。

日めくりとエロ本号泣事件

――2025年現在――
朝から鎌倉の古民家カフェ「ナガクラ」で、店長の真平(坂口憲二)と、海岸に打ち上げられたゴミをアートに加工するアーティストとしても活動する和平の娘・えりな(白本彩奈)が働いている。今でも桜貝を拾ってしまう和平は、集めた桜貝をアートに使えないかとえりなに渡す。

千明は誕生日に和平たちにもらった日めくりをめくながら支度している。日めくりの数字は還暦、定年までの日数だ。

朝食を食べにきた千明に、日めくりを話題にする和平。自分はコロナ禍の最中に還暦、定年になったため心の準備ができなかった。千明に後悔してほしくないからその日を可視化して意識していた方がいい、だからあげたという日めくりに千明はむしろリミットを可視化されると気分が落ちるという。年齢を重ねることには肯定的で、髪型も白髪を活かしてカッコよくとオーダーしたぐらいだ。それなのに、化粧をするときにそれが目に入るとメイクもやり過ぎたり正解がわからなくなる。

顔まわりの白髪は塗り忘れたのかと思っていた。そんなに厚化粧しなくても大丈夫。

ほめたつもりだろうが全然ダメだとえりなに注意され、万理子にはドラマなら好感度が低く視聴者がイラっとするやつだと不評だ。

典子(飯島直子)が相変わらず騒がしくやってきて話の腰を折り、万理子は和平が少年時代にエロ本を母に見つかり7時間詰められて号泣した事件をバラす。面白がる千明とえりな。いつものようにえりなから遅刻すると言われて慌てて出かける一同。一方で自転車で通勤中の成瀬(三浦友和)が江ノ電の窓際に立つ千明を見かけて驚いていた。

夫を亡くし、海外から鎌倉の実家に帰ってきた早田律子(石田ひかり)は、鎌倉の名物スケベおじいちゃん、一条(織本順吉)の娘。一条の仏壇に手を合わせるものの、母から「いざ、キャバクラ」と一条がキャバクラ通いを楽しんでいたと聞き、不快になる。『くらちゃんへ』と書かれた箱を見て固まる。

千明がテレビ局の喫煙所でタバコを吸っているとアホ部長がやってくる。つい、いつものようにアホ部長と呼んでしまう千明。月9の企画を募集していると言われた。任せるとか何とかしろじゃないことを寂しく思う。

その頃、和平は同期の訃報に言葉をなくしていた。

かかりつけ医と訃報

祥子と啓子と飲みながら加齢による身体の不具合などを話している千明。近所にかかりつけ医を作っておいた方がいい、という話で、医者に男性を求めるかどうかと考える独身トリオ。求めない祥子、若いイケメンがいいという啓子。オトナでやさしくて渋くてインテリジェンスがある先生なら、どこも悪くなくても通っちゃうと思う千明。

そこに今朝会ったばかりのアホ部長の訃報が届き、通夜に行った千明と同期の通夜帰りの和平はまた極楽寺駅で遭遇。飲みに行った2人は、訪問先で知った意外な事実と戸惑いを語り合う。

和平は不倫温泉旅行のアリバイに使われていた。温泉ソムリエの資格を持ってる設定にも驚いた和平は、世話になったと礼を言う奥さんに、それは私じゃないと言ってしまった。自分にウソをつくのがイヤだったからだが、奥さんを傷つけただけかもしれないとも後悔している。

アホ部長は、千明と関係があったようなことをあちこちで吹聴していた。だからいいポジションで仕事できたと思っている人もいたことがわかり、千明は唖然。

以前の千明なら、そんなことあるわけないと怒りをぶつけるところだったが、何も言えなかった。それは、アホ部長と会ったとき、ついアホ部長と言ってしまった千明に彼は、「アホ部長じゃない、アホ局長だ、もうすぐアホ社長になるつもりだ」と切り返した。なんか、いいなと思った。たしかにアホにならないと面白いものは作れない。それで何も言わずに帰ってきた。でもなんか古い女みたいでイヤだな…。

お互いに新しいんだか古いんだか。アップデートしてるのかもよくわからない。そもそもオトナになれているのか。

同期の死は堪える、と和平。人って死んじゃうんですね…と千明。

律子と成瀬の驚きの理由

翌朝、通訳のアルバイトとして律子が和平に挨拶する。ナガクラという名前を聞いて、『くらちゃん』かと聞き、わけもわからずスタッフのユニフォームを差し出す和平を警戒する。一条が残した『くらちゃん箱』には「未亡人開発」というエロ本がはいっていたからだ。

一方、成瀬のクリニックに行った千明。受付の森下さん(山野海)が千明の顔をジッと見る。診察室に入ると、千明は思い描いていた医師像にピッタリとハマった成瀬にときめき、成瀬は『ウソだろ』と呟く。それもそのはず、千明は成瀬の妻に瓜2つだったのだ。

【続・続・最後から二番目の恋】2話のネタバレあらすじ

第2話のテーマは、「第2の人生スタート」と「原動力」。

新キャラ・律子がめんどうくさい

和平(中井貴一)のもとに通訳のアルバイトに来た早田律子(石田ひかり)は、やたらに緊張している。今日が人生の第2のスタートだ。ダメだったら使えなかったらどうしよう。そんなこと思わなくても、という和平に、厳しく言ってほしいんです。やさしくとか甘やかす感じなのはイヤだと言う律子。

おばさんだからよく頑張ってるんじゃないかとか、ちょっとかわいいから多少のことは大目に見るとか、たいしたギャラじゃないから贅沢言えないとか。まあ実際たいしたことないんで、微々たるものなわけですが、そういうの嫌なんです。私の言ってること、伝わってますか?ちゃんと役に立ちたいから、厳しくしてください、ダメ出ししてください。

和平は困惑するが、深呼吸して通訳を始める律子は、堂々としたものだった。

第2の人生のスタートか――。

自分が課長になったのに、相変わらず和平を課長と呼ぶ田所(松尾諭)。部長もやってたと言うと、課長顔だとからかう。友美(佐津川愛美)も同じ意見だ。名前でと言うとクン呼びする田所。

千明と成瀬が急接近。「まだ若い」がうれしかった

病院の近くにある、そばとコーヒーの店「北橋」で食事をしようとした千明は、成瀬と遭遇。病院には患者さんがたくさん入って行ったはずだったが、成瀬の病院は患者さんの溜まり場、憩いの場でもあり、今はおしゃべりの時間だという。以前体調を崩して診てもらう側になったときに、自分の状況を真剣に聞いてくれるのはいいなと思ったからだ。

そういうの、いいなと思う千明。成瀬は精密検査をして報告するように念を押した。千明は診察時に「まだ若いんだから大丈夫」と成瀬が言ってくれたことがうれしかったと伝える。成瀬イチオシの卵とじそばを2人で美味しそうに食べる。

鎌倉市役所では、田所(松尾諭)が相談と言いつつ厄介な問題を押し付けようとしている。嫌な予感がして断るが、結局断り切れない和平。

千明は、祥子(渡辺真起子)と啓子(森口博子)と飲みつつ、素敵なかかりつけ医を見つけたことを報告する。成瀬が最初から千明を意識してる感じがするとウキウキしている。成瀬が「まだ若い」と12回も言ってくれた。ただ第2の人生を、とか言われるよりずっといい。

毎日一日中「幸せだ」と言い続ける真平(坂口憲二)に、そんなに毎日言わなくてもと言う友美。

ベランダでだらけていた典子はスマホを下に落としてしまう。

このまま終わりたくない

長倉家。帰宅した和平に、「無理しないで」とやさしい言葉をかけるえりな(白本彩奈)。無理したい年頃ってある、60過ぎてもまだ無理してる自分がうれしいみたいなことがあると和平。

翌朝、日めくりの言葉は「思い立ったが吉日」。朝食を食べに行くと機嫌がよく明るい千明は、何かいいことがあったのでは?と注目される。

万理子(内田有紀)は、千明の老後は自分が世話する。そのために千明より後に生まれたのだと言う。

典子(飯島直子)がやってくる。ベランダからスマホを落とし、取りにいくと植木の上に落ちていてセーフ。夕飯を買いにコンビニに行き、おでんをコンビニの前で食べていた。こんにゃくに辛子を付けすぎて「カラっ」て悶えていると、その姿が色っぽかったらしく(典子の解釈)週刊誌の「湯煙美人(ゆけむりびじん)」というグラビアのモデルにスカウトされたという。和平は以前、観光推進課でその撮影に協力したことがあるが、典子が言うような人妻の色気が…という感じの雑誌ではない。

「もったいないですよ」と言われて、すっかりその気になり、受けるつもり、このまま終わりたくないと言う典子。業界人である千明はスカウトマンの名刺を受け取り、信頼できるか調べるから、それまで返事をしないように念を押す。

千明は、そんな典子を愛おしいと思う反面、セカンドライフを先に始められたという悔しさも感じていた。

真平が「幸せだ」を連発する理由

市役所に向かう和平と友美。真平の様子を尋ねる和平に、病気のことに慣れないところがあると友美。結婚してから真平が毎日「幸せだ」と言うのを聞くと、失いたくないんだろう、不安なのだと感じていた。和平は、真平と住んでいたとき同じことを感じていた。

そんな中でも毎日幸せだと言えたり思ったりできるのは、昨日より今日、今日より明日。真平の人生が素晴らしいものになっている。それは友美のおかげなのだと心からの感謝を伝える。友美は思わずうれし泣き。でも、照れ隠しにバンバン叩かれるのは老いた和平には堪えるのだった。

千明と和平の原動力

一方、テレビ局に着いた千明は月9企画募集のチラシを見て何かに怒っている。月9の代表作に自分の作品が入ってないことが悔しい。だから代表作を作りたいのだ、とスタッフみんなに協力を求める。

久しぶりに怒っていて元気な千明を見て喜ぶ万理子や三井(久保田磨希)、部下たち。千明の原動力はいつも怒りだったからだ。

世代ギャップのせいか、いつもは千明とソリが合わないような佐久間(上川周作)が、話を振られて意外な企画を出す。子役時代の経験を活かした、する側とされる側の物語。

和平は日本遺産に登録されている浄智寺の住職と打ち合わせをしている。車で現れた伊佐山市長(柴田理恵)から話があるからと食事に誘われる。何だ?話って…。

千明と話したいとメッセージを打とうとした瞬間、千明から誘いのメッセージがあった。

千明もまた、かかりつけ医・成瀬との出会いと刺激を和平に話したかった。成瀬に「まだ若いんだから大丈夫」と言われると元気が出た。今まで原動力は怒りだったけれど、その反対側にある自分を肯定する力、言葉、褒められるとか。それが合わさったときに素敵なハーモニーが生まれ、力が湧き出ることに気づいた。だからもう一度挑戦する。代表作を作ると宣言する。

和平の原動力は「困り」「困りごと」だと千明。否定できない和平。困ったなと思ったところから始まったのが1件。困ることになりそうだという予感が1件。

田所から押し付けられた案件。鎌倉は国が認定した日本遺産に登録されているが、そういうアピールするのが得意じゃない。アピールしなくても観光客はくるから。国から、そんなにアピールしないなら取り消すよと言われるも、アピールする予算がない。この難題を丸投げされたが、ちょっとうれしいというか背筋が伸びてる気がする。

予感の方は、市長から話があると食事に誘われたことと、観光協会のスタッフ律子から「私、未亡人なんです」と言われた意味がわからないこと。和平は相変わらず未亡人と縁がある。

何はともあれ、2人とも動き出した。

【続・続・最後から二番目の恋】3話のあらすじネタバレ

3話では、伝説の「和平エロ本号泣事件」の真相が明らかに!

「和平エロ本号泣事件」の真相

1977年 和平エロ本号泣事件

中学生の和平は友達に「エロイズム」というエロ本を読んでみろと押し付けられる。一旦は外に置いて帰ろうとするが、やっぱり持って帰る。

中学生頃までの和平はぽっちゃりめで「ドカベン」と呼ばれたりしていた。

当時のエロ本は簡単に手に入るものではなかった。でも和平は本を見ずに翌日学校へ。本当に見なかったのかとツッコむ千明。

帰宅するとテーブルの上にエロ本が置いてあり、たくさんの折り紙が付箋のように挟んであった。

母は緊張しているような悲しそうな顔をして言った。

あなたぐらいの年頃ならこういうことに興味を持つのは普通のこと。でも、この本に書かれている女性像は違う。それはわかってほしい。そう思うところに付箋のように折り紙を挟んだのだった。

和平はそんな本を隠し持っていたことが情けないやら恥ずかしいやら、母にそんな話をさせている自分も嫌で大泣きした。母も、やり方を間違えたのか、和平を傷つけたのかもしれないと泣き出した。

そこに典子と真平と万理子が帰ってきて、5人で号泣した。でもその真ん中にはエロ本が(笑)。

それ以来、トラウマというか、猥談も得意じゃない、女性が辛い目に遭うのを見るのがイヤだし、恋愛でも自分の気持ちをねじ込んでいくみたいなのも無理だと和平

でも、アプローチされたら、断ったら相手が傷つくかもしれないって受け入れてきたんじゃないですか。受け身だからとツッコむ千明。

キャッチャー長倉だから。

でも恋愛は受けるだけじゃダメ。キャッチボールだから。

何かいいこと言った、千明はそれを万理子に送った。万理子はとても優秀で、アイディアを送るとちゃんと脚本に活かしてくれる。本当に才能がある。

カフェ?で千明のメッセージを受けた万理子は、近くに座った女性客がサレ妻話をしているのを聞いてネタを仕入れるようと耳をそば立てる。

帰り道。和平はエロ本号泣事件にはオチがあったと千明に話す。エロ本は母が捨てたはずなのに、しばらくしてから典子の部屋で発見された。タイトルのところに、「団地妻、典子の場合」と書いてあった。あいつ小学生なのに、典子っていう字が…と言いかけると、目の前を走り、シャドーボクシングをする典子の姿が!また何かに感化されたのか⁉︎

万理子のやりたいことと律子の誤解

和平エロ本号泣事件の顛末を祥子と啓子に話す千明。自分たちはひとくくりにされるのがイヤなくせに、男だから、Z世代は、などとくくっちゃってることにも気づく。

ドラマ制作の経費は厳しくなるばかり。セットを減らすしかない。千明は最初からわかっていたのに佐久間(上川周作)に言わせてしまったと謝る。万理子は脚本で対応する。千明のためなら万理子に不可能はないのだ。

千明は万理子に、自身でも月9企画に応募してみたらと提案する。万理子にもきっと何かやりたいことがあるはず。

和平は田所(松尾諭)から寺社への謝罪を押し付けられて怒るが、結局行ってあげる。その後、律子(石田ひかり)と出会すと律子は渡したいものがあるからと自宅に招く。断ろうとする和平だが、着いてみるとそれは一条(織本順吉)の家。律子は一条の娘で、最近夫が亡くなり“未亡人”になったと打ち明ける。律子は一条が和平に残したエロ本を渡す。激しく動揺する和平。結局、一条と和平はエロ本仲間ではなく、未亡人好きというのも誤解だったとわかると律子はつまらないと言う。真面目そうな和平にギャップがあって面白いと興味を持っていたからだ。

真平(坂口憲二)は、ある電話を受けてから様子がおかしい。心配するえりな(白本彩奈)と友美(佐津川愛美)。

和平と成瀬が意気投合

仕事帰りにひとりで飲みに行った和平は、たまたま隣りに座っていた成瀬(三浦友和)と、野球の話をきっかけに意気投合。初めて会った人なのに、なぜか本音を話せる。

専業主婦だって戦ってるしカッコいい

千明が帰宅すると典子が来ていて、スクワットをやっている。テーブルにはキャベツの千切り。風呂上がりに鏡を見て、このままじゃダメだと思ってダイエットとトレーニングを始めたんだろうと言い当てる千明。

「湯煙美人」の名刺の人を調べたら、ちゃんとしていたから、やけくそとかでやるならやめた方がいいが、本当にやりたいなら応援すると千明。

かっこいいな、千明は。千明みたいに輝ける場所を持っている人から見ると、いきなり褒められて調子に乗ってるみたいに見えるんだろうけど、それが私だし、でもすごく怖い、大冒険なのだと典子。

昔から働く女と専業主婦の戦いみたいなのがあって、世の中には結果的専業主婦の方が勝ちみたいな風潮があったけど、変わってきている。専業主婦の方が分が悪い、戦ってないと思っちゃうときがある。ちょっとだけ。

専業主婦も働く女も戦っている。戦う場所が違うだけ。カッコいいと思う。千明は典子を励ました。

キャッチボールと市長の爆弾発言

成瀬は和平を連れて店を出ると同級生の家に立ち寄りボールやグローブを取り公園へ。俺が受け取ってやるからノーコンでも何でも思い切り投げてみろ!そう言って成瀬が構えるミットめがけて思い切り投げた和平のボールは近所の家のガラスを割った。家主に謝る2人。63歳と73歳。まさにいい歳をして何をやってるのか…。

千明は検査の結果を成瀬にドヤ顔で見せる。どこも悪くなかったからだ。成瀬は千明を食事に誘う。

和平は伊佐山市長(柴田理恵)とそばを食べている。市長は唐突に、「わたしと結婚して」と言い出すが、それはちょっと言ってみただけだと和平にはわかっていた。本当に言いたかったのは、後継者、つまり市長になってほしいということだった!

その頃、万理子は1人悩んでいた。

私が書きたいもの。

千明様、私にはないのでございます…。

【続・続・最後から二番目の恋】4話のあらすじネタバレ

“いつも間違っている典ネェ”の神説教が泣ける!

鎌倉男子は女性に誠実?

亡き妻のことを最高の奥さんだったという成瀬(三浦友和)は、千明(小泉今日子)に妻の写真を見せて挙動不審だったことを謝る。通いづらければほかの医院を紹介しようかと申し出る。鎌倉男子は女性に対して誠実なのか? 千明は成瀬が自分に気があるのかと思っていたと正直に打ち明け、引き続き通いたいと伝えた。成瀬の妻と千明は顔は似ているが性格は全然違うらしい。

千明は、長野の母親から一人暮らししている娘を心配する手紙が届いたので、周りにいる人たちと写した写真を送ることにした。

市長が和平を後継者にしたい理由

和平(中井貴一)は、伊佐山市長(柴田理恵)から、次期市長に立候補してと言われ困惑していた。市長は5月29日まで返事は受け付けない。その日までとことん悩むようにと言い渡す。

自分で思っている自分と他人から見る自分は必ずしも同じではない。鎌倉のために困るのが市長の仕事。困るのは愛があるから。不誠実な人は困ったふりをするだけで困らない。でも和平はいつも真剣に困っている。それに、市長にならないかと誘われるなんてなかなかない。まずはそれを誇りに思い、期待されているという時間を味わえば、少し世界が違って見えるはず。

市長の言葉をしっかりと受け止め、考えてみることにする和平。ちなみに5月29日は市長の誕生日。その日なら断りにくいだろうという理由だった。究極の2択。市長に立候補するか市長と結婚するかとからかう市長。

千明と和平の鎌倉デート

市長のポスターに自分をあてはめて想像し、思わずニヤけて、なーんちゃってとひとり照れる和平。その姿を一番見られたくない千明に目撃される。なーんちゃってのポーズを取る2人はぶらぶらデートすることに。

千明は、ある人に世界で一番キレイな人に似ていると言われたから、鎌倉男子もウカウカしてられないと言う。それはあくまで“似た人”だと返す和平。むかつく千明は石畳でつまづきそうになる、鎌倉で長年働いてるんだから道が悪いのを直してとムチャブリする。

海岸を見渡す店でお茶する2人は、家族4人で手を繋いで歩いている真平と友美と子供たちを見かける。「ずっと一緒だ」と自分に言い聞かせるように言い続ける真平の様子がおかしいと心配する千明、和平、友美。和平が事情を聞こうとすると、律子(石田ひかり)から「助けて、くらちゃん」と電話で呼びつけられる。

未亡人・律子が“くらちゃん”にアプローチ

中国人観光客の相手をしていた律子は、観光客の1人が未亡人で、1人で参加して寂しかったのか他の観光客ともめていたが、律子が自分も未亡人だと共感してなだめて収まった。

「くらちゃん」呼びする律子に違和感を持つ和平。「くらちゃん」呼びは父(一条さん)の遺志、自分はサレ妻の未亡人、和平とどうにかなってもいい、むしろ期待しているようなことを言って困らせる。そしてまたそんな場面を一番見られたくない人に見られる。友美の母・大橋秀子(美保純)が後ろで話を聞いていた。最悪、どうせ困るなら鎌倉のことで困りたい — —。

万理子の成長と親離れ

会社に呼び出された千明はチームのスタッフたちに、ドラマの時間帯が25時台から23時台に昇格したが、予算は増えない、でもドッカンドッカンと当てろと言われたと伝える。

スーパーでウインナーの試食バイトをしている典子(飯島直子)は、真平の主治医・門脇の妻みゆき(松本享子)に声をかけられ、意外な事実を知る。

千明は万理子を自宅に呼んで話を聞く。不安を抱えている様子が気になっていたからだ。自分の企画を出せと言ったことが万理子を苦しめていたことに気づいた千明は謝る。

万理子は、千明がやりたいこと、面白いと思うことをカタチにすることには力を発揮できるが、自分自身にやりたいことがない、皆無。そんな自分に誇りを持っているし落ち込んでもいない。ただ原因不明の涙が出る。何が悲しいのかわからない。

それは成長だと千明。最初の動機は千明のため、その後才能を開花させ力をつけてきた。そして自分で書いてみたいという気持ちが潜在意識の中でムクムクと成長しているのではないか。

私という親から親離れしようとしているのかもしれない。えらい、えらい。

イヤです。成長なんかしなくていいと万理子。成長はしたくてするもんじゃない、勝手にしちゃうもの。だから止められない。成長して千明さんから離れるぐらいなら、イヤです!イヤですと泣き崩れる万理子。やっと生きる理由を見つけたのに。

今すぐ私のそばから離れろなんて言わない。いつか万理子に書きたいことが生まれて、それを私が「面白いじゃん!」と言ったときにカタチにする。それなら楽しそうじゃない?いっぱい悩んで成長し、いつか心の成人式を迎えるんだよ。千明は、今日は泣けるドラマ観て涙活しようと寄り添った。

典子の神説教と家族の絆

海岸でゴミを集めるえりな(白本彩奈)。謎の青年(西垣匠)がゴミを持ってくるが、何でもアートの素材になるわけじゃないと断る。役に立たないゴミもあるってことかと持ち去る青年。えりなは追いかけて受け取る。

長倉家。いいことがあったっぽい万理子、聞いて欲しそうだからと楽しそうに聞いてみるが気持ち悪いと返される。千明がくるといつもより早いタイミングで典子がやってくる。何か説教したいことがあるから来たが忘れている。典子は何年か、何十年に一度説教するが、それはいつもと違い説得力があって怖いと万理子。

正しい典ネェを見たいという千明とえりな。典子が怒っていたのは、真平に対してだった。主治医の門脇(高橋克明)が亡くなり、その妻みゆきから真平への言葉を預かっていると聞いたのに、行かずに逃げている。

死とか急に怖くなったんでしょ。でも子供の頃からお世話になってきた先生が亡くなったのにお悔やみに行かないのも、そのことを家族に話さないのは人としてダメ。結局、家族にも自分の気持ちはわかってもらえないと思ってる。典子たちはわかろうとしているのに壁を作っているのは真平だ。お姉ちゃんはガッカリした。

「心配をかけたくなかった」って言うんだよな、と和平。それが俺は一番イヤだ。遠慮なく心配をかけられるのが家族じゃないのか。心配をかけたくなかったって言われるのが一番悲しい。

友美にも言っていないと聞くと和平は激怒。自分で作った家族だろ。今すぐ行って話して門脇先生のお悔やみに行って先生が残してくれた言葉を聞いてこい。それが済むまでこの家に入るな!

自分たちは後でお悔やみに行くからと真平を追い立てる和平。双子なのに気づけなかったと万理子。

典子のお腹が鳴る。怒ったらお腹が空いた。朝ごはんを食べようとするが、えりなが予約のメッセージに気づく。団体2つで65人!

真平と友美は市立病院で看護師をしている門脇の妻・みゆきに会う。門脇は、自分が死んだら真平が不安になることばかりを心配していたという。

参ったね、参った。生きないとな、ちゃんと。

長倉家の人たちに会いたくなったと友美。みんなに何かごちそうするかと気を取り直した真平は、65人の予約のことを思い出す。子供たちを迎えに行って長倉家に駆けつけると、疲れ果てた一同と大量の洗い物があった。

千明はみんなで写真を撮り、ほかの写真と一緒に母の有里子に送った。

私は結構元気。不安なこともいっぱいあるけど、結構幸せだと思う。こんな人たちに囲まれて。

【続・続・最後から二番目の恋】5話のあらすじネタバレ

5話は、えりなの恋と成長がテーマのようです。

えりなと万理子の成長

朝、海岸でゴミを拾うえりな(白本彩奈)は、またもや謎の青年・木村優斗(西垣匠)と遭遇する。優斗はランチに行った店で和平(中井貴一)と仕事仲間の会話を偶然聞いて、えりなのことを知った。優斗から、和平の「ファザコン気味な娘」の一部始終を聞いたえりなは、和平がついた思いがけない「嘘」に思いを馳せる。

ドラマ「され妻同盟」と新企画への挑戦に取り組んでいた千明(小泉今日子)と制作チームが煮詰まる中、万理子(内田有紀)は、「私、成長してみようと思います」とふっきれた表情を見せる。千明に勧められた「月9企画」提出に前向きになっていた。

その日、えりなは、和平と千明をカフェ・ナガクラに誘い、長年父に伝えることができなかった本音を打ち明ける。娘の告白を聞き終えた和平はひとり、夜空に向かって、「君にそっくりだ」と星になった妻へと語りかけるのだった。

【続・続・最後から二番目の恋】最終回ネタバレ・結末予想

そもそも、「最後から二番目の恋」というタイトルは、年齢を重ねるうちに恋愛と縁遠くなると「これが最後の恋」だとしがみついてしまうことをやめよう、次に恋するときは「最後から二番目の恋」だと思えば、楽しめるし、人生はファンキーだ。

というところから来ています。(第1期最終回より)

たしかに、何にしても「これが最後のチャンス」だと思うと、本当に必要なものなのかはさておき、「もう手に入らない」としがみついてしまいますよね。

かつて、新人脚本家の「ポストイット男」(加瀬亮)にハマってしまった千明もそう思いました。しかも「もう無理」というポストイットへの走り書き1つで別れを告げられたこともトラウマになってしまったのです。

人生、何事も、決着がついていないことって、尾を引きますよね。あれって結局何だったの?って。

しかし、第2期にカムバックした涼太に真相を問い詰めた千明は、自分がテレビ局の有力者であったがために利用されただけ、その状況に耐えられなくなった涼太が失踪したことを知ります。

この涼太のことも「最後から二番目の恋」と最初から捉えられていれば状況も変わったでしょうし、この一件があったからこそ、千明はそう思ったのです。

一方、いろいろなすったもんだを経て「どんな状況であれ、ずっと一緒に暮らしていこう」と約束を交わした千明と和平。 彼らの恋は、「最後の恋」になるのか、 別の恋に走り出した2人が「最後から二番目の恋」だと位置付けるのか!?

毎回、千明役のキョンキョンがモノローグでまとめているこのドラマシリーズ。

今回は千明が、「最後の恋はやっぱりすぐそばにあった」とするのか、和平とのかけがえのない日々と恋も「最後から二番目の恋」だったとするのか!?

いざ、その時が来たとき、千明はいったいどんな告白をするのでしょうか――!?

アレ=最後の恋だと断言してほしいような、「結末なんてまだないし、結末なんて一生来ない」と言ってほしいような…。2人がどんな結論を出すのか出さないのかを見守っていきましょう!

フジテレビ
RD

編集+ライター歴30年以上。さまざまな雑誌+web媒体で、エンタメ、旅行やグルメ、街ネタ、インタビュー記事を取材執筆してきました。昭和の子供時代からテレビドラマを観たり、マンガを読む時間が至福の幸せ。サスペンスやミステリーの考察が大好物です。

dorama9【キャスト/あらすじ/視聴率/ネタバレ】