【前科者】1巻のあらすじ!佳代(有村架純)が二朗(大東駿介)に向き合った末路が悲痛

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前科者1巻

【前科者】1巻のあらすじ!佳代(有村架純)が二朗(大東駿介)に向き合った末路が悲痛

有村架純主演のWOWOWオリジナルドラマ「前科者-新米保護司・阿川佳代-」・映画「前科者」の原作【前科者】第1巻のあらすじネタバレを紹介!

保護司が奮闘するヒューマンストーリーの本作。しかし1巻から悲痛な結末を迎えて…。

今回は【前科者】1巻のあらすじネタバレと感想について。

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目次

【前科者】1巻のあらすじ

【前科者】1巻のあらすじネタバレを紹介します。

第1話「おかえりなさい」

石川二朗(大東駿介)はボートの上で(異父兄弟の)兄を殺害した。動機は婚約寸前の恋人・愛子を兄にレイプされたから。

二朗は殺害後、警察に電話して自首。恋人とは二朗の方から別れた。裁判の情状証人も二朗から断った。

おかえりなさい

それから5年後。

主人公で保護司の阿川佳代(有村架純)が、二朗の仮釈放の環境調査(※)をする。

環境調整報告書を提出した ひと月後、二朗は刑期を半年残して仮釈放された。

※【仮釈放】が許された者は、保護観察に付される。
保護観察官と保護司が協同体制で保護観察を行る。
そのため、事前に環境調整が行われる。
【環境調整】とは…身元引受人の有無・住居の確保の有無・更生を妨げない環境かなどを、主に保護司が調査する。これが仮釈放の可否のひとつの判断になる。

佳代がしている保護司はボランティア活動。そのため、コンビニエンスストアと新聞配達の仕事も掛け持ちしている

佳代には借金があった。大学の奨学金は返したが、ブラック企業での5年間の会社員時代に入院したとき治療費などを借金した。その分はまだ返せていない。

佳代がアルバイトをしているコンビニの店長(宇野祥平)は、佳代が客に釣銭を渡すときにセクハラまがいにギュッと手を握られても、ニヤニヤ見て見ぬふりしている。

二朗が仮釈放された。佳代は家で迎え、まず銭湯へ行ってもらった。

佳代は、お風呂から帰ってきた二朗を「おかえりなさい」と迎える。そして佳代が作った牛丼を一緒に食べる。

1回目の面接経過欄に印鑑を押したあと、家に帰る二朗へ「牛丼の具」を持たせる佳代。

キレイごと

翌日。二朗の釣り船での仕事が始まる。佳代はいつも通り、新聞配達後、コンビニで働く。

…佳代は、店長から無給の保護司をなぜしているか尋ねられる。

無給だからやっていると答える佳代。お金のためでない仕事だから…。

「怖い目に遭ったことないからキレイごといえる」と店長。

しかし佳代は引かずに「キレイごとを言えるうちは言っていたい」と告げた。

殺す相手が違う?

そのころ、兄の墓参りに行った二朗。

そこで事情を知る坂本という男が、「お前、殺す相手が間違ってる。愛子から先に誘惑したんだ」と新事実を伝えてきて…。

第2話「私の仕事」

佳代の仕事は2種類ある。お金のためにするアルバイトと、お金のためじゃないからする「保護司」という仕事で…。

坂本の逆恨み?

坂本は二朗に、愛子が自身の車の中で、二朗の兄とキスをしているのを目撃したと伝える。漁師仲間の間では有名だ、と。

佳代は愛子と、丸雄という知人のもとへ行く。すると丸雄は、愛子の車にいたのは愛子でなく、愛子の同僚だと証言。(二朗の兄と、愛子の同僚がキス?)

丸雄によると、坂本は愛子に迫って平手打ちされたから、逆恨みしてるという、丸雄は二朗へ(家を片付けるときに預かっていた)写真とネクタイを渡す。そこには二朗の子供のころや愛子の写真もあった。

三日月のネクタイだが、愛子が三日月が好きだった。三日月は「優しく丸い」部分と「冷たく刺す尖った」部分があるからだという。

俺は人殺し

佳代は、愛子の写真を見た時、優しさと冷たさを感じた。しかし二朗には言えなかった。二朗は佳代の隠し事に気づいて怒り、去って行く。

その後、二朗は愛子と会う。愛子のそばには三日月のアクセサリーをした男がいた。機嫌の悪い二朗は男と口論になり「俺は人殺しだ!」と威嚇する。

第3話「叫ぶかもしれない」

やめなさい!暴力振るったら仮釈放取り消しになります!

佳代が駆け付けて、二朗に向かい叫ぶ。思いとどまる二朗。

私も叫ぶかもしれない

男は上田といって、愛子の店のスタッフだった。

三日月ネックレスは愛子にプレゼントしようとして断られ自分でつけていたらしい。

愛子は二朗が「人殺しだ。前科者だ」と威嚇したことに失望した。

二朗が自分の兄を殺したのは、愛子のためだった…と愛子は思っていたのに…。

あなたはまた殺すの?そういう人間なの?」と愛子。

佳代は「私のせいです」とフォローする。私が怒らせたから気持ちが高ぶっていたのだと。

「気持ちが昂ると人殺しだ、って叫ぶの?」と愛子。

わあ!!!

佳代は突然叫ぶ。「私も叫ぶかもしれませ」と佳代は、愛子に対抗した。

愛子は2面性?

夜。二朗は、コンビニ勤務終わりの佳代とコンビニコーヒーを一緒に飲む。愛子には二面性があると二朗も認めたが…佳代は愛子が苦労してきたからだとフォロー。二朗がおかわりのコーヒーを買って戻ると、佳代は居眠りしていた。

その後…佳代は、5年ぶりに偶然やってきた愛子を怪しみ、愛子の店(クラブ「夜」)へ行く。

第4話「神様っていますか?」

佳代は愛子の店へ向かって…

神様は残酷

愛子は、5年ぶりに二朗と再会したのは神様が会わせてくれたという。

神様っているんでしょうか」と佳代。

保護司をして様々な人を見てきた佳代にとっては、神様がいたとしても残酷で意地悪な存在だった。

佳代と愛子は酒を飲んで話す。

佳代は、二朗も大好きだったという「イモのツルのきんぴら」 を食べた。美味しかった。

愛子は、恋人のいない佳代に犯罪者の気持ちは分からないという。犯罪はお金か男女のもつれだから。

「月って好き?満月がいい?それとも三日月?」と愛子が尋ねる。

佳代は夜を一番照らしてくれる「満月が好き」と返答。「普通ね」と愛子。

帰り際、佳代はもう一度「偶然来たのか」尋ねる。「偶然よ」と愛子。

そして二朗に会わないでほしいともお願いすると、「わかったわ」と愛子は答える。

第5話「やっぱり嘘だった」

二朗は、坂本に強引に飲みに誘われたので振り払う。倒れて「暴力だ!」と騒ぐ坂本。悪い冗談だった。

仕方なく坂本をアパートに連れ帰り、飲み明かす。翌朝、寝てる坂本を置いて仕事へ行く二朗。

だったらどうだって言うんだ

二朗と入れ替わりに、佳代が「イモのツルのきんぴら」を二朗のアパートへ届けに来た。すると坂本がいた。

佳代は、愛子に二朗の仮釈放を知らせたのか尋ねる。

坂本は「だったらどうだって言うんだ」と認める。

佳代は愛子がやはり嘘をついていたと思った。

佳代は坂本に、愛子にも二朗にも近づかないで欲しいと頼むが…

「1発やらせてくれたらな」と襲ってくる坂本。よけた佳代はきんぴらを落としてしまう。

「通報する」と脅すと、「冗談だ」と焦って謝る坂本。

坂本は、実は愛子に知らせていなかったので、あいつかと思いめぐらす。

そのころ、愛子が二朗のアパートを訪ねていた。2人は男女の営みを…。

第6話「満月のようになりたい」

人はみな三日月

翌朝。佳代が二朗のアパートを訪ね、「イモのツルのきんぴら」を作り直して持ってきた。愛子の店で食べて美味しかったから、と。

しかし下着姿の愛子もアパートの玄関先に出てきます。

約束守れなかった。抱かれたくて来ちゃった」という愛子。

佳代は、本気で、支えたいなら「会ってかまわない」という。

愛子は佳代が許可を求めるのが気に食わず、「ムカつくんだよ」と叫ぶ。

「反対です。かなわないと思ったんです。人はみな三日月のカタチをしているのかもしれません」と佳代。

だから人は、誰かを求めて満月のようになりたい…と語る佳代。(佳代の過去に何があった?)

佳代は自分も三日月だと思う。だから満月になる相手が欲しい。けれど…。

神様の仕業

その夜。二朗が佳代の家に来て、自分で下した刺身を持ってきた。一緒に食事する2人。つかの間の団らん。

一方、坂本は丸雄のもとを訪ねていた。丸雄は、実は愛子と男女の仲だった。(二朗が刑務所へ入ったあと、相談相手になってるうちに関係を持った)

しかし丸雄は、二朗の仮釈放を愛子に教えていなかった。愛子は本当に偶然来た。胸騒ぎがしたから。

坂本は丸雄を連れて愛子の店へ。すると店の前で、愛子が小さい子と別れていた。子供は上田とどこかへ。

丸雄の子ではないという。「一朗の子か?」と坂本。神の仕業だ、と坂本は思う。

第7話「神の仕業(しわざ)」

一朗の子か、二朗の子か…。坂本は顔を見ればわかるという。一朗がハンサム、二朗が不細工だから。

兄と付き合っていた?!

二朗は愛子の店に佳代を呼び、3人でカラオケしようと約束。

しかし二朗が店に行くと愛子に「帰って」と言われてしまう。

性行為をしたのは「気の迷い」あるいは「月のせいよ」という愛子。

しかも愛子は兄・一朗と付き合っていたという。寝とったのは兄でなく二朗の方だった?!

愛子は子供の写真をみせて、「一朗さんにそっくりでしょ」と告げる。

嘘だあ!…二朗は店から逃げ出す。

「嘘に決まってるじゃない」愛子はひとりつぶやく。

(回想)ある日、港に行くと二朗がいなかった。一朗から「向こうの港にいるから連れてくよ」と言われ、ボートに乗せてもらった。しばらく進んだあと、ボートの上で、一朗は豹変し愛子を強姦した。

愛子は一朗と付き合っていなかった。妊娠がわかったとき、二朗の子かどっちかわからなかったが、それでも「子供に罪はない」と男の子を出産した。

佳代が店へ来た。佳代は愛子が泣いていたので事情を聞いた。

佳代は、愛子が二朗に嘘をついたのは愛ゆえだから、やり直せると助言。

愛子は、殺した相手とそっくりの子がいるのに、むごいことできないと泣く。

この件を二朗に黙っておくよう言われた佳代は「言います」と返答。

佳代は例えて語る。…人は三日月だが、求めても完全な満月にはなれないかもしれない。ならば、そばにいる人みんなで丸に近づけばいい。あるいは丸に近づけないことをみんなで哀しめばいい、と。

佳代は店を出て、二朗のもとへ走る。

第8話「いくつもの星のひとつ」

一朗の思い

愛子の店には、丸雄が隠れていた。話をすべて聞いていた。そして愛子が二朗のことを好きなのを実感した。

丸雄は、床に落ちている金平糖をみて、自分がいくつもの星のひとつだと思った、

丸雄は、愛子をレイプする前、「愛子を好きになった」と言っていたと明かす。手を出さないと言っていたが「我慢できるかな。人を好きになるって理屈じゃねえだろ」とも語っていた。

「一朗さんは悪いことをした。けど、あの人も満月に(=求め合ってひとつに)なりたかったんじゃないかな」と丸雄。

愛子は泣き崩れる…。

同じ場所に立って

佳代は、二朗の家に行った。愛子が本当は二朗のことが好きなこと。愛子が嘘をついていたこと…を伝える。しかし二朗は信じなかった。

翌日の昼間。二朗の上司から、愛子へ連絡がくる。二朗の様子がおかしかったと。

コンビニの店長に1時間の休憩をもらい、二朗の家へ。すると、「お世話になりました。どうしても許せないんでごめんなさい。牛丼うまかったです」と書き置きが!台所の包丁も消えている!?

****

佳代は二朗を発見。二朗が許せないといえば坂本だろうと、探しに来たら見つけられた。図星だった。

坂本がやってきた。すると「知ってるか。愛子に一郎の子がいたんだ」とからかってきた。

包丁を出す二朗。「違うんだ」と言い訳する坂本。

佳代が「何が違うんです!何が違うって聞いてるんだよ!」と怖い表情で怒った。(二朗の代わりにわざと怒った?)

二朗は罪を償った。だから高みから見下すのでなく、同じ場所に立ってほしいという佳代。

「二朗さん!包丁捨ててください!」と叫ぶ佳代。

二朗が包丁を落とした。その瞬間、階段を上がった坂本は「こいつはクズだ。プンプンくせえ。こっちまで汚れちまう。」と暴言。

佳代:「クズじゃない!
坂本:「クズだよ。今だって刺そうとした

二朗は我慢できなかった。佳代が必死で止めたが、逃げる坂本を刺した。

結末

坂本は全治一か月の負傷。石川二朗は傷害罪で逮捕され、仮釈放は取り消しになった。

クズは私だ」と、佳代は落ち込む。

湘南保護観察所の帰り。佳代は子供を連れた愛子に偶然会った。

弁護士に会った愛子は、今度は裁判で何でも協力すると、話してきたという。

愛子は、佳代が保護司を辞めようとしてると見抜く。逃げるのは楽だから。

・・・愛子は「特別な人になろうとしたらダメ。三日月のまわりの星でいいのよ」と伝える。

そして金平糖をプレゼントし、二朗からの伝言を伝える。

伝言:「3人でカラオケ行く約束、今度は守ります」

別れ際。愛子の息子の名前を聞いた。希望の希で「のぞみ」だった。(つづく)

【前科者】1巻の感想

悲痛なスタートに感じること

1巻ラスト、真面目で優しい前科者の二朗がまたも罪を犯してしまいました。

第1巻から悲痛で、ほろ苦いスタートです。

しかし坂本のおっさん。何がしたいんだ!って感じです。

と、読んでるときは怒りでいっぱいだったのですが…。

ふと時間を置くと、よくネットで「炎上」ってありますが、人を批判する・からかう事はよくあります。

楽しいんですよね。悪口って盛り上がりますし。

でも。そんな他人にかまってる人生って悲しいな、と坂本さんを見てて思いました。

佳代が魅力的

佳代がとても魅力的なキャラクター。坂本に自分のことのように怒ってくれたり、「わあ」と叫んで「叫びたくなる時はある」と代弁してくれたり、人間味あふれています。

全6話のドラマ版にも石川二朗が登場しますが、佳代がそうなように、有村架純さんの泣いたり叫んだりのシーンがありそうで楽しみ。

比喩の解釈

マンガなのに比喩表現がちょっと難しいとも思いました。

特別な人=満月でなくていい。三日月(欠けてる人)のまわりの星でいい。この星って何でしょう?

星って無数にあって輝いてる。中島みゆきの「地上の星」みたいに、何でもない人だけど輝いて生きればいい…ってことかな?と解釈してみました。

なんだか文学作品を読んだみたいな第1巻でした。

当記事画像出典:Amazon

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