【夕暮れに、手をつなぐ】9話のネタバレと感想!すべてを失った空豆は塔子との再会へ!

【夕暮れに、手をつなぐ】9話のネタバレと感想!

広瀬すず主演の火曜ドラマ【夕暮れに、手をつなぐ】の第9話が2023年3月14日(火)に放送されました。

順調に進む夢とは裏腹に想いが伝えられない音と空豆。アンダーソニアから離れ、仕事を失っていく空豆は最後のカード、母親塔子との再会に臨む。

今回は【夕暮れに、手をつなぐ】第9話のあらすじネタバレ・感想について。

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【夕暮れに、手をつなぐ】第9話の視聴率

第9話の視聴率は5.9%でした。

【夕暮れに、手をつなぐ】第9話のあらすじネタバレ

第9話のあらすじネタバレです。

第9話のあらすじ

「本当にさよならだ」

浅葱空豆(広瀬すず)は、海野 音(永瀬廉)がセイラ(田辺桃子)を抱きしめているのを偶然見てしまいその場を去る。一方、音は空豆と葉月(黒羽麻璃央)が付き合い始めたと勘違いしており…。とっくに恋に落ちているのに、すれ違い続ける空豆と音に、本当の別れがやってくる。

第9話のネタバレ

セイラの邪心

デザインを徹(遠藤憲一)に盗まれ、ショックのあまり音(永瀬廉)に電話した空豆(広瀬すず)。しかし、電話に出たのはセイラ(田辺桃子)だった。

空豆に好意を抱いていたセイラは、空豆、葉月(黒羽麻璃央)との3ショット写真の自分の部分を切り取り、戻ってきた音に「空豆が葉月と付き合うことにしたんだって」と見せる。

ショックを隠せない音に「フラれた者同士」と泣き出し音の胸に顔をうずめる。そんなセイラを抱きしめる音。その姿を空豆は見てしまった。

雪の舞う夜の街で泣き崩れる空豆の前に傘を差し出したのは葉月だった。徹にデザインをパクられたことを知った葉月は空豆を心配し探していたのだった。

アンダーソニアを辞めるという空豆。「何もなくなってしまった」と泣く空豆を抱きしめる葉月。

すべてをなくす空豆

徹にデザインを返すようお願いする葉月。取り合わない徹。別のスタッフをチーフのパタンナーに指名した徹に葉月も辞める宣言し「僕は浅葱空豆に賭ける!」と言い切った。

ユニバースレコードに来た。空豆と葉月。新たな衣装の提案に感激する真紀子(松本若菜)。音、セイラも納得する。しかし、お互い気まずい雰囲気。

会議終わりに「正直キツか」という空豆に「気分変えて俺と付き合わない?」と言う葉月。空豆を理解し、「支える」と言う葉月に「恋しとる場合やなかと、仕事しようって言ったのは誰?」と言う空豆に仕事モードに切り替える葉月。

アンダーソニアを辞めたふたりは大事なスポンサーをなくす。自分でやることは出来ると提案されるが、500万の資金がかかると言われる。

真紀子はビート・バー・ミニットの売り込みに余念がない。そんな中、スタイリストの藤原大門がビート・バー・ミニットを気に入り、彼らのスタイリングに名乗りを上げたと空豆たちに謝罪した。空豆たちは音たちの仕事も失ってしまった。

伝わらない想い

「何もなくなった」と嘆く空豆に響子(夏木マリ)は一番強いカードがあると塔子に助けを求めるよう提案。戸惑う空豆に「それくらいじゃなきゃ物にはなれないよ。ファッション諦めたくないんでしょ?」と言い聞かせる。

音は電話で衣装の件を謝る。「セイラも謝りたいが泣いちゃってて」と聞かされ、セイラを心配する空豆。セイラは不安定な所があるからよろしく頼む、と音に託す。そして、言いにくそうに塔子の連絡先を教えてほしいと頼む。何も聞かない音に「相変わらず」と言う空豆。「だって言いたい時は自分から言うでしょ」と音。しかし、すでにその時は以前の様に何でもしゃべれる感じではなくなっていると感じる空豆だった。

直後に届いた音からのLINEには塔子からの連絡先が入ったLINEが張り付けられていた。ただそれだけのメールに寂しさを感じる空豆。しばらくしてお風呂で離れた空豆のスマホに音からのLINEが入る。

”空豆 俺、お前のことが好きだった。今も、これからも好きだと思う”

しかし、入浴中の空豆からはすぐに返事は来ない。「今更何言ってんだ」と送信を削除してしまう音。大事な想いはまたしても伝わらなかった。

風呂から上がった空豆は音にメッセージを送った。

”音 私は、音が好きだ”

その時、8時33分。「9時まで待とう。それまでに音が読んだらそれが運命。読まなかったらそれが運命」

しかし音はすでにレコーディングリハでスタジオ入りしていた。音がメッセージに気づいて見ようとするが、直前に取り消されていた。

塔子との再会

塔子に会うことにした空豆。待ち合わせたレストランで向かい合うふたり。「何飲む?」と聞く塔子に期待していたわけではないが抱いて涙を流すような感動の再会じゃないことに肩透かしな感じの空豆。何十年ぶりに会った知らないおばさんと抱き合うなんておかしいと、言う塔子に呆れて席を立つ空豆に「親らしいこと何も出来なくて」と謝る塔子。「何?話って」「お金貸してほしいと。おいを捨てた負い目もあるとやろ」と単刀直入の空豆に、「あんたもなかなかの子に育ったわね。さすが私の子」と返す塔子。

「あんたの子とか言われとうない」と言いながら、「見てほしいもんがある」とデザイン画を出す空豆。それを見た塔子は「悪くないんじゃない」と一言。そして「Don’t remember  day’s remember moments」というコレクションのテーマに「ステキね」と言う。「いいわ。あなたに投資しましょう」そして「このコレクションをやりましょう、パリで」と言い出す。パリでコルザのセカンドラインを空豆にやらせるというのだ。塔子は空豆のおはじきのドレスを見た時にスカウトしようと考えていたらしい。

「パリコレの日程組みましょう。あんたの母親にはなれなかったけど、あんたの夢のお手伝いくらいさせてよ」。

それを聞いた葉月は驚きを隠せない。パタンナーも葉月でいいと塔子も了承していると聞かされ喜ぶ。

パリ行きの支度を終えた空豆は自然とアンダーソニアに足を向けた。出てきたチーフに徹がテーマを変えたことを聞かされる。

徹は、社内に飾られたモネの絵にまつわる話をし、新しいテーマを聞かされる。「がんばれ」と空豆にエールを送る徹。

その夜、空豆は歌番組に出演している音とセイラのユニットをテレビで見ていた。「おめでとう」と心でつぶやくと、連絡も途絶えている音が遠く感じた。

ふたりだけの最後の時間

響子が旅立つ空豆の壮行会をみんなを呼んですると言う。音にも連絡したと聞かされる。

下宿に用意されていた料理は二人分。ハメられたと気づく空豆。落ち着かない空豆の前に音がやってきた。

ふたりが久しぶりに縁側に並んで座っている。空豆は音の匂いが変わってないことに気づく。テレビのこと、塔子のこと、話しながら相変わらず大事なことは言わないふたり。パリのことや塔子のことを響子から聞かされたことに「寂しかったよ」と言う音。

花火をするふたり。レコーディングがあるからと帰ろうとする音の背中に空豆が声をかける。

「待って!手を伸ばしたら届く?音に届くと?」

「届くんじゃない。割と簡単に」

音の顔に触れる空豆。そんな空豆をきつく抱きしめる音。「忘れんでね」「忘れられっかよ」。涙を流しながら固く抱き合うふたり。

つづく。

【夕暮れに、手をつなぐ】第9話の感想

伝わらない切なさが全開

今回の見どころはお互いに気持ちを伝えるメッセージを送ってはいたものの、ちょっとしたタイミングで削除し、どちらも見られなかったシーンでしょう。お互いに返信を待っているものの、結果としては何もない状態になってしまったこの場面では涙した視聴者もたくさんいたようです。

四面楚歌にして塔子との再会

脚本の上手さはここでも顕著でした。空豆がすべて失い。どうしようもなくなる状況を作っておいて響子の後押しにより、あれほど憎んでいた塔子に会う気にさせる展開は見事に感じました。そして世界的デザイナーの母親をある意味利用して夢の実現に近づく空豆のしたたかさもファッションに賭ける想いの強さに感じられました。

それでも決して言わない想い

ラストで抱き合い、忘れないと言うふたりですが、最後の最後まで”好き”という言葉は言っていません。このことがより切なさを盛り上げ、涙を誘いました。

いよいよ次回は最終回。パリへと旅立つ空豆と音との本当の別れはどうなるのでしょうか?みなさん悲しい結果を望んではいないと思います。そんな期待通りの結果になるといいですね。

記事内画像出典:『夕暮れに、手をつなぐ』公式サイト

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