【笑うマトリョーシカ】ネタバレ解説!原作結末から最終回予想とあらすじ全話!

笑うマトリョーシカネタバレ
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ドラマ【笑うマトリョーシカ】のネタバレあらすじと原作小説の内容と結末を解説、紹介します。

TBS金曜ドラマ【笑うマトリョーシカ】は主演を水川あさみが務め玉山鉄二、櫻井翔が共演する早見和真氏の同名小説を実写化した作品です。

主人公の道上香苗が政治家と秘書の関係を暴くサスペンスドラマ。人間の野望から生まれる様々な事件とその心情を繊細に描いていきます。

本記事は各話ネタバレあらすじとともに原作結末から最終回も予想。各ストーリーを最終回まで更新していきます。

最新話は、清家(櫻井翔)の元恋人(田辺桃子)が登場!

6月29日、1話のネタバレ、2話のあらすじと予告映像を更新しました。

【笑うマトリョーシカ】キャスト相関図・出演者一覧!実写化で櫻井翔と水川あさみが共演!
2024年夏、TBS金曜ドラマ【笑うマトリョーシカ】のキャス相関図・出演者一覧を紹介します。注目キャストとキャストと登場人物のプロフィールを画像付きで紹介しています。同名小説の実写ドラマ化。

本記事にはネタバレ含まれます。

【笑うマトリョーシカ】あらすじ

笑うマトリョーシカ

【笑うマトリョーシカ】は、主人公で新聞記者の道上香苗(水川あさみ)が自身の周囲で起こる事件の真相を明らかにしていくヒューマンサスペンスです。

事件の鍵を握るのは、抜群の人気を誇る若き政治家・清家一郎と有能な秘書・鈴木拓哉。
どちらも日の打ちどころがなく完璧に見るが…。道上は「このふたり、何かがおかしい」と感じます。
道上はふたりの奇妙な関係を暴こうとふたりの隠された過去を探る中、清家が政治家にのぼり詰める過程で死亡事故がいくつも起きていたことを知ります。さらに新たな事実や怪しい人物が次々と浮上。
それらが、道上の父の死とも繋がっていきます。

【笑うマトリョーシカ】ネタバレあらすじを最終回まで

ドラマ【笑うマトリョーシカ】のネタバレあらすじを最終回まで紹介します。

1話ネタバレ・あらすじ

『父は殺されたー?若き政治家と秘書の黒い闇に新聞記者が迫る!』

1話のあらすじ

2022年、4月。
新たに発足された内閣には、厚生労働大臣として初入閣を果たした若手議員・清家一郎(櫻井翔)の姿があった。リベラルな言動が国民の支持を集め、未来の総理候補と目される清家は、若返りを図る新内閣の目玉として華々しく注目を集めていた。

同じ頃、東都新聞文芸部の記者・道上香苗(水川あさみ)は、このほど清家が刊行した自叙伝の紹介記事の取材で愛媛県・松山にある彼の母校を訪れていた。しかし担任の口から語られたのは、現在の頼もしいイメージとはかけ離れた彼の姿と、自叙伝には登場しない鈴木俊哉(玉山鉄二)というブレーンの存在。高校時代、鈴木は清家を指導して生徒会長に押し上げ、政治家となった今もなお秘書として清家を側で支えているのだという。

「それほど重要な人物を、清家はなぜ自叙伝に登場させなかったのか」

違和感を覚えた道上は、その理由を探るべく、当時の関係者を取材しようと意気込む。

そんな中、道上に一本の電話が入る。相手はかつて社会部の敏腕記者でしばらく会っていなかった父・兼髙(渡辺いっけい)。「調べていることがある」と言い、道上に相談を持ちかけたその瞬間! 兼髙は突然の交通事故で絶命してしまい・・・。

道上が追い始めた人気政治家とその秘書の“奇妙な関係”。その矢先に訪れた兼髙の突然の死――そして、これから待ち受ける衝撃の展開と真実とは?

1話のネタバレ:清家が道上にSOS!?

兼髙(渡辺いっけい)の事故は相手の運転手の居眠り運転が原因と処理されます。しかし、何者かによって仕組まれた事故であり、犯人は兼髙のPCを盗んでいます。

道上香苗(水川あさみ)は、兼髙の遺品からBG株事件について記されたノートを手にします。その事件には羽生総理(大鷹明良)と諸橋大臣(矢島健一)が関与していると分かります。さらに、兼髙が鈴木(玉山鉄二)と会う約束をしていたと分かり、道上は父の死について疑いを持ち始めます。

BG株事件とは。
28年前に発覚した不動産の利権が絡んだ横領事件で起訴されたのは官僚と宇野耕介。兼高はこの黒幕を追っていたが、その矢先に宇野が自殺を遂げ事件は幕を下ろしていました。

この宇野が鈴木俊哉の父親。鈴木は苗字を母親姓に変えていたのです。
愛媛に移り住み高校に入学した鈴木(西山潤)は、清家(青木柚)と佐々木光一(濱尾ノリタカ)と出会います。そして、清家を利用しようと考えます。
「お前がブレーンになって清家を政治家にすればいい」と光一。
高校生の鈴木は「こいつを政治家にして親父の敵をとってやる」と誓いました。
そして、鈴木は東大を卒業し経済産業省に就職。その後、清家の秘書になったのです。

道上は社会部の山中(丸山智己)とともに清家の取材をします。そこで、清家の自叙伝「非願」に鈴木の名前を出さなかったのは、鈴木の指示だと知ります。鈴木曰く、犯罪者の息子の名が載ることは清家に迷惑がかかるから、と。

香苗は清家が鈴木にコントロールされていると感じます。実際、清家の記者会見などはすべて鈴木が原稿を作っています。
そんな中、道上は清家から直々に連絡を貰い、ふたりだけで会食をします。帰り際、清家は「これからも僕を見ていてくださいね」と告げました。

後日、この時道上が話した里親制度のことを清家は定例会見で語ってみせました。まるで、自分が全てを見つけ出したかのように、人々を魅了するすばらしい会見です。

道上は思います。
清家は理想の人間を演じる才能がある、と…。

道上宛に、清家の卒論と思われる原稿が送られてきました。内容は、ヒトラーをコントロールするエリック・ヤン・ハヌッセンのこと。ヒトラーが清家でエリック・ヤン・ハヌッセンが鈴木とも思える内容です。
道上は清家が自分にSOSを送っているのかと思うのですが…。

そんな矢先、道上の家に何者が侵入。
その者によって兼髙のノートが焼かれていて…。

<続く>

2話ネタバレ・あらすじ

2話のあらすじ

父・兼髙(渡辺いっけい)の死は、BG株事件を闇に葬りたい鈴木(玉山鉄二)によって仕組まれたものではないか。さらに清家(櫻井翔)は鈴木に裏で操られており、助けを求めて自分に近づいてきたのではないか。そう考えた道上(水川あさみ)が清家のもとを訪れようとした矢先、道上の部屋に何者かが侵入し荒らされる事件が発生する。盗られたのはBG株事件に関する兼髙の資料や取材ノートのみ。道上はますます鈴木に対する疑惑を深めていくのだった。

そんな中、道上は清家の自叙伝「悲願」で清家がかつて私設秘書を務めていた代議士・武智(小木茂光)もまた、兼髙と同じく不慮の交通事故で命を落としていたことを知る。おまけに武智の死後、清家は彼の地盤を引き継ぎ、27歳の若さで初当選していて・・・。

ネタバレは放送後に更新します。

【笑うマトリョーシカ】最終回結末予想

小説原作からドラマ「笑うマトリョーシカ」の最終回がどうなるか、予想していきます。

清家一郎を操る人物は?

清家一郎は27歳にして政治家となり活躍し続けています。実は清家一郎を政治家に成し遂げたのは裏で清家を洗脳しシナリオ通りに動かすブレーンが存在していました。
それが秘書の鈴木俊哉なのですが…。実は他にもブレーンが登場します。清家の母の浩子、そして、元カノの美和子(本名は真中亜里沙)です。
複雑に絡む3者ですが、最終的に清家は3者を切ります。つまり、清家は3者の言いなりではなかったということです。ドラマも全員を切って最終回を迎えるのでは。

マトリョーシカの伏線回収

原作にはマトリョーシカが2つ登場します。ひとつは、清家のデスクに飾られたマトリョーシカ人形。もう一つは元カノ・美和子が執筆した脚本「最後に笑うマトリョーシカ」です。
「最後に笑うマトリョーシカ」は清家の43歳までを描いた作品で、執筆したのは大学生の頃。つまりフィクションですが、これがそのまま現実化していきます。道上がそのことを突き止め、事件の真相に迫ります。マトリョーシカ人形はストーリーの冒頭とラストシーンに登場。
清家はマトリョーシカ人形の最後に出てくる少年の顔を「怒りに満ちている」と表現。それが清家自身のことだと感じるラストになっています。
このキーアイテムとなるマトリョーシカはドラマにも登場し伏線回収もすると予想します。

1話にて。
マトリョーシカ人形を見た道上は、清家に似ていると語っています。

最後に笑うのは?

最後に笑うのは清家一郎です。道上香苗のインタビューを上手くかわし、清家一郎は総理大臣になるかも?という展開です。

不審な事故の真相

原作小説では不審な事故がいくつかあります。

・愛媛の選挙区の代議士の小木茂光の事故。
・鈴木俊哉の交通事故。
など、どれも証拠はなく事故といて扱われていますが…。
実はこの事故には裏があります。おそらく最終回で暴かれると予想しています。

ドラマでは道上香苗の父(渡辺いっけい)の交通事故が描かれます。この事件の真相が最終回で判明するはず。おそらく清家が絡んでいると思われます。

【笑うマトリョーシカ】原作は早見和真の小説

『笑うマトリョーシカ』(わらうマトリョーシカ)の原作は同名小説です。文藝春秋より出版。原作者は早見和真(はやみかずまさ)さんで近作だと「95」がドラマ化になっています。
他に「イノセント・デイズ」「小説王」「マルとアンナの愛顔道中」もドラマ化になっています。
なんと早見和真さんはドラマ1話に出演しています!

【笑うマトリョーシカ】ドラマと原作の違いは?

主人公に違いがあります。ドラマの主人公は水川あさみさんが演じる道上香苗ですが、原作小説は鈴木俊也の語り、そして、清家一郎の著書「悲願」を引用しながらストーリーが展開。そこに、道上香苗らも加わり、それぞれの視点で事件や心情が描かれています。

大きな違いは、道上香苗のキャラクター設定です。原作小説の道上香苗に家族は登場していません。ドラマでは香苗の両親(筒井真理子、渡辺いっけい)が登場します。また、ドラマは子どもがいるバツイチ設定です。
さらに、香苗の父が交通事故に遭うというのは、ドラマオリジナルです。
香苗の父の交通事故は物語の鍵であり、ドラマオリジナルのストーリー展開もあります。

【笑うマトリョーシカ】原作小説のネタバレ・解説

キャラクター・登場人物紹介

  • 道上香苗(水川あさみ):東都新聞の記者→のちに山中の出版社に入社。
  • 鈴木俊哉(玉山鉄二):清家の同級生。政務秘書官
    高校時代は西山潤が演じる。
  • 清家一郎(櫻井翔):厚生労働大臣
    高校時代は青木柚が演じる。
  • 山中尊志(丸山智己):社会部の記者→のちに独立
  • 佐々木光一(渡辺大):清家の同級生、料亭の店主
    高校時代は濱尾ノリタカが演じる。
  • 羽生雅文(大鷹明良):内閣総理大臣
  • 諸橋育夫(矢島健一):外務大臣
  • 藤田則永(国広富之):武智の元政策担当秘書。
  • 武智和宏(小木茂光):愛媛出身の代議士。福音学園出身。交通事故で死亡。
  • 和田島芳孝(加藤雅也):清家の実父、元官房長官
  • 劉浩子:清家一郎の母、中国人。
  • 真中亜里沙(田辺桃子):三好美和子、田所礼子と名乗る。一郎の彼女。
  • 一色清彦(東根作寿英):清家たちの福音学園時代の元担任。
  • 鈴木由紀:俊哉の妻。
  • 清家善和:浩子の元夫。死亡。
  • 小松政重:浩子の再婚相手。
  • 坂本一紀(中山麻聖):清家一郎の秘書。
  • 一郎の祖母、ほか。

以下はドラマのみに登場。

  • 青山直樹(曽田陵介):文芸部の記者
  • 旗手健太郎(和田正人):香苗の元夫
  • 道上兼髙(渡辺いっけい):香苗の父
  • 道上香織(筒井真理子):香苗の母
  • 旗手勇気(森優理斗):香苗の息子。
  • 謎の女(高岡早紀):正体は不明

()内は出演者。

小説の結末は清家一郎の勝利!?

小説【笑うマトリョーシカ】は、マトリョーシカの殻を外していくように、次々と事件や心情変化が描かれていきます。物語は4部構成となっています。
物語当初は愛媛が舞台。清家一郎と鈴木俊也の高校時代の出会いから始まります。

清家一郎は元ホステスの母・浩子に育てられた一人っ子。政治家の和田島芳孝が父だが会ったことはない。鈴木俊也は不動産を営む父が株事件で逮捕され、東京にいられず愛媛の高校に進学。そこで、一郎とクラスメイトに。
自身が政治家になれない鈴木は浩子と関係を持ち、一郎を政治家にすることに力を注ぎます。
一方、浩子は和田島を思いのままに手名付け一郎を出産。一郎を政治家にするために生きてきました。
母の浩子によって「政治家になること」を目標としてきた一郎は鈴木とのちに出会う恋人の美和子の力でのし上がっていきます。
一郎を自分の描いた人物にすることが浩子、鈴木、美和子の生きがいに。しかし、一郎は浩子と縁を切り、美和子と別れ、鈴木俊也をクビに。芯がなく空っぽだと思えた一郎ですが実は3者を操っていたとも思える、ある意味怖いラストになっています。一郎は、新たに坂本を秘書に迎えて政治家を続けていきます。

エピローグにて。
最後に一郎は道上香苗に「僕は誰かを喜ばすために生きるこができる人間だ。今は国民を喜ばせたい」と語ります。

【笑うマトリョーシカ】は見どころ満載!

清家一郎は決して悪い政治家ではありません。笑顔を絶やさず紳士的です。それは、鈴木の教育の賜物ともいえますが、笑顔の下には友情も愛情も感じない清家一郎が存在しているように感じます。ドラマはこの面白い原作をどう描いていくのか楽しみです。めくるめくような展開に釘付けになりそう!ストーリー展開はもちろんのこと、櫻井翔さんが演じる清家一郎の姿も見どころに。かなりのハマリ役では。見どころ満載ですね!

【笑うマトリョーシカ】脚本家・スタッフ・主題歌

原作 :早見和真「笑うマトリョーシカ」(文春文庫)
脚本:いずみ吉紘、神田優
音楽:大間々 昂
主題歌;由薫「Sunshade」(Polydor Records)
政治監修: 須山義正、武田一顕
法律監修 :岡本直也
児童福祉監修: 永野 咲
警察監修:石坂隆昌
医療監修:中澤暁雄
プロデューサー :橋本芙美(共同テレビ)
演出 :岩田和行(共同テレビ)、城宝秀則(共同テレビ)、小林義則(共同テレビ)
編成 :杉田彩佳
製作 :共同テレビ、TBS

脚本家:いずみ吉紘(いずみよしひろ)
【ROOKIES】【デスノート】など原作ありの人気ドラマを手掛けています。TBS金曜ドラマは【インビジブル】以来の脚本担当です。近作は【ACMA:GAME アクマゲーム】。

脚本家:神田優(かんだゆう)
【泥濘の食卓】【うちの弁護士は手がかかる】など。

ドラマ【笑うマトリョーシカ】はTBS金曜ドラマ枠で絶賛放送中です。
本記事は、最終回まで更新していきます。

画像引用:【笑うマトリョーシカ】公式サイト