【妻、小学生になる。】原作ネタバレ!漫画の結末はまさかのバッドエンド!?
【妻、小学生になる。】原作ネタバレ!漫画の結末はまさかのバッドエンド!?
ドラマ【妻、小学生になる。】の原作は、村田椰融氏の同名漫画です。
死んだ妻の魂をもつ小学生の万理華とその夫の圭介と娘の麻衣との家族愛を描いた物語。
ドラマ【妻、小学生になる。(つましょー)】の原作ネタバレ、あらすじ、最新話、漫画の結末最終回を紹介します。
【妻、小学生になる。】の原作は漫画
ドラマ【妻、小学生になる。】の原作【妻、小学生になる。】(著:村田椰融)は、『週刊漫画TIMES』(芳文社)にて現在連載中の「面白い」と評判の人気漫画です。
2018年5月、同誌に掲載され、コミックは9巻まで発売しています。
【妻、小学生になる。】10巻と11巻はいつ発売?
【妻、小学生になる。】10巻は、2020年2月16日発売。
【妻、小学生になる。】11巻は、2020年3月16日発売。
【妻、小学生になる。】のキャラクター
【妻、小学生になる。】原作のキャラクターを紹介します。
・新島圭介(にいじまけいすけ/堤真一)
妻の貴恵を亡くして以来、どんより暗い日々を送っている。
娘の麻衣と二人暮らし。
妻の生まれ変わりの万理華が現れてから、明るく前向きになる。
・新島貴恵(にいじまたかえ/石田ゆり子)
圭介の妻で交通事故に遭い他界。
10年後、万理華の体をかりて生き返る。
・白石万理華(しらいしまりか/毎田暖乃)
10歳の小学生。
ある時、貴恵の記憶が戻り新島家を訪れる。
万理華自身は、母の千嘉と二人暮らし。
・新島麻衣(にいじままい/蒔田彩珠)
圭介と貴恵の子ども。
貴恵が亡くなってから引きこもりがち。
・白石千嘉(しらいしちか/吉田羊)
万理華の母。
離婚して万理華を育てている。
・浦川広樹(うらかわひろき)
千嘉の恋人。
・守屋好美(もりやこのみ/森田望智)
圭介の会社の部下。
・宇田(うだ/田中俊介)
圭介の部下。守屋の同僚。
・愛川蓮司(あいかわれんじ/杉野遥亮)
麻衣が仕事で知り合う。
・詩織(しおり/水谷果穂)
守屋の親友。
・友利子(ゆりこ)
貴恵の姉。
・萌(もえ)
貴恵の妹。
・那由太(なゆた)
萌の息子。
万理華の2つ年下。
・和田ヒマリ(わだひまり/飯田晴音)
万理華のクラスメートで親友。
・高梨健(たかなしたける/川口和空)
万理華のクラスメート。
勉強もスポーツもできる人気者。
・美幸(みゆき/田中絆菜)
万理華のクラスメートでちょっと意地悪。
・阿部(あべ)
千嘉が働くお弁当屋で働く。
千嘉に優しく接する。
・出雲凛音(いずもりおん/當真あみ)
15歳の高校1年生で小説家。
映画「君と再び」の原作者。
()内は出演者。
ヒマリ、友利子、萌、浦川のドラマ情報はありませんが、登場する可能性はあると思います。
【妻、小学生になる。】の原作ネタバレ
【妻、小学生になる。】の原作は、新島貴恵の魂を宿した白石万理華が夫の圭介と娘の前に現れたところからスタート。
新島家と白石家の家族の物語とともに恋愛要素も散りばめられた物語です。
圭介と貴恵の夫婦愛のほか、圭介を思う守屋好江、その友達の詩織の恋、万理華の母=千嘉の荒んだ恋愛も描かれています。
また、恋愛経験のない麻衣が恋をしていく姿も描きながら、物語は進んでいきます。
家族愛、ネグレクト問題もとりあげた奥深い内容です。
以下にて【妻、小学生になる。】原作のネタバレを紹介します。
1巻
1巻のあらすじ・ポイント
・小学生の貴恵が現れ新島家の“通い妻”に。
・妻を失い元気がなかった圭介、母を失い引きこもりだった麻衣に大きな変化が。
【第1話】
コンビニ弁当を食べる圭介と麻衣。
会話のないふたり。
そこに小学生の女の子が訪ねてきた。
「私は新島貴恵」と名乗る。
貴恵とは圭介の妻で麻衣の母。
信じられないふたり。
貴恵は、プロポーズした場所、結婚記念日、家族旅行など貴恵しか知らない事実を並べ立てる。
貴恵いわく「輪廻転生」だろう、と。
10年前、事故に遭って死んだ貴恵は、ある夫婦に宿った命に転生。
前世の記憶が戻ったのは最近のこと。
確かに貴恵だ、と確信するふたり。
貴恵は、コンビニ弁当を食べることをしかり、在宅ワークで引きこもり気味の麻衣には「外に出なさい」と励ます。
貴恵は現在住む家に戻るのだが……。
**
貴恵に出会ったことで、圭介は変わる。
会社で人に話しかけたことがなかった圭介が話しかけるということも。
朝、貴恵がお弁当を作って持ってきてれた。お昼にはお弁当を食べながら、貴恵のことを思い出す。
帰りに貴恵に会うと、圭介は人目もはばからず貴恵を抱きしめる。
貴恵がいることがすべてだという圭介に貴恵は「私がいなくても進んでいける姿勢と未来を見せて!」と喝を入れる。
麻衣にも変化が。
スーツを買い就活に励むことに。
こうして、小学生の貴恵は通い妻となったのだ。
【第2話】
小学生の貴恵とはずっとは一緒にいられない。そこで、連絡手段が必要になり、電話番号のない端末を購入する。
こうして、家族でメッセージのやりとりができるようになった。
圭介が明るくなったこととお弁当を持参するようになり「再婚するのでは」と会社で噂に。
圭介がお弁当を食べていると部下の女子社員の守屋好美が声を掛けてきた。
守屋は圭介が笑顔を見せるようになったのが「嬉しい」と言う。
どうやら、圭介のことが好きらしい……。
圭介は、貴恵と出会えた奇跡の日々を大切にしようと思う。
【第3話】
守屋から「お弁当友達になって」と言われ、圭介は守屋とお弁当を食べるようになる。
貴恵にお弁当箱を返すのも日常的になる。
別れ際「デートにいこう」と大声で叫ぶ圭介。
一方、守屋は圭介の待ち受け=小学生の貴恵の写真をみて、圭介には孫がいると思いこんでしまう。
【第4話】
貴恵、圭介、麻衣は水族館に行く。
三人で出かけるのは久しぶり、圭介は思わず涙ぐんでしまう。
麻衣の就活を心配する貴恵。
うまくいかないという麻衣を励ます。
トイレに行った貴恵が戻ってこない。圭介は貴恵がまたいなくのではと大慌て。
圭介の心配をよそに貴恵は迷子になっていただけ。
圭介は小学校の貴恵が18歳になったら結婚すると決意しているのだが、貴恵は複雑な感じ。
守屋に水族館のお土産を渡す圭介。
守屋は喜ぶも圭介に孫がいないと知り、小学生の貴恵のことを「誰なのか」と思う。
【第5話】
守屋は圭介に「ロリコン趣味」があるのかとモヤモヤ。
守屋は友達の詩織に相談。
20歳くらい年上の圭介を好きになったことを打ち明け、変わった趣味がある、と話す。
その時、守屋らがいる喫茶店の外に圭介の姿が。
そこに、小学生の貴恵がやってきた。
どうみても二人は待ち合わせをしていた様子。
守屋は圭介のところに走っていく。
【第6話】
守屋に貴恵のことを訪ねられた圭介は「妻」と言いそうになる。
貴恵が慌てて「圭介おじさんの親戚の白石万理華です」と自己紹介。
(ここで貴恵の姿をした小学生の名前がわかる。以後、万理華(貴恵)と記載。)
そこに詩織もやってきて、万理華(貴恵)と会話。やけに大人っぽいことを不思議がる。
守屋と詩織はこっそり、万理華(貴恵)と圭介を尾行。
万理華(貴恵)は親戚の子どものフリをし続け、守屋と詩織の疑惑を回避。
圭介は万理華(貴恵)が妻だということを周りに知られてもいいと思う。
万理華(貴恵)はそれを反対する。
誰も生まれ変わり説など信じてくれないからだ。
圭介は妻の貴恵ががいなくなる寂しさを知っているから、一緒にいられる時間を大切にしたいのだ、と告げる。
【第7話】
万理華(貴恵)が通う小学校。
美幸とヒマリが喧嘩を始めた。
万理華(貴恵)は仲裁に入る。(心は貴恵なのでオトナ対応ができる)
クラスの人気者のタケルは、サッカーがうまく万理華(貴恵)のことが好き。
その日の帰りに「俺と付き合ってくれ」と告白される。
【第8話】
休日。この日はタケルのサッカーの試合がある。
麻衣は圭介に内緒で万理華(貴恵)とサッカー観戦。
万理華(貴恵)がタケルに告白されサッカーの試合を見に来て欲しいと言われたことを麻衣に話すと、麻衣が興味を示し、試合を観ることになったのだ。
その帰り、麻衣はタケルがいい子だと言い「お母さんとお似合い」とも。
圭介は、8年後に本気で結婚すること考えているらしいが万理華(貴恵)は「難しくてわからない」と打ち明ける。
麻衣は「お母さんがお母さんでいてくれればいいよ」と笑顔を向ける。
万理華(貴恵)には複雑な問題が他にもあるようで……。
万理華(貴恵)が帰宅すると母親が
「今日は家にいるっていってたよね」と待ち構えていた。
2巻
2巻のあらすじ・ポイント
・万理華が夏休みに入り、家族水入らずの温泉旅行に。
・麻衣の初デート!
・守屋は本気で圭介を想っていて「結婚したい」と万理華(貴恵)に打ち明ける。
【第9話】
万理華(貴恵)は圭介から「お弁当の食材費として」1000円を貰う。
**
万理華(貴恵)の母親は、帰宅したときに万理華(貴恵)がいなかったことを責める。サッカーの試合に行ったことで、バス代を夕飯代から使ったことを白状する万理華(貴恵)。
夕飯代のおつりがやけに少ないことから、万理華(貴恵)の荷物をあさる母親。
圭介とやりとりする携帯が見つかりそうになりハラハラ。
なんとか見つからずにすむが。
この無断外出のせいで“もう圭介と麻衣に会えないかもしれない”と思う。
【第10話】
万理華の生い立ち
両親は、お互いお酒が入ると気が荒くなり取っ組み合いの喧嘩を繰り返し、去年、離婚。
離婚後、母親は無口になり、万理華と話すこともなくなる。
夏休み
万理華(貴恵)は、圭介のもとに通い楽しい時間を過ごす。
家に帰るとひとりになり、辛く感じる。
母親から貰う夕飯代は500円。
こっそりとお弁当を作り、母親にバレないようにする。
圭介と麻衣の案で夏休みに日帰り旅行の計画を立てる。
万理華(貴恵)は母親が熱海でいないという日を狙って外出。
母親にバレたら二人に迷惑がかかると思い、二人に会うのはこれで最後にしようと決意する。
【第11話】
日帰り旅行を楽しんだ3人。
夕飯はお寿司にしよう、という圭介。
万理華(貴恵)は新島家が楽し過ぎてこのままでいたいと思い「もう会えない」と言い出せないでいる。
しかし、あの母親にバレたら、なにをしでかすわからない。危険。
覚悟を決めて「あの」と言い出そうとしたら、突然、電気が消えた。
麻衣がケーキを持って「お誕生日おめでとう」と。
この日は、貴恵の誕生日。
2人からのサプライズだ。
圭介と麻衣は万理華(貴恵)が元気がないことに気づいていた。
万理華(貴恵)はそんな2人の気持ちが嬉しくてたまらない。
もし、今の家にいられなくなったら、ここに来ようと思い、もう会えないなんて言わなくていい、と思う。
【第12話】
万理華(貴恵)はヒマリと図書館に行く。
映画化になる「君と再び」という本を手にする。
内容:死んでしまった主人公が生まれかわり最愛の人と再会。しかし、前世の記憶がない主人公に気づかずに終わってしまう。
**
守屋が「君と再び」を読んで泣いている。そこに圭介が。
守屋は本を圭介に貸し、さらに花火大会に誘う。
4日後。
圭介は守屋と花火大会に。
守屋がビールを買いに行っているとき、偶然、万理華(貴恵)とあう。
万理華(貴恵)はヒマリ家族と来ていた。
二人で花火を見る。
過去のことが浮かんでくる。万理華(貴恵)の姿が一瞬、貴恵の姿に見える。
万理華(貴恵)はヒマリに呼ばれ行ってしまい、入れ違いで守屋が戻ってきた。
万理華(貴恵)は前世の記憶があることの意味はわからない。でも、生きていたら一緒に過ごせた大切で幸せな時間を取り戻したい、取り戻させてあげたい、と思う。
【第13話】
麻衣は会社の田中さんに誘われて合コンに参加。
恋愛経験ゼロの麻衣は、かなりお疲れ気味。
この合コンで芳文商事の三戸と出会い連絡先を交換。
デートの約束にまで進展。
万理華(貴恵)に話すと、それを聞いていた圭介は心配する。
万理華(貴恵)は麻衣にメイクをしてあげ「頑張れ」とサポート。
麻衣が出かけ、二人きりになると、万理華(貴恵)は
「花火大会のとき女性といたわね」と切り出す。
同僚だという説明をする圭介。
そして、圭介に、自分が死んでからの10年間、再婚を考えたことはあるのかと問う。
【第14話】
圭介は再婚は考えとこともない。
万理華(貴恵)は、麻衣が結婚したら圭介はひとりになる。圭介が寂しい思いをしないために、再婚をしても構わない、という。
その夜。
家に戻った万理華(貴恵)のもとに「麻衣が帰ってこない」と圭介から連絡が。
まだ夜の8時。
心配する時間じゃない。
一方、麻衣のデートは……。
車で来ていた三戸だが「代行を呼ぶ」というので、お酒を飲む。
ベラベラとしゃべる三戸にただ相槌をうつ麻衣。
酔っている三戸は「代行なんで面倒だ」と言い出し車を運転すると言う。
麻衣は思わず三戸の頬を叩く。
母は交通事故で死にました!と。
タクシーで帰る麻衣は万理華(貴恵)に、デートはうまくいかず三戸は運命の人じゃない、と電話。
万理華(貴恵)は圭介といて「この人の作る家庭はきっと幸せになるだろう」と思った瞬間があった、それが運命だと話す。
【第15話】
守屋が圭介を好きなことを知る詩織は、ふたりをくっつけようとバーベキューを計画。
守屋がほかにも大勢くるという体で圭介を誘う。それは嘘で、守屋と圭介と詩織だけ。そうとは知らない圭介は万理華(貴恵)を連れていく。
万理華(貴恵)は、これは守屋と圭介をくっつけるためのイベントだ、と気づく。
4人でバーベキューをする中、詩織が気を利かせて、守屋と圭介に自販機で飲み物を買ってくるように仕向けるが、守屋と万理華(貴恵)が行くことに。
二人で自販機に行くはずが、道に迷ってしまう。しかも雨が降り出してしまい、二人は雨宿り。
【第16話】
万理華(貴恵)は守屋に
「圭介おじさんのこと好きなんですか?結婚したいと思ってますか」と聞く。
一方、詩織は、圭介と2人になり「恋愛が続かない」と自分の悩みを打ち明ける。
圭介は貴恵への想いを話す。
貴恵は仕事ができて女性にしては長身で憧れだった。結婚してからは別の感情がうまれてきたという。「姿が変わっても愛情は変わらない」という圭介の言葉に、詩織は「亡くなっても変わらない」と受け取る。
詩織の悩みには「素の姿を見せることで愛情が生まれる」というアドバイスをする。雨がやまず圭介は守屋と万理華(貴恵)をさがしに行く。
その頃、守屋は「結婚したい」と万理華(貴恵)に打ち明ける。
守屋は男性とうまく話せなかったが圭介とは話すことができたのだという。その圭介が妻を亡くし元気がなくなった。
妻を亡くし、いずれ「娘さんが出て行く。その時傍にいる人が必要」だという守屋は、自分がその人になりたい、と話す。
そこに圭介がやってきて、なんとかバーベキューは終わる。
その帰り、守屋は万理華(貴恵)にこっそりと言う。
「今日、話したことは内緒ね」と指切り
3巻
3巻のあらすじ・ポイント
・麻衣が蓮司と出会う。
・守屋が新島家に!万理華(貴恵)は複雑な心境に……。
・万理華(貴恵)の運動会に圭介と麻衣が応援に!
・麻衣は、万理華が母親から暴力を受けている、という噂を耳にする。
【第17話】
守屋が圭介に「もんじゃ焼きを、できれば新島さんの家で。万理華(貴恵)ちゃんも一緒に」とさりげなく誘う。
この日、麻衣は仕事でいないから「ちょうどいい」と圭介。
守屋は詩織に連絡。
詩織は、なんで万理華(貴恵)がいつも一緒なの!?と思う。
その頃、麻衣はホームページ制作で茨城にある「相川工務店」を訪問。
跡継ぎである蓮司にパソコンを教えるが、蓮司は無愛想。
ぐったりする麻衣。
仕事が終わると海で釣りをしている蓮司を見かけ、思い切って「教え方が悪かったのか」と聞く。
蓮司は「そんなことはない」と意外と優しい。
蓮司は、海に飲み込まれて遺体があがらない友達を待っているという。
「戻ってくるかもと思う。馬鹿だな」という蓮司に麻衣は
「戻ってくることはあります」と。
麻衣は蓮司に駅まで送ってもらい「分からないところがあったらいつでも連絡を」という約束をする。
【第18話】
圭介と守屋は、万理華(貴恵)と偶然出会う。
万理華(貴恵)は、結婚宣言した女と自宅でパーティーって、どういうことかと思う。
この光景をみたら、麻衣がどう思うだろう、と心配をする。
その頃、麻衣は蓮司のことを「いい人だな」と思いながら帰路に。
蓮司の話を聞き、死んだ人に再び会える自分の状況に感謝すべきだと思うのだった。
家では3人がもんじゃを食べ、圭介は貴恵が亡くなった時のことを話す。
麻衣をかまってあげなかったことを後悔していた。
貴恵のいる家庭が仕事をする原動力であったことも。
食事が終わり守屋はお得意のトランプマジックを披露し、3人で盛り上がる。
そこに麻衣が帰宅。
守屋は場の雰囲気を察して帰っていく。
麻衣「どういうこと」
【第19話】
圭介は、守屋のことを説明。
同僚でバーベキューに万理華(貴恵)も言った事も話す。
麻衣は、圭介と守屋が友達ということに「気持ち悪い」と言い、部屋にこもってしまった。
3人だけの家に他人が入り込むことが麻衣には許せないのだろう、と万理華(貴恵)(貴恵)。
万理華(貴恵)(貴恵)は、圭介が自分が死んだときに麻衣に寄りそってなかった、とハッキリと言う。
そして、麻衣の部屋に。
麻衣は守屋が圭介を好きなことを察知。
万理華(貴恵)は、微妙な感じ。
「お母さん、嫉妬しないの?8年待ったら、また結婚できる」と。
水族館で圭介がいったことは難しいと考えていたが、蓮司に会い考えが変わった。
「この奇跡を大切にしたい。3人で家族に戻りたい」と。
1度、貴恵を亡くした麻衣は、また貴恵がいなくなってしまうかも、という不安がとても大きい。
圭介はドアの外でその話を聞いていた。
【第20話】
そこで圭介は「結婚届」を書くことを思いつく。
「結婚届」は「俺達が家族であるための証」なのだと言う。
麻衣の前で、自分で作った「結婚届」にサインをして万理華(貴恵)にもサインをしてもらう。
麻衣は保証人のところにサイン。
圭介は麻衣に、貴恵が亡くなった時、向き合わなかったことに「すまなかった」と謝る。
キチンと向きあっていれば、麻衣はもっと前向きに生きられただろう、と。
麻衣は「謝らなくていいよ」とほほ笑む。
「お父さんも凄く辛かったんだから」と。
麻衣から「ありがとう」という言葉が。
**
万理華(貴恵)は、圭介が守屋と再婚してもいいと一瞬は思ったものの「やっぱり、圭介を好き」だと確信する。そして、18歳になって圭介と結婚する未来があってもいいかも、と思う。
【第21話】
小学校。
新学期が始まり、運動会を開催する。
運動会は9月22日。万理華(貴恵)はリレーの選手。
ヒマリの家は親戚までも応援に来ると言うが「うちは忙しくて来ない」と万理華(貴恵)。
万理華(貴恵)の自宅。
母が帰宅。
浦川広樹から「遊園地でもつれてく」とメッセージが。
運動会のパンフを見つけるもゴミ箱に捨てる。
麻衣は運動会のポスターを見て、行ってみようと思う。
圭介はカメラを磨き、応援する気満々だ。
しかし、万理華(貴恵)は「絶対に来るな」と。
圭介が来て大騒ぎされたら大変なことになると危惧しているのだ。
そういいつつも、当日、お弁当を届け「もし、来ても迷惑かけないで」と念押し。
こうして、圭介と麻衣は運動会に。
一方、万理華(貴恵)の母は浦川と遊園地デート。
【第22話】
圭介と麻衣は万理華(貴恵)の作ったお弁当を食べながら、現在の万理華(貴恵)の家族のことを「きっといい人だ」と話している。
麻衣は万理華(貴恵)の現実の生活が気になってくる。
その頃、万理華の母の千嘉は、浦川と遊園地に。家族連れを眺めている。
運動会・午後の部。
リレーが始まり、堂々の優勝。
麻衣はトイレに。
そこで、万理華の両親は離婚していること、その時、万理華は落ち込んでいた、という噂話を立ち聞きする。
離婚原因は旦那の浮気とDV。
さらに、母親も危ない感じで、万理華が家で暴力を受けているかもしれない、と知る。
**
夜。
千嘉は帰宅すると、万理華に運動会に行かなかったことについて「仕事だった」と嘘をつき、万理華に「さっさと部屋に行け」と冷たい態度をとる。
【第23話】
万理華のことが気になる麻衣。
偶然、塾帰りのタケルと会う。
幼稚園の頃から万理華を知るタケルは、“今年の春ごろ”から万理華が変わったという。
ちょうど、万理華が貴恵の記憶がもどった頃だ。
それまでの万理華は、口数が少なく静か。家庭のことで落ち込んでいた。
万理華の母は、参観日には万理華を怒鳴ったりしていた。
「万理華に何かあったときのため」とタケルと麻衣は連絡先を交換する。
麻衣が帰宅すると万理華(貴恵)が来ていた。
守屋を誘い、週末に4人で出かけよう、と圭介と万理華(貴恵)。
守屋はこの間のもんじゃパーティーのことを気にしている。だからわだかまりを消そうというのが、二人の考え。
「どこに行きたい」と聞かれた麻衣はあまり乗る気はないが「釣りに行きたい」と答えた。
【第24話】
釣りに行く。
守屋と麻衣の関係をよくさせるためのイベントだが、全く、改善されずに時間が過ぎる。
しかも、雨が降ってきて、釣りは中断。
このままじゃいけないと思う万理華(貴恵)の提案でカラオケに。
守屋は、麻衣に、もんじゃを焼いた日に遅くまでいたことを謝り、圭介のことを話しだす。
圭介は守屋に麻衣のことを話していた。
麻衣の生き方を尊敬している、と。
そして、娘のことをそんな風に想える圭介を守屋は「尊敬している」と。
麻衣は守屋に心を開いていく。
その帰り「また、4人でどこかに行こう」と約束をする。
その後、麻衣は万理華とふたりだけになり
「お母さんの今の家ってどんな家庭なの?」と訊ねる。
4巻
4巻のあらすじ・ポイント
・万理華の母=千嘉のことが徐々に明らかに。
・万理華の姿で貴恵が実家に行き母、妹、姉と会う。
・母にあった万理華(貴恵)は号泣する。
・万理華(貴恵)は千嘉の彼氏と会う。
【第25話】
万理華(貴恵)は現在の家庭事情を話す。
両親が離婚して母と二人暮らし。ヒステリックになる母だが手はあげられていない。
「心配しないで」と。
実は、万理華(貴恵)は、離婚のときに自分が落ち込んでいたことも覚えていない。
貴恵の記憶がもどってから、それ以前の万理華としての記憶があまりないのだった。
**
麻衣は蓮司と仕事。
早目に海に行くと蓮司と会う。そこで釣りを教えてもらう。
蓮司の友人は台風が来た時に高波にのまれた。
津波は怖いが蓮司は「誰かを救えたら」とこの土地を離れないでいるという。
麻衣は感動する。
【第26話】
貴恵の命日。
圭介と麻衣が墓参りに行くとき万理華(貴恵)とバッタリ会う。
万理華(貴恵)も一緒に墓参りに。
そこに、貴恵の姉の友利子が。
かなりパワフルな友利子。麻衣は万理華(貴恵)を友達だと紹介する。
友利子の誘いで実家に行くことになる。
万理華(貴恵)は迷うが圭介は行ったほうがいいとアドバイス。
こうして、万理華(貴恵)も実家に。
【第27話】
実家には萌と萌の子どもの那由太(小学2年)がいる。実家は萌家族が同居。萌はネイルサロンの店長をしながら、母の面倒を見ている。父は麻雀ばかりしている。
友利子は都内で仕事をしている。
友利子は圭介に「再婚しないの?」と訊ねてくる。
圭介は万理華(貴恵)に同じことを言われたことを思い出す。
「貴恵は母親似で一番のお母さんっ子だった。だから貴恵が老後の両親をみるんだと思ってた。貴恵が死んで家族を大切にしようと思うようになった」と友利子はしみじみ。
万理華(貴恵)はそれを黙って聞いている。
家族と過ごした時を思い出す万理華(貴恵)。
そこに母がデイサービスから帰宅。
【第28話】
母は認知症で友利子のことを貴恵だと思っている。
万理華(貴恵)は那由太と遊ぶ。元気なその姿を見て母は微笑んでいる。
水鉄砲で遊ぶ二人。その水が母に飛んでしまい、万理華(貴恵)はすぐに母に「ごめん」と駆け寄る。
すると母は「元気ね」と万理華(貴恵)の頬に手を添えた。
万理華(貴恵)は、自分が先に死んでしまったことに「ごめんね」と言いながら、涙があふれ、母の膝に顔をうずめる。
**
その夜は家族でお寿司を食べ、圭介と万理華(貴恵)は実家をあとにする。
万理華(貴恵)は、本当のこと(生まれ変わりの事)を伝えなくて良かったと言う。
母は貴恵の写真に向かって
「ありがとね、貴恵」と呟いていた。
【第29話】
蓮司は結婚式の2次会に招かれ東京に行くことになり、麻衣に「東京案内をしてほしい」と。
そこで、麻衣は蓮司を案内することに。
渋谷で待ち合わせをして食事。
周りはカップルが多く、自分達もカップルに見えるかも、なんて思いながら頬を赤くする。
麻衣は中学時代、貴恵が亡くなり、周りともうまくやっていけずにいた。内にこもっていたから、恋なんて無縁だと思っていたけど「今はちょっとだけ」なんて思う。
楽しく過ごした帰り、別れ際。
蓮司に二次会に参加する女性が声を掛けてきた。
「真也もくるって。先輩にふられたけどちゃんと来たね」という女性。蓮司は仲良さげ。
麻衣はすぐにその場を立ち去る。
自分に友達がいないこと、蓮司に彼女といるのかな、などと思い落ち込むが、その夜、蓮司から二次会の写真が送られてきて「ではまた」という言葉にウキウキする。
【第30話】
ハロウィンの日に社員懇親会がある。
守屋は宇田からコスプレを頼まれる。
一緒に衣装を選んでほしい、と頼む圭介に頼む。圭介もOkする。
『福っ子弁当』
万理華の母=千嘉が働いている。
そこに広樹が。
広樹は会社が移転するから、弁当屋にくるのもあと少し、だと千嘉に話す。
千嘉は、それなら自分も辞める、と。
二人が出会ったのは1年前。
広樹から声を掛け付き合うように。
千嘉は離婚したばかりの頃だった。
普通でいいから家庭があればいい、そう思っていたのに裏切られ壊された。
一度失敗した人間はもう駄目なのかという千嘉に、広樹は
「周りの目を意識するなんて無駄、結局は自分」だと言う。
千嘉は広樹に「実は私さ」と言いかけてやめる。
**
小学校。
タケルとともに美幸の家で開くハロウィンパーティーに行くことになる。
**
圭介と守屋が衣装を買いに出かけたところを、同僚が見かける。
二人の関係を噂している。
【第31話】
千嘉が珍しく万理華(貴恵)に服を買ってきた。ご機嫌なのは彼氏とうまくいってるんだろうと思う万理華(貴恵)。→32話冒頭に繋がる。
**
懇親会。
宇田は守屋のことが好き。
圭介に探りをいれると、圭介はバーベキューに行ったことなどペラペラと話す。
ショックを受ける宇田。
しかし、圭介は守屋とは付き合っていない、と聞き一安心。
圭介は「再婚したい人がいる。相手は小学生」と告白。
驚きまくる宇田たち。
圭介がいうことは事実だが周囲は本当だとは思わず、圭介のことを「面白い人」だと思う。
宇田は「好きな人に告白できない」と恋の相談を圭介に。
圭介の重みのある言葉に感動する宇田。話に花が咲き盛り上がる。
守屋は「何を話しているんだろう」と気になる。
【第32話】
千嘉は万理華(貴恵)に「付き合っている人がいる。会ってもらうから」と告げる。
学校でぼっとしてしまう万理華(貴恵)。
万理華(貴恵)を心配するタケルに「日曜日にママと出かける」と打ち明ける。
タケルが幼稚園の頃の話をするが、万理華(貴恵)は覚えていない。
万理華(貴恵)の家庭の事を心配するタケル。
万理華(貴恵)は「いいやつ」だと褒める。
日曜日。
万理華(貴恵)は千嘉と出かける。
二人で出かけのは久しぶり。「あの日以来ね」と言われるも、万理華(貴恵)は思い出せない。
ファミレスで広樹と会う。
千嘉は子どもがいることを隠していたが、打ち明けこの日に至った。
広樹の会社が移転することで「弁当屋を辞め、引っ越しをしたい、3人で暮らさない?」
という千嘉。
万理華(貴恵)は、遠くへ引っ越すと思い愕然とする。
5巻
5巻のあらすじ・ポイント
・千嘉が男に振られ荒れ狂う。
・麻衣は守屋と詩織と仲良くなる。
・季節は冬、麻衣は蓮司と付き合うことに。
・千嘉が万理華(貴恵)が圭介と麻衣といるところを見てしまう。
【第33話】
千嘉がトイレに行き、万理華(貴恵)は広樹とふたりに。
広樹は、千嘉の家庭のことを話す。
千嘉の両親は、父親のギャンブルが原因で離婚。実家と距離を置いている。
「千嘉は頼る人がいないから子育ても上手にできないけど分かってやってくれ」と広樹。
万理華(貴恵)は、遠くに引っ越すことになったとしても、千嘉のためにはそれでもいいと思う。
千嘉のことを「一人で働いてがんばってくれてる」と笑顔を向ける万理華(貴恵)。広樹もいい感じで話している。
そんな二人をこっそりと千嘉は見ていた……。
**
万理華(貴恵)は、圭介と麻衣に行き「引っ越しすることになりそう」と告げる。
がっかりするかと思いきや「そんなことか」という圭介。
遠くにいても会えるんだから、と。死に別れることに比べたらなんてことないのだと笑う。
ほっとする万理華(貴恵)。
圭介は万理華(貴恵)のママに会いたいといいだし、クリスマスパーティーをしようというが、万理華(貴恵)はクリスマスは千嘉と広樹と遊園地に行く約束がある。
がっかりする圭介。
万理華(貴恵)は、ママ(千嘉のこと)が幸せになればと祈る。
【第34話】
守屋は詩織と食事。
詩織のアイデアで麻衣を誘う。
麻衣は人見知り。迷うがレストランに行くことにする。
詩織はずけずけと何でも話すし聞いてくる。
彼氏がいないけど、気になる人がいる、という麻衣に、クリスマスに誘ってみたら、と。
今すぐメールして、と言われ、麻衣は勇気をもって蓮司にメールをする。
蓮司から予定が入っていると返事が。
詩織も守屋もクリスマスを過ごす相手がいないということで、3人でクリスマスを過ごすことに。
12月24日
万理華(貴恵)は、千嘉に連れられ遊園地に。
広樹を待つ。
【第35話】
千嘉の携帯が鳴る。
すぐに「帰るよ」と言った千嘉は泣いていた。
**
一方、麻衣は詩織と守屋と守屋の家でクリスマスパーティー。
その時、蓮司から電話が。
クリスマスに断ったことを謝る蓮司は「かわりに初詣なら一緒に行ける」と。
詩織と守屋とも打ち解け、麻衣は「来てよかった」と思う。
**
万理華(貴恵)は、千嘉とふたりでデーパートに。
千嘉は「たまには高級なものでも買ってうちで食べよう」と優しい。
万理華(貴恵)をベンチに待たせ、買い物に行く千嘉。
おもちゃ売り場で広樹を見つけた。
広樹は妻の早希と子供といた。
広樹は妻帯者だったのだ。
喫煙所にいる広樹。
そこに千嘉が。
広樹は「家族には言わないでくれ」と土下座する。
千嘉は万理華(貴恵)と帰る。
その時、万理華(貴恵)は広樹が家族といる姿を見る。
【第35話】
圭介がひとりでいると、チャイムが鳴る。
酔った麻衣を守屋と詩織が連れてきたのだ。
詩織が気を利かせ「飲み物とか余ったから、このまま一緒に飲みません?」と圭介に。
圭介は麻衣が迷惑をかけたから「どうぞ」と2人を招く。
麻衣は寝ている。詩織と守屋と圭介の3人でパーティーを始める。
**
千嘉は家に戻ると泣き狂う。
そんな姿を見て万理華(貴恵)は「新島貴恵として何してあげたい」と思う。
そこで、万理華(貴恵)は貴恵にとオムライスを作る。
貴恵はそれが気に入らない。
「出てって!」と。
しかし、千嘉は万理華(貴恵)がリビングからいなくなると、オムライスを食べながら、涙する。
朝、万理華(貴恵)が目覚めるとオムライスのお皿がキレイに洗ってあった。
オムライスは、麻衣が同級生にからかわれて泣いて帰ると貴恵が作った得意料理。オムライスを食べると冷静になれるという、力のあるレシピなのだ。
万理華(貴恵)は圭介と麻衣に引っ越しの件はなくなったと伝える。
麻衣は万理華(貴恵)に、蓮司と初詣に行くと、こっそりと教える。
3人でコロッケを食べる。
奇跡の1年。今年は最高だという圭介。
万理華(貴恵)は、この先も幸せが続くようにと祈る。
【第38話】
圭介と万理華(貴恵)は初詣に。
麻衣が蓮司と二人で初詣に行くことは、圭介には内緒。
おみくじを引き、夫婦水入らずの元旦を過ごす。
麻衣は蓮司と初詣。
事前に詩織に「告白した方がいい」と言われている麻衣は、ドキドキしまくり。
神様へのお願いを交換しようという蓮司。
蓮司は麻衣の幸せを願い、麻衣は蓮司の幸せを願うということ。
お願いの交換をすると、麻衣は蓮司に告白しようと思う。
すると、蓮司のほうから「付き合って欲しい」と告白される。
【第39話】
蓮司に告白され、麻衣はどうして自分を選んだかを聞いた。
蓮司は、結婚の二次会で感動し結婚も悪くないと思った。相手は誰だろうと考えたら麻衣の顔が浮かんだ。
「彼氏としてつきあって、これから好きになれたら」という蓮司。
麻衣は、詩織と守屋に蓮司のことを話す。
付き合うことになれたのは嬉しいけど、好きになってもらえない可能性もある。麻衣はそれが不安。
詩織と守屋は、これからだ、と麻衣を応援する。
麻衣は万理華(貴恵)にも相談する。
付き合いのキッカケは何でもいい、好きになる過程が大事、と言われ、麻衣は安心する。
圭介に内緒にできない麻衣は、このことをタイミングよく告白しようと、万理華(貴恵)のアドバイスを実行。
おでんを作り晩酌をする。圭介はほくほくいい感じだったが「麻衣がいつかお嫁にいったら寂しい」と言い出す。
結局、圭介に言えず……。
【第40話】
雪が降り、弁当屋は客がこない。
シングルマザーの同僚は千嘉に優しい。
万理華(貴恵)にとお土産を貰い、早上がりをする。
万理華(貴恵)は、圭介と麻衣と日帰り温泉の予定が雪で電車が止まり、新島家に戻ることになる。
千嘉は帰宅するが万理華(貴恵)がいない。探しに出ると、3人で仲良く歩いているところを見かける。
いったい、誰?いつから?
万理華じゃないみたい。
千嘉は万理華(貴恵)を待ち伏せ。
万理華(貴恵)が新島家を出たところを呼び止める。
万理華(貴恵)はスマホを忘れていた。圭介が万理華(貴恵)を追いかける。
「あいつらは誰?」
千嘉が万理華(貴恵)を問い詰める。
暴力的になる千嘉。
万理華(貴恵)は何も言えずにいる。
そこに圭介が。
「何をしている」と千嘉の肩を掴む。
6巻
6巻のあらすじ・ポイント
・千嘉に万理華(貴恵)の正体を明かす。
・千嘉はこれまでのことを反省し万理華(貴恵)と暮らしたいと望む。
【第41話】
千嘉は万理華(貴恵)の母親だと名乗り、圭介に「何者か」と訊ねる。
圭介が本当のことを言いそうになるところに、麻衣がやってきた。
万理華(貴恵)を連れ立ち去る千嘉を止めようとする圭介。
麻衣が「駄目」と圭介を止める。
圭介は、千嘉が暴力的な母親だと知り、万理華(貴恵)の心配をする。しかし、万理華(貴恵)の家も知らず、スマホも忘れたまま。
連絡が取れない。
千嘉に本当のことを言おうと言い出すが、麻衣は「そんなことしたら、不審者扱いで二度とお母さんに会えなくなる」と。
一方、千嘉は万理華(貴恵)を問い詰める。
でも万理華(貴恵)は何も言えない。
手をあげようとする千嘉だが、スッとその手をおろしていう。
「あんた、本当に私の子だよね?」
【第42話】
万理華(貴恵)は圭介と麻衣に会いにいくのは危険だと考える。スマホがなく困り、タケルのスマホを借りることを思いつく。
タケルの携帯から麻衣に連絡、次いで、圭介にも連絡をとる。
麻衣も圭介も、万理華(貴恵)の身を案じて一緒に暮らせないかと思うように。
千嘉は圭介に会いに行く。
【第43話】
千嘉は圭介に万理華(貴恵)との関係を訪ねる。
圭介は千嘉に
「あの子を育てられないなら、うちで迎え入れる」と言い切る。
尋常じゃない千嘉のしかり方や万理華とろくに話をしないことを責める。
「あの子はよく笑い、よくしゃべる。それが私たちの関係だ」と。
守屋は圭介が元気がないことを心配して、麻衣にメッセージを送る。麻衣は、圭介の状態を知る。そこで、詩織が保育士というのもあり、二人に相談をしようと思いたつ。
千嘉は自分の過去を振り返る。
母親に暴力を振るわれて育ってきた。高校に入るとバイト代をむしり取られた。卒業して絶縁状態だったが、結婚するときに連絡をとると、またお金をせびるようになった。
あんな親にはならない、と思ってたのにどうして……。
と涙する。
圭介は、千嘉に本当のことを話すべきだと覚悟を決める。
【第44話】
麻衣は万理華(貴恵)が虐待されていることを詩織と守屋に打ち明ける。
詩織は「まずは親の愛情を確かめること」とアドバイスをする。
千嘉は、圭介があまりに介入してくることが不思議でならない。
万理華(貴恵)に「本当のことを話して」と言う。
万理華(貴恵)は何も言えずにいる。
「あっちの連中とは話してるんだろう、なら、あっちに行っちまえ」とキレる。
万理華(貴恵)は机の引き出しから「たからもの」という入れ物を見つける。
中には、千嘉と万理華のツーショット写真が。2人は笑顔だ。
それを観た万理華(貴恵)は、涙があふれてきた。
【第45話】
千嘉は弁当屋の同僚に「自分と向き合ってみたら」とアドバイスを受ける。
圭介は大体のめぼしをつけ、万理華(貴恵)の家をさがし、学校帰りの万理華(貴恵)を待ち伏せ。
万理華(貴恵)にスマホを返し、千嘉に本当のことを話すと言う。
圭介が千嘉のことを「典型的な自分勝手な親だ」というと、万理華(貴恵)は怒る。
万理華(貴恵)は千嘉は親であり、新島家で暮らすことは、現在の姿である白石万理華としては「正解ではない」キッパリと言う。
万理華(貴恵)は高熱で倒れてしまう。万理華(貴恵)をおんぶする圭介。
そこに千嘉が。
慌てて駆け寄る千嘉。
千嘉と圭介は、万理華(貴恵)に無理をさせたことを反省する。
【第46話・第47話】
千嘉は必死で万理華(貴恵)を看病。
万理華(貴恵)は、夢で千嘉と遊園地に行き写真を撮ったことを思い出す。
千嘉の愛情を感じる万理華(貴恵)。
千嘉の看病で元気になった万理華(貴恵)は、本当のことを話すと決意し、圭介、麻衣、とともに千嘉に説明する。
信じられない千嘉だったが……。
万理華(貴恵)の記憶が戻ったのは昨年の4月。その頃から万理華(貴恵)の変化を感じだしたことを思い出す。
圭介は問う。
「あなたはこの子をどうしたい」
【第48話】
万理華(貴恵)は、宝物の写真を見せ「万理華の記憶も残っている」と。
万理華(貴恵)の想いを感じる千嘉は、万理華(貴恵)と暮らすことを望んだ。
圭介は、これまでの千嘉のことを許したわけではないが、万理華(貴恵)は親子として千嘉と暮らすべきだと、いう。
ただし、何かをしたら引き離す、という条件付き。
「私はあなたの母なのか」という千嘉に、万理華(貴恵)は言う。
「ママはママだよ」
こうして、万理華(貴恵)は千嘉と暮らしていくことに。
千嘉は、万理華を養うために、正社員として働こうと考える。少しずつ、万理華との距離は縮まっていく……。
7巻
7巻のあらすじ・ポイント
・麻衣が蓮司と付き合っていることを圭介が知る。
・万理華(貴恵)と圭介が蓮司と会う。
・蓮司に大切な人がいたことを麻衣が知る。
【第49話】
蓮司が麻衣の家を訊ねてきた。蓮司は、この日釣った新鮮な魚を持ってきてくれのだ。
焦る麻衣だが蓮司は堂々と「付き合っている」と圭介に言う。
圭介は蓮司の前では、冷静なフリをしていたが、蓮司が帰るとどんより。
ショックは隠しきれない。
麻衣は万理華(貴恵)に相談したいと連絡。
そこで、万理華(貴恵)は会って話そうと思う。
万理華(貴恵)は、麻衣と会いたいと千嘉に伝える。
千嘉は「(圭介に)自立しろって言ってやれ」と、会うこと承諾してくれた。
【第50話】
万理華(貴恵)は、「(圭介のことは)気にすることじゃない」と麻衣の恋を応援。
安心する麻衣。そこに圭介から連絡。
次は圭介と会う万理華(貴恵)。
圭介は、貴恵と付き合っていたとき貴恵の父とあった時のことを思い出す。堂々としていた貴恵の父だが、実は、圭介が帰ると落ち込んでいたのだ。
それを万理華(貴恵)から聞いた圭介は、安心する。
万理華(貴恵)に、千嘉を説得したときの「あなたはかっこよかった」と言われ圭介は立ち直る。
【第51話・第52話】
バレンタインが近くなる。
万理華(貴恵)と麻衣はふたりでチョコレート作り。
守屋は圭介への気持ちは変わらない。この頃、交流はないがチョコレートを手作りする。
バレンタイン当日。
万理華(貴恵)はタケルにチョコレートをあげる。タケルは喜び、そんな姿をみて「かっこいい」と思う。
そして、圭介にも。
圭介が女社員から貰ったチョコレートをチェックする万理華(貴恵)。
守屋からのは義理チョコで「もう諦めたのかな」と気になる。
【第52話】
守屋は圭介に本命チョコを渡せなかった。
麻衣とも友達で、圭介の家庭を壊してしまう、と恐れてもいた。
そんな時、テレビでベストセラー小説「君と再び」の報道が。その小説の一説が麻衣の心に火を点ける。
守屋は圭介の家に。
圭介、麻衣、万理華(貴恵)にと3つの手作りチョコを渡す。
それを知った万理華(貴恵)は「守屋さんらしい」とほほ笑む。
【第53話・第54話】
千嘉は本格的に就活を始めた。
千嘉は確実に変わっている。万理華(貴恵)のためにと生きている。ご飯も一緒に食べるし、会話もある。
そんな中、万理華(貴恵)は、千嘉の夢が家族で遊園地に行くことだと知る。
そこで、万理華(貴恵)は圭介と千嘉と3人で遊園地に行くことを思いつく。就活で疲れている千嘉を元気づけようと思ってのアイデアだ。
圭介と千嘉はギクシャクするも徐々に会話をするように。千嘉はこれまでの自分を責めていた。圭介は「親なら笑顔でいるべきだろう」と。その言葉で千嘉は笑顔であることの大切さを知る。
千嘉は万理華(貴恵)に笑顔を向けるようになる。
【第55話】
万理華(貴恵)は圭介と映画に。
「君と再び」を観る。作者は中学3年生だ。
(内容=2巻参照)
映画の結末は小説と違っている。映画では、生まれ変わった主人公は、記憶を持ったまま恋人と再会。最後に記憶が消えてしまう。
【第56話】
麻衣は圭介と万理華(貴恵)とともに、蓮司のいる茨城に。
蓮司の友人の小枝(こえだ)が船を貸してくれ同行する。
蓮司は圭介に釣りを教える。二人の仲良い姿を見て麻衣は嬉しいと思う。
麻衣は結婚するかもね、という万理華(貴恵)。
圭介は「俺にはお前がいるからいい」と。
麻衣は蓮司と小枝が話しているのを立ち聞きしてしまう。
蓮司が海で亡くした友人というのは、香澄先輩。その人は蓮司が結婚しようと思っていた相手だった。
8巻
8巻のあらすじ・ポイント
・蓮司は麻衣にキチンと告白をする。
・守屋は圭介に告白。
・圭介は守屋に万理華(貴恵)の正体を打ち明ける。
【第57話】
釣りを楽しんだ夜。
4人で食事。麻衣は蓮司の過去が気になり元気がない。
麻衣が席を立つと蓮司は圭介に、好きな人を事故で亡くした、と告白する。
圭介は、新しい人を見つけて生きることは立派だという。本気で愛することが大事だと語る。
蓮司は、勇気を貰う。
「私は代わりですか」という麻衣に「好きだ」と打ち明ける。
蓮司が麻衣を釣りに誘ったのは海にいる香澄に「麻衣を好きだ」と伝えるためだった。
麻衣と生きていく覚悟を決めた蓮司。麻衣は嬉しさでいっぱいだ。
圭介と万理華(貴恵)はそれをこっそりと聞いている。
【第58話】
圭介は映画「君と再び」を守屋にすすめる。
守屋を好きな宇田は、圭介から映画の話を聞き、守屋を誘う。
映画を観た帰り、宇田から圭介が「小学生の妻がいる」と話していたことを聞く。
守屋は、すぐに家に帰り、小説を読む。そして、圭介が未だに妻を思っていると確信し涙を流す。
【第59話】
守屋は詩織に気持ちを話す。圭介を好きなことを麻衣が知ったらどう思うだろうと心配している。それを知った詩織は、麻衣に守屋の気持ちを伝える。
「応援してくれるかな」という詩織。
麻衣は、自分が結婚しても圭介にパートナーがいたら安心するということに「そうね」と同意をするが、それは守屋のことを認めたわけでもない。
しかし、詩織は勘違い。一緒に守屋を応援しようと言い出した。
【第60話】
詩織から連絡を受けた守屋。麻衣も応援していると聞く。
しかし、圭介の中では守屋はあくまでも部下であり、恋愛感情は全くない。それを感じている守屋。そんな時、宇田から誘いが。
ホワイトデーに、万理華(貴恵)は圭介から筆箱を貰う。
【第61話】
宇田から告白されるが、守屋は「好きな人がいる」と断る。
守屋は宇田の勇気に元気づけられ、圭介に告白する決意をした。
一方、麻衣は守屋のことを万理華(貴恵)に言う。守屋に本当のことを話そう、と麻衣は言うが、万理華(貴恵)は言わないほうがいい、という。
【第62話】
守屋は圭介を誘う。
二人で牧場に。
守屋が圭介を好きになったキッカケ
守屋は何股もかけている男を好きになったことがトラウマになり、嘘をつかれることが怖くて恋ができなくなった。
仕事で圭介が、正直に非を認めて頭を下げる姿を見て、この人なら、と思ったのだ。
この日の帰り、守屋は「好きだ」と告白する。
【第63話】
圭介は「付き合えない」と断る。
守屋は、いつか自分を好きになるかもと思い「待ちます」と言うが、圭介は
「それはない」とキッパリ。
守屋はどうしても納得ができないでいる。
「私が諦めなければいけない理由を教えて欲しい」と。
そして、圭介は守屋にすべてを話す。
【第64話】
守屋は万理華(貴恵)を呼び出す。
圭介から話を聞いている万理華(貴恵)は、なんとか誤魔化そうと思っている。
守屋は圭介の話を信じていた。まっすぐに向き合う守屋に、万理華(貴恵)も真実を認める。
守屋は、生まれ変わって、もう一度好きな人と過ごそうとしている、貴恵の生き方を「ずるい」と言う。
「私は身を引くしかない」と号泣した。
9巻
9巻のあらすじ・ポイント
・千嘉はお弁当屋を辞め、新しい仕事に就く。
・千嘉と万理華は、新島家のマンションの傍に引っ越しをする。
・万理華は5年生に進級。
・麻衣と蓮司の結婚が決まり、両家顔合わせに、万理華(貴恵)も付き添う。
【妻、小学生になる。】原作9巻のネタバレを紹介します。
【第65話】
圭介は守屋のことが気になり万理華(貴恵)に電話。
ピュアな守屋に負けて、すべてを話したと聞く。麻衣には、万理華(貴恵)から話すということになる。
**
宇田は圭介に「好きな人に告白した」と打ち明ける。
圭介が「時間は有効だから告白するなら早い方がいい」といった言葉で告白できたという宇田。
「ふられたけど、告白して良かった」という宇田は、圭介のおかげだとお礼を言う。
**
万理華(貴恵)は、守屋に言われたことが気になっている。自分が生まれ変わらなければ、もしかしたら圭介は守屋と再婚することがあったかもしれない、と思う。
万理華(貴恵)は、圭介に「生まれ変わって戻って来てよかったのかな」と問う。
圭介は「戻って来てくれて幸せだ」と答える。
一方、守屋は詩織から応援されるも「小学生の姿をした妻(万理華)がいるから完全に無理」だと思っている。
お弁当も圭介とは食べなくなる。
【第66話】
千嘉は就職が決まり、お弁当屋を辞める。
最後の日に、同僚の阿部とお花見。何かあったら相談して、と連絡先を交換する。
**
万理華(貴恵)は、美幸、猛、ヒマリらとお花見に。
圭介と麻衣は万理華(貴恵)の姿が見える場所でふたりでお花見をしている。
一緒にはお花見はできないだろうと配慮していたが、ヒマリがお団子をあげたい、と万理華(貴恵)に言い出すと、タケルも挨したい、と言い出し、なんだかんだと大勢が圭介と麻衣のもとに。
万理華(貴恵)の友人と圭介と麻衣は、楽しくお花見をした。
**
春。
万理華(貴恵)は5年生になりクラス替えがあったが、タケル、ヒマリ、美幸も一緒。
公開授業がある。
千嘉は来たことなどなかったが、参加。万理華(貴恵)は、千嘉が来ないと思っていたから驚き、そして、緊張してしまう。
【第67話】
万理華(貴恵)は、麻衣の参観日のことを思い出し、千嘉は万理華の幼稚園時代の参観日のことを思い出す。
万理華が他の子と同じことができず、怒鳴ってしまったことを思い出した千嘉は、自分のことを反省する。
万理華のためにママ友はいた方がいい、という阿部の言葉を思い出していると、タケルの母が声を掛けてきた。次いで、ヒマリの母も。
ヒマリが万理華が助けてもらっているからお礼を言いたかったというヒマリママ。
二人と連絡先を交換。万理華のおかげで、千嘉にもママ友ができたのだった。
万理華(貴恵)が帰宅すると、千嘉がある場所に連れて行く。
そこは新島家の近くのマンション。
今の家を売って引っ越しをするという。
「来月からここに住む」という千嘉に、万理華(貴恵)は「ありがとう」と抱きつく。
【第68話】
詩織から呼び出された麻衣。
守屋の話だと察する。
詩織は、守屋に圭介にアタックしるようにけしかけたことを後悔していた。さらに、圭介が妻を想う気持ちを知り、麻衣にとって素敵な母だということを再確認する。それなのに、守屋を後妻にと思った自分を恥じ、髪の毛をバッサリカット。そして麻衣に失礼なことをしたと謝ってきた。
麻衣は詩織が守屋を思ってのことだとわかっていて、そんな友達がいることは素敵だと、詩織を許してあげる。
そのあとは麻衣の恋バナに。
どんなプロポーズがいいかと、麻衣は憧れのプロポーズ場面を話す。
**
蓮司と釣りデートを楽しむ麻衣。
縁て不思議だと笑う二人。
「全然想像してなかったよ。まさか自分がこんなに早く結婚するなんて」という蓮司は、式の日取りを決めようと言い出す。
麻衣はプロポーズは?と思う。
すると、海で「好きです」と言ったのがプロポーズだという蓮司。
プロポーズの場面を夢見ていた麻衣はショックを受ける。
【第69話】
麻衣は、プロポーズの件を万理華(貴恵)に話す。
蓮司らしくていいと万理華(貴恵)に言われ、麻衣も納得。
万理華(貴恵)は圭介のプロポーズは、駅のホームだったとその時のことを話す。恥ずかしい思い出だけど、それはオンリーワンだと。
そして、自分が着たウエディングドレスを麻衣に「着てほしい」とクローゼットから出す。
その帰り“麻衣が結婚したら、圭介はひとりになるけど、自分が傍にいるから”と思う万理華(貴恵)だが、自分の未来が気にかかる。
一方、蓮司は麻衣に改めてプロポーズ。
ずっと一緒にいたい、という蓮司。麻衣も同じ気持ちだと、二人は結婚すると決めた。
【第70話】
千嘉と万理華(貴恵)の家の引っ越し。圭介と麻衣はお手伝い。
映画【君と再び】の原作者・出雲凛音(いずもりおん)がテレビに出ている。
出雲は15歳の高校1年生の男子。
思わず引っ越しの手を止めてテレビを見てしまう圭介、麻衣、万理華(貴恵)。
3人の会話を聞いていると「本当に家族みたい」と千嘉は思う。
引っ越しが終わりお蕎麦を食べる4人。万理華(貴恵)がGWに茨城に行きたいと千嘉に許可を貰う。
万理華(貴恵)が「結婚の挨拶に行く」と言ってしまい、麻衣の結婚がバレる。麻衣は圭介に伝えていなかったのだ。圭介は「早い」とか言い出すが、許してくれる。
ただ約束して欲しいことがある、という圭介。
それは……。
「絶対に長生きしてあげてくれ」
【第71話】
麻衣と蓮司の婚約が決まり、両家が顔合わせをする。
万理華(貴恵)も付き添い、近所で仲良くしていて「身内みたい」と紹介。
食事が終わり、麻衣は蓮司の部屋に。
そこに、みのりと小枝がやってきた。ふたりは「麻衣が来ているから」とボーリングの誘いに来たのだ。万理華(貴恵)が結婚したら地元で友だちを増やした方がいいと、麻衣の背中を押す。
ボーリングに行った麻衣は、みのりが蓮司のことを好きなのでは、と思ってしまう。
一方、圭介は蓮司の父と話す。蓮司の父は、父を若い頃に亡くし母が女ひとりで育てた。蓮司の父は「愛する人をなくても前向きに乗り越えて生きている。強いと思います」と。圭介は“乗り越えて”という言葉が引っ掛かる。
蓮司の祖母はクセがあるが、両親は良い人で安心する万理華(貴恵)と圭介。万理華(貴恵)は、自分たちが結婚したときの両親の気持ちを想い、涙ぐむ。
万理華(貴恵)と圭介は客間でくつろぐ。
『君と再び』がテーブルの上に。
【第72話】
ボーリングを終えた帰り、麻衣は我慢できずにみのりに聞いてしまう。
「もしかして蓮司さんのこと好きだったとかありますか?」
すると、みのりは大笑い。蓮司に恋愛感情なんて全然なくて、しかも彼氏もいるという。「何かあったら、いつでも相談のるから」と優しいみのりの言葉に、麻衣は安心する。
一方、万理華(貴恵)と圭介は、客間の畳の上に寝転んでいる。
万理華(貴恵)は、18歳になったら「結婚しようか」と言う。
圭介にプロポーズされた時は、考えられなかった万理華(貴恵)だが、今なら考えられる、と言うのだ。
ママ(千嘉)も正体を知り優しくもなった、そして、麻衣が結婚したら圭介はひとりになってしまうから。
もちろん、圭介はOK。
二人が手と手を触れようとしたとき、麻衣が帰ってきた。
焦る二人。
**
その夜、新島家の3人は、蓮司の家族と和気あいあいと過ごす。
蓮司は父の工務店を継ぐという。麻衣は、蓮司が工務店を継ぐことは大賛成。さらに、自分はテレワークで仕事は続けようと思っていると話す。
「両親が二人で協力して家庭を守ってきたのを受け継ぎたい」と。
蓮司の祖母は、麻衣の言葉を聞き「蓮司にもったいないくらいのお嬢さん」と、二人を祝福する。
気難しいと思った祖母の言葉に、麻衣も万理華(貴恵)も安心するのだった。
その帰り、万理華(貴恵)はぐっすりと眠ってしまい、車から降りたあとは圭介がおんぶをする。
万理華(貴恵)が目を覚ます。
すると、突然、圭介から離れ
「おじさん達、誰?」
万理華と圭介は本当に結婚するかも、と思っていたら、万理華の中の貴恵が消えてしまったようです。貴恵がまた消えてしまうの?気になる続きは続きは10巻で!
10巻
10巻のあらすじ・ポイント
・万理華の中にある貴恵の記憶が消える。
・圭介は貴恵のお墓参りに行き住職から憑依の話を聞く。
・貴恵の記憶が戻る。→万理華の記憶が消える。
・千嘉が入院。その後、退院する。
・万理華が貴恵に戻ったことを千嘉に話せない。
・千嘉は万理華が小学生の自分の娘だと思っている。
・小説家の出雲凛音の行動がおかしい。→万理華(貴恵)と同じ立場かと貴恵は考察する。
【妻、小学生になる。】原作10巻のネタバレを紹介します。
(万理華の中に貴恵がいること、その経緯や理由が78話、79話でわかります!)
【第73話】
圭介をみて怯える万理華。
万理華の悲鳴が響きわたり、近所の通報から警察がやってきてしまう。
万理華は圭介のことを「知らない」と言い、圭介の立場が危なくなる。
警察に事情説明ができず困った麻衣は千嘉に連絡をする。
千嘉がやってきて、知り合いの二人に預けた、と説明をし難を逃れることができた。
千嘉が万理華を連れて家に戻ると、万理華は家のことも覚えていなかった。
万理華は引っ越したことも、圭介の事も“ここ1年くらいのこと”の記憶がなくなっていた。
麻衣と圭介は“このまま記憶が戻らなかったら”と不安にかられる。
【第74話】
翌朝。
万理華の記憶は1年前でストップしている。
千嘉は“怖いママ”のままだし、5年生になったことも記憶になかった。
記憶はないけど友達に会いたいと思う万理華は学校に行く。
ヒマリやタケルに会っても、記憶がない万理華は「ヒマリちゃん」「高梨君」と呼び、不思議がられる。さらに授業についていけず、泣き出してしまった。
学校から呼び出された千嘉は、万理華の様子がおかしくなったのは自分のせいだと頭を下げる。
自分が離婚をしたこと、その時に万理華に辛くあたったことを告白する。
しかし、先生は「そんなことはない」と千嘉を励ます。
貴恵の心が宿った万理華は、教師たちに、千嘉のことを「凄いお母さん」だと自慢をしていたのだ。
**
万理華を連れて帰る。
万理華は、千嘉の優しさが信じられない様子。
圭介と麻衣が訪ねてくる。
千嘉はふたりに「3つのお願い」をする。
【第75話】
千嘉は、万理華に圭介と麻衣は「友達」だと紹介する。
『千嘉からのお願い』
1、千嘉が帰宅するまで万理華の面倒を見て欲しい。
2、万理華のことを「万理華」と呼ぶこと。(貴恵、ママと呼んでいたのを止める)
3、貴恵の記憶が戻らなかったら、この1年のような関係を諦めて欲しい。
**
麻衣は落ち込んでしまう。
圭介は、ここで落ち込んだら貴恵が戻る前に戻ってしまう、不安だけれど貴恵の記憶が戻るまで、ちゃんとした生活をしよう、と麻衣を励ます。
**
万理華は学校を休み、千嘉も仕事を休む。
ドリルを買ってきて、1年間の勉強を取り戻すことにする。
そこで、麻衣が万理華の家庭教師になる。
万理華は、急に1年も飛んでしまったことに驚いているという、一番驚いたのは「ママが優しくなったこと」だと麻衣に話す。
麻衣は、万理華と接していて、あまりにも万理華が別人のようで違和感を感じる。
【76話】
『貴恵が亡くなった日』
・朝、次の休みにピクニックに行こうと約束をする。
・圭介は、お昼に愛妻弁当を食べる。
・お弁当を食べ終わった時、電話がなり、病院に駆け付ける。
・貴恵はすでに亡くなっていた。
**
圭介は、貴恵のお墓の前で、貴恵が亡くなった時のことを思い出す。
そして、再び貴恵を失うのか、と肩を落とす。
そんな圭介を心配して住職が声を掛けてきた。
【77話】
住職は圭介のことを覚えていた。
10年前に妻を亡くしたこと、いつまでも、お墓の前でうなだれていたこと。
住職の優しい言葉に圭介は、貴恵が生まれ変わった一連の出来事を話す。
**
一方、万理華は学校に行く。
4年生の記憶がない万理華は、勉強も遅れをとっていた。
万理華のことを噂しているのを耳にしてしょんぼりする中、ヒマリやタケルや美幸が万理華を応援してくれる。
**
麻衣は万理華に勉強を教えながら、万理華は貴恵とは別人だと感じる。
万理華は一緒に釣りをした記憶がなく、麻衣は蓮司にどう説明しようかと悩む。
その夜、万理華が突然、新島家に。 千嘉が倒れたという。
【78話】
千嘉は貧血で倒れ、後頭部を打ってしまった。
検査も必要ということで千嘉は入院をすることになり、万理華は一時的に新島家で過ごすことになる。
万理華は千嘉が倒れたのは自分が変になったからだと千嘉に謝るが、千嘉は
「万理華がいるから頑張れる。私の幸せには万理華が必要なの」
と優しく言う。
その夜。
圭介は、住職の言葉を思い出す。
『貴恵は生まれ変わりではない』
理由
・生まれ変わりは記憶を引き継がない。
・輪廻転生する際にすべてをリセット。
・新たな命となる学び始めるのが生まれ変わり。
万理華の中に貴恵の面影は一切ないのは“別人”であるから。
**
万理華はなかなか寝付けず、麻衣がホットミルクを入れてあげる。
その時、リビングにある「結婚届」を見つけ、記憶が貴恵に戻る。
【79話】
万理華(貴恵)は、万理華として過ごしていた数日の記憶がない。
千嘉が倒れたことも知らなかった。
千嘉は精神的にもいっぱいいっぱいなので、万理華が貴恵に戻ったことは伏せておこうと圭介と麻衣と話し合いで決める。
【万理華(貴恵)の記憶一覧表】
・生まれてから小学4年生4月まで…記憶は薄い(遊園地の思い出、千嘉の離婚など)
・小学4年生4月から小学5年生GWまで…記憶はハッキリ(貴恵として過ごした日々)
・小学5年生GWから5月15日まで…記憶はない(万理華として過ごす)
万理華(貴恵)は記憶がすっかりと入れかわることを不思議に思う。
何かキッカケがあるのだろうか。
**
圭介は住職の話を思い出す。
「それは生まれ変わりではなく憑依です」
・万理華の体には、万理華と貴恵の二つの魂が宿っている。
・貴恵はこの世に未練があり魂だけがこの世に留まっていた。
・万理華と魂が入れ替わり、貴恵の記憶が蘇った。
・万理華は複雑事情で家に帰りたくなかった。
・貴恵は事故に遭うが家に帰りたかった。
・10年の時を経て、万理華が事故付近を通ったタイミングで二つの魂が重なり魂が反転した。
・そして、新島家のマンションを見つけて一気に記憶がフラッシュバックした。
・今回、万理華から貴恵の記憶が消えたのは、貴恵がこの世で満たされたから。
圭介は、ここでまた貴恵が戻ってきたのは、自分と麻衣が明るさを失ってしまったからかと考える。
**
万理華(貴恵)がテレビを見ていると、映画「君と再び」が映画賞受賞のニュースが流れる。
原作者の出雲凛音がインタビューを受けるが
「怖い、なんで僕はここにいるの」と叫ぶ。
【80話】
万理華(貴恵)は、出雲の記事を読み、出雲は自分と同じで何者かと魂が入れ替わっているのでははないかと思い始める。
千嘉が退院するのをきっかけに、万理華が貴恵に戻ったことを話すことにする。
万理華の家で万理華、圭介、麻衣は千嘉を待つ。
千嘉は帰宅すると、豪華な手料理をつくり、万理華(貴恵)に
「誕生日おめでとう」とプレゼントを渡す。
この日は万理華の誕生日だったのだ。
プレゼントは新しいスマホ。今度は電話番号があるものだ。
圭介が千嘉に打ち明けようとするのを遮り、万理華(貴恵)は万理華のフリをする。
万理華(貴恵)は千嘉に言えなかった。貴恵の誕生日は覚えているけど、万理華の誕生日は覚えていない。それでも、千嘉にすべてを話せずにいる。
万理華だと思い愛情を示す千嘉に「ごめん」と心で謝るのだった。
万理華と貴恵の魂が入れ替わった理由が住職の話で明らかになりました。小説家の出雲凛音も、どうやら、何者と入れ替わっているようです。
貴恵が再び戻ってきたのは、圭介と麻衣のことが心配だからかもしれません。圭介と麻衣が元気になったら、貴恵はいなくなるのでしょうか。そして、万理華がいなくなったことを知らない千嘉。
千嘉にとっては万理華が宝物。ひとつの体にふたつの魂。こじれた関係にならなければいいのですが。続きは11巻で♪♪
【妻、小学生になる。】原作ネタバレ・おまけ
原作では各巻に『在りし日の貴恵と圭介』というタイトルのおまけが掲載されています。
ここではおまけのネタバレを紹介します。
圭介と貴恵が結婚する前の物語です。
#1交際前の貴恵と圭介
疲れている貴恵を癒そうと圭介は水族館に誘う。
最初はあまり乗る気ではなった貴恵だが癒される。
圭介がおおきなマンボーのぬいぐるみを買ってくれるが、大きすぎるから「新島さんの家に置いておいて」と。
「今度マンボーに会いにいきます」と貴恵。
#2続・交際前の貴恵と圭介
二人でお酒を飲む。
貴恵はかなりお酒が強い。
圭介は家族ができたら旅行をしたいと語り、貴恵は、圭介が夫ならいい家庭がでいるだろうな、と思う。
#3付き合う直前の貴恵と圭介
カラオケでデートをする二人。
歌うのはラブソングばかり。
告白を待つ貴恵だが、圭介は何もいわず。
「楽しかったね」とニコニコ。
貴恵「いわないんかーい」と怒り。
#4告白の時の貴恵と圭介
なかなか告白しない圭介に、貴恵は「私たちの関係って何?」と訊ねる。
すると「恋人でしょ」と圭介。
告白されていない、という貴恵。
すると、圭介は「1か月前にしたじゃない」と言う。
貴恵は酔っていて覚えていないだけだった。
#5付き合って初めてのクリスマスでの貴恵と圭介
クリスマス。
スペシャルケーキを買う二人。
それはラストのケーキだった。ケーキを買えずに泣いている親子連れがいる。
圭介はケーキを譲る。
次にレストラン。
二人が入店して満席に。後ろにいたのは親子連れ。
パフェを楽しみにしていたという子ども。
圭介は席を譲る。
シャンパンを買って家で過ごしましょう、と言う貴恵。
二人は笑顔。
#6風邪を引いた貴恵と圭介
インフルエンザで寝込む貴恵に圭介は必要なものを買ってドアノブにかけておく。
2週間後、圭介が風邪を引いて寝込む。貴恵が看病をする。
「こういう時こそ愛を感じる」という二人。
#7貴恵の実家での貴恵と圭介
貴恵の実家にて。
友利子とゲーム、萌と漫画の話で盛り上がり、夜は家族でトランプ。
一家団欒の時を過ごす。
圭介が家族と仲良くなったことを貴恵は喜ぶのだった。
#8バレンタイン&ホワイトデーの貴恵と圭介
バレンタインには日本酒とチョコのコラボを手作り。
ホワイトデーは「桜餅」。それは景色と相性がいい食べ物ってこと。
俺とお前の愛称も最高、という圭介。
よくそんな、恥ずかしいこと口にできるね、と貴恵。
#9結婚式直前の貴恵と圭介
結婚式の打ち合わせをする貴恵と圭介。意見が食い違い、後日にと日を改める。
後日、お互いの意見を取り入れながら式の事を決める。
結婚式当日。
貴恵のウエディングドレス姿を見て、圭介はその綺麗さに気後れしてしまう。「自分なんかでいいのかって頭をよぎった」と。
貴恵の「胸を張りなさい。私の夫でしょ」という言葉で圭介はシャンとする。
#10 麻衣誕生の日の貴恵と圭介
貴恵は食べ悪阻。
圭介は貴恵のためにと小さな冷蔵庫を寝室に置いてくれた。
後日、出産。
圭介は見守るだけで無力だと感じる。
でも貴恵は
「無力なんてことはない」
と圭介に感謝していると告げる。
そして
「これからも一緒に力をあわせてこの子を育てましょう」
二人は約束をする。
【妻、小学生になる。】最新話のネタバレ
『週刊漫画TIMES』に掲載中の【妻、小学生になる。】の最新話を紹介します。(90話から更新!)
原作・90話のネタバレ
2022年1月14日発売の「週刊漫画TIMES 2022年1/28合併号」に掲載された90話のネタバレを紹介します。
【『週刊漫画TIMES 1/28号』は、本日1/14発売!!】
— 週刊漫画TIMES 公式 (@shukanmanga) January 14, 2022
巻頭カラーは「妻、小学生になる。」(村田椰融)です!
巻頭カラーでドラマ情報も掲載!
貴恵の未練が憑依の原因だとしたら、それはあまりにも大きな自分の不甲斐なさ故だと感じた圭介は涙するが…。 pic.twitter.com/lxn3nHjRCh
貴恵は、万理華に生まれ変わったのではなく憑依していました。圭介は貴恵を頼らずにしっかりしようと思うのですが、そうなると、貴恵は万理華の中からいなくなってしまう。
圭介はそれが辛くてたまりません。
思い悩む圭介。
麻衣と共に蓮司の祖母の家に行きます。
亡き祖父との馴れ初めを聞いた圭介は、貴恵がいなくなってからの年月が長いものだと話します。
この先も物語は続きます……。(91話へ)
原作・91話と92話のネタバレ
【第91話】
蓮司の祖母と圭介の会話で物語が進みます。
祖母は死んだ人間と再び巡り合うことは贅沢なことだと言います。
死んでしまった妻にまで甘えて過ごすことは酷なことであり、妻を苦しめていることなのだと。
圭介は、自分を見つめ直すかのようにじっと海を見つめるのでした。
【第92話】
「圭介のまわりには誰かがちゃんといる。だから、もう私がいなくても大丈夫」
と万理華(貴恵)。
圭介もまたそれに頷く。それは、貴恵への気持ちがなくなったのではなく成長した証。
万理華(貴恵)
「じゃぁ、私は……」
と、ここで万理華は目覚める。
千嘉は万理華(貴恵)を「貴恵さん」と呼ぶ。
万理華(貴恵)は「万理華が戻って来た時に違和感がないように『万理華』と呼ぶように」と千嘉に言う。
学校に行くと、タケルが「夏休みにキャンプに行こう」と誘ってくる。ヒマリもノリノリ。
万理華(貴恵)は「そうだね」と返事。
**
貴恵は今、万理華の体を借りている。それは万理華のものだから、いつかは返さなきゃいけないと思っている。圭介や麻衣とは離れたくはないけど、万理華の体を奪ったままではいけないと思うのだ。
例えば、結婚したところで、心が万理華に戻ったら、大変なことになるとも考える。
万理華(貴恵)は、圭介のことが心配。
貴恵は「自分がいなくても圭介は大丈夫だ」と思えば、万理華の魂が万理華に戻るのではと思う。
圭介に必要なものは何だろうかと考える。
そんな中、麻衣が料理を教えて欲しいとやってきた。
新島家のキッチンで料理を教える万理華(貴恵)。
「どんなお料理(パックのお惣菜)でも子どもにはお皿を使って」と伝える。
その夜、万理華(貴恵)は机に向かっている。
手にしているのは「お料理ノート」。
<続く>
【妻、小学生になる。】漫画の結末は?
【妻、小学生になる。】原作・漫画の結末最終回は、圭介と貴恵は一緒になれないというバッドエンドでは。
麻衣は結婚をして、圭介は再婚をするかもしれない。そんな二人の姿を貴恵は空から見守っていく、という結末です。
貴恵の記憶が万理華の中から消えてしまい、万理華は千嘉と仲良く暮らしていくと思います。貴恵の記憶がない万理華は、圭介のことも麻衣のことも忘れている。
圭介と町ですれ違っても覚えていない。それはちょっぴり悲しい結末ですが……。
それはバッドエンドと捉えることもできますが、本当はそれが幸せなのだと思います。
この物語から、生きていくことの強さ、亡くなった人はどこかで見守っている、そんな風なことを感じています。感動を裏切らない、きっといい意味での“バッドエンド”だと予想しています。
【妻、小学生になる。】原作ネタバレのまとめ
【妻、小学生になる。】原作のネタバレを紹介しました。
ドラマを視聴し、原作との違いや共通点などもチェックしてみてはいかがでしょうか。
感動いっぱいの物語、漫画とともにドラマも楽しみましょう。
ドラマ【妻、小学生になる。】はTBS金曜ドラマ枠で放送!
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