【虎に翼】第5週ネタバレと考察!「朝雨は女の腕まくり?」の意味とは?
伊藤沙莉主演のNHK朝ドラ(連続テレビ小説)【虎に翼】(トラつば)第5週「朝雨は女の腕まくり?」(4月30日から5月3日放送)のあらすじネタバレを紹介します。「朝雨は女の腕まくり?」の意味とは?
今回は朝ドラ【虎に翼】第5週のあらすじネタバレと考察について吹き出しありで紹介します。
【虎に翼】第5週ネタバレ
第5週「朝雨は女の腕まくり?」のあらすじネタバレです。
前週から共亜事件が続いています。
通称「共亜事件」とは大きな汚職事件であり、共亜紡績の株価が高騰すると分かって不正に得た利益が政財界にばらまかれたとして、共亜紡績などの重役、大蔵省の官僚、現役の大臣など16人が逮捕された。
直言が勤める帝都銀行が株取引を行った。直言は帝都銀行の高井理事らと共謀してわいろを贈った容疑で、逮捕された。
穂高教授が寅子の父・直言の弁護人になることになった。しかし直言は贈賄の罪をやったと自白。寅子たちが懸命に調べるて問い詰めると、直言は高井理事に頼まれたと明かす。だが直言はすっかり戦う気力を失っていた。
寅子から話を聞いた穂高は無罪を主張することに決める。
穂高は共亜事件の被疑者の弁護士たちに、高井理事からの圧力の件を訴える。
みんなもこの事件の違和感に薄々きづいていたはずだ。
こんなことが許されていいのかね?
法は正しい者を守るものだって私は信じたいんです。
どうかお力を貸してください。
しかし寅子と花岡が著名活動中、暴漢に襲われ、危機一髪で命拾いした。救ってくれたのは記者の竹中(高橋努)だった。
その後、直言は娘が襲われたことを知り、ついに罪を否認した。
昭和11年12月のある日、100回にわたる裁判が結審となり、16人全員が無罪となった。
判決から3日後、検察は控訴を断念。直言たちの無罪が確定となった。
判決文を書いたのはあの桂場(松山ケンイチ)だった。
翌年。寅子は甘味処「竹もと」で桂場を待ち伏せし、お礼を言おうとする。
誰のためでもない。裁判官として当然のことをしただけだ。
法律は何なのか考えてきました。法律は道具のように使うのではなくて、法律自体が守るものというか、きれいな水が湧き出る場所というか。
私たちはきれいな水を守らなきゃいけない。正しい場所に導かないといけない。それがしっくりくるというか…。
桂場は「裁判官になりたいのか」と尋ねたが、女性がまだ裁判官になれないことに気づき「失礼」と訂正。
寅子はまず高等試験を受けて弁護士になるつもりだ。桂場は反対派だが「頑張りたまえ」と激励した。
この会話が寅子の未来を変えることになるとは、寅子はまだ知らなかった…。
共亜事件のモデルは帝人事件です。帝人事件では、帝人という会社の社長や台湾銀行頭取、番町会の永野護、大蔵省の次官・銀行局長ら全16人が起訴されています。かなり地位がある人達が起訴されました。
一方、朝ドラの猪爪直言(岡部たかし)は帝都銀行経理第一課長です。課長クラスでも逮捕・起訴されてしまったのですね。
ちなみに寅子のモデル・三淵嘉子さんの父は台湾銀行に勤めていましたが、三渕さんの父が起訴された話は調べても出てこないので、本作のストーリー展開は創作だと思われます。
【虎に翼】第5週の考察
「朝雨は女の腕まくり」の意味とは?
週タイトルの「朝雨は女の腕まくり」(あさあめはおんなのうでまくり)の意味は、朝の雨はすぐにあがるから、女の腕まくりと同じようにこわくないことを言います。
女は怖くないって…。女である寅子が父を救うため頑張っても暴漢などの邪魔が入るってことが示唆されてるような怖い週タイトルだなあ。
でも疑問符がついてるから、女の腕まくり(頑張り)を馬鹿にして本当にいいのか?ってことやね。
【虎に翼】番組情報
キャスト | 伊藤沙莉 / 石田ゆり子 岡部たかし 仲野太賀 森田望智 上川周作 / 土居志央梨 桜井ユキ 平岩 紙 ハ・ヨンス 岩田剛典 戸塚純貴 / 松山ケンイチ 小林 薫 他 |
作 | 吉田恵里香 |
音楽 | 森優太 |
主題歌 | 「さよーならまたいつか!」米津玄師 |
語り | 尾野真千子 |
画像出典NHK