【テセウスの船】犯人の日記大公開/前編のネタバレ!金丸刑事の死の真相が判明!

テセウスの船-犯人の日記-前編
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【テセウスの船】犯人の日記大公開/前編のネタバレと感想!

竹内涼真主演のドラマ『テセウスの船』(TBS 2020年1月~3月)全10話の放送が終了。

そんな中、3/22、3/29の2週にわたり動画配信サービスParaviで『テセウスの船 完全ネタバレ!犯人の日記大公開』が配信!

犯行日記の全貌を見届けるのは、竹内涼真(田村心)と鈴木亮平(佐野文吾)の2人。「何やってんだ」など思わず飛び出す本音トークも見どころです。

今回は【テセウスの船】犯人の日記大公開/前編のネタバレと感想について。

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目次

【テセウスの船】犯人の日記大公開/前編のネタバレ

加藤みきお(演:柴崎楓雅)の犯行日記をネタバレ

なお、映像で表現されている部分は「補足」として紹介していきます。

日記は、田村心(竹内涼真)がやってくる平成元年(1989年)1月7日の約1ケ月前から始まっていて…。

日記は1ケ月前から

昭和63年12月5日
今日もあいつらは汚い手で僕を叩いてきた。
低能なヤツらの相手をするのは疲れる。
みんないなくなればいいのに。

(補足):約1年前、両親を亡くし、音臼村の祖母のもとに引き取られた加藤みきお。彼は同級生にイジメられていた。これは連ドラでも描かれたシーン。みきおの音臼小21人殺害の動機は「鈴の正義の味方になる」だが、イジメっ子への仕返しもそのひとつなのかも

ただ、次の日記で味方が出来て以来、おそらくイジメは終わっているはず。みきおがお楽しみ会にお土産を持ってくるのを喜んでいる同級生たちもいたので、その点からは仕返し説は弱いし、二次的な目的かも…。

鈴との出会い

昭和63年12月7日
正義の味方が現れた。
これからは僕が鈴ちゃんを守ってあげたい。
僕が鈴ちゃんの正義の味方になりたい。

(補足):放課後の校庭。いつものようにイジメられていたみきお。

「ちょっとあんたたち!いいかげんにしな!」と、佐野鈴(白鳥玉季)がいじめっ子を追っ払ったあと、「みきお君、一緒に帰ろう」と言ってくれた。みきおは鈴を『正義の味方』と日記に残し、『守ってあげたい』と決心。地上波の連ドラでも明かされた「僕だけが正義の味方になりたい」という犯行動機はココから始まったと言える。

もうひとつの出会い

昭和63年12月8日
田中のおじいちゃんの詩は相変わらずつまらない。
書くふりをしてノートに落書きをしてたら
まさしとかいう息子がおかしそうに笑ってた。
変わったヤツだ。
昭和63年12月11日
田中のおじいちゃんの家で
まさしがアリの巣に農薬をかけた。
いっぱいのアリがのたうちまわって動かなくなった。
気持ちがすうっとした。
人間だったらどうなるのかな。

(補足):のちに共犯となる田中正志(せいや・霜降り明星)とみきおの出会い。「おかしなヤツ」という表現が意味深だ。みきおの絵を見て笑う正志もどこか病んでいるように見える。
そして、このときの農薬は連ドラのときも登場した除草剤のパラコートか。死への興味が芽生えるきっかけの日記だろう。
ただし、小さい頃は誰でも死に憑りつかれるのではないか。孤独・寂しいからと言って凶悪事件を起こすとは限らない。やはり分かりやすい原因はないのだろう。しかし音臼小事件のきっかけは、次の日記がヒントになるかもしれない。

「音臼小事件」の計画の始まり

ある日。田中正志から聞いた彼の身の上話しが、加藤みきおの運命を変えることに・・・

昭和63年12月12日
またイジメられておじいちゃんの家に行ったら
まさしがいた。
まさしもまさしの妹も昔、イジメられていたという。
まさしが面白い話を聞かせてくれた。
小学校のお楽しみ会で
オレンジジュースに毒を入れるという計画。
まさしは昔考えた妄想だけどと笑った。
だったら、僕がやるよ。
お楽しみ会のことを考えているだけでワクワクする。
父親は捕まって、僕だけが鈴ちゃんの正義の味方になれる。
サイコ―
昭和63年12月17日~
まさしは思ったよりバカだ。
完璧な計画には準備が必要なのに。
なにも分かってない。
まずは実験をしないと。失敗は許されない。
実験の計画は決まった。まずは農薬で試してみよう。
さあ、モルモットは誰にしようか。

(補足)音臼小事件は、なんと田中正志の妄想がヒントだった。しかし正志はバカで準備不足というより、分別がある大人だ。行動する勇気(と呼んでいいか分からないが)、本気で毒殺しようなんて思っていないはず。この温度差が子供の怖さと大人の違いかもしれない。もちろん近年の傾向でも、大人の方が無差別殺人(障碍者施設・アニメ会社の事件など)を行うことが多い。だから年齢でなく個人の問題なのだろう。
ともかく、加藤みきおの音臼小無差別殺人事件(21人死亡)への幕開けとなった。

みきお、標的を定める

昭和64年1月1日
音臼神社に初詣に行った。
三島医院の家族が来ていた。あの小さい女の子がいい。
実験はあの子にしよう。
昭和64年1月6日
農薬は手に入れた。
マヌケそうな農家のオジサンの軽トラから盗んだ。
もう、待ちきれない。実験は明日にしよう。
ラムネに入れて飲ませればいい。
キレイな青色のラムネ、美味しそうだ。

(補足):1/6の日記のオジサンとは、回想シーンによると徳本(今野浩喜)のことです。


《ココで出演者トーク》

「徳ちゃん!ちゃんとしてれば…」と鈴木亮平さん(佐野文吾 役)が、農薬を盗まれていた徳本にツッコミ!

心さん(竹内涼真)が三島家のパラコートを捨てても意味がなかったわけですね。

まあ、田舎なので徳本でなくても農薬は皆ありそうです。

さあ、いよいよ心さんが1/7にタイムスリップ。竹内さん・亮平さんともに(日記で)「あの親子でかいだけってバカにされてんじゃないか」と不安な声も(笑)

第一の殺人の裏側

加藤みきおの犯行日記もついに平成元年へ。1月7日、平成となった日。心が千夏の死を止めようとしたが、無情にも殺されてしまう…。

平成元年1月7日
パラコートは予想外に時間がかかった。
やはり『本番』は、あの薬でいこう。
計画通り、次はもっと大きい人間で試してみる。
知らない男が邪魔をしようとした。
アイツは誰だ?
どうして農薬を持ち出した?
実験のことをどうして知ってる?
平成元年1月8日
みんなバカだ。
僕が飲ませたのに、なにも気付いていない。
あの薬は手配した。
『本番』に向け、まずは準備だ。念入りに、慎重に。
誰にも邪魔はさせない。

(補足):1/7…田村心のことを疑い始めるみきお。しかしまだ小さな違和感だった。
翌日の8日、みきおは亡き千夏の葬儀に校長・木村さつき・佐野鈴などと出席するが、気付かれないことに、心の中で皆をバカにしてほくそ笑んでいた。

超能力のウワサ!?

翌日。田村心が雪崩を予知し、さつき先生の父を救ったという噂は、村にすぐに広まった。

平成元年1月9日
超能力?笑える。
誰だろうと邪魔はさせない。
計画は完璧だ。

(補足):視聴者の考察で、予知のことを知っている点に着目している方は多かったですね。犯人が打ち込んでいると思われるワープロに“超能力”という言葉があるので、雪崩の場面に遭遇したさつき先生しか知りえないはず!という考察です。
しかし田舎ですから噂は早かった!この謎を連ドラ本編で回収するのは流れ的に難しかったかも。ただし予測がつく範囲ですね。

ウサギの実験

平成元年1月10日
次のモルモットを決めた。
いよいよ『本番』に向けてカウントダウンだ。
ワクワクする。
平成元年1月11日~
警察は千夏の捜査を続けている。
でも案外バレない。
『本番』に向けて、そろそろ次のイベントを始める。
ワクワクしておじいちゃんのノートに落書きをした。
次のイベントの計画をまさしに教えてあげた。
まさしはすごいねと楽しそうだった。
まずはウサギで実験だ。

(補足):ウサギの絵が、田中家の手書きの詩集(?)に書かれていた。それを心が発見。
心は田中のおじいちゃんの死を止めようとしていたが、その時に文吾と心は長谷川翼と遭遇。心・文吾は翼が怪しいと思っていた(絵も翼が描いたと思っていた?)が、あの奇妙な絵はみきおが描いたものだった。
もうひとつ、日記で読み取れるのは正志がみきおのウサギ殺しを知っていること。連ドラ本編でノートの絵を見ながらほくそ笑む正志…というシーンがあったが、それは正志も楽しんでいたのかもしれない。

心とみきお、初対面

臨時採用された田村心は、鈴やみきおのクラス担任に。

平成元年1月13日
アイツ、先生だったんだ。なんで僕の名前を知ってる?
なんかおかしい。アイツには気を付けないといけない。
やっぱりあの薬はすごい!
朝になったら皆がどんな顔をするか…
楽しみすぎて今夜は眠れそうにない。

(補足):1/13の日記のシーン中、青酸カリを正志に渡す場面がある。正志とともにウサギを殺したのだろうか。あるいは見せびらかした?
なお、ウサギ殺しの疑惑は心に向けられる。心は第一発見者だったが、翼のことを疑ったことが子供たちの反発を招くことに!そして鈴と明音はケンカ。明音は妹の死のこともあり、心をより一層疑っていた。しかしこのケンカが次のみきおの計画の引き金に…。

明音ちゃんが標的に!

平成元年1月14日
明音が鈴ちゃんをイジメた。やっぱり明音は許せない。計画通りにお仕置きしないと。
もっとあの薬が必要だ。
翼にやらせよう。アイツの秘密は全て知っている。

(補足)翼の弱み(明音の盗撮)をネタに、みきおは青酸カリを入手。翼の婚約者・松尾紀子が勤務先の木村メッキ工場から盗ってきたのだが、ここで疑問符。ウサギを殺したシアン化ナトリウム=青酸カリはどこで入手したのか。亡き父が医師だから1つくらい用意できたのだろうか。またほかの疑問もある。明音ちゃんの盗撮写真は紀子が燃やしたはずだが、ドラマ9話で警察に発見されてしまう。この説明もないように思うが焼き増し等だろうか。

平成元年1月15日
今日は気分が悪い。
気晴らししたくてウズウズする。
やるなら今日だ。今日がいい。
翼のヤツ、逃げやがった。
青酸カリの実験をしろって言ったのに。
もう明音はいらない。バイバイ

(補足):翼を使って、明音に青酸カリを飲ませる実験は失敗。みきおが小屋の穴からのぞくと明音が生きていた。つまり、のぞいた時の眼はみきおだった。連ドラ本編では描かれなかった、みきおがのぞいている未公開シーンが追加されている。しかし、みきおが首をしめた行動は今回、描かれなかった。助かった明音は、みきおのことを犯人と証言していない。眠っているところに首を絞められたのだろうか。あるいは後ろから?細かい謎は尽きないが想像で補うしかないようだ。

翼の死と未来ノートの行方

平成元年1月17日
翼が死んだ。
ばかなヤツだが盛り上げてはくれた。
本番まで、あと2ケ月。
待ちきれない。
平成元年1月18日
未来のノートを拾った。
僕の音臼小の計画が新聞に載っている。
スゴイスゴイ。
僕は未来を手にした。
平成元年1月19日
贈り物をするのって楽しいなあ。
今、どんな顔をしてるんだろう。
もっともっと楽しませてあげないと。

(補足)未来ノートと免許証を拾ったのはみきお。幸運な偶然だった。そして生年月日などを塗りつぶした免許証を派出所に送ったこと、ノートを拾った場所に鈴がなくした「S」のキーホルダーを残して置いたこと、校門に鈴の泣く絵を貼ったこと…などから「邪魔をするな、鈴は自分のものだ」というメッセージを込めていたことが分かる。キーホルダーと絵を持って呆然とする田村心にひとり微笑むみきおのカットは連ドラ・未公開のものだろう。

平成元年1月20日
心先生の驚いた顔、サイコー。
これでもう、ぼくは止めれないって
分かってくれたはず。
計画の邪魔をするやつは許さない。

(補足)21の文字が書かれた箱とオレンジジュースは、加藤みきおの贈り物だった。

金丸の死の真相

平成元年1月21日
金丸って刑事と
未来ノートを探しに行く約束をした。
もうすぐ、まさしが迎えに来る。
さあ、心先生もそろそろ気付く頃かな。

(補足)学校のジュースの贈り物の箱にあった「21」で、犯人が未来ノートを拾ったと心が確信。追い詰められた心は、未来の出来事を文吾に語る。音臼小の事件のこと、犯人が文吾のこと。(視聴者にとっては、説明不足すぎる。俺は無罪と信じてる等、もう少し丁寧に説明すればいいのに…とヤキモキしたシーン!いっそ未来ノートを見せれば信じてもらえたのに。)

結果、佐野家を追い出された心。頼ったのは金丸刑事(ユースケ・サンタマリア)。1/21は手がかりとなる未来ノートを捜したが発見ならず。その1/21の夜、金丸が「よお。」と声をかけたのはみきお。「こんな時間に何してんだよ」と台詞が続き、翌日に未来ノートをみきおと捜す約束をする。

平成元年1月22日
さよなら、刑事さん。
誰にも僕の邪魔をさせない。
心先生も消えた。
これで邪魔者はいなくなった。

(補足)

音臼神社で心を突き落としたのは、加藤みきお。
音臼岳にて、金丸を突き落としたのも加藤みきお。

…「遅かったじゃねえか」と金丸刑事がみきおに言うので、約束より遅れたはず。視聴者としては、金丸が証拠を捜してくるから神社に行けない、文吾に代わりに行くように指示しているので、ほぼ同時刻に見える。
しかし時系列としては神社→音臼岳。移動手段が明かされてはいないが、1/21の日記で正志が来るとあるので、車を出してもらって移動しているのでしょう。
・なお、心先生が消えたのはタイムスリップが起きたから。

そして邪魔者(心と金丸刑事)が消えたこともあり、音臼小事件は防げなかった。

3月12日。音臼小にて、(文吾が聞いていたオレンジジュースから変更された)はっと汁に青酸カリが混入され、21人が死亡・・・。文吾は逮捕、死刑となる。

(みきおの父もはっと汁で亡くなった。そのことの意味はパラビ後編で明かされるのだろうか。)

ココで出演者のトーク

鈴木亮平さんがユースケ・サンタマリアさんに「子供に押されて落ちるんですか」と尋ねたが、「落ちるね」と答えていたという。それだけ急な崖だったということか。

1話の雪の中を千夏ちゃんの手を引いていたシーンにも鈴木亮平さんが解答。リスに餌をあげるという千夏ちゃんが駄々をこねていたので、危ないからと手を強引に引っ張っていた…という。たしかに迷子にしては強く引っ張っていた感じでした。連ドラの中で種明かしが欲しかったかも。(笑)

【テセウスの船】犯人の日記大公開/前編の感想

加藤みきおの日記で振り返るパラビ版・前編でした。

地上波のシーンと未公開シーンを織り交ぜ、ファンなら楽しめる作品となっていました。

結局、(前編の)田中正志はきっかけを与えただけでした。

ほかに前編で分かったことや疑問点まとめ、個人的感想を述べます。

みきおの犯行は…

  • 三島千夏ちゃん殺害
  • ウサギ殺し(器物破損の罪)
  • 三島明音の監禁の教唆、殺人未遂の実行も?
  • 金丸刑事殺し

長谷川翼の死は詳しく明かされていませんが、おそらく自殺。明音ちゃんを殺せなかったから、明音ちゃんストーカーの秘密をばらされてしまう。それならば先に死のうという動機か。
小さな手(=みきお?)で絞めたことが分かっているので、みきおがどうやって首を絞めたのかは疑問です。

金丸刑事の死が、みきおの犯行だったのは意外でした。時系列の問題もありますが、現代編で「犯人の声を聴いた」という松尾紀子(芦名 星)さん。彼女の証言は中断されたのですが「あの声の人は…」と言うのでしょうか。小学生の男の子の声をよく覚えていたなあという印象です。狭い村だからあり得るのでしょうか。
まあ、木村さつきが紀子の証言を止めたかった理由が愛する(養子の)息子を守るためだったとしたら、あれだけ狂気じみて証言を阻止しようとしていたのも納得。

個人的には、加藤みきおと佐野鈴の出会いのシーンにもっと時間を割いてもいいのに…と思いました。雨の文字の下にカサの絵を鈴が描くシーンなんて素敵なのに。そして「お父さんみたいな人が憧れ」と鈴が言うシーンがあって欲しかったかな。

ともかく。後編は現代編に突入。謎のTwitterアカウント「おじいさんの古い斧」の真相も分かるかも!?

動画配信情報

[タイトル]:『テセウスの船 完全ネタバレ!犯人の日記大公開』

[配信日時]

  • 前編:2020年3月22日(日) 22時19分~
  • 後編:2020年3月29日(日) 21時00分~

[動画配信サービス]

パラビで独占配信。(2020年3月現在の情報です)

Paravi

さらに、2020年4月6日(月)0時より未公開シーンを含む『テセウスの船 ディレクターズカット版』の独占配信も決定!「犯人の日記」を鑑賞した上で見返してみるとより一層の楽しめるはず!?

テセウスの船-犯人の日記-前編

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