【転職の魔王様】のネタバレあらすじを最終回まで!原作の結末と恋愛要素は?
【転職の魔王様】のネタバレあらすじを最終回まで!原作の結末と恋愛要素は?
フジテレビ・カンテレ月曜10時ドラマ【転職の魔王様】のネタバレあらすじの全話と原作のネタバレ、結末をまとめていきます。
【転職の魔王様】の原作は、小説【転職の魔王様】(著:額賀澪)。
キャリアアドバイザーの来栖嵐(成田凌)と相棒の未谷千晴(小芝風花)が悩める求職者を転職に導くお仕事ドラマです。
最新話(最終回)では、来栖に転職の話が!
注目のお仕事小説をどう描くのか。
原作から最終回結末を予想!
【転職の魔王様】のネタバレあらすじを最終回まで、原作の結末、最終回結末をお届けします。
本記事はドラマ【転職の魔王様】の全話まとめです。ネタバレや原作、結末に関する情報が含まれます。
見逃し配信:【転職の魔王様】の全エピソードはFODで配信しています。
【転職の魔王様】のネタバレ
ドラマ【転職の魔王様】は、成田凌(主演)と小芝風花(ヒロイン)が贈る転職をテーマにした爽快エンターテインメント。
原作は、小説【転職の魔王様】【転職の魔王様2.0】。原作者は額賀澪(ぬがみぬお)。脚本を泉澤陽子と小峯裕之が手掛けます。
全体あらすじ
左足が不自由で杖を突く男=転職エージェントで働く敏腕キャリアアドバイザーの来栖嵐(成田凌)が主人公。冷淡な言葉を平気で吐く毒舌男。求職者の仕事や人生の悩みを辛辣な言葉で一喝しながらも、働く自信と希望を取り戻させる導き手。内定率はほぼ100%という凄腕。そんな来栖嵐が勤務する会社を訪れるのが前職でトラウマを抱える未谷千晴(小芝風花)。千晴は、来栖と向き合う中、背を向けていた本音をみつめ気づいていく。『自分が何をしたいのか』を探し出す。
1話完結で毎話、転職者が登場し、それぞれの人生をも描きます。
主題歌: milet 「Living My Life」(SME Records)
オープニング曲: LIL LEAGUE from EXILE TRIBE「Monster」(rhythm zone)
脚本:泉澤陽子、小峯裕之
プロデューサー:萩原 崇、石田麻衣、櫻田惇平
演出:堀江貴大、丸谷俊平、保坂昭一
放送局:フジテレビ系
脚本家
・泉澤陽子(いずみさわようこ)…【弁護士ソドム】【Sister】など。
・小峯裕之(こみねひろゆき)…【SUITS/スーツ】など。本作と同枠の月10ドラマ【ドクターホワイト】の脚本も担当しています。
以下にてドラマ【転職の魔王様】の各話のネタバレ・あらすじを最終回まで紹介します。
【転職の魔王様】第1話のネタバレ・あらすじ
サブタイトル:それぐらい自分で決めてください
ゲスト:宮崎吐夢
1話のあらすじ
大手広告代理店を新卒で入社したものの3年も続かず辞めてしまった未谷千晴(小芝風花)は、どうしてよいのか手段が思いつかずにいた。ある晩、杖をつく男性・来栖嵐(成田凌)が中年男・小林実(宮崎吐夢)にナイフで襲われる現場に遭遇する。来栖の機敏な動作で事なきを得るも、心配する千晴に来栖は「人の心配より、ご自分の心配をしたらどうですか?未谷千晴さん」と意味深な発言。来栖は千晴を知っている様子。
翌日、千晴は、叔母の落合洋子(石田ゆり子)が社長を務める転職エージェント『シェパードキャリア』を訪ねる。再就職したい千晴に、陽子は“転職の魔王様”と呼ばれる優秀なキャリアアドバイザーを担当につける。それが来栖だった。
早速、来栖と面談する千晴は、焦る気持ちが優先し、職種も問わず未経験の仕事でもいいと話す。来栖は千晴の気持ちを視抜き、次々と心えぐる言葉を投げつけてくる。さらに、社長の姪だからといっても忖度なしだと告げる来栖の言葉に、千晴は心が折れてしまう。
1話のネタバレ
・千晴は来栖とともに前に勤めていた広告代理店に行く。そこで、自分が社畜だったと気づき、自分が何をしたいのか見つけることにする。
・来栖と千晴は3年前に出会っている。
ドラマの1話は原作小説【転職の魔王様】1話の実写化です。
【転職の魔王様】第2話のネタバレ・あらすじ
サブタイトル:あなたの本当の幸せはなんですか?
ゲスト:早見あかり、味方良介
2話のあらすじ
転職活動を休むと決めた未谷千晴(小芝風花)は、落合洋子(石田ゆり子)が社長を務める転職エージェントで、キャリアアドバイザーの見習いとして働くことに。指導係の来栖嵐(成田凌)とともに臨んだ最初の面接相手は、宇佐美由夏(早見あかり)。
由夏は、大学卒業後、10年間、派遣で働いてきた。次の契約終了を機に転職を考えているという。しかし、由夏はどこか自信なさげ。転職の動機や希望の職種、年収についても主張が少ない。相変わらず、来栖は由夏に厳しい口調を投げかける。そのやり方に反論した千晴に対して、由夏の担当を任せると言い出す。
由夏が、転職の条件にこだわりを持っていなかったのは、恋人の渋井(味方良介)との結婚を考えていたからだった。ところが、フリーランスで働く渋井から「非正規雇用の相手との結婚は考えられない」と言われてしまう。渋井と別れたくない由夏は、渋井をつなぎとめるため、一刻も早く正社員になりたいと千晴に頼みこむ。
千晴は、なんとか由夏の希望を叶えようと、徹夜で作業を進める。翌朝、広沢英里香(やまぐち)、山口守男(おいでやす小田)が見守る中、来栖に由夏の転職先を提案する。
ネタバレ
渋井は由夏と結婚する気は全くなく恋人もいた。来栖によって、渋井の本心を知った由夏は本気で転職を考えるように…。来栖は由夏の細かな情報をまとめる能力を見抜き、転職先を見つける。由夏は無事に転職先が決まった。
ドラマの2話は原作小説【転職の魔王様】2話の実写化です。
【転職の魔王様】第3話のネタバレ・あらすじ
サブタイトル:とりあえず3年はもはや死語です
ゲスト:渡邊圭祐
あらすじ
大手食品会社に入社4年目の笹川直哉(渡邊圭祐)は、大学のサッカー部で培った体育会系のノリの良さを生かし、健康食品部門の営業として働いている。上司の無茶な要求にも応え、取引先との接待では若手として気を配り、場を盛り上げる。時に身を削ることもあったが、仕事にやりがいも感じ、自分は会社の利益につながる働きをしていると思っていた。しかし、会社は笹川の仕事ぶりを正当に評価してくれなかった。次第に不満を感じるようになった笹川は「シェパード・キャリア」を訪れる。
来栖(成田凌)とともに笹川と面談した千晴(小芝風花)は、明るく前向きな笹川に好印象を抱く。千晴は企業がほしがる人材だと確信するも、来栖は、笹川が上司にウケのいい人間を演じ、それが染みついていると見抜く。笹川のことを「厄介かもしれない」という来栖の言葉に対し、その意味が分からない千晴。
再び笹川の面談を行う。千晴たちが提案した企業を転職サイトの口コミで評判を見ていた笹川は「いい評価がなかった」と不満気。すると来栖は、いつものように鋭い視点と核心をついた言葉で、笹川にある疑問を投げかける。
ネタバレ
上司の機嫌ばかりを窺い必死に仕事をしてきた笹川は、来栖と千晴と出会ったことで、自分に合った仕事を探そうと思うようになる。一度は自信をなくした笹川だったが、チームワークを大切にし自分を犠牲にできること、仕事を最後までやり遂げることを誇らしく思えるように。そして、来栖の勧めで新しい会社に採用が決まる。そこは多面的に社員評価をする会社だった。笹川の転職がうまくいったのは千晴の寄り添う態度が力になったと思う来栖は、千晴に感謝の言葉を告げる。
ドラマの3話は原作小説【転職の魔王様】3話の実写化です。
【転職の魔王様】第4話のネタバレ・あらすじ
サブタイトル:あなたの人生の前では、どうだっていいものなんですよ
ゲスト:岡崎紗絵、曽田陵介
4話のあらすじ
来栖嵐(成田凌)の元恋人・剣崎莉子(岡崎紗絵)が、突然「シェパードキャリア」にやって来た。SNSで偶然来栖を見つけた莉子は、転職の相談ではなく、来栖がどうしているか気になり会いにきたのだ。かつて恋人同士だった2人は、再会を懐かしむどころか、お互いにとトゲのある言葉を連発し険悪なムードに。同席をした千晴(小芝風花)は、緊張する。
ところが、翌日、莉子から正式に面談の申し込みが。莉子が勤める会社は、オンラインの教育系コンテンツを制作・配信している。その分野ではパイオニアと知られているが、業績は悪化していた。プライベートでは、漫画家の恋人・綾野周介(曽田陵介)と同棲中。なかなか芽が出ない周介のために、自分が好条件の会社に転職し支えたいと考えたのだ。
しかし、今の会社に誇りと愛情をもって仕事をしていた莉子を知る来栖は、納得できない。「いつまでも夢ばかり追ってても仕方ない」という投げやりな言葉を口にする莉子に、怒りを覚える。来栖は、キャリアアドバイザーとして痛烈な一言を言い放つ。来栖が昔と違い別人のように感じた莉子は、千晴に事故に遭う前の来栖のことを話し始める。
4話のネタバレ
来栖(成田凌)の元カノ・莉子(岡崎紗絵)がやって来たことで「シェパードキャリア」はざわつく。
広沢(山口紗弥加)、犬飼(藤原大祐)、山口(おいでやす小田)は、元カノのことが知りたくてあれこれと聞きまくる。
・莉子とは大学の同期。
・別れの原因は性格の不一致。
洋子(石田ゆり子)は来栖にさりげなく「元カノとのバトルは?」とたずねてしまう。元カノのことが忘れられなくて彼女がいないのか、とも。
●莉子が語る来栖の過去
来栖に会った莉子は来栖とのことを思い出す。
回想
来栖は亡くなった父のようにアフリカのエネルギー開発をするのが夢だった。その夢がかなった。アフリカの担当になったのだ。それを一番に莉子に伝えた。
莉子は喜ぶ。そして自分の仕事のことも話す。
ふたりは東京タワーを見て、競争だと走り出す。
転職希望をする莉子に来栖は、莉子が働く会社(eウルド)のライバル社を紹介。年収は現在の2倍だ。
生活のために転職するという莉子に来栖は「なら、彼と別れて転職すればいい」とバッサリ。
「転職は大きな決断だ。だから自分で決めるのだ」とも。
感情が高ぶる莉子は、過去を潰すために来栖に会いに来たと言う。そして、千晴に来栖の過去を語る。
大学時代は、性格もよく友達もいっぱいいた。バリバリの商社マンになり、同期の中でダントツトップ。出世頭だった。
出勤途中に事故に遭い、足が不自由になった。
●過去を振り返る来栖と莉子
帰宅した莉子は、周介に転職をするつもりだと告げる。周介は、莉子が今の会社を好きなのに「どうして?」と問うが、莉子は決めたことだからとキッパリ。
翌朝。周介がいなくなっていた。焦る莉子のもとに千晴から電話がある。
千晴に呼び出された莉子が喫茶店に行くと、周介と来栖がいた。
昨夜。周介は莉子がどうして転職するのか知りたくて来栖に会いに行ったのだ。来栖から、莉子が自分のために転職すると聞いた周介は自分が頼りないからだと思う。来栖が「彼女には幸せになってもらわないと困る。幸せにできますか?」と言ったことから、来栖が元カレだと気づいた周介。
そして、来栖と千晴の力を借りて莉子と会うことにしたのだ。
周介は莉子を幸せにできない「だから別れて欲しい」と告げる。喫茶店を出ていく莉子を来栖が追いかける。
来栖は莉子に「あの時と同じように本音を隠したまま別れていいのか?」と問う。
過去。
事故に遭った来栖はリハビリに励む。莉子は来栖にどう接していいのかわからなかった。その時、大学の同期の岡山と偶然会う。来栖は莉子が笑っているのを見て隠れるようにしてしまう。会社に復帰したが、異動になった。来栖は会社を辞めた。
莉子は来栖が相談もなしに会社を辞めたことをせめた。来栖は「岡山と付き合えばいい」と言ってしまう。岡山といて笑う莉子を久しぶりに見たからだ。そして、ふたりは別れた。
●来栖の本音
来栖は、当時、言えなかった本音を言う。あの時、来栖は莉子を幸せにする自信はなかった。自分のことで精一杯だった。莉子もまた、本音を言う。気づいていたけど気づかないふりをした。変わっていく来栖を見ることに耐えられなかったと…。
莉子は自分が来栖から逃げたと思っていた。だから、周介を必死で支えようと思った。
「その思いが幸せにするとは限らない」
来栖は周介の本音を聞いたほうがいいと告げる。
一方、千晴は周介に本音を言うべきだと話す。
「あなたの人生このままでいいんですか」
来栖は莉子に。千晴は周介に言う。
莉子と周介は本音を言い合う。
周介「僕を信じて。漫画家として生活できるようにするから」
莉子は会社を辞めず、周介との暮らしを続けることに。
●結末
千晴はほっとする。来栖は吹っ切れた様子。
千晴が今回の件で、人の人生を変えられる仕事だと感じたと言うと…。
来栖は言う。「俺達が人生を変えたわけじゃない。自分が助けたとか思わない方がいいですよ。足を悪くして、ひとりの人間の仕事なんて大したことはない。どんな人間にも変わりはいると知った。それでも人は働く。だから、求職者には最善の選択をしてほしい」と。
その後、莉子が挨拶に来た。
周介の連載が決まり近いうちに結婚すると言う。
帰り際、莉子は来栖に聞く。
「あの時、どうしてあの人のお葬式に行ったの?」
洋子は来栖を呼び出す。
戸松卓郎(葉山奨之)の履歴書を見せ「担当する?」と問う。
ドラマの4話は原作小説【転職の魔王様】4話の実写化です。
【転職の魔王様】第5話のネタバレ・あらすじ
サブタイトル:仕事に夢を見ないのはご自由です
ゲスト:葉山奨之
5話のあらすじ
洋子(石田ゆり子)は、見習いキャリアドバイザーとしての試用期間がもうすぐ終わる千晴(小芝風花)に、戸松卓郎(葉山奨之)の担当を任せる。今回は来栖(成田凌)のサポートはなく千晴一人でというのが条件。
戸松は、28歳ですでに3社を退職。来栖がいないことに不安に覚えながらも、千晴は早速面談に。戸松はどこか投げやりで、転職が自身のキャリアにマイナスになることも自覚していた。それでも、戸松の退職理由を聞いた千晴は、必死でフォローをする。ところが、戸松は仕事に夢は持っていないと冷めた発言。困り果てた千晴は来栖に相談するもサポートを拒れてしまう。この時、来栖が感情的な態度を見せ千晴や広沢(山口紗弥加)は驚く。
後日、戸松は千晴が紹介した会社の面接を受けるも、ネガティブな言動と自己肯定感の低さが災いして不採用に。千晴は、あえて戸松が幸せや成功から逃げているように感じ、その理由を教えてほしいと頼む。するとそこに来栖が通りかかる。来栖を見た戸松は動揺する。
5話のポイント
・千晴の選択は?→見習い期間の終了が迫っており、今後、キャリアアドバイザーとしての仕事をしていくのか否か。千晴の選択に注目!
5話のネタバレ
落合洋子(石田ゆり子)に相談者の戸松卓郎(葉山奨之)の担当を打診された来栖嵐(成田凌)は「出来ない」と断る。そこで、千晴が戸松卓郎の担当を任されたのだった…。
戸松卓郎の退職理由
残業ばかりの日が続いていた。ところが、人を増やすこともせず、残業時間は半分にしろと言われた。結局、タイムカードを誤魔化して残業をするように。戸松はそれを改善して欲しいと訴えたが、誰も聞き入れない。「なら辞めてやる」というので退職。
これまでの3社はほぼ同じ。激務を訴えて辞めている。
●来栖と卓郎の関係は?
来栖と卓郎は、過去に顔を合わせていた。実は、来栖を轢いた車を運転していたのが卓郎の恋人だった真奈美。ふたりは真奈美の葬儀の席で会っていたのだ。
事故の原因は、真奈美の居眠り運転。真奈美は睡眠時間を削って働いていたのだ。真奈美は事故で亡くなっている。家族は会社を告発したが、のちに、会社の違法残業やパワハラの内部告発があり和解になった。内部告発をしたのが卓郎だ。
卓郎は来栖さえいなければ、真奈美は死なずにすんだと思っていた。なぜなら、真奈美は来栖を避けるために必死でハンドルを切り替え事故をおこしたからだ。卓郎は葬儀の時、来栖の胸ぐらをつかみ「あんたを一生恨む」と言い放った。
●千晴が卓郎に訴える想いとは?
千晴は諦めずに卓郎に連絡を入れるがスルーされていた。横山(前田公輝)は、やる気のない人間に関わるべきではない。慈善事業じゃない、と千晴に釘をさす。
そんな中、卓郎はシェパードキャリアを退会すると申し出る。千晴は来栖に伝えるが、去る者は追わずの考えだ。どうしても気になる千晴は、卓郎のアパートを訪ねる。
千晴は、言いなりになって働き味覚障害になった体験を打ち明ける。卓郎は、過酷な仕事を強いる会社に「それはおかしい」と声をあげることが出来る。それは『働きやすい職場』になるために大事なことだと思う、と千晴は告げる。
●来栖がキャリアアドバイザーになった理由
そこに来栖が。
来栖は、千晴の『どうしても卓郎を救いたい』という強い思いに突き動かされたのだ。
会社を訴え辞めてしまう。自分が犠牲になって会社を良くすることは割に合わないと悟る卓郎。
何もかも考えるのをやめてしまった卓郎に「仕事に夢を見ないのは自由だが自分の未来にも夢を持っていない。あなたの人生このままでいいんですか」と告げる来栖。
卓郎「俺の人生なんて、あの時から止まったまま。この先もずっと…」
来栖は事故の瞬間、真奈美と目があった。真奈美は必死にハンドルを回し「逃げて」と叫び続けた。来栖はそのことを家族に伝えたかった。だが言えなかった。
来栖は自分があの時間にあの道を通らなければ、と自分をせめた。そして、事故によって、来栖もまた心が一度死んだのだ。
卓郎は、真奈美に何もしてやれなかったと後悔していた。過酷な労働をしているのに、止めることもせず働かせてしまった。そんな自分の不甲斐なさをせめ続けていた。
来栖は自身のことを語る。足が不自由になり、仕事を辞めた事。そして、苦しんでいる人の力になれるかもしれないと思いキャリアアドバイザーになった事。そして「それが生き残った意味だ」と…。
●結末
「自分をせめ続けるのを止めて、真奈美との思い出を胸に生きて欲しい。自分の人生を諦めないでほしい」という来栖の言葉に卓郎は再び就職活動を志す。
その帰り。
来栖は千晴がいたから卓郎と向き合えたと感謝する。
「君がいてくれたおかげです」
千晴は味が分かるようになったと伝える。
「良かったですね」と来栖は少しだけ微笑む。
来栖の笑顔を喜ぶ千晴。
試用期間が終わり、千晴はシェパードキャリアで働くことにした。メンバーのひとりひとりが千晴を応援する。
来栖からのひとことは…。
「せいぜい頑張ってください」
照れてると皆にからかわれる。
来栖はタピオカに話しかける。
「お前の拾い主、ここで働き続けるみたいだな」
過去回想
雨宿りをする千晴と来栖。
千晴「やまない雨はないです。いつか必ず晴れるときが来ますから」
<続く>
山口&広沢のネタバレ
・山口は実家のお寺を継ごうとお坊さんになろうと思っていたが、遺体になれず挫折。洋子から「生きている人を救って」と言われシェパードキャリアに。
・広沢は業界大手で働いていた。薄利多売な就職エージェントでノルマが厳しかった。仕事は好きだから、自分らしくやれる「シェパードキャリア」に転職した。
ドラマの5話は原作小説【転職の魔王様】5話の実写化です。
【転職の魔王様】6話のネタバレ・あらすじ
サブタイトル:転職は決して生きがいにするものではありません
ゲスト:宮野真守、西垣匠
6話のあらすじ
来栖(成田凌)のもとで見習いとして働いていた千晴(小芝風花)は、キャリアアドバイザーの仕事にやりがいを感じ、晴れて「シェパードキャリア」の社員に。
その直後、これまで6回も転職をしている『転職王子』こと八王子道正(宮野真守)から、面談の申し込みが入った。広沢(山口紗弥加)は、過去に八王子を担当し苦い経験をしており担当を辞退。そこで、来栖と千晴のコンビが担当をすることになる。
八王子は、不動産会社でマンション販売を担当する39歳。不動産営業の仕事は17年目。セールスマンの腕は一流で幾度と売り上げトップで表彰されている。問題は一つの会社に留まることができないこと。現在の会社も勤務3年目にして飽きてしまったといい、この先も転職を繰り返すつもりでいる。
来栖は「まるで戦場を渡り歩く傭兵ですね」と言い放つ。しかし、自分の実績と能力に絶対の自信を持つ八王子は、怒ることもなくショックを受ける様子もない。千晴は、八王子の強靭なメンタルに驚く。
その日の帰り道、千晴はひょんなことから天間聖司(白洲迅)という男と知り合う。天間は、千晴が見習いから正社員になったばかりだと知ると「お祝いさせて」と、初対面の千晴にアイスクリームをご馳走する。
数日後、八王子は、不動産販売会社の面接を受ける。ともに面接を受けるライバルたちは、いずれも自分よりキャリアが浅く、実績も乏しい。八王子は、自信満々で自己アピールをし、面接官の反応に手ごたえを感じる。
6話のネタバレ
エイダン不動産にて。
小池(西垣匠)は契約がとれず上司の下館(矢野聖人)から説教され「すみません」と謝る。八王子(宮野真守)はその様子を見て嫌な顔をする。
後日、八王子は小池に成約のためのノウハウを伝授。顧客情報を詳しくまとめることがヒントになると教える。不動産業では、仕事についてのノウハウを教える習慣がない。小池は、八王子だけが教えてくれると嬉しそうに話す。
●出世を望まない求職者
不動産会社は成約するために必死の職場だ。契約がゼロの状態を業界では「タコ」と言う。そんなことも交えながら、来栖嵐(成田凌)と千晴(小芝風花)に自慢話を繰り広げる八王子だったが、千晴から「不採用だった」と告げられる。
転職回数が多く、39歳という年齢は、転職には厳しい。どんなに有能でも受け入れる会社は少ないのだ。現実を突きつけられた八王子は、愕然とする。八王子はキャリアアップを望んでいない。現場で働くことが望みだ。だから、出世を打診されると会社を辞めていたのだ。
来栖と千晴は「これからのことを一緒に考えよう」と言うが、八王子は「出世したからと言って幸せとは限らない」と言って出て言ってしまう。
八王子は下館らの立ち話を聞いてしまう。次に雇うのならば若い人間がいいという下館。歳上の部下はやりづらいのが本音だったのだ。
八王子は思い上がっていたのかと暗い気持ちになる。
シェパードキャリアのメンバーで飲み会。
千晴は八王子の出世したくないという言葉が気になっていた。広沢(山口紗弥加)も犬飼(藤原大祐)も出世を望んでいないと話す。プライベートを充実させたい気持ちが強い。山口もまた同じく。横山(前田公輝)は出世をしたい派。来栖は出世には興味がないと言う。
来栖はお酒を飲まない。千晴はかなり飲む。
帰り道。八王子の事を心配する千晴に来栖は問う。「もし、君が八王子さんだったら?」
千晴は、出世を選ぶしかないと思うが「八王子さんのような人が楽しく生きていける社会の方が優しくていいんだけど」と答える。
八王子は、どうしたらいいのかわからなくなったと言う。来栖はやったことのない方を選んでみたら?とアドバイス。それは出世を受け入れることだ。八王子は転職を諦める。
●転職を選ばない選択
2週間が経過。来栖から仕事が終わったら「付き合ってほしい」と言われた千晴。広沢と犬飼は「デートだ」と騒ぎだす。ちょっぴり期待したっぽい千晴だったが、来栖が連れていったのは八王子の働く「エイダン不動産」だった。
小池は仕事がとれず八王子は苛立つ。小池は「八王子さんも他の上司と一緒だ」と言い放つ。班長になった八王子は、ノルマのことで頭がいっぱいになっていたのだ。
そこに、来栖が、千晴がマンションを探していると嘘をつき来店。八王子はマンションを案内。そして、自身の思いを語る。
小池を怒鳴る自分の姿から、自分が若い頃を思い出した。当時の上司を見て「こうはなりたくない」と思った。転職を繰り返してきたが、どの上司もノルマに追われ幸せそうな人はひとりもいなかった。八王子は、楽しく仕事がしたい。部下を罵倒したくない。なのに、今の自分はそんな上司に成り下がってしまった。
八王子「僕はどうしたらいいんでしょうか」
来栖「あなたはどんな上司になりたいんですか?夢はなんですか?せっかく部下をもったのに夢も語れない。それでいいんですか」
八王子は、小池に頭を下げ「一緒に頑張ろう」と言い、お客のリストをつくることから教え込む。こうして、小池はお客をGETできた。ところが、八王子のやり方だと時間がかかると言われる。ノルマのためにもっと手っ取り早くというのが会社の方針だ。
八王子はシェパードキャリアを訪ねる。
不動産の仕事はキツイことがある。助け合いの精神もない。八王子は自分ひとりでそれを変えることは不可能だろう、と。
「どうすればあなたがあなたのまま生きていけるんでしょうね。夢が見つかったのなら覚悟を決めるだけ」
来栖の言葉で覚悟を決めた八王子は独立をする。
●結末
後日、八王子の運営する八王子不動産から求人がある。順調な様子だ。
千晴が休憩をしていると来栖がやってきた。千晴にチョコレートをプレゼントする。「たまたま家にあった」という来栖。
来栖は八王子の独立案は、「優しくていいですけどね」と言った千晴の言葉がヒントになったと告げる。そして「君だけのやり方で求職者と向き合っていけばいい」と千晴を応援する。
千晴は天間と出会う。
八王子の話をする千晴。天間は「その手があっかた」と呟く。
その頃、洋子は五十嵐の家のチャイムを押していた…。
ドラマの6話は原作小説【転職の魔王様2.0】3話の実写化です。
【転職の魔王様】7話のネタバレ・あらすじ
サブタイトル:人も会社も、いつだって変わることができるんです
ゲスト:黒川智花
7話のあらすじ
千晴(小芝風花)は、家の事情でしばらく残業ができない広沢(山口紗弥加)をフォローするため、来栖嵐(成田凌)とのコンビを一時的に解消。広沢とともに、皆川晶穂(黒川智花)を担当する。晶穂は、8年間勤めた製薬会社・乙葉製薬を退職したばかり。前会社は人数が少なかったため個人の仕事の負担が大きく、激務が当たり前だったという。そんな晶穂は、同じ業界内で、十分な人員が確保された会社に転職を希望する。面談を終えた千晴は、求職者に寄り添い丁寧にアドバイスする、来栖とは180度違う広沢のやり方に感激する。しかし、後日、晶穂は広沢を担当から外してほしいと言ってきた。ショックを受ける広沢のため、千晴は自分ができることはないかと考えるのだが…。悩む千晴を見かねた来栖は、必ず何か原因があるはずだとアドバイス。千晴は、面談中の様子を思い返し、広沢に子供がいると知ったとき、晶穂の態度が少しおかしかったことに気づく。
子育て中の女性に何か特別な思いがあるのかもしれないと考えた千晴は、翌日、来栖に付き添われ、晶穂の自宅を訪ねる。晶穂は、恋人・戸田優吾(入江甚儀)と同居していた。千晴は、広沢の分も自分が全力でサポートすると告げる。しかし、その言葉が晶穂の心を刺激してしまう。
7話のネタバレ
広沢は夫が1週間の出張。子育て中の広沢は残業もままならず、千晴がペアを組むことになったのだ。
30歳の晶穂(黒川智花)は同居中の恋人・戸田優吾(入江甚儀)からプロポーズされるも無職の状態で考えることができないと断っていた。
面談から帰宅した晶穂は広沢を交代して欲しいと言ってしまったことを後悔していた。優吾はそんな晶穂の心情を理解してくれ優しく接する。結婚も待ってくれていた。
そんな中、来栖と千晴が晶穂宅に来たのだ。
晶穂が千晴の「サポートする」という言葉に感情を露わにするのを見た来栖は「子育てしている人が憎くなるようなことがあったのでは」と問う。
晶穂は先輩の日下部さやか(村川絵梨)のことを話す。
さやかが産休をとり、晶穂はさやかが担当していた病院を任され精一杯対応した。上司の猿田はさやかが戻ってくるまで1年だけ頑張ってと言い、なんとか頑張った。ところが、さやかは戻ってきたものの、晶穂の仕事量は減ることはなかった。さやかが子供が熱を出したりして休んだりすると晶穂がフォローすることも日常茶飯事。さやかはお礼にとお菓子をくれるも、そのお菓子は増えるばかり。
猿谷に苦情を言うと「子育てしている人をみんなでフォローしよう」と言われてしまう。そんな中、会社のホームページでは「働きやすい企業」とさやかのインタビューが掲載されていた。
晶穂は、会社は何もしてくれないと思い辞めたのだった。さやかのせいではないと思っていたが、どうすることもできず、さやかを責めてしまった。
晶穂は、広沢と千晴を見ていたら、自分とさやかの姿を重ねてしまったのだった。
広沢はその話を来栖と千晴から聞く。
洋子(石田ゆり子)は広沢と話す。今回の一件で、会社や周りの人たちに迷惑をかけているのかなと思う広沢。「全員が働きやすい環境を整えるのが経営者だ」と洋子は言い広沢を安心させる。
千晴と来栖は、乙葉製薬の求人を見つけ横山(前田公輝)に口を利いてもらう。来栖と千晴は晶穂に乙葉製薬の再就職をすすめる。そこに、広沢がさやかを連れてきた。逃げようとする晶穂に「逃げるんですか。あなたの人生このままでいいんですか」と引き止める来栖。
晶穂はさやかに限界が来た思いを伝える。そして、自分が母になったとき、乙葉製薬にいたら誰かに負担をかけることになるから、辞めたと告げる。
来栖は本気でその思いを上司に伝えるべきだと言う。
「あなたが変わればあなたがいる環境が変わる」
晶穂が辞めたあと、乙葉製薬ではもっと人手を増やそうということになった。発起人はさやかだ。さやかは会社は変わるから「戻ってきて」と頼む。
晶穂はさやかと和解し、乙葉製薬に再就職を決めた。そして、晶穂は優吾との結婚も考えられるようになった。
●結末
来栖は五十嵐君雄の求人資料を見つける。担当は洋子だ。いくつもの会社をすすめているが五十嵐は全てを辞退している。洋子は五十嵐の家に行ったとき君雄に「帰れ」と門前払いをされていた。
千晴は天間と会う。嬉しそうですね、と天間。千晴は来栖のことを話す。
そこに来栖が。天間はにこやかに挨拶をする。
「はじめまして。天間聖司です。あなたにお会いしたいと思っていました」
ドラマの7話は原作小説【転職の魔王様2.0】4話の実写化です。
【転職の魔王様】7話の恋愛要素ネタバレ
少しずつですが来栖と千晴の関係に変化が見られます。恋愛要素のネタバレです。
千晴は広沢と組むことになり、来栖(成田凌)は「清々する。久々にひとりで仕事ができる」といつもの憎まれ口。さらに、千晴が広沢をべた褒めするものだから「さぞ成長するでしょうね」とまで言う。そんな来栖だが、千晴の付き添いには自ら「教育係だから付き合う」と言っている。
さらに7話の注目は、来栖が千晴にコーヒーをいれてあげる場面が。ついでだからと言いながらも「おやおや」と思える場面です。
1週間が経過し、千晴は来栖と再びタッグを組むことに。来栖と千晴は、広沢から貰ったクッキーをふたりで食べる。何枚食べるかでもめるふたりだが、仲良し加減が絶妙です。
そして、ラスト。天間には何でも話している千晴は来栖のことを「もしかすると優しい人なのかも」と。すると天間から「もしかして、その人のこと好きなんですか」と言われる。千晴は「ないない」と焦りまくる。
現在のところ、まだまだ恋愛に進展していませんが、お互いに認め合う関係になってきています。恋愛要素にもご注目!
【転職の魔王様】8話のネタバレ・あらすじ
サブタイトル:あなたの人生に責任を持つことはできません
ゲスト:飯島寛騎
8話のあらすじ
来栖嵐(成田凌)と千晴(小芝風花)は新規登録者でフリーライターの石岡遥太(飯島寛騎)の面談を行う。石岡は、面談にカフェを指定してきた。来栖と千晴が出向くと、手間を省くために別の大手転職エージェントの担当者も同じ席に呼んだという。2社を競争させるやり方に戸惑う千晴の前に現れたのは、なんと天間(白洲迅)だった。
石岡は、28歳。大学卒業後からフリーライターとして活動。有名メディアへの掲載実績もあり自己評価が高い。正社員になるのは、自身の価値をさらに高めるためだと豪語する。
しかし、来栖は正社員経験がないことから石岡を未経験者扱い。「正社員になりたいフリーターとして選考される」と告げ、石岡を怒らせてしまう。
一方、天間は、来栖の意見に理解を示しつつも、石岡の考えを尊重。プライドを傷つけないよう巧みな話術で面談を行う。天間の対応は来栖とは真逆。優しくて親切。
千晴はそんな天間のやり方に感動し、広沢(山口紗弥加)たちに天間の有能っぷりを熱弁する。それを聞いた横山(前田公輝)は天間のことを知っている様子で…。
数日後、再び広沢と面談をする来栖と千晴と天間。それぞれが石岡に合った企業を紹介すると広沢は天間の提案する知名度の高い会社に行きたいとご機嫌になる。そんな広沢の申し出に天間は驚くことを言い出す。
8話のネタバレ
石岡は自信たっぷりだったが、実は、現在は仕事がなくバイト生活を送っていた。
来栖はそこを指摘しする。ところが、天間は、フリーライターとしての仕事はアピール次第でうまくいくかもしれないと話し、拘りある希望条件をしずつ広げていく。
天間は千晴に同業であることを黙っていたことを詫び、うなずき話をよく聞き投げ返す方法で、相手の心を開いていくとコツを話す。モットーは優しく親身。
●2週間で辞めてしまう求職者
2度目の面談も4人で行う。
来栖と千晴は旅行会社をすすめる。自社の編集者兼ライターだ。天間はニュースアプリ社の『ほっとニュース』をすすめる。石岡は有名な『ほっとニュース』を選ぶ。
すると、天間は自分が「1日企業見学に行く」と言い出し驚く千晴。天間はいつもそうしていると言うのだ。広沢(山口紗弥加)らにそのことを話す。求職者からしたら天使だという犬飼(藤原大祐)。すると、横山(前田公輝)が、天間は『転職の天使』と呼ばれていると話す。天間は揉め事を起こし、社員たちが辞めてしまったという。
石岡は『ほっとニュース』で働きだすも2週間で辞表を出してしまう。天間から連絡を受けた千晴が石岡を呼び出しシェパードキャリアで面談をする。天間も来栖もいる。天間は辞めた理由を尋ねる。
石岡は、天間のせいだと言い出す。天間は、1日見学をした際、自分よりも有能だと石岡のことを褒めまくっていた。入社早々、石岡は期待され、そのプレッシャーに潰されてしまったのだ。実際に、執筆してもPVは稼げず、かげで「大したことはない」と言われていた。
「そんなことは当然」という来栖。今回の就職は、天間にひかれたレールの上を走っただけ。石岡は自分の意思を持っていない。石岡のこれまでの言動はすべてビジネス著書からだと指摘する来栖は「(著書もキャリアドバイザーも)あなたの人生に責任を持つことはできません」とズバリ。そして告げる。「誰かのせいにしても何も変わらない。あなたの人生それでいいんですか」
天間はショックを受ける。千晴はそんな天間を励ます。
実は、来栖と千晴は、ほっとニュースの求人を知っていた。来栖が「すぐに辞める」と予想していたのだった。その話を聞いた天間は来栖の言っていたことに納得し、石岡のことを見ていなかったと反省する。
●来栖と天間がタッグを組み転職をサポート
天間、来栖、千晴は再び石岡と面談する。
天間は石岡が書いたブログを読み「才能があると感じた」という。求められる文章を書くのではなく、自分が思うことを書き勝負をすべきだと言う。
ほっとニュースに在籍し、やりたいことを告げ、そこで腕を磨けばいいというのだ。「単純にそつなく書いたものはAIが書ける。石岡にだけが書ける文章を」と来栖も背中を押す。
こうして、石岡はほっとニュースでやっていくと決める。
●結末
天間は「負けた」と言うが、来栖は「勝負じゃない」と。そして、千晴が石岡のブログを読み、石岡の力に気づいたと話す。
天間は自分が紹介した求職者が逮捕された経験があった。不正経理を行ったのだと言う。その会社は、不正経理が常識だったのだ。それから、天間はそんな会社に人を紹介できないと、あえて、1日見学をするようになった。同僚たちは、それを強いられ退職をしていった。
「転職は人生の一大事。無責任に求職者を送り込むことはできない。このやり方を変えることはできない」と天間。
「いいんじゃないんですか。どこの職場にも変人はいます」千晴はそれがいいと笑う。
後日、天間がシェパードキャリアに入社する。洋子がメンバーに紹介し、シェパードキャリアは賑やかに。その時、洋子(石田ゆり子)に電話が。
洋子「君雄くんに何か?自殺!?」
ドラマの6話は原作小説【転職の魔王様2.0】2話の実写化です。
【転職の魔王様】9話のネタバレ・あらすじ
【転職の魔王様】9話は、小説にないドラマオリジナルストーリー。石田ゆり子さん演じる落合洋子の過去が描かれ、さらに、引きこもり問題を取り上げた物語です。
サブタイトル:ひきこもりに生産性がないなんて誰が決めたんですか
ゲスト:金子ノブアキ、野村康太
9話のあらすじ
洋子(石田ゆり子)は、五十嵐君雄(金子ノブアキ)の親から「部屋に閉じこもった息子が命を絶つかもしれない」と電話を受け、慌てて五十嵐宅へ向かった。君雄は、洋子が唯一担当している求職者だ。洋子がドア越しに声をかけると幸いにも君雄は無事で安心するも、洋子には「帰ってくれ」と言い張る。
『シェパードキャリア』では来栖(成田凌)と千晴(小芝風花)がただならぬ洋子を心配し帰りを待っていた。来栖は、以前から、転職活動をした記録がない五十嵐君雄の存在が気になっていたという。戻ってきた洋子は君雄との過去を打ち明ける。
13年前、当時、旅行代理店に勤めていた洋子は、小学校教諭だった君雄と知り合い、恋人関係に。結婚も考えていたふたりだが、ある日、突然、君雄は辞職。理由は明かされず、君雄は洋子に別れを告げた。以来、10年間、君雄は自室に引きこもっているのだ。洋子は、恋人の異変に気付かなかった自分を責め続けている。いつか君雄の社会復帰の力になればと『シェパードキャリア』を立ち上げたのだ。
話を聞いた千晴は、洋子の過去に衝撃を受ける。そして、自分に何かできることはないかと考え始める。その思いは来栖も同じだった…。
9話のネタバレ
君雄の両親・夏子(朝加真由美)と明(越村公一)は70代になり、自分たちがいなくなったらとう不安を抱えていた。明が「これからどうするのか」と君雄に声をかけたことから、自殺騒動になったのだった。両親から話を聞いた洋子(石田ゆり子)は「どうにかしなくちゃ」という思いでいっぱいに。
洋子から話を聞いた千晴(小芝風花)は自分が力になれないと来栖(成田凌)の前で嘆くと来栖は「しっかりして。心配してるのは君だけじゃない。社長は俺の恩人だ」と告げる。
●来栖と千晴が洋子を応援!
千晴と来栖は洋子の力になろうと、五十嵐宅へ。母の夏子と話す。
君雄は生徒から慕われてたという夏子。卒業文集が届いたが君雄は見ていない。ふたりは、その卒業文集と寄書きを預かる。
そこで来栖が、藤川孝介だけが文集に何も書いていない。寄書きに名前もないことに気づく。
一方、洋子は別日に再び五十嵐宅へ。ドア越しに君雄に話しかける。就職口を見つけてきたのだが、君雄は死ぬと口走る。洋子は両親がずっといるわけじゃないと現実を突きつける。君雄はドアを開けた。
「いまの僕がもう一度就職できると思う?君の顔はもう見たくない。君はもう他人なんだ」
洋子は自分の力のなさを嘆く。すると、来栖は洋子に初めて会った時のことを思い出す。
事故に遭い会社を辞めた来栖はシェパードキャリアを訪れる。その時洋子は、求職者の気持ちが理解できる来栖をキャリアアドバイザーとして雇ったのだ。「人の気持ちを動かすのは人なんですね、心や体に傷を負ったとしてももう一度社会で活躍できる」と言った洋子。それは君雄のことが頭にあったからだった。
来栖は「あなたの人生このままでいいんですか」と洋子に文集と寄書きを渡す。
君雄が学校を辞めたのは藤川孝介が原因だろう。広沢や犬飼ら、シェパードキャリのメンバーがこの藤川を探していると伝え「あなたはひとりじゃありません」と来栖。
●君雄がひきこもりになった理由
洋子はもう一度、君雄と話そうと家に行くが、君雄は「探さないで」と書置きをしていなくなっていた。洋子は君雄が「疲れてるときに来る」と言っていた橋に向かう。
君雄がいた。洋子は「(ひきこもりになった理由を)どうして教えてくれなかったのか」と問う。
藤川はいじめられていた。それを知った君雄は藤川を救おうとしたが、それが逆効果に。藤川へのいじめがエスカレートしてしまい、結果、藤川は不登校になった。君雄は藤川を救えなかったことを後悔し、ひきこもりに。君雄は原因を洋子に知られたくなかったという。洋子の負担になりたくなかったという君雄は、洋子が結婚しないことにも責任を感じていた。
洋子は、君雄のおかげで今の仕事に出会えたと話す。「結婚するだけが幸せなんて思い込み。私はちゃんと幸せだよ」と言い、洋子はシェパードキャリアに君雄を連れていく。
●結末
不登校とひきこもりの『フューチャーセッション交流会』が開催されていた。来栖と千晴が出迎える。
そこで君雄は藤川(野村康太)が語るのを見る。
藤川は5年ほどひきこもっていたが17歳の頃「このままではいけない」と思い立った。「学校だけが居場所じゃない。どんな形でも人とつながることを諦めないで」と言った君雄の言葉で立ち直れたのだという。小学生の時は、その意味が理解できなかったが、時を経てその言葉が身に染みたという。そして、藤川はフリースクールに通い、就職もできた。
藤川は自分の経験が誰かの力になれればと語る。場内から拍手がおこる。
藤川が君雄に感謝していると話すのを見て、自分がいかに人生を無駄にしてきたかと感じる。「自分は43歳で生産性がない」と語る君雄に来栖は…
「過去は変えられません。でも未来は変えられます。いつまでも過去にとらわれず、今を生きてください。どんな形でも人と繋がるのを諦めないでください」
君雄は深く頭を下げる。
洋子と君雄は散歩をする。少しずつ進めていこうと「私もついてるから」と洋子。
君雄「10年間、ごめん。僕のこと諦めないでいてくれてありがとう」
こうして君雄は一歩前に進み始めた。
そんな矢先、千晴は洋子が来栖に大阪支社を託すと言っているのを聞いてしまう。
【転職の魔王様】9話の恋愛要素ネタバレ
8話からの9話の恋愛要素のネタバレです。
「シェパードキャリア」に入社した天間はストレートに千晴への想いを口にします。8話では、千晴と一緒に働きたかったから入社したと言っています。
そして9話では、洋子の事で悩む千晴を心配してランチに誘う。パフェをほおばる千晴を見て「やっと笑顔が戻った。笑っている千晴がいい」と言い、爽やか笑顔。かなり紳士的な対応です。来栖とは真逆ですね。
そして9話ラストシーン!
千晴が来栖に洋子の力になってれた姪としてお礼を告げる。そして、来栖にとって洋子が恩人だと知り嬉しかったと言うと来栖が「恩人は社長だけじゃありません」と。
そして3年前のタピオカと出会う場面が描かれます。来栖の恩人は千晴のはず。それを告げようとしたところに、天間が現れました。来栖は職場に戻り、天間と千晴だけに。
千晴がアドバイスを貰ったことのお礼を言うと「よかったです。大切な人の力になれて。よかったらまた相談してくださいね」と言う天間。
これには千晴は「えっ!?」という展開に…。
果たしてこの先に恋愛要素の展開があるのでしょうか。気になります!
【転職の魔王様】10話のネタバレ・あらすじ
第10話は、第1話から注目を集めてきた、嵐と千晴の知られざる過去のつながりが明らかになります。
サブタイトル:転職はあなた1人の問題ではありません
ゲスト:高橋光臣
10話のあらすじ
来栖(成田凌)は、『シェパードキャリア』の大阪支社設立が決まり、洋子(石田ゆり子)から、その立ち上げを任される。早速、来栖は下見のため出張することに。千晴(小芝風花)はこれを機にひとり立ちすることになった。
来栖の不在に不安を感じる千晴に「お守りから解放されて、晴れ晴れ、爽快です」と来栖はいつもの嫌みを言う。千晴は、来栖を見返したい一心で、天間(白洲迅)のサポートのもと面談に臨む。求職者は、大手レストランチェーンに勤務するシステムエンジニアの矢吹健一(高橋光臣)。健一は、妻と2人の娘との将来を考え、給料を今の2倍にしたいと転職を希望。かなり難しい条件だが、家族思いの健一の言葉に感銘を受けた千晴は、魔王さながらのむちゃぶりで横山(前田公輝)に頼み込む。そして、あるスキルに長けている健一に、異業種への挑戦を提案する。
千晴に背中を押され、早速面接を受けたいと意気込む健一。実は、転職の話は妻の江美里(大西礼芳)に内緒で、転職先が正式に決まってから伝えて喜ばせたいと考えていた。しかし、後にそれが家族間に大きなひずみを生むことに。
一方、大阪にいる来栖から、千晴に電話が。名目は引き続きだが、内心では千晴のことが心配で電話をしたのだ。千晴もまた、そんなツンデレな来栖の気持ちが嬉しくもあり、健一の一件が順調に進んでいることを得意げに報告する。天間は、そんな楽しそうな千晴の様子を離れた場所から見ていて…。
10話のネタバレ
矢吹健一(高橋光臣)は、妻の江美里(大西礼芳)から子供たちの話を聞く。色々とお金がかかるという江美里はさらに話をしようとするが、健一は席を立ってしまう。会社の業績はいまひとつで昇給もない。健一は苦悩する。
●給料2倍を希望する求職者
ひとり立ちをすることになった千晴(小芝風花)は、山口(おいでやす小田)から来栖(成田凌)をお手本にと言われ、矢吹健一と面談をする。千晴は来栖を真似してみるも貫きとおせず、いつもの千晴に戻る。
矢吹は娘二人の教育費などを考えると給料アップは必須だという。妻は家事も育児も完璧。「自分にできることは少しでも稼ぎをあげること。どんな仕事でもする」と熱心だ。
天間のサポートを断り千晴は「ひとりで答えを見つける」と息巻くが、給料2倍の会社をさがすのは難しい。洋子(石田ゆり子)は「周りに頼るのも必要、それが本当のひとりだち」とアドバイスする。
千晴はそこで天間(白洲迅)に相談し、横山(前田公輝)の力も借りる。そして、矢吹に異業種の仕事を紹介する。IT×金融のフィンテック企業だ。矢吹はハードワークを求められるがそれは覚悟しているとやる気満々。
来栖から電話がある。「順調なんですか」と聞いてくる来栖に、矢吹のことを話す。千晴が電話をしているのを見た天間は、千晴が嬉しそうだと感じる。
矢吹の内定が決まった。ところが、矢吹から江美里に転職を伝えたところ反対されたと連絡がある。すぐさま矢吹に家に行く千晴。
矢吹と江美里の口論は激しく、千晴は江美里から責められる。興奮した江美里は倒れてしまう。ストレスからのめまいだった。両親の喧嘩を目の当たりにした矢吹の娘の彩香と由衣から「もう来ないで」と泣かれてしまい、千晴は落ち込む。
●来栖と千晴の過去
千晴はいつも息抜きをするベンチに座り自分を責める。雨が降って来た。そこに大阪から戻って来た来栖が。
来栖のもとに天間から、千晴が落ち込んでいると連絡があったという。千晴は、矢吹の言葉を信じて転職を決めたが、家族のことを考えていなかったと打ち明ける。「私には無理。向いていない」と泣きそうな千晴。
来栖「そうですか。少なくとも君はひとりの人生を変えています」
<回想シーン・3年前>
自暴自棄になっていた来栖は駅の階段から転げ落ちてしまう。その時、来栖を助けたのが千晴だった。千晴は来栖をおんぶして階段をのぼった。この時、千晴は、タピオカを洋子のところに届けるところだった。
外は雨が降っていて、ふたりは雨宿りをする。
「明日は今日より役に立てるかもしれない。自分の仕事が誰かを幸せにするかもしれない」と研修中の千晴は、働くことをとても楽しみにしていた。
「止まない雨はない」と言った千晴の言葉そのままに、雨が止んだ。
「あの時、君はささやかな奇跡を見せてくれた」と来栖。
来栖は再会した千晴が変わり過ぎていて「悔しかった」のだと告げる。千晴は、気づかなかったと話す。
「君は僕の恩人です。俺の人生は君に救われた」そして「弱音は吐けばいい。頼ればいい」と来栖。千晴はその言葉に涙を流す。
●結末
千晴は来栖とともに、矢吹宅へ行き、江美里と健一に語る。
矢吹は仕事が忙しく、江美里ひとりが家事と育児に任されていた。矢吹の転職は、家庭にいる時間がさらに少なくなり江美里にとっては負担ばかり。頑張っている矢吹を支えようという気持ちはあったが、江美里はもっと自分の話に耳を傾けてほしかったのだ。ふたりは話し合いが足りなかったのだと指摘する千晴。
江美里は、自分も働きに出たい。その分、矢吹には家にいる時間を増やしてほしいと話す。こうして和解し、矢吹は改めて転職活動をすることに。
その帰り。
千晴は「来栖さんがいなくなるとダメです。そばにいてくれないと嫌なんです」と素直な気持ちをぶつける。すると、来栖は大阪の立ち上げを手伝っただけで転勤ではないと告げる。千晴は「なんだ」と照れてしまう。
後日、矢吹は転職が決まった。
来栖と千晴の前に児玉(小関祐太)が現れた。
児玉「俺と一緒にアフリカで働こう」と来栖を誘う。
【転職の魔王様】最終回のネタバレ・あらすじ
サブタイトル:夢をあきらめろなんて言うつもりはありません
ゲスト:小関裕太、駿河太郎
最終回のあらすじ
来栖(成田凌)の商社マン時代の同期・児玉雄一郎(小関裕太)が、来栖を訪ねて『シェパードキャリア』へやって来た。児玉は、エネルギー開発事業を専門に扱う商社に転職していて「俺と一緒にアフリカで働こう」と来栖を誘う。前会社とは違い、現在の会社は来栖のハンディキャップにも理解を示しているという。一度はあきらめた夢を再び追いかけられるチャンスだ。来栖の心は揺れ動く。
そんななか、滝藤航平(駿河太郎)が学生時代からの夢である広告プランナーの職に就きたいと相談に来た。遠藤は、3年前に来栖が担当した求職者で現在37歳。前回、広告代理店への転職がかなわず、広告宣伝に力を入れる大手食品会社に入社した遠藤。現在は販促イベントの雑務を担当しているという。3年前の来栖に「可能性がゼロではないなら、夢を追い続ければいい」と言われた遠藤は、再び夢に挑戦しようとしていたのだ。そんな遠藤の姿に、来栖は思わず自分の姿を重ねてしまう。
一方の千晴(小芝風花)は、いつもなら迷わず突っぱねるであろう、難易度の高い滝藤の転職を後押しした来栖に、違和感を覚えていた。するとそこへ再び児玉がやって来た。千晴は、事故にあう前の来栖が夢を追いかけ、笑顔で働いていた話を聞く。そして、児玉から来栖を説得して欲しいと頼まれる。
最終回のネタバレ
千晴は来栖と面談をする。そして、来栖の本音を聞く。千晴は来栖が選ぶ道を応援すると覚悟を決める。千晴と話をした来栖は、シェパードキャリアでキャリアアドバイザーで働くと決める。一方、千晴はキャリアを磨くため大阪支店で働くことに。来栖は千晴を待つと告げ…。
1年半が経過。東京に戻ってきた千晴を来栖が迎え、ふたりは再びタッグを組む。
【最終回】をもっと詳しく↓
ドラマの最終回は原作小説【転職の魔王様2.0】5話の実写化です。
【転職の魔王様】のキャラクター
●来栖嵐/成田凌
・くるすあらし
・シェパードキャリア勤務。
・物語当初、千晴の担当のCA(キャリアアドバイザー)。
・原作33歳、ドラマ30歳
●未谷千晴/小芝風花
・ひつじたにちはる
・無職。シェパードキャリアで仕事を探し始める→CAになる。
・原作27歳、ドラマ25歳
●落合洋子/石田ゆり子
・おちあいようこ
・未谷千晴の叔母でシェパードキャリアを経営している。
・原作53歳、ドラマ48歳。
●広沢英里香/山口紗弥加
・ひろさわえりか
・ベテランのCA。
・原作35歳、ドラマ38歳
●横山潤也/前田公輝
・よこやまじゅんや
・千晴と同い年の営業担当。(注:ドラマでは同い年ではない)
・来栖のやり方にイライラしている。
・原作27歳、ドラマ31歳
●天間聖司/白洲迅
・てんませいじ
・「シェパードキャリア」のキャリアアドバイザー
・前職でもキャリアアドバイザーをしていた。
・来栖=転職の魔王様とは真逆のタイプで『転職の天使様』と呼ばれている。
・原作28歳
原作年齢は最新話の年齢です。
会社名「シェパードキャリア」の意味
シェパードは羊飼いの意味。迷える子羊(転職者)を助けるのがCAという意味から名付けたもの。
【転職の魔王様】原作(小説)のネタバレ
【転職の魔王様】(てんしょくのまおうさま)の原作小説『転職の魔王様』と続編となる『転職の魔王様 2.0』です。
各話に転職希望者が登場し、キャリアアドバイザーの来栖嵐とアシスタントの未谷千晴が「自らが納得できる就職へ」と導いていきます。
転職物語と並行し、来栖嵐と未谷千晴の過去も描かれ、二人の関係が進展しつつ、出会いの謎も紐解かれていきます。
当初は迷える子羊だった未谷千晴が来栖嵐と出会い、成長していく姿を各話を通して描いています。
小説【転職の魔王様】のネタバレ
小説【転職の魔王様】のネタバレです。
話数 | タイトル | 求職者 |
1 | そんなこと自分で決めてください | 未谷千晴 |
2 | 周りが転職してるから焦って自分も、ですか | 宇佐美由夏 |
3 | 転職はビューサイトで店を選ぶのとは違うんです | 笹川直哉 |
4 | 貴方の人生の前ではどうだっていいものなんですよ | 剣崎莉子 |
5 | 仕事に夢を見ないのはご自由です | 戸松卓郎 |
小説1話
過酷な残業、むちゃぶりをする上司=竹原に耐えかねて、広告代理店営業部を辞めた未谷千晴は、自信と希望をすっかりなくしてしまった。
どうにか「普通の人」に戻りたいと、叔母=落合洋子が経営する人材紹介会社シェパード・キャリアを活用しながら転職活動をすることに。そこで、転職アドバイザーとして確かな腕を持つ来栖嵐と出会う。
転職を試みた千晴は来栖のすすめで大手アパレルメーカーの面接を受ける予定だったが「自分が何をしたいのかわからず」面接を断る。そこで、洋子のすすめもあり期限付きでシェパード・キャリアで働くことにする。
千晴の教育係が来栖。来栖のもと、千晴は転職希望者と面談をしながら、転職希望者を次なるステップへと導いていく。来栖の姿勢からCAのノウハウを学ぶ千晴は、転職アドバイザーになろと思うようになる。
前職の苦労から味覚障害がある。それを見抜いた来栖が病院へ行くよう促し、治療を始める。
小説2話
宇佐美由夏(うさみゆか)
・32歳・女性・派遣社員で文具メーカーに勤務・事務職
・千晴が初めて担当した転職希望者。
派遣社員で働くが、正社員との待遇の違いに疑問を持ち始める。そんなとき、彼氏の克行にふられる。克行は正社員の村松愛と付き合っていたという残酷エピソードも。
結婚の夢が崩れたとき、32歳の独身女が生きるには、安定した収入が必要だと考え転職を決意する。
当初は小規模の会社を狙っていたが、収入アップを条件に切り替える。10社ほど落ちるがネット通販会社に就職が決まる。
小説3話
笹川直哉(ささがわなおや)
25歳・男性・広告代理店 営業職
広告代理店で働くこと3年半。上司にこき使われ転職を希望。広告代理店で務めた経験のある千晴とは似ている部分があった。上司の言うことに逆らうことができないのだ。
笹川は、ハキハキとした物言いで、確かにウケはいい。しかし、それを演じることには限界がくる。
明るく何でもいうことを聞く社員を演じるより、もっと素の自分を出して働くべきだと、来栖から学ぶ。
演じる自分ではなく本来の自分を評価していくれる会社をさがす。面接が決まっていたが、上司のむちゃぶりに仕事が抜けられずドタキャン。しかし、来栖が取計ってくれ転職に成功する。
小説4話
剣崎莉子(けんざきりこ)
32歳・女性・教育コンテンツ配信会社 制作職
来栖の元カノで来栖会いたさにシェパードキャリアを訪問。売れない漫画家の綾野周介(あやのしゅうすけ)と同棲中で、もっと、自分が稼がなければという思いから、将来を考えて転職を考えるようになる。
現在の会社の仕事は好きだがお金のためにとライバル会社へ行こうとする。
しかし、来栖から「自分が支えないという責任感が必ずしも相手に幸せにするとは限らない」と言われ、周介を信じることで未来があると思うように。好きな仕事をすることが自分にとっての生きがいでもあると感じ、転職はせず、現在の会社で働く。
来栖とは同い年。大学時代から付き合っていたが、来栖が事故に遭い自然消滅。莉子は、来栖に対して後ろめたさを感じていた。しかし、来栖と会いそれは拭い去られていく。
小説5話
戸松卓郎(とまつたくろう)
30歳・男性・リース会社 営業部 退職
大学卒業後、三回目の転職。
彼女の真奈美(まなみ)は、来栖に怪我を負わせた運転手で亡くなっている。真奈美は過労のため居眠り運転をし、事故を起こしたのだ。以来、過酷な仕事に対して苛立つようになっていた。真奈美の死をきっかけにして、ブラック企業のやり方に正論をぶちかまし退職。再就職しても同様のことを繰り返し、現在は無職。
来栖は真奈美の葬儀に行ったときに戸松と顔を合わせている。
居眠り運転をしていた真奈美がハッと目を覚ました時、来栖が目の前に。戸松は、真奈美の死は来栖を避けたことが原因だと思い、来栖を恨んでいた。しかし、来栖が、真奈美が死んだのは自分のせいだと思っていると知り、恨む気持ちはなくなる。そして、今度は長居できる会社を探すと約束する。
来栖のひとこと
「人間の長所は短所と紙一重。短所に見えることも、見方を変えれば絶体に長所になります」
小説【転職の魔王様】の結末
●過去エピソード
来栖は、シェパードキャリアに登録に行った帰り、駅で転んでしまう。その時に助けてくれたのが千晴。千晴は大学生で就活中の時期。この日は、拾った猫(タピオカ)をシェパードキャリアに届けるところだった。来栖はこの時のことを覚えているが…。
●現代。
千晴はシェパードキャリアの正社員になり、国家資格を受けると張り切っている。
戸松の内定が決まる。
来栖と千晴は飲みに行く約束をする。
来栖嵐の杖の原因は?
6年前の10月。雨の日。26歳の時。出勤途中、事故に遭う。左ひざの複雑骨折。
事故は自分にも責任があると感じていて、生きているだけで十分幸運だったと思っている。
商社に就職しバリバリで仕事をしていたが、総務部に異動になり退職。
理由は、使い者にならない扱いを受け、血眼になって働くことがむなしくなったから。
シェパード・キャリアに登録しに行くとそこで洋子にスカウトされた。
小説【転職の魔王様2.0】のネタバレ
小説【転職の魔王様2.0】のネタバレです。
話数 | タイトル | 求職者 |
1 | 大事な部分って、 働いてみないとわからないんですよ | フランクリン恵恋 |
2 | 求職者の人生に 責任を持つことはできません | 石岡遙太 |
3 | 転職を生き甲斐みたいに しては駄目です | 八王子正道 |
4 | 優等生は、社会に出たら 気を付けなければいけないんですよ | 皆川晶恵 |
5 | 大人なんだから、自分で 決断すればいいんですよ | 滝藤航平 |
キャリアアドバイザーとして働く決意をした千晴の2年目を描いています。
『シェパードキャリア』にキャリアアドバイザーの天間聖司が入社。千晴とともに求職者を担当。来栖とは真逆で求職者に優しい天間は、自ら会社見学に行き、求職者に会社を紹介するという徹底ぶり。
人の話を聞きだす能力に長け、求職者に寄り添いながら面談を行う。求職者からはその仕事ぶりが大好評で「天使のお仕事」と言われている。
一方、千晴は来栖の教えを取り入れた『自身のやり方』で求職者と向き合っていく。迷い悩む時は来栖に相談もする。来栖は相変わらず冷たい物言いだが、求職者が自ら答えを導くよう千晴に教えていくのだった。
求職者5人は千晴、来栖、天間のもと自らが答えを出し仕事を決めていく。そんな中、来栖にヘッドハンティングが。千晴は来栖がいなくなることに不安に想い、それを来栖に問いかける。すると、来栖は曖昧な返事で誤魔化す。それが千晴にはやたらと腹が立ち、頭突きをしようとするがなぜかキスをしてしまう。
後に、キスの件はなかったことになり、ふたりは仕事の上司と部下の関係を保ちます。
原作小説の結末
小説【転職の魔王様2.0】の結末は、千晴が「シェパードキャリア」大阪支店に転勤になります。ヘッドハンティングの話を断った来栖は千晴を東京で待つことに。ふたりの関係は微妙なところです。
【転職の魔王様2.0】で完結ではないと思われます。なので、原作の結末はまだ先だと予想しています。千晴での大阪の物語や来栖との再会など、続きがありそうです!千晴と来栖の関係がめちゃくちゃ気になるので、続編を希望しています。
【転職の魔王様】の最終回・結末
ドラマ【転職の魔王様】の最終回・結末はどうなるのでしょうか。原作をベースに予想をします。
最終回・結末までのチェックポイント4つ
原作との違いは?
ドラマには、原作設定にないキャラクターが登場します。
・キッチンカーを運営る清川夫婦(井上翔太・井本彩花)
・アルバイトの犬飼翔(藤原大祐)
・CAの山口守男(おいでやす小田)
キッチンカーがメンバーの癒しの場となるのも、ドラマならではの設定です。
働くメンバーの交流が楽しく描かれていくのではないかと予想しています。
恋愛要素は?
原作では、恋人という関係ではありませんが、来栖と千晴の無理矢理ぽいキスがあるので、ドラマでもあると予想しています。
ただし、ドラマも同様に恋人という関係ではないと思います。
ふたりの関係性にも注目していきましょう。
千晴の成長
千晴は過去の仕事のせいでとても落ち込んでいた状態。来栖と働く中、元気になっていきます。社会人としての成長、人としての成長をドラマで十二分に描いてくれると期待しています。
来栖の魅力
原作の来栖は、言葉はかなりキツイですが、時に優しさがチラリ。それに、キツイと感じる言葉も実は大切なことであったり、必要な言葉だったりします。
洋子&会社の飼い猫のタピオカも来栖にすごく懐いています。愛ある人の存在はわかるのかな、と思います。
挫折を乗り越えた男だからこその、厳しさと優しさは来栖の魅力。ドラマでも来栖の魅力を十分に楽しみましょう。
最終回・結末予想
【転職の魔王様】の最終回・結末は、3つのパターンが予想されます。
1、原作【転職の魔王様】の結末と同じ。
2、原作【転職の魔王様2.0】の結末と同じ。
3、ドラマオリジナルの結末。
どれになるかは、ドラマを見てのお楽しみですね。
個人的には、千晴は一人前のCAなり、来栖がそれを優しく見守る感じのラストシーンを予想しています。
原作がまだ未完のようですし、続編はありそうな気がします。
果たして最終回・結末は?
途中経過予想:ドラマ1章(1話~5話)で原作【転職の魔王様】の全話が描かれたので、1番予想はなし。最終回・結末は、2番予想が有力になってきました。
【転職の魔王様】ネタバレのまとめ
【転職の魔王様】の原作は転職を考えている人はもちろん、転職を考えていない人でも胸にささる言葉が散りばめられています。ドラマも同様に、元気をくれる、気づきをくれるストーリーとなっています。生きていたら、意にそぐわないこともありますが、そこをどう乗り越えるか。来栖の言葉から気づくことがあると思います。
熱い夏、月曜の夜10時は【転職の魔王様】をたっぷりと楽しみましょう。
「転職の魔王様」は9月25日に最終回を迎えました。本記事では各話のネタバレ、気づいた点などを更新しました。
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記事内画像:【転職の魔王様】公式サイト、PHP研究所
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