【テイオーの長い休日】最終話ネタバレ・感想|2サスの帝王「崖」に降臨!長い休日はついに終わるのか?

2サスの帝王「崖」に降臨!長い休日はついに終わるのか?

【テイオーの長い休日】8話が7月29日に放送されました。とうとう最終話です。
前回、元2時間サスペンスの帝王・熱護大五郎(船越英一郎)の所属するオリプロは映画の出資詐欺に遭って多額の負債を抱えてしまいました。

事務所の危機なのに熱護はまだ仕事がないの?

それが今回、ビッグなオファーが舞い込んできたんだって

やったね!じゃあついにテイオーの休日も終了するのか

でも主役はオーディションで決めるそうなの。しかも競う相手はあの桐林藤吾!

今回は、名優船越英一郎と大和田伸也がコミカルにドラマティックに熱護と桐林の対決を魅せてくれます。そしてついに2時間サスペンスの舞台「崖」にテイオーが降臨!
それでは、【テイオーの長い休日】最終話「2サスの帝王と日本一の大御所」のネタバレ感想をお届けしましょう。

・アメリカの配信大手の有名監督ジョディ・ハリス役は?

・熱護大五郎と桐林藤吾の因縁とは?

・熱護はついに長い休日を終えることができるのか?

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目次

【テイオーの長い休日】8話のネタバレ

熱護にビッグなオファーが!

熱護大五郎船越英一郎)のマネージャー吉田ゆかり戸田菜穂)は、東西テレビのプロデューサー有田和仁岩本淳)から、アメリカの配信大手ネットスフィンクスの有名監督ジョディ・ハリス太田緑ロランス)を紹介される。ジョディは日本の2時間サスペンスの大ファンで、自分でも制作し世界中に配信するのだと言う。その主役の座をめぐって、熱護は宿敵桐林藤吾大和田伸也)とオーディションで争うことになった。
オーディション会場で熱護とゆかりが待っていると、トレランスのマネージャー寿彰前川泰之)と共に桐林がやってきた。30数年ぶりの再会に、いきなり火花を散らす二人。

ジョディから2時間サスペンスの台本が渡された。タイトルは「2HOURS DETECTVE」。
主役は転生刑事・黄泉乃國彦。殺された中学生が刑事に転生して犯人を探し出すサスペンスだ。
オーディションは日本を代表するベテラン俳優、熱護と桐林のガチンコ対決で、演技審査でどちらが刑事役でどちらが犯人役かをジョディが決定する。
シリーズ化やギャラを考えると、事務所の借金返済のためにも刑事役をゲットしてほしいゆかり。

オーディション一日目。まずは刑事役と犯人役を入れ替えて2パターンの演技審査。
続いて集中力審査で小豆を箸で皿に移していた二人だったが、口喧嘩が始まり、しまいには小豆をぶつけあう始末。

熱護と桐林はなぜ仲が悪いのか

ゆかりは、熱護に何故桐林と仲が悪いのかを聞くが答えてくれない。
このままでは現場が崩壊してしまう。
ゆかりは寿を呼び出して、熱護と桐林の関係について何か知っているかを聞く。
しかし寿も知らなかった。
熱護と桐林は昔から共演NGで、ランクが近いから同じ役を奪い合うパターンも多い。
ただ、熱護は2サスのイメージが強いから「セロの頂点」のように桐林が役を持っていってしまう。
「それが熱護さんには面白くないんじゃないか?」と寿は言う。
「でもそれにしては桐林さんも同じレベルでやりあっているように見えるんだけど」とゆかり。
桐林にも何かわだかまりがあるのではないかとゆかりは想像するのだった。
話がひと区切りした後、寿は改めて7年前の所業を謝罪する。
「許してくれとは言わない。これからは良きライバルとして切磋琢磨したい」
ゆかりは「わかった!」と微笑む。
お互い熱護の影響で変わったよねと笑い合う二人だった。

オーディション二日目。
かつて熱護の付き人だった萩原匠今井悠貴)がジョディに伴われて見学にやってきた。
匠もこのドラマにキャスティングされたのだった。
「2HOURS DETECTVE」は外国に日本の街そのものを作って撮影すると聞いて、寿は、アメリカは予算が潤沢で羨ましいと言う。
クライマックスの崖のシーンは日本で撮りたいというジョディのこだわりで、まず日本で撮影することに。

ゆかりが桐林のプロフィールを調べていると、匠は、桐林が大ブレイクしたドラマ「アーバン・ダイバー」のタイトルを見て、熱護の台本部屋でその台本を見たような気がすると言う。
でもそのドラマに熱護は出ていないし、ライバルの主演作品の台本を持っているのはおかしいと二人は首をひねる。

ゆかりと寿は、熱護と親しい美術スタッフ東山恒三諏訪太朗)を訪ねて話を聞く。
二人は高校の同級生で演劇部で一緒の親友だったと東山は話してくれた。
熱護が部長で桐林が副部長。二人ともそのまま役者の道を志したのだった。
20代後半までは大手事務所に所属していた熱護のほうが売れていて、桐林はあまりぱっとせず役者をやめて実家の家業を継ごうか悩んでいたそう。
桐林の転機になったのが「アーバン・ダイバー」のオーディション。殺し屋潜水士の役が見事にはまって、それからメジャーな仕事がどんどん来るようになった。
東山は、同じオーディションを熱護も受けていたと言う。

オーディションの結果は

最終審査はエチュード(即興劇)。台本は無く、二人で設定を決めて自由に演じる。
桐林の提案で、同じ女性に想いを寄せる親友同士でどちらが身を引くか葛藤する二人という設定になった。
エチュードは熱護が身を引く結末に。ドラマティックで胸を揺さぶる二人の演技だった。

ゆかりは、ひそかに熱護の台本部屋に入って「アーバン・ダイバー」の台本を探し出す。

オーディションの結果は、撮影地の崖でジョディから発表された。
「黄泉乃國彦役、熱護大五郎!」
桐林はメインゲストの闇のプロフェッサー・須間勝之進役に。
ジョディは、寿がアメリカは予算が潤沢で羨ましいと言ったことについて、確かにそうかもしれないが、でも予算があってもコケる時はコケる、唯一我が国が誇れるものがあるとしたらそれはとにかく作り続けてきたことなのだと言う。だから、数十年膨大な数を作り続けてきた日本の2時間サスペンスを心からリスペクトするのだと。
「そしてその先頭を走り続けて来た熱護大五郎、あなたこそヒーローです」
熱護と桐林の過去に何があったかなんてお客さんにはどうでもいいこと、これからは一緒に作り上げる仲間だと告げる。

クランクイン当日

ゆかりは、撮影を待っている桐林のもとへ話をしに行く。
「アーバン・ダイバー」の台本を見せて、どうしてこれを熱護が持っているのかを聞いた。
熱護の書き込みがびっしりある台本を見て、桐林はやっぱり主役は熱護だったのかとつぶやく。
桐林は、オーディションに落ちたら役者を辞めるつもりだと熱護に打ち明けたことで、熱護が自分を気遣い主役を譲ってくれたのではないかと考え、それ以降、熱護とは疎遠になり同時に強く彼を意識するようになって関係をこじらせてしまったのだった。
しかしそれを聞いていた熱護は、自分が所属していた大手事務所と揉めて飛び出しただけだ、主役を譲ったんじゃない、お前に託したんだと話す。
ゆかりは、二人とも相手を思い遣ってのことだったのだから喧嘩する必要はなかったのだと告げるのだった。

ついにクランクイン。崖の上で熱護と桐林の圧巻の演技が繰り広げられる。
感動したジョディは演技プランを変更したいと自ら崖の上でカメラ位置を指示するが、バランスを崩して足を滑らせ落下しそうになる。

テイオーの長い休日

熱護と桐林はジョディを助けた結果、自分たちが怪我をして入院してしまった。
代わりにトレランスの人気俳優伊集院大樹白石隼也)が単独主演をすることに。
桐林は隣のベッドの熱護に話しかける。
「お前が事務所辞めたのはオーディションの後だったような気がするんだよね」
熱護は、信じたいほうを信じればいいと言う。
また一緒に芝居やりたいなと話す二人だった。

オリプロ唯一の俳優が入院してしまって先行き不安なオリプロ。
だが、そんな時映画出資金1億6千万円を持ち出した平沢が捕まった知らせが。でも半分は使いこんでしまったそう。一方、6千万円の返済を迫っていた北條克臣大浦龍宇一)は、熱護の仕事が決まるまで待ってくれることに。
城戸社長(木場勝己)は、残りの2千万円は、自分が開発した「テイオーカレー」を販売することでなんとかすると言う。
熱護が退院して来た。そして匠もトレランスを辞めてオリプロに戻って来たのだった。

ゆかりと3人の子どもたち、陽向宮下結衣)、石原颯也)、理輝平野絢規)は、熱護の家を出て、近所に引っ越すことになった。
熱護と過ごした日々の中で、子どもたちの表情はぐんと明るくなっていた。
熱護のおかげだとゆかりは感謝する。
ゆかりは、熱護の性格が極端になったのは、桐林とのこじれた関係がきっかけだったのではと言う。
時代錯誤で何か役を演じないと本音を言えない面倒くさい人。
でも、困っている人や泣いている人を見ると動かずにはいられない。
不器用な優しさで沢山の人を救ってきた熱護。
「だからあなたは、今のままでいてください」とゆかり。
「言われるまでもない。誰に向かって言ってるんだ。俺は熱護だぞ、熱護大五郎だ!」

【テイオーの長い休日】8話のポイントと感想

アメリカの配信大手の有名監督ジョディ・ハリス役は太田緑ロランス

ジョディ・ハリスを演じたのは、太田緑ロランス(おおた みどり ロランス)さんです。
1981年3月16日生まれ。北海道出身。フランス人の父親と日本人の母親の間に生まれ、フランス語と英語が堪能です。大学在学中より芸能活動を始め、2010年、舞台で中村勘三郎と野田秀樹の娘を演じ注目を浴びました。『下妻物語』『夜のピクニック』『交渉人 真下正義』『ハゲタカ』『グランメゾン東京』『限界団地』など多数の作品に出演しています。
本作では、いきなり英語でまくし立てたかと思うと流暢な日本語で話し始めたり、崖の撮影シーンではドラムロールを「タカタカタカタカドーン」と擬音語で表現したり、濃いキャラクターでした。船越さんは、ドラムロールについて「あれを真剣な芝居で成立させる太田さんはすごい」と感心していたそうです。日本の2時間ドラマへの敬愛や作品作りへの情熱が伝わる熱い演技でした。

熱護大五郎と桐林藤吾の因縁とは?

熱護と桐林は高校の同級生。「大ちゃん、桐ちゃん」と呼び合う親友でした。演劇部時代から共に切磋琢磨していて、先に売れるようになった熱護と、売れないままでは実家に帰るしかなかった桐林。当時その状況を知った熱護がオーディションで主役の座を桐林に譲ったことで二人の関係はこじれてしまいました。お互いを思い合うからこその意地の張り合い。でも今回のオーディションをきっかけに、ようやく二人を縛っていたものが解かれました。

熱護はついに長い休日を終えることができるのか?

世界中に配信される2時間サスペンスの主役の座を得て、とうとう熱護の長い休日は終わるのかと思われたのに、まさか監督を助けて怪我をしてしまうとは。
ドラマと同じくらいドラマティックな熱護の休日はこれからまだまだ続くのでしょう。
オリプロの経営は心配ですが、続編の可能性を残してくれたので期待したいです。

【テイオーの長い休日】8話の感想

https://twitter.com/mamayayayayayam/status/1685455092017950721

2時間サスペンスの帝王船越英一郎さんが「元2時間サスペンスの帝王」を演じるという設定を聞いただけでどんなに面白い作品になるだろうと楽しみでしたが、楽しい仕掛けで笑わせてくれるだけでなく、胸が熱くなるシーンが沢山ありました。
人を信じること、志を曲げないこと、誇りを大切にすること、過去の過ちを認めて新たに進むことなど、大切なことがぎっしり詰まった濃厚な作品でした。
マスコミの偏向報道やSNSの風評被害、大衆の在り方についても考えさせられました。
魅力的な登場人物ばかりでしたが、安易な恋愛関係に進まなかったことも好もしかったです。
悪役のように見えた人物にもそれぞれに救いの場面がありましたね。
熱護とゆかり一家の出会いはお互いをはじめとして関わった人たちに明るい光を届けました。
最終話の熱護とゆかりは、とてもやわらかで温かな表情だったと思います。

船越さんはクランクアップで「本当に素晴らしい皆さんと、この作品を育てていくことがこれからの僕の夢にもなりました」と力強い言葉を残しています。続編を楽しみにしたいと思います。

記事内画像出典:テイオーの長い休日 | 東海テレビ

テイオーの長い休日第8話

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