2026年、WOWOWで【北方謙三 水滸伝】が初めて映像化されることになりました。
キャストは現在まで、主演・宋江(そうこう)役の織田裕二、晁蓋(ちょうがい)役の反町隆史、林冲(りんちゅう)役の亀梨和也が発表されています。

【北方謙三 水滸伝】はこれまで映像化されていなかったのよね。実写化に定評があるWOWOW制作だから楽しみ!キャストも織田裕二さん、反町隆史さん、亀梨和也さんと、エンタメのど真ん中を走り続けてきた、人気実力とも申し分ない俳優陣ね。来年の放送に向けて少しずつ出演者を発表していくのかしら。胸高鳴るわ!

100人を超える登場人物の壮大なストーリー、すごいことになりそうで楽しみだね。
全何話になるかはまだ発表されていませんが、全19巻の原作を完全映像化ということですので長期間のドラマになることが期待されます。
WOWOWがいざなう遥かな旅、楽しみですね。
それでは、北方謙三【水滸伝】のキャスト・登場人物・スタッフ・原作・放送日について紹介していきます。
キャストや放送日など、新たな情報が発表されましたらその都度記事を更新していきます。
◎この記事でわかること
WOWOW「北方謙三 水滸伝」
・キャスト一覧と解禁の時系列
・キャストのプロフィールと役どころ
・あらすじ
・見どころ
・脚本・監督などスタッフについて
・原作について
・放送日、視聴方法
◢◤特報映像解禁◢◤
初の本編映像!
壮大さ、熱さ、すべてが規格外。#ドラマ水滸伝 #北方謙三#織田裕二 #反町隆史 #亀梨和也
2026年WOWOWにて放送・配信 pic.twitter.com/Igy00XMwJ3— 連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」公式 (@suikoden_drama) August 26, 2025
【北方謙三 水滸伝】キャスト一覧と解禁の時系列
キャスト一覧
◆織田裕二/役:宋江
◆反町隆史/役:晁蓋
◆亀梨和也/役:林冲
(以下、発表され次第追記します)
織田裕二さん、反町隆史さん、亀梨和也さんの出演は、一人ずつ発表されました。
解禁の前日、公式Xと公式Instagramに顔を隠したビジュアルが投稿されるという仕掛けもワクワクしますね。
出演者は総勢100人以上になると思われますので、来年に向けてキャスト予想の楽しみも続いていきます。
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2024 9.12製作決定と宋江役・織田裕二の主演を発表
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2025 6.12織田裕二演じる宋江のビジュアルを解禁
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7.15晁蓋役の反町隆史を発表
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8.27林冲役の亀梨和也を発表
【北方謙三 水滸伝】キャストと登場人物のプロフィール
※随時、追記していきます。
織田裕二/役:宋江
集結せよ──
<<YouTube UP>>
"こんな大作は私、初めてです"
主演・宋江役 #織田裕二 さんのメッセージをお見逃しなく👀
🔗 https://t.co/KAOZVaeeDA#ドラマ水滸伝 #北方謙三
2026年WOWOWにて放送・配信 pic.twitter.com/Ajqq9XeTlt— 連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」公式 (@suikoden_drama) June 12, 2025
登場人物:宋江(そうこう)
・梁山泊(りょうざんぱく)の頭領であり“核”。
・表向きは戸籍係として働く下級役人。
・腐敗した世を憂い、自ら筆を執って『替天行道(たいてんぎょうどう)』という世直しの書を記す。
・晁蓋のように漢らしいリーダーシップを持つ訳ではなく、林冲や楊志のような武の才もなく、呉用のような作戦軍師でもないが、誠実に紡ぐ言葉とカリスマ性と“徳”の力で仲間を束ね、世の中を変えるべく壮絶な戦いに身を投じる。
・感情豊かで人間味があり、悩みながら成長していくリーダー。
キャスト:織田裕二(おだ・ゆうじ)
1967年12月13日生まれ。神奈川県出身。
1987年の映画『湘南爆走族』で主演デビュー。永尾完治役で出演した『東京ラブストーリー』(1991年)は、社会現象になるほど大ヒット。 “月9”という言葉はこのドラマから生まれた。『踊る大捜査線』では青島刑事役で主演を務め大ヒットシリーズとなる。映画『アマルフィ 女神の報酬』は、その後TVドラマ『外交官 黒田康作』、さらに続編映画『アンダルシア 女神の報復』と展開した。その他の出演作は、『振り返れば奴がいる』、『お金がない!』、映画『ホワイトアウト」、映画『県庁の星』、映画『椿三十郎』、ドラマ『SUITS/スーツ』シリーズ、『シッコウ!!~犬と私と執行官~』など多数。圧倒的な存在感で日本の映画・ドラマを牽引する名優。1997年よりTBS系「世界陸上」のメインキャスターも務めている。
織田裕二さんのWOWOWドラマ出演は、連続ドラマW『頭取 野崎修平』以来。
40年近い俳優生活の中でも、これほどの長期間の撮影は初めてだそうです。
「魅力的な出演者が多い」
「この歳で、このような作品と出会えて嬉しい」
「この閉塞感の続く日本に水滸伝は見逃せない」
力強い言葉に、期待が高まります。
宋江は、精神的に強いわけでもなく悩んだり弱味を曝け出したり何処にでもいる普通の人物であると捉え、そこに気をつけて演じたそうです。
そして、“ただ人に寄り添う”というキーワードで演じ、戦った、と。
『東京ラブストーリー』のカンチ、『振り返れば奴がいる』の司馬、『踊る大捜査線』の青島など、日本中から愛されるキャラクターを生み出しドラマティックに育ててきた織田さん。
織田さんが命を吹き込んだ宋江もまた、多くの人々の心に鮮やかに残ることでしょう。

北方謙三さんやスタッフ陣から厚い信頼が寄せられている織田裕二さんは、流石日本を代表する俳優ね。
織田裕二さんが真ん中に存在するからこそ、このドラマは成り立つのではないかしら。
これまでも数多くの作品を牽引してきて、世界陸上でも温かな眼差しで選手に寄り添う人柄だから、『水滸伝』でもきっと素晴らしい座長だったんでしょうね。
反町隆史/役:晁蓋
義に生きる姿勢と圧倒的な武勇を誇る“闘志”の頭領・晁蓋(#反町隆史)。理不尽に満ちた世の中に対して⽛を剥いてきた晁蓋だが、宋江(#織田裕二)に出会い、まったく異なる資質を持つ⼆⼈の頭領として志の砦<梁⼭泊>で並び⽴つ#ドラマ水滸伝 #北方謙三
2026年WOWOWにて放送・配信 pic.twitter.com/wbNVoj6GzH— 連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」公式 (@suikoden_drama) July 14, 2025
登場人物:晁蓋(ちょうがい)
・宋江とともに梁山泊を率いる、もう一人の頭領。
・義に生きる姿勢と圧倒的な武勇で“托塔天王(たくとうてんおう)”の異名を持つ。
・宋江の“静”に対して“動”、“水”に対して“火”、まったく異なる資質で並び立つ。
・民衆からの人望と苛烈な闘志でまとめ上げる、“闘志”の頭領。
・軍人として天才的なセンスの持ち主。
・葛藤や責任感を抱える英雄。
キャスト:反町隆史(そりまち・たかし)
1973年12月19日生まれ。埼玉県出身。
中学生の時ジャニーズ事務所でジャニーズJr.として、16歳からはモデルとして活動。『毎度ゴメンなさぁい』(1994年)で俳優デビューした。『バージンロード』、『ビーチボーイズ』、『GTO』などの話題作に出演し高い人気を集める。以降、『ラブ コンプレックス』、NHK大河ドラマ『利家とまつ~加賀百万石物語』、映画『13階段』、『ホットマン』シリーズ、『ワンダフルライフ』、映画『男たちの大和-YAMATO』、映画『蒼き狼 地果て海尽きるまで』、『ドリーム☆アゲイン』、映画『座頭市 THE LAS』、『グッドライフ』、NHK大河ドラマ『八重の桜』、『相棒』シリーズ、『限界集落株式会社』、『リーガル・ハート~いのちの再建弁護士~』、映画『みをつくし料理帖』、『オールドルーキー』、WOWOW『今どきの若いモンは』、『グレイトギフト』、『オクラ〜迷宮入り事件捜査〜』、『TOKAGE 警視庁特殊犯捜査係』など、数多くの作品で存在感を示している。
ものすごい熱量でオファーをもらったのが2年前。
「反町隆史の晁蓋が見たい。ずっと夢だったんです」
こんなふうに言われたのは俳優人生の中で初めてだったと反町さんは語ります。
織田裕二さんとは『SUITS/スーツ2』(2020年)以来、約6年ぶりの共演。
月のように静かに皆を照らす“織田宋江”に対し、“反町晁蓋”はまさに太陽のごとく熱い情熱で一同を率います。
それぞれ異なるリーダー像を体現し、物語を牽引していく姿はどんなに見応えがあることでしょう。
「晁蓋という漢に心を奪われ、演じることの歓びが、役そのものを育て、やがて自分をも育ててくれました」
と反町さんは話し、若松節朗監督も「反町隆史が楽しんで演じている晁蓋に御期待下さい」とコメントを寄せています。
長きにわたってエンタメの人気と進化を力強く支えてきた反町隆史さんが、『水滸伝』で見せてくれる雄姿が楽しみです。

“静”の宋江とは対極の、“動”の軍略の雄である晁蓋を演じるのは反町隆史さん。圧倒的なカッコよさと風格だな。織田裕二さんと反町さんが並び立つ姿を見た脚本家の藤沢さんは「圧巻でした」と話しているね。ワクワクするなあ。
亀梨和也/役:林冲
槍術にかけて右に出る者のいない天才武人・林冲(#亀梨和也)。圧倒的な武に恵まれながらも、彼の内には深い悲しみがある。愛する者を、失った過去―。宋江(#織田裕二)のために槍を振るい、命を削って突き進む#ドラマ水滸伝 #反町隆史 #北方謙三
2026年WOWOWにて放送・配信 pic.twitter.com/8eFN9okQbN— 連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」公式 (@suikoden_drama) August 26, 2025
登場人物:林冲(りんちゅう)
・あだ名は豹子頭(ひょうしとう)、豹のような顔という意味。
・元禁軍(近衛軍)の槍術師範で天下無双の槍の名手。
・梁山泊設立に貢献、梁山泊結成後には騎馬隊を指揮し林冲騎馬隊として恐れられる。
・愛馬は百里風(ひゃくりふう)。
・無類に強く切ないほどの弱さも併せ持つ本質を、宋江には見抜かれている。
・北方謙三は「林冲の強さは、私の憧れであり、弱さは自分自身を振り返っての、悔悟のようなものかもしれない」と記している。
キャスト:亀梨和也(かめなし・かずや)
1986年2月23日生まれ。東京都出身。
『3年B組金八先生 第5シリーズ』(1999年)で俳優デビュー。舞台『DREAM BOY』シリーズに2004年以降毎回出演、2007年から2012年まで主演を務める。『ごくせん』第2シリーズ(2005年)にメインの生徒役として出演し注目を集めた。『金田一少年の事件簿「吸血鬼伝説殺人事件」』では主演の金田一一役を演じる。『野ブタ。をプロデュース』で連続ドラマ初主演。そのほか、『たったひとつの恋』、『妖怪人間ベム』、映画『俺俺』、『東京バンドワゴン〜下町大家族物語』、映画『ジョーカー・ゲーム』、『セカンド・ラブ』、舞台『靑い種子は太陽のなかにある』、『怪盗山猫』、映画『美しい星』、『ストロベリーナイト・サーガ』、映画『事故物件 恐い間取り』、『レッドアイズ監視捜査班』、『正義の天秤』シリーズ、WOWOW連続ドラマW『正体』、映画『怪物の木こり』、『大奥』、『Destiny』、WOWOW連続ドラマW『ゲームの名は誘拐』、DMM TV『外道の歌』、映画『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』など数多くの作品に出演。多彩な役柄を演じて鮮烈な印象を残している。
亀梨和也さんのWOWOWの出演作としては、MIPCOM BUYERS' AWARD for Japanese Drama 2022のグランプリを受賞し各配信プラットフォームでも大好評を博した『正体』、そして見上愛さんとの共演が話題を呼んだ『ゲームの名は誘拐』に続いて、本作が3作目になります。
北方謙三版『水滸伝』を映像化するのが夢でWOWOWに入社した大原康明プロデューサーは、誰が林冲を演じることができるのかが高校時代からのテーマでしたが、『ゲームの名は誘拐』で一緒に仕事をして「亀梨さんしかいない」と確信したそうです。
そして亀梨さんが実際に衣装に身を包みカメラの前に立った時、スタッフ陣が「林冲が、ここにいる」と息を呑んだと語っています。
原作ファンが林冲に深い思い入れを持っていることをよくわかっているからこそのコメントですね。
亀梨さんは、これまでの作品で、母親を理不尽に失った警察官、婚約者の命を奪われた特別捜査官、恋人が襲われて意識障害になった弁護士、脱獄死刑囚、母親を奪われた復讐屋など、悲劇を背負ってなお不屈の魂で闘う人物を何人も演じてきました。
華やかでありながらどこか儚さを感じさせ、人懐っこい性格ながら孤高の潔さを持つ亀梨さん。
林冲の力強さと危うさ、繊細さをどう表現してくれるでしょうか。

大先輩の織田裕二さんや反町隆史さんが自然体で接してくれて、誰も壁がなく同じ志を持っているという現場の空気が作品とリンクしていたんですって。素敵ね。
7~8か月トレーニングしたという亀梨さんの馬上アクションも楽しみ!
【北方謙三 水滸伝】の原作について
大河小説の金字塔・北方謙三『大水滸伝』シリーズ
/#北方謙三『#水滸伝』
実写ドラマ化プロジェクト進行中!
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累計発行部数1,100万部突破、文学史上に燦然と輝く北方謙三「大水滸伝」シリーズ。
壮大な歴史大河の金字塔『水滸伝』の実写化プロジェクトに乞うご期待!北方謙三氏 独占インタビュー映像公開中!⇒https://t.co/Yl3PfiPDOL#WOWOW pic.twitter.com/Y4V4gJmcEd
— WOWOW総合 (@WOWOW_SOGO) December 23, 2020
北方健三『水滸伝』(全19巻・集英社文庫)。
1999年から2005年まで5年10か月にわたり「小説すばる」(集英社刊)に連載された歴史小説。民話説話の集大成である「中国版水滸伝」を原典としているが、北方謙三が独自の解釈で徹底的に解体し、改めてキャラクターの造形をして再構成した。「北方水滸」とも呼ばれる。第9回司馬遼太郎賞を受賞。『水滸伝』『楊令伝』『岳飛伝』の三部作からなる大水滸伝シリーズは累計発行部数1160万部を突破している。
北方謙三さんのコメント
はじめは「本当に作れるのだろうか」と思った。
それが、今は、「本当に作れるのだ。良かった」と感じている。
作家の仕事は、本になった段階で完結している。原作は、映像を構成する素材のひとつに過ぎない。その素材をどのように活かすか、私は見てみたい。小説通りではない、新たに生まれる未知の創造物を見てみたい。
「水滸伝」は現代劇ではない。リアリティの飛躍がある。ストーリーの飛躍がある。俳優の演技、存在感、監督や脚本家の想像力と表現力。衣装や小道具にいたるまで想像力を結集し、それらが飛躍し、映像として物凄く圧倒的な世界を作るのではないかと期待している。
別のコメントでは、「これは、作家と映像制作者の“勝負”。私は今、無邪気に、圧倒される瞬間を待っている」と語っていて、北方謙三さんの懐の深さと矜持に深く感動します。

北方さんの想いにスタッフ・キャストがどう応えるか、期待に胸高鳴るなあ。
原典・中国版との違い
📚『#水滸伝』とは?
理不尽な世の中に抗ったアウトローたちが“志の旗”のもとに集う壮大な群像劇!シリーズ累計発行部数1160万部超!未だかつて映像化されていない大河小説の金字塔🖌️
原作特設サイトもチェック▼https://t.co/GJ65texOFb#ドラマ水滸伝 #北方謙三
2026年WOWOWにて放送・配信 pic.twitter.com/gPgA7FqbSw— 連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」公式 (@suikoden_drama) June 11, 2025
北方謙三さんは、中国に従来伝わる「水滸伝」に独自の解釈やオリジナルの設定を加えて、よりリアルによりイマジネーション豊かによみがえらせました。
中国版の原典「水滸伝」は、二百数十年にわたって語り継がれてきた民話説話をまとめたもので、不自然な箇所が多々あり、中には名前だけの登場でエピソードが語られない人物もいます。
北方さんは全体を解体し、大胆に再構成しました。
登場人物一人ひとりを魅力的に造形し、それぞれの心情を丁寧に描いています。
また、原典には登場しないオリジナルの人物や組織を登場させ、新たなエピソードを作りました。
さらに、背景に政治や経済の問題を置いて、物語に説得力を与えました。
独自の解釈と創作を加えることで、原典の矛盾や不自然さが解消したのですね。

宋江を人間味あふれる人物にすることで、なぜ彼が梁山泊のリーダーなのかということがわかりやすくなっているのよね。
【北方謙三 水滸伝】のあらすじ
12世紀初頭、北宋末期の中国。
政に興味を示さぬ帝のもと汚職が横行し悪政で腐敗した国で民たちが苦しみにあえいでいた。
この状況に怒りを覚えた政府の下級役人・宋江(織田裕二)は、世直しを唱える書物「替天行道」を書き記した。
そして、その写本を手に彼の右腕である豪傑僧侶・魯智深が、同じ志を持つ同士を求め全国を奔走。
近衛軍である禁軍の武術師範・王進、天下無双の槍の名手・林冲(亀梨和也)、さらには軍のエリート将校・楊志らが大きな混乱の渦に巻き込まれていく。
同じ頃、“托塔天王(たくとうてんのう)”の名で恐れられる叛徒・晁蓋(反町隆史)もまた、世直しの機をうかがっていた。
やがて宋江と晁蓋は手を組み、梁山湖に浮かぶ巨大な要塞・梁山泊を拠点とし、反乱を決意する。
一方、腐敗した宋は、禁軍を筆頭に地方軍も含めた強大な兵力を有し、さらに幹部・李富が実権を握る闇の組織・青蓮寺が暗躍し、宋江らの前に立ちはだかるのだった。
【北方謙三 水滸伝】の見どころ
映像化されていなかった大作がついに!
未だかつて映像化されていなかった北方謙三さんの歴史大河小説【水滸伝】全19巻を、日本ドラマ史上規格外のスケールで完全映像化します。
2024年12月に凍てつく寒さの中で始まった撮影が終わったのは2025年7月、酷暑のさ中でした。
日本各地の山、川、湖、洞窟などでの8か月にも及ぶロケ。
車、新幹線、飛行機に乗って南へ北へ。
主演の織田裕二さんも、こんなスケールでの撮影は初めてだと言います。
撮影が終了してからも丁寧な編集作業があり、この壮大な物語が放送されるのは2026年です。
キャスト・スタッフが全身全霊で力を注いだ【北方謙三 水滸伝】、WOWOWドラマとして最大級の規模だという作品の全貌が明らかになる日が待ち遠しいですね。
「水滸伝」実写化の夢を叶えるためにWOWOWに入社したプロデューサー
さらなるスケールと新たなる旅を求めて『水滸伝』へ。高校生の頃、好漢たちの死に、涙を流しながら横浜線に揺られた日々が懐かしいです。先生に初めてお会いするために、紀伊國屋書店 新宿本店で行われた記念サイン会。ひとり並んだ列では膝が震えました。小僧だったなあ。
— 大原 康明 Yasuaki Ohara (@OharaSpeaking) September 12, 2024
プロデューサーの大原康明さんは原作の大ファン。
高校生の時、紀伊國屋書店新宿本店で行われた北方謙三さんのサイン会に参加して「いつか水滸伝の映像化に携わりたい」と伝えたそうです。
北方謙三さんは「漢の握手だ」と固い握手をしてくれたとのこと。
大原さんは、(当時の映像制作業界において)この大作を制作できるのはWOWOWしかない、映画では尺や時間が足りないと考え、WOWOWに入社して「水滸伝を制作したい」と言い続け、30代にして見事に高校時代からの夢を叶えました。
並々ならぬ想いでこのビッグプロジェクトに取り組んできた太原プロデューサーの情熱に大いに期待したいです。
脚本は藤沢文翁
作家人生でこれほど重責を担う仕事があったでしょうか。
初めてお会いした時、そこには水滸伝の原作者という“人”ではなく、 北方謙三という“文学”が立っていました。
それは私という人間が受け止めるには、あまりにも巨大なものでした。
しかし、先生は… https://t.co/jlYpYhTMPa— 藤沢文翁(Bun-O FUJISAWA) (@FujisawaBun_O) September 12, 2024
水滸伝の帯に名前が!
ずっと舞台の人間だったから
書店に自分の名前があるの不思議#水滸伝 pic.twitter.com/nUV9rC5h3L— 藤沢文翁(Bun-O FUJISAWA) (@FujisawaBun_O) September 21, 2024
【北方謙三 水滸伝】の脚本は、舞台『キングダム』の脚本をはじめ、ミュージカル、ストレートプレイ、アニメ、ゲームと幅広いジャンルの脚本を手掛けてきた藤沢文翁さんが担当しました。
重責を感じる藤沢さんに、北方謙三さんは温かい言葉を伝え、藤沢さんの舞台を観劇し、一緒にお酒を飲み交わしてくれたそうです。
藤沢さんは、ロンドン大学を卒業したバイリンガルの劇作家・舞台演出家で、「音楽朗読劇創作の第一人者」と評されています。
【北方謙三 水滸伝】のロケ地を訪れた藤沢さんが、風で飛ばされそうなテントをスタッフと一緒に支えたこともあったそうで、熱意が伝わってきますね。
織田裕二さんは座長として場の空気を盛り上げていて周囲はいつも笑顔が絶えなかったと藤沢さんは話しています。
総監督は若松節朗
総監督は映画「沈まぬ太陽」や、第44回日本アカデミー賞最優秀監督賞に輝いた「Fukushima 50」などで知られる若松節朗さん。
織田裕二さんとは『振り返れば奴がいる』、『お金がない!』などでタッグを組んできました。
圧巻のスケール、百花繚乱のキャスト陣、若松監督が中国舞台の壮大なドラマをどう映像化するのか、とても楽しみです。
【北方謙三 水滸伝】のスタッフ
原作 | 北方謙三『水滸伝』(集英社文庫刊) |
監督 | 若松節朗 村谷嘉則 佐藤さやか |
脚本 | 藤沢文翁 |
音楽 | 村中俊之 |
エグゼクティブプロデューサー | 西憲彦(WOWOW) |
プロデューサー | 大原康明(WOWOW) 古屋厚(ROBOT) 森安彩(共同テレビジョン) |
制作プロダクション | ROBOT |
製作著作 | WOWOW |
公式情報 | 公式サイト 公式X 公式Instagram |
【北方謙三 水滸伝】の放送はいつから?
◆【北方謙三 水滸伝】は、2026年、WOWOWにて放送・配信されます。
放送開始の日時は、発表され次第追記いたします。