【素晴らしき哉、先生!】4話の葉山奨之の真心、永井大の愛情、小宮璃央の決意に涙!
【素晴らしき哉、先生!(すばらしきかな、せんせい)】4話の葉山奨之の真心、永井大の愛情、小宮璃央の決意に涙!
【素晴らしき哉、先生!】(略称:すばかな先生)4話「どこまでが先生の責任?」が9月8日(日曜)に放送されました。
3年C組担任・笹岡りお(生田絵梨花)が沢井谷玲奈(茅島みずき)の抱える問題に、副担任の山添快斗(葉山奨之)が大木戸光源(小宮璃央)の問題に向き合います。
玲奈は家族のために銀座でホステスの仕事をしていたけど、訪れた客がりお先生のお父さんだとわかってお店をやめたのよね。
玲奈にしても、半グレの連中とつるんでいる光源にしても、自分の道を見つけてしっかり進んでほしいと思うよ。りお先生と快斗先生が寄り添ってくれることに希望があるね。
そうね。4話では、たとえ誤った道に行ってしまっても自分次第でやり直せるんだというメッセージが伝わってきたわ。
それでは、【素晴らしき哉、先生!】4話の感想のまとめをお届けします。
【素晴らしき哉、先生!】4話の感想
気持ちの良い教職員と生徒たち
4話の冒頭で教職員たちの姿がテンポよく描かれました。
熱心に授業をする、国語教師・笹岡りお(生田絵梨花)、英語教師・山添快斗(葉山奨之)、美術教師・大隈豪(桐山漣)、体育教師・木元重明(浜谷健司)。
学校の周りの側溝を掃除する教頭・中路克博(柳沢慎吾)。
そしててきぱきと実務をする事務職員・石原結衣(椛島光)。
星陽学園高校の教職員はそれぞれ個性的ですが、皆、誠実で真心のある人物であることが伝わってきます。
また、様々な問題を抱えている生徒たちにしても心根は素直なんですよね。
登場人物たちの気持ちよい姿は、見ていて清々しく感じます。
ただ、玲奈の母親・夏子(鈴木紗理奈)、玲奈に言い寄る男・吉沢誠(田口浩正)、そしてりおを裏切った彼氏・大友聖也(小関裕太)のように、一筋縄ではいかない人物たちもいますね。
彼らは、前に進もうとする玲奈やりおに立ちはだかることに。
承認欲求に踊らされてしまった子たち
洞水蓮(百瀬拓実)と天羽琴美(星乃夢奈)が喫茶店のサンプル用のパスタを勝手に食べてしまう動画をTikTokにアップしたことが大問題になってしまいました。
「自己顕示欲と承認欲求でただ目立ちたいだけだ」と中路教頭はバッサリ。
結局学校側として、中路教頭、りお、快斗が謝罪に行き平身低頭することに。
りおはクラスの生徒たちに、ネットに拡散されたものは取り返しがつかないこともあるからSNSの使い方には気をつけるようにと伝えますが、これは果たして教師が指導するべきことなのかという疑問も浮かびます。
本来家庭で教えるべきことまで学校が責任を問われてしまうのは理不尽ではありますが、SNSに関する問題は学校で取り上げて皆で考える時間を作っても良いのかもしれませんね。
蓮と琴美はしょんぼりして猛反省しますが、自宅謹慎になってしまいました。
一方で、バンドに興味を持ったり部活動に一生懸命になっている生徒たちも生き生きと描かれていて、今も昔も様々な生きがいや喜びがあることは変わらないなとそんなことを感じました。
りおが美術室で見たもの
いつもは定時で帰る豪が、珍しく遅い時間に美術室に入っていくのを見かけたりお。
中を覗いたら豪が女子生徒を抱きしめているではありませんか!
バツ2で自由人でどこかミステリアスな豪先生。
今回、りおは思いがけず豪の秘密を知ることになってしまったわけですが、果たして真相は如何に。
快斗の情熱が光源を動かす
葉山奨之くんが今回とても良かったなあと。最初こんなしっかりした役だとは思ってなかったので余計に。りお先生が屋上で生徒になんとか絡みつこうとする場目もだけどこういう人がいてくれてこそ助かる道が開ける人生が、世の中には本当にある#すばかな先生#葉山奨之#生田絵梨花
— ろんど (@arunogreatone) September 8, 2024
警察署から学校に連絡が入りました。
地元の半グレ集団が他の地域の半グレと喧嘩になった際、光源が無免許で運転手をしていたと言うのです。
ここでもまた中路教頭、りお、快斗が警察署に出向き、刑事(小野了)に頭を下げることに。
帰り際に快斗は光源と二人きりにさせてもらいます。
そして光源の父・勝次(永井大)がヤクザをやめたのは光源のためであること、できれば息子に進学してほしいと思っていること、息子の幸せを切に願っていることを心を込めて伝えるのでした。
「最初からあきらめるとか超ダセェ」
「おまえもう最高に愛されてんのに」
時に兄のように、時に友達のように、生徒の懐に入っていく快斗が本当に頼もしいです。
午後になって登校した光源に、日直の杉山大輝(上條靖弥)が「午前中のノート貸しましょうか」と声をかけると、意外にも光源は笑顔で礼を言って受け取りました。
勉強への意欲がわいてきたのでしょうか。
快斗の真心が、そして父の愛情が彼の心を動かしたんですね。
傷だらけで食べるラーメン
光源親子のストーリーが凄く滲みすぎて涙出た…。最悪な状況から抜け出したいけど状況を前に動かせないもどかしさとか、きっかけとか、痛みを伴っても前に進む姿とか、物凄く共感できるとこが多くて…観ていてこみ上げてくるものがあった…光源役の人もそして永井大、いい芝居するなぁ#すばかな先生
— ろんど (@arunogreatone) September 8, 2024
半グレ集団から抜けることを決心した光源はボコボコに殴られます。
誰かが助けに来ることもなく、ただただ一方的にやられっぱなしなのがリアルでした。
父・勝次のラーメン屋に入って来た傷だらけの光源。
その姿を見て勝次はすべてを悟り、「いい顔してんじゃねぇかよ」と笑いました。
器の大きさを感じる名場面です。
「父ちゃん、足洗ったときこんな感じ?」
「バカ野郎。その100倍だよ」
光源は、父が作ってくれたラーメンを食べながら、自分のことを気にかけてくれる副担任・快斗について話し始めます。
誰かに大切に思ってもらっているということが、こんなにも人を強くするんですね。
「痛いけどすっげえうめえ」と言う光源を見守る勝次の顔が、やわらかく温かくて本当に嬉しそうです。
「すみませんでした、いろいろ」
「父ちゃん、ありがとう」
ちゃんと言えた息子。
嬉し泣きをする父。
竹内まりやの「歌を贈ろう」が二人を優しく包むように流れます。
ひとりで背負っている玲奈は
りおと快斗は玲奈の母の夏子とようやく面談できますが、担任教師に対してまるでスナックの客相手のような態度に戸惑ってしまいます。
玲奈の進学について全く理解しようとせず玲奈の気持ちに寄り添おうともしない夏子。
自分は彼氏に貢いでいる一方で、家計のために高校生の娘に夜職をさせている夏子。
玲奈は成績優秀にもかかわらず、母に理解してもらうことも進学もあきらめているようです。
りおは、玲奈に納得する人生を歩んでほしいと思い相談に乗ろうとしますが、玲奈は自分のために先生の時間を使わなくても良いと言うだけ。
母の代わりに弟妹の面倒をみて家族を背負ってきた玲奈は、自分が全て我慢すれば良い、他者に甘えられないという性分になってしまっているのでしょう。
ただ、ここで看過できない問題が起ころうとしています。
吉沢からパパ活を持ちかけられ一度は断った玲奈でしたが、ラストで二人はシティホテルに入っていってしまいました。
玲奈と仲の良い南田健吾(鈴木仁)が玲奈と吉沢の乗ったタクシーを自転車で追いかけ、その場面を目撃します。
弟の学費のためか、それとも自分自身の進学のためなのか。
健吾がりおに相談して、玲奈が救われる流れになると良いのですが。
学歴が将来を保証するわけではないという夏子の言い分もわかりますが、子どもの選択肢を親が潰してしまうのは辛いですね。
玲奈自身が夢を決めて自分の道を歩いていってほしいです。
【素晴らしき哉、先生!】4話の出演者
【素晴らしき哉、先生!】4話のまとめ
「素晴らしき哉、先生!」第4話ありがとうございました。
— 小宮璃央 (@komiyario_1119) September 8, 2024
父の想いを知った光源がとった行動。
光源は自分なりにケジメを付けましたが、
台本を読んでこれをどう表現するのか悩みました。
皆さんの目にどう映ったか、ぜひ番組ハッシュタグを使って教えてください。… pic.twitter.com/RMTlRjMgUO
4話では光源の新たな出発が描かれました。
時に迷路に迷い込んでしまっても誰かの支えと自分の強い気持ちがあればきっと歩きたい道に戻れる、何度でもやり直せる、そんな力強いメッセージだったと思います。
これからの光源が本当に楽しみです。
玲奈もどうか自分の道を進むことができますように。
次回、5話の放送は9月15日(日曜)です。
どうぞお楽しみに!
記事内画像出典:素晴らしき哉、先生!公式サイト