【スティンガース】6話ネタバレ感想!劇場立てこもり事件に関口潜入!犯人の目的は?

スティンガース6話

フジテレビ火9ドラマ【スティンガース 警視庁おとり捜査検証室6話「SHOW MUST GO ON 劇を止めるな」が8月26日に放送されました。

今回は、公演中の小劇場で立てこもり事件が起こるのよね。

劇団員たちを人質にとった犯人は「総理大臣に会わせろ」と要求を出すんだよね。
関口が政務担当首相秘書官として潜入するんだけど、そもそもどうして小劇場を狙ったんだろう。

それでは、【スティンガース6話のネタバレありの感想をお届けしていきます。

【スティンガース】6話のネタバレ感想

6話の“ネタバレありの感想”を紹介します。

居酒屋で演劇論?

今回は、生のレバ刺しを出している居酒屋店長(村上健志)を食品衛生法違反で検挙するために二階堂民子森川葵)店員として、乾信吾藤井流星)、森園はな志田彩良)、関口欣二郎杉本哲太)、水上涼介本郷奏多)、小山内誠井内悠陽)、そして警察庁審議官の西条巧玉山鉄二)が客として店に潜入するオープニングでした。
乾、森園、関口の3人の会話は、これまでのおとり捜査でのなりきりぶりを振り返っている内容でしたが、演劇談義のようでもあって楽しかったです。

関口はお芝居に目覚めて市民劇団にまで入ったのね。今回はその関口が活躍するお話。

「おとりではなくいけにえですよね」

雑居ビルにある小劇場「北沢劇場」で、東京帝都大学の劇団「夏の遊牧民」の昼公演中、突然猟銃を持った男・仮屋行成(菊田竜大)が現れ、劇団員と観客を人質にとって立てこもる事件が発生しました。
要求は「総理大臣を呼べ」。
国の在り方について直接総理大臣に物申したいとのこと。
西条審議官は警視庁の幹部たちからスティンガースの出動を求められます。
いつものことながら都合の良い時だけ利用しようという感じですね。
「君のところからおとりで誰か劇場内に送り込めないか」と頼まれた西条審議官は、「それはおとりではなくいけにえですよね」ときっぱり。
いつもユーモアたっぷりでお茶目な審議官ですが、守るべきものは守るという姿勢が格好良いです。
しかし、思想犯の可能性があり頼れるのはおとり捜査室しかないと言われると、意気に感じたのか承諾します。
そこもまた、格好良いですね。

「“最終秘密兵器”乾」とは?

乾は、人質が心配で居ても立っても居られない様子。
二階堂の「ステイ」や「ハウス」の制止を振り切って単独行動しようとします。
しかし、乾がダクトを這いつくばってでも侵入しようとする思いでいることは森園にバレていますし、ひとりで突入しようとするたびに水上が止めに入ります。
二階堂には「乾さんは大事な最終秘密兵器ですから」と言われて、「最後まで秘密にするつもりだろう」と言い返していました。
今回は最後に棺桶の底板を外す場面で二階堂から手伝いを頼まれていましたが、これが最終秘密兵器の仕事だったのでしょうか。
二階堂は無謀なことをさせて危険を招きたくないと思い、また、本当に乾の力が必要な時まで無駄なことをさせたくないと考えているのかもしれません。

演劇への冒涜

立てこもり犯の仮屋行成(菊田竜大)には、崇高な思想があったわけでも世間に訴えたいことがあったわけでもありませんでした。
劇団の創設メンバーである仮屋は、劇団員たちとグルで公演中に劇場の上の階にある画廊から絵画を盗むことが目的だったのです。
システムの切り替えでセキュリティが解除される時間を利用して、舞台のネット配信の前半は録画した映像を流し、その間に舞台のセットで使っているレプリカの絵画と画廊の絵画を入れ替えて、暗転の後には生配信に切り替えるというトリックを使っていました。
劇団の活動資金が苦しいことからの犯罪でしたが、芝居の最中に盗みを働くこと、観ている人たちを欺くこと、舞台のセットを窃盗に利用すること、そのすべてが演劇に対する冒涜であり、自分たちの舞台を自ら穢してしまった所業だと思います。
市民劇団に入って純粋にお芝居を楽しんでいる関口が、彼らとの対比になっていました。

メンバーそれぞれの正義

今回は、演劇部出身の森園の知識や経験がとても役立ちました。
お芝居は勿論のこと犯人の似顔絵も上手ですし、よく気が回るので周囲が助けられることが多いです。
小山内も衣装や小道具の用意で活躍するばかりでなく、どんな任務も冷静に遂行できて頼りになりますね。
水上の有能なスキルはおとり捜査になくてはならないものですが、クールに見えて実は仲間想いの一面もあり、ビルからビルへ飛び移ろうとする乾を必死で止める姿はグッときました。
乾は無謀なことをしがちで危なっかしいのですが、彼の純粋さや一途さに救われる人がいるのです。
関口も純粋で一途ですが、乾よりも忍耐強くて包容力がありますね。
そして全員が持っているのが強い正義感。
二階堂はメンバーの特質をよく理解して適材適所で活かしていきます。
メンバーに意図を明かさずに指示することもよくありますが、それも作戦を成功させるため。
すべては、事件を解決するため。
個性的なメンバーですが、お互い助け合い信頼し合ってよいチームになってきましたね。

関口の想い

二階堂が関口をおとり役に選んだのは、鉄の関口の頑固さや忍耐強さ、そしてわかりやすい優しさ、乾と違って暴走しないところからだったのでしょう。
政務担当首相秘書官として立てこもり犯のもとへ行き、未来ある青年たちを巻き込むことなどせずに言いたいことがあるなら選挙に出て正々堂々と訴えたら良い、と真っすぐ伝えました。
でもその関口の真摯な想いは仮屋に届きません。
言いたいことなどないのですから。
劇団員を守るために現場に残った彼の想いも踏みにじられました。
関口の誠実さや優しさは報われないのでしょうか。
でも、関口が舞台のセットの電飾を壊したことから二階堂はネット配信の前半が録画映像だと見抜き、真相が暴かれました。
そういう意図しない功績がいかにも彼らしいと思います。

仮屋や劇団員たちがいつか関口の真心を思い出してくれる時がくるといいな。

【スティンガース】6話のまとめ

6話は、フルーツポンチの村上健志さん、ハナコの菊田竜大さんと、芸人さんが活躍しました。
劇団員役の小林亮太さんも存在感を示していましたね。
そして、関口役の杉本哲太さんの味わい深い演技をたっぷりと堪能できた回でもありました。

哲太さんのユーモラスな演技大好き!
ドラマ全部を包み込むような温かさも流石よね。

次回は井内悠陽さんが演じる小山内誠がメインのお話です。
ゲストは黒谷友香さん、近藤芳正さん。
7話の放送は9月2日(火曜)21:00からです。
どうぞお楽しみに!