【正義の天秤2】2話|「鎌倉殿」の刺客トウ役・山本千尋が問う正義とは!?

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正義の天秤2/2話

【正義の天秤2】2話|「鎌倉殿」の刺客トウ役・山本千尋が問う正義とは!?
5月13日放送の第2話は、芽依(奈緒)のメイン回。有罪な人を無罪にしろという事件をムチャブリされる。正義はいったいどこに!? 鷹野(亀梨和也)の答えは!?
【正義の天秤2】2話のあらすじ・ネタバレ・感想・レビューについて。

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目次

【正義の天秤2】2話のあらすじ

【正義の天秤2】2話のあらすじです。

人気俳優薬物疑惑の弁護はムチャブリ

人気俳優の泉駿介(矢野聖人)が覚醒剤所持で逮捕された。コンビニの駐車場で山本警部補(田中要次)と細川巡査(山本千尋)職質された際に、収納ボックスから小さな袋に入った白い粉が見つかったのだ。

シニア・パートナーの西園寺(竹中直人)から、泉の担当を振られたのは佐伯芽依(奈緒)。いつまでも創業者の娘ってことだけじゃダメ。この事件で名を上げろというのだ。

当の泉は「警察にはめられた」と言い容疑を否認。でも実は泉は薬物常習者だと西園寺。どうすればいいのか、弁護することに悩む。泉は、逮捕されたとき、実は覚醒剤をやっていた。でも収納ボックスには入れていないから、山本にやられたと気づき、どうせなら全部警察のせいにしちゃおうと思いついた。それでコーヒーにも覚醒剤をわざと入れという、とんでもない事実を告白し、しかも無実にしろと言い出した。

ドラレコの映像などを見ながら会議を開くルーム1のメンバー。鷹野は、それが本当に違法捜査なら、警察の罪が優先されるため、無罪にできると言い切る。でもどうすればいいかは、自分で考えろ、といつものように芽依を突き放す。

やっぱり泉の弁護は辞めようかと芽依が杉村(北山宏光)に相談していると、マスコミの記者たちが押し寄せる。この事件は注目度が高いから、やらない手はない。師団坂法律事務所のお荷物同士、頑張ろうとハッパをかける。

芽依は、過剰捜査を認めるよう山本に直談判。でも逆に(泉の薬物使用を)わかっているんだろと返されてしまう。交番での勤務態度や市民へのやさしく誠実な態度を見ても、山本は違法捜査をやっていると感じたという芽依に、相変わらずポンコツだ。感じずに考えろと鷹野。元刑事の梅津の話では、山本が薬物撲滅に熱心なのは、薬物使用者の車に妻が轢き殺されたから。

鷹野は泉を無罪にする戦術を問われた芽依は、泉の印象が悪くなる尿検査には触れずに、争点を違法捜査があったことの一点に絞ると答える。それがわかってるならなぜ迷う、芽依が降りても別の人がその方法で弁護するだけだとまた突き放す鷹野。

警察官が抗議の自殺!?

芽依が法廷に行くと、岩城(飯田基祐)が山本が自殺したと告げる。山本と同じ交番勤務で泉の逮捕現場にもいた細川(山本千尋)が師団坂法律事務所に来て、山本の遺書を見せる。そこには、違法捜査はやっていない、コーヒーにも薬を入れていないということが書かれていた。細川は、山本が違法捜査をしたと主張する芽依に敵意をむき出しにする。鷹野が発見者を確認すると、裁判前の打ち合わせで山本の家に立ち寄った細川自身が、山本の遺体と遺書を発見したという。

山本の自殺を受けて落ち込む芽依は、師団坂教会へ。父の真樹夫(中村雅俊)に、弁護士に向いていないと言われたことを思い出す。泉の弁護を辞めようか、向いてないしお荷物だし…という芽依に静子(山口智子)は、辞めちゃえ、辞めて私の仕事を手伝う?と受け流すと芽依は出て行く。

創業者の娘だけど期待はずれだなどと芽依を評価し、実績を上げなければルーム1にいる資格がなくなるという西園寺に、鷹野はスマホを見ると、芽依はときどきタイムリーヒットを打つと言う。バッティングセンターで憂さ晴らしをする芽依。山本が死んだのは私のせい。だいたい薬物をやっている泉の弁護なんてしたくなかった。何が正義なのかわからない。弁護士に向いてない、もう辞めちゃったほうがいいと嘆く。

【正義の天秤2】2話のネタバレ

【正義の天秤2】2話のネタバレです。

違法捜査と警官自殺の意外な真相

鷹野は芽依を泉の面会に連れて行く。阿部透真(中山孟)という高校時代の友人の写真を見せる鷹野。泉がよくつるんでクスリをやっていた仲間だ。2年前に阿部は逮捕されたが、泉のことは話さなかった。最近は、いい加減クスリはヤメろとしつこく言っていたという。

鷹野が「タイムリーヒット」と言ったのは、芽依が梅津に調べさせていた泉の過去の友人関係のこと。山本と細川が2か月前しつこく阿部のことを調べていたが、阿部は更生していたし、1か月前に死んでいる。また泉は阿部の死を知らなかった。

杉村は西園寺咲良/サクサク(大原櫻子)と中華料理店でデートしている。実は師団坂法律事務所で働いていると打ち明けると、事務所で見たことがあると無邪気に言う。そこにやってきた西園寺は、杉村がオタクでニートだったことを知り、似ている咲良を頼むと杉村の手を握る。驚きながらも喜ぶ杉村。

法廷で。証言台に立つ細川に鷹野は、遺書に続きがあった、阿部のことが書かれていたと指摘。2年前に阿部を逮捕したとき、泉を逮捕できなかったのは、阿部が泉のことは話さなかったから。しかし山本と細川はその後も阿部と泉をマークした。再犯を疑って自宅を調べたのは、確かな筋から情報を得たからと証言。

鷹野は、山本と細川が、泉にしたのと同じ違法捜査をしたのだろうと追及する。更生していた阿部だったが、怯えてベランダから逃げようとして転落死してしまった。山本はその後更生施設の施設長を訪ね、阿部が依存症を克服していたことを知り、後悔した。

だから本当は遺書の続きに、「自殺を選ぶのは、阿部さんを死なせてしまったから」と書いてあったのではと追及する鷹野。このUSBに証拠があると言うが、事前に報告していないので却下される。
細川は、泉の車にクスリを隠したのは山本じゃなくて私だと自白する。それを打ち明けたから山本が自殺した…。

でも泉は覚醒剤をやっている。犯罪者がここにいるのに、どうして私たちだけが罰を受けなければいけないのか!間違っている。弁護士さんだってわかっているでしょう。

細川の問いに鷹野は答える。
日々、正義と関わるものは時として、何が正しくて何が間違っているのかわからなくなることがあるが、大事なのは徹底的に悩むこと。悩めば悩むほど強くなる。細川さん、あなたももっと強くなれる人、そう信じています。

被告人質問で芽依は、泉に細川の話をどう思うかと問う。泉は、薬物撲滅にかける警察の努力はすごいが、無実の人を陥れるのは違うと答える。警察の違法捜査が明るみになったため、泉は無罪になる。

バッティングセンター。お前のせいで何が正しいか間違ってるかわからなくなったと鷹野。証拠として提出しようとしたUSBを渡し、スタッフに「これをかけて」と頼む。鳴り響いたのは「コンバットマーチ」。鷹野は芽依に声をかける。「まずは打席に立つこと。あとはバットを振りまくるしかない」。芽依はバットをフルスイングするが、やっぱりボールには当たらない。

泉は数日後、薬物使用で逮捕される。芽依はもちろん打席に立った(弁護人を引き受けた)。

芽依は、静子の教会に引っ越す。実家を建て直すため、久美子が戻るまで久美子の部屋を借りるつもりだ。

鷹野は心の中の久美子と会話していた。久美子、君は俺を忘れたほうが…幸せなんじゃないか…。

【正義の天秤2】2話の感想とレビュー

【正義の天秤】のテーマである、「正義とは何か」についてとくに考えさせられる回でした。その命題を鷹野に突きつけたの細川巡査を演じたのは、「鎌倉殿の13人」の刺客トウを演じた山本千尋だというのも話題に。

薬物使用でクロの俳優と違法捜査をした警官では、警察の違法捜査が有罪になり、俳優はクスリをやっているにも関わらず無罪になるという、納得しづらい事件。

でも弁護士は依頼人の利益を考えなければいけない。

依頼人が犯罪者だとわかっているのに、無罪にするの? 芽依じゃなくても、そんな弁護イヤですよね。鷹野の細川に対する弁論は、どちらが正義なのか、つまり正義の天秤はいつも揺れていることを言ったのではないでしょうか。弁護士だって人間。だから悩みに悩み抜くしかないのだと…。

次回のメインは杉村。「ホーム転落事件」の真相を追います。サクサクとの交際をあっさり認めた西園寺にも何か裏がありそうで、2人の恋の行方も気になりますね。

アイキャッチ画像: (C)NHK

正義の天秤2/2話

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