映画【六人の嘘つきな大学生】あらすじ・ネタバレ!犯人は?最後の封筒の内容とは?
2024年11月22日(金)に公開された映画【六人の嘘つきな大学生】。
密室で6人の大学生の「嘘と罪」が暴かれていく青春ミステリーとして話題となっています。
罪が暴かれて絆が壊れていく。面白そう!
本記事で分かること
- あらすじ・ネタバレ
- 登場人物
- 実際に鑑賞した世間の感想
映画【六人の嘘つきな大学生】について
スタッフ・主題歌
原作 | 浅倉秋成 |
監督 | 佐藤祐市 |
主題歌 | 緑黄色社会「馬鹿の一つ覚え」 |
- 原作は、2021年に刊行されるやいなや様々なランキングを席巻し、現在までに累計65万部を突破している浅倉秋成さんによる大ヒット小説です。朝倉さんは若手小説家でありながら、本格ミステリ大賞など多くの賞にノミネートされています。
- 監督は、【キサラギ】で第50回ブルーリボン賞作品賞、第31回日本アカデミー賞優秀作品賞・優秀監督などを受賞し、その後も【ストロベリーナイト】など多数の話題作のメガホンをとってきた佐藤祐市さんです。
- 主題歌は、緑黄色社会の「馬鹿の一つ覚え」でこの映画のために書き下ろされました。
いつもはポップな曲が多いリョクシャカですが、少し激しさもある楽曲がこの作品を盛り上げます。
登場人物
- 嶌衣織:浜辺美波
早稲田大学社会部の学生
人並外れた洞察力を持つ - 波多野祥吾:赤楚衛二
立教大学経済学部の学生
まっすぐで穏やかな性格で6人の精神的支柱となる。 - 九賀蒼太:佐野勇斗
慶応義塾大学総合政策学部の学生
フェア(公平)を愛し、冷静かつ的確でリーダーシップを執る。 - 矢代つばさ:山下美月
明治大学で国際文化を学び、語学力と人脈に絶対的自信を持つ。 - 森久保公彦:倉悠貴
一橋大学社会学部社会学科の学生。
口数が少なく冷静な性格。分析力に優れており公認会計士の資格を持つ。 - 袴田亮:西垣匠
高校時代は野球部のキャプテンだったスポーツマン。
法政大学でスポーツと社会のかかわりを学ぶムードメーカー的存在。 - 波多野の妹:中田青渚
- スピラリンクスの採用担当者:木村了
- 渡辺大
映画【六人の嘘つきな大学生】あらすじ・ネタバレ!
ここからは、映画【六人の嘘つきな大学生】のあらすじを整理していきます!
(※ネタバレ注意!)
6人の大学生
誰もが憧れるエンタテインメント企業「スピラリンクス」の新卒採用。
最終選考まで勝ち残った6人。
早稲田大学社会部の学生・嶌衣織(浜辺美波)、立教大学経済学部の学生・波多野祥吾(赤楚衛二)、慶応義塾大学総合政策学部の学生・九賀蒼太(佐野勇斗)、明治大学の学生・矢代つばさ(山下美月)、一橋大学社会学部社会学科の学生・森久保公彦(倉悠貴)、法政大学の学生・袴田亮(西垣匠)の6人だ。
就活生に課せられたのは“6人でチームを作り上げ、1か月後のグループディスカッションに臨むこと”だった。
全員での内定獲得もあると、採用担当者(木村了)から説明を受け、帰りに6人でファミレスで自己紹介をし、定期的に集まることが決定する。
6人で話し合いを重ね、仲間意識を持ち絆を深め、万全の準備で選考を迎えた6人。
突然の知らせ
しかし、採用試験の10日前に、急な課題の変更が通達される。
「勝ち残るのは1人だけ。その1人は皆さんで決めてください」
最終選考当日。
会議室という密室で、共に戦う仲間から1つの席を奪い合うライバルになった6人。
制限時間は90分。
それまでに採用される1人を全員で話し合って選ばなければいけない。
暴かれる罪
まずは波多野が、15分毎に自分以外の誰かを投票することを提案し、皆それに賛同する。
部屋の隅に封筒があるのが見つかり、その中には、それぞれに当てて名前が書かれた封筒が6つ入っている。
1つ目の封筒の中身に、「袴田は人殺し」と書かれていて、袴田が高校の野球部でキャプテンをしていた時に後輩が自殺した。
それは袴田のいじめによるものだと告発されていた。
袴田は否定するが、矢代は信じない。
どうせ採用されないと、自暴自棄になった袴田は自分以外の封筒も開けるよう要求する。
しかし、そんなことをしてもお互いを傷つけるだけだと、波多野と九賀は反対する。
結局封筒は開かれ、九賀は彼女を妊娠させ中絶させていたこと。
矢代はキャバクラで働いていることが暴露される。
会社がこんな封筒を用意するとは思えない、さらに犯人は自分の封筒はインパクトの弱い暴露を用意するだろうと嶌が推察し、矢代が一度疑われる。
しかし、置いてあったカメラの映像から、一番早く来て封筒を置いたのが森久保だと発覚。
これで森久保も信用を無くし票が入らなくなる。
これは昨日郵便受けに届いたもので自分じゃないと言う森久保は、「これは明日必要な書類です」と書いた紙を証拠として見せる。
森久保の罪は、高齢者を騙して詐欺をしているというもので、本人もこれが書かれていると予想していた。
そして波多野の罪は、大学の散歩サークルで10代なのに酒を飲んでいる写真だった。
犯人と採用者
さらに、みんなの告発文と一緒に載せられていた写真が、みんな4月20日のものだと言い出す。
その日のアリバイがないのが波多野だけだったため、彼が写真を撮って封筒を用意した犯人にされてしまう。
信頼していた嶌までもが自分を犯人だと決めつけた。
そして、最終投票で嶌が採用者となる。
傷ついた波多野は最後の嶌の秘密が書かれた封筒を持って、部屋を飛び出した。
8年後の真実
悪夢の最終面接から8年が経ったある日、スピラリンクスに波多野の妹(中田青渚)が嶌を訪ねてくる。
兄は2か月前に病気で亡くなったと言う妹。
遺品を整理していて書類を見つけたと嶌に渡してきた。
そこには、「犯人、嶌衣織さんへ。」という告発めいた書き出しに続き、あの日のすべてを覆す衝撃的な内容が記されていた。
一緒にUSBが入っていたが、ファイルを開くパスワードが分からない。
ヒントは「犯人の好きなもの」だったため、自分がいつも飲んでいるジャスミンティーや会社名などを入れてみるが外れた。
そこで、残された5人を会社のあの密室に呼び出す嶌。
真犯人は?
嶌は犯人は自分ではないと説明し、8年前の話し合いの時に矢代と森久保が封筒を開けたあと、何かを隠している動画を見せる。
2人は、犯人に脅されたと話す。
封筒に入っていた写真が4月20日に撮影されたものだと言うように紙で指示されたのだ。
その日は全員がいた場所が遠かったため、写真を同じ日に撮るのは無理だから、波多野が犯人ではないと話す嶌。
また、波多野の暴露に使われた写真が、別のお酒を飲むもっとくっきり写ったものがあるのに、ビールを飲むピンボケした写真を使っていたことから、普段お酒を全く飲まない九賀が、その瓶の酒が本当に酒か分からなかったから、ピンボケした写真を使ったと推理をする嶌。
さらに嶌は、九賀がいつも言っていた、「フェア」という言葉を英語で入れてみると、ファイルが開け、波多野の音声が聞こえる。
波多野は自分は犯人じゃないことを証明するため独自に調査をしていた。
袴田は、いじめをしていた犯人を捜し見つける。それが分かった翌日にいじめていた生徒が自殺した。先輩は悪くないと話す後輩。
矢代は、いじめられていた過去があり、夜の仕事をしなければいけないほど家計が切迫していたことが分かる。
森久保も、詐欺をしたことを後悔し、大学に報告した。そのおかげでみんなが犯罪者にならず助かったと彼の後輩は話した。
九賀も、相手の女性に話を聞くと、子供を堕ろすのは2人で決めたこと。彼とずっと一緒にいたかったが、親が怒って実家に連れ戻されてしまったのだ。
ただ、その時に九賀の大学の先輩がスピラリンクスの二次面接で落ちたことに納得いっていない様子だったと彼女から教えられた。
これで波多野は、九賀が本当の犯人だと気づいた。
手紙は、犯人と嶌へという意味だったのだ。
推薦で採用者を決めると発覚した時、一緒にいた嶌から「自分を推薦して欲しい」とお願いされたこともショックだった。
自分は言われなくても嶌を推薦するつもりだった。
だからそれを証明するために、最終選考ではどんな時でも常に嶌に投票した。
しかし、嶌はいろんな人に投票し波多野を裏切った。
あの時、持ち帰った嶌の罪が書かれた封筒は、中を読まずに燃やしてしまった。
九賀に自分の罪を聞く嶌だが、結局真相は語られなかった。
こんなことをした動機は、現在一緒に会社を経営している先輩を、スピラリンクスが二次面接で落とした。こんな優秀な人を落とすなんて人事は中身を見ていないと思い、最終面接に残った6人の罪を暴き、人事が無能だということを知らしめたかったのだ。
後日、スピラリンクスの新卒採用の面接官として嶌が学生を迎え入れた。
犯人は?最後の封筒の内容とは?
早速朝イチ観に行ってきました!
絆が深くなっていくところも実際に見せ、次から次へと展開があり面白かったです。
真犯人は九賀でしたね。波多野が不憫でした。
納得いかない点もありました。
- 最後の封筒の内容(嶌の罪)が明かされなかったこと。
- 九賀の動機にあまり共感できない。そんな事でここまでやる?
Twitterでも私と同じようにモヤっとした方も多かったようです。
六人の嘘つきな大学生見てきた
もやっとしました🤔モヤ— ゆたんぬ (@WskGYk0XCywNiHT) November 24, 2024
六人の嘘つきな大学生観た。
密室で就活生の過去を暴露するミステリーで、集中力途切れることなく夢中で観れてとても面白かった。
良くできた話だと思う反面、一部の事がずっと気になって最後までノイズになってしまったのが残念。残すものなくスッキリ終わってくれれば、言う事無しでした。 pic.twitter.com/389fCB1hIV— SUWA’の日常とたまに映画 (@subsuwa) November 24, 2024
六人の嘘つきな大学生見た!
原作読んでめちゃくちゃ面白かったからみにいったけど映画は映画で良い感じにまとめられてて面白かった
映画版の嶌さんの罪がなんなのかそれだけ教えて!?!?ってなった笑https://t.co/QH9HXb1bCO— 小田 (@odaodaodadada) November 24, 2024
最後の封筒の内容ですが、原作では、「嶌の兄が薬物依存症だった。彼は歌手で現在も同居している。」というものだったようです。
九賀の動機についても、原作を読むともっと共感できる部分があるのかもしれません。
大きな部分だと思いますが映画ではなぜカットされたのか、謎に思っている方も多いようです。
原作も読んでみるとより楽しめそうですね!