【おかえりモネ】118話のネタバレと感想│未知(蒔田彩珠)の「あの日」の後悔とは?
【おかえりモネ】118話
朝ドラ【おかえりモネ】最終週 118話が2021年10月27日(水)に放送されました。
第118話では、未知(蒔田彩珠)の「あの日」の後悔が明かされます。それは島を離れられない理由となっていて…
今回は【おかえりモネ】118話のあらすじネタバレと感想について。
【おかえりモネ】118話のあらすじネタバレ
【おかえりモネ】118話のあらすじネタバレ
何ができるかじゃなくて
菅波(坂口健太郎)を送った百音(清原果耶)は「はまらいん課」で、遠藤(山寺宏一)らに「気象情報の投稿アプリとコミュニティーFMとを連動出来ないか」と提案する。双方向に情報をやりとりして、災害時の避難行動に繋(つな)げようと考えたのだ。
代表の小山(佃典彦)や高橋(山口紗弥加)もその提案に興味を示してくれる。災害FMのときは皆で情報共有していた、と思い出す遠藤たち。
そこへ大学生・水野(茅島みずき)が久しぶりにやってきた。百音は「よかった、来てくれて」と受け入れる。水野に会えて分かったことがあるという百音。外から来た自分に何ができるのか、と話していた水野に対して…。
「それはいいんだと思います。また会えてすごく嬉しい。何ができるとかじゃなくて、短い時間でもまた来てくれたことが大事だし、もうだけでいいんだなって。」と百音。
「ホッとした」という水野。どういう顔で来ればいいのか、ずっと悩んでいたという。
音楽の力
百音はお昼のラジオで曲をかけた。かつて、汐見湯で宮田(石井正則)がホルンで演奏してくれたアイルランド民謡「ダニー・ボーイ」(Danny Boy)だ。※
※「ダニー・ボーイ」は、出兵する子供を想う母親または父親の切ない心境が描写されている曲。95話にて、百音が汐見湯で聞いたとき涙し、故郷を思い出したのでしょうか。
病気で以前のように吹けなくなった宮田が吹いてくれた曲。百音はそのホルンに勇気をもらったことを高橋に伝えて…「すごく良かったんです。一度何かを諦めたり、またやってみたり、みんなそういうのでいいんだなって。さっき水野さんに会って(思い出した)」
百音は水野に会って、宮田がまた音楽を再開したことを思い出したもよう。高橋も「私たちも災害FMやってたころ、いいのかなって…すごく迷いながら音楽をかけたの。そしたら皆、とっても喜んでくれた。やっぱり音楽ってええねえ」
一方で未知(蒔田彩珠)は大学に行くかどうかで悩んでいた。百音は、未知の心の内を聞こうと、ずっと胸にしまってきた“あの日”に触れる。
漁協を訪れた百音は、亮(永瀬廉)から「オレも大学行きなよって言ってるんだけどね。なんか、あるんだよな、ずっと」と未知のことを託された。
未知(蒔田彩珠)の迷い
夜。自宅の未知の研究室にて。百音と未知は「未産卵一粒カキ」の話しをする。気象情報が水揚げのときに役に立つと提案。未知は担当班を紹介するという。
百音は未知に大学はどうするのか尋ねた。「迷ってるの?」「迷ってるというか」
未知は言葉をにごした。
後日。百音は漁協組合へ行って、太田(菅原大吉)に気象情報(月額1万の契約)の売り込みをかけたが断られた。
そこへ亮(永瀬廉)も組合にやってきた。亮は未知に「大学行きなよ」と言ってるらしい。
「何かあるんだよな」と亮がつぶやく。百音は未知の心の内を聞いてあげたいと思っていた。
去り際、「あまり焦るなよ。囚われてきたのは俺やみーちゃんだけじゃない」と亮が声をかけた。
未知(蒔田彩珠)の「あの日」の後悔とは?
自宅の研究室にて。百音と未知。
百音:「試験場の仕事も、現場の水産業に貢献できるいい仕事だと思う。でも、みーちゃんは勉強したり、研究に…」
未知:「いいの。大学行きは、やめようと思ってる」
百音:「なんで?みーちゃん?」
未知:「もういいから」
百音:「待って」
未知:「私は、どこにも行けない。ここを離れられない」
百音「みーちゃん。あの日、何があったの?」
(回想)3.11の数日後:百音が島に帰れて学校へ行ったとき、未知と再会し抱きしめた。「良かった。みーちゃん!…おばあちゃんは?」と百音が聞いた。未知は黙っていた。りょーちんが「おばあちゃん、体育館にいるよ」と教えてくれた。
百音:「あの時、何か感じた、みーちゃんに。でも、みーちゃんにそれを聞くことができなかった。」
(回想)未知が「おねえちゃん、津波見てないもんね」と百音に言ったシーン。
百音:「『助けて』って言ってたんだよね。みーちゃんにはなんか言えない思いがあって、すっごく傷ついてて助けてって。聞いてほしいって言ってたんじゃないかと思う。私は、それを感じてきたのに…。ホントの声を聞く勇気がなかった。話してほしい」
未知:「私…あの時…おばあちゃんを置いて逃げた。どう言っても、引っ張っても、おばあちゃん動いてくれなくて。海が見えて。1人で逃げた」
(回想:家の縁側で動かない祖母)
百音:「そう」
未知:「その後、たぶん、大人たちが来て、おばあちゃんを助けてくれたんだと思う。でも…私は…絶対…自分を許すことはできない。ここで自分が何かの役に立てれば、いつか…」
百音:「みーちゃん」
未知:「いい、何も言わなくて。言えないよね。私は言えてよかった。でも、ごめん」
涙ぐみ未知が研究室を出ていく…。
(つづく)
【おかえりモネ】118話の感想
118話は、みーちゃんこと未知(蒔田彩珠)の「あの日」の後悔がついに明かされました。
衝撃的でした。
というか、あの縁側のシーンがこれまで意味深に回想されてきたので予想はできたことですが、記憶が薄れていました。
【祖母を置いて一人で逃げた】という後悔。自分を許すことができない思い…。
(ちなみに祖父は船に乗っていて家にいなかったはず。近所の大人に感謝ですね)
思えば『おかえりモネ』の登場人物は後悔や過去、事情を背負っています。
モネと耕治は、あの日、島を離れていた後悔。
亜哉子は、あの日、教え子を置いて娘たちのところへ行こうとした10分間。
新次・亮は、あの日、妻・母を失ったこと。
三生・耕治は、親の家業を継ぐか問題。
モネ・明日美が抱える、島を離れていいのか問題。(すーちゃんはあまり問題視してはいなかったかも?)
最終週になりもうほぼ解決してきた…と思われたのですが、みーちゃんにそんな後悔があったなんて!
驚きと同時に、明かすの遅い!とも思ってしまいました。(笑)
みーちゃんがあんなに暗い表情が多いのも納得。
「言えて良かった」というみーちゃん。
解決にはモネちゃんというより、おばあちゃんを強引に(?)運んでくれたオトナが「あれは仕方ないよ」と言ってあげたらどうかな?と思います。
近所の人が登場してないので、急にリアルな解決では盛り上がらないでしょうか(笑)
みーちゃんがどう気持ちに決着をつけるのか…残り2回も注目です♪
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画像出典:NHK
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