【おかえりモネ】110話の解説│亮(永瀬廉)の愛の告白があった?!
【おかえりモネ】110話の解説│亮(永瀬廉)の愛の告白があった?!
朝ドラ【おかえりモネ】22週 110話が2021年10月15日(月)に放送されました。
第110話では、りょーちんの本音爆発!「大丈夫」と言い続け、笑顔で周囲を心配させないようにしたきた亮(永瀬廉)が本音をやっと吐き出せて…。
劇中のラスト、分かりにくいのですが亮(永瀬廉)の愛の告白があった(?!)点を解説しようと思います。やぼなことですが…。
今回は【おかえりモネ】110話のあらすじと解説について。
【おかえりモネ】110話のあらすじ
【おかえりモネ】110話の内容は…
1月4日午前3時2分。漁協に亮(永瀬廉)の船から無事との知らせが入った。滋郎(菅原大吉)から連絡を受けた百音(清原果耶)は、未知(蒔田彩珠)たちと一緒に安堵(あんど)する。
耕治(内野聖陽)は、新次(浅野忠信)と電話で亮の無事を喜ぶ。耕治が「今どこにいるんだ?」と尋ねると、「うちだよ。迎えに行くか。ガキじゃあるまいし」と嘘をつく新次。新次は港にいたのだ。
百音は、未知に亮を迎えに行くよう背中を押す。…亮の船が港に戻った。事務所でみんなに謝る亮。 滋郎は「親子で謝るなよ」と顔を上げさせた。
そして、未知が百音のいる「海のまち市民プラザ」に連れて行った。姉に亮の顔をみせたくて、連れてきたのだ。
百音は2人で話し合うように促す。
未知と亮は2人で話す。
「心配、したよね?」「したよ。そりゃ」「うん」
涙ぐみながら未知は「よかった」と言った。
「みーちゃん、俺、大丈夫だから。みーちゃん、このまま俺といても多分ずっとしんどいだけだよ。いや、今さら、そんなの、卑怯だって、分かってる。ひどいことしてる」
「違う」
「俺が甘えてた。ごめん。みーちゃん。俺、大丈夫だから。もう縛られなくて、いいよ」
「何それ?!何その、どうでもいい気遣いみたいな言葉」
未知の大きな声が聞こえた百音は、奥の部屋からあわててやってきて「どうしたの?」と声をかける。
「だから、分かってたの。無理なの。亮くんは大丈夫しか言わない。優しい顔で笑って、大丈夫って言われるたびにね、ああ私じゃダメなんだ。やっぱり何もできないんだって思い知らされる」と未知。
「それが答えじゃん。しんどいだけなんだって、俺といても。もうやめなよ」と亮
「分かった。もういい。終わりにする」と、未知はその場を離れかけたが…
百音が「ちょ、ちょっと待って」と未知を引き留める。
「2人とも、なんで?分かってる?お互いに凄く大事って言い合ってんだよ。りょーちんに大丈夫って言われるたびに、私も、みーちゃんも、ちょっとずつ傷ついてきた。でも、そう言わせてきたのは、私たちだし。りょーちんは、そう言い続けるしかなかったよね」と百音。
「モネ、だから、もういいって」と亮。
「りょーちん、笑わなくていいよ。大丈夫って言いながらホントはなんて思ってたの?」と百音。
亮は声を震わせながら…思いを吐露する。
「おまえに何が分かる。そう思ってきたよ、ずっと!オレ以外の全員に!」
激しい声で本音を吐き出す亮。
百音は逃げずに受け止めて言った…「うん。私には分かんない。それでもね…それでも…一緒に生きていきたいって側を離れなかった人がいる。りょーちんを絶対に独りにしなかった人がいる。大丈夫なんて突き放さないで。このままじ皆、寂しい」
「俺が、ここまで、頑張ってこられたのは、みーちゃんがいてくれたからだって、思ってる。でも俺、結局、親父とおんなじだから。うまくいっているように見えても、きっとどっかで崩れる。そんな人間と生きてくって、しなくていい苦労させんだろ。そのたびに、大事な人につらい顔させんのは嫌だよ」
「一緒にいたいってだけじゃダメなの?」と未知が亮の腕をつかむ。
「俺、幸せになっても、いいのかな?」と亮はつぶやく。
未知は亮をみつめながら、頷いた。
(つづく)
【おかえりモネ】110話の解説
110話は、りょーちんの無事がわかったことと、りょーちんが本音を吐き出せたことがポイントでした。
いつも「大丈夫」と心に壁を作って、いつも笑顔で…他人に心を開いてこなかったりょーちんがついに、誰もわかるもんか、と思ってきた本音を吐露。
これって、菅波先生(坂口健太郎)が言っていた<痛み>を言うことが軽くなるの伏線回収(?)ですね。
104話で「まずはここが痛いって、言わせてあげるだけでいいんじゃないですか?ここが痛い。まだ痛むって口に出させてあげることは心を軽くします。解決は無理でも心を軽くします」と菅波先生が言っていました。
百音と未知が亮の“呪縛”を解いたのですが…。
「幸せになってもいいのかな?」って、ちょっと分かりにくないのですか?
愛の告白だったと思うので少し解説します。
「幸せになっても、いいのかな」の解説
下記のシーンを行間を読んで補足してみます。
「一緒にいたいってだけじゃダメなの?」
「俺、幸せになっても、いいのかな?」
「一緒にいたいってだけ(で恋人になるの)じゃダメなの?」
「(俺がみーちゃんと恋人になって)幸せになってもいいのかな?」
というカッコの部分が隠れていると思います。
まあ、言わなくても、何となく分かりますけど「どういうこと?」とも見ていて思いました。
これからも一緒にいることを継続?!って疑問が…。
「幸せ」「一緒にいたい」というワードが意味深!
でも<幸せ>って言葉が付き合う2人を連想させるんですよね。
「未知と今後も一緒にいる」ことが「幸せ」って、なんか恋人関係や結婚をイメージさせません?
それに<一緒にいたい>って言葉、菅波先生もプロポーズで使っていました。
91話で「一緒にいたい。この先の未来、一分一秒でも長く。結婚したいと思ってる」と菅波先生が求婚したのです。
こうしたイメージからアレは告白だったと推理したくなるのです。
「卑怯」「ひどいこと」の解説
110話に話しを戻すと…りょーちんは未知にもう会わなくていいようなこと言ったあと、「今さら、そんなの、卑怯だって、分かってる。ひどいことしてる 」と言っています。ここも解説(補足)すると…
「(友達以上恋人未満みたいな関係を続けて来たのに)今さら、そんなの、卑怯だって、分かってる。(貴重な時間を俺なんかに使って、振るみたいな…遊んでたみたいな)ひどいことしてる 」
ともかく答え合わせは次回以降ですね。2人が付き合っていたら、ああ110話で<幸せになっていい自分>を受け入れた…りょーちんの言葉が、愛の言葉だったんだ、告白だったのかと判明します。
「私には分かんない」の解説
個人的には、「あなたのことは分からないけど」っていうモネの発言も良かったなあと印象的な回でした。
分からないけれど、分かりたいと思ったモネは、必死にあなたは孤独じゃない、見ている人がいるということを伝えました。
菅波先生もモネの痛みはすべては分からないと言っていたと思います。
そうそう。80話で「あなたの痛みは僕には分かりません。でも、分かりたいと思っています」と言っていました。
これも伏線回収(?)というか、菅波先生に言われたことをモネが実践していますね。
【出演】清原果耶,永瀬廉,蒔田彩珠,内野聖陽,鈴木京香,藤竜也,浅野忠信,菅原大吉,前田航基,髙田彪我,坂井真紀
109話< >111話
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画像出典:NHK
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