【日曜の夜ぐらいは…】9話ネタバレとレビュー!邦子が「ごめんね」と言わなくなった理由とは?

当サイトのリンクには広告が含まれます
日曜の夜ぐらいは9話

【日曜の夜ぐらいは…】9話ネタバレとレビュー!

清野菜名主演のドラマ【日曜の夜ぐらいは…】第9話が6月25日(日)に放送されました。

サチたちのカフェはオープン直前へ。準備を進めていくサチたちの日常を丁寧に紡いだ第9話。

邦子(和久井映見)が娘に「ごめんね」と言わなくなった理由とは?

今回は【日曜の夜ぐらいは…】9話の視聴率・あらすじネタバレ・レビュー・出演者・スタッフなどについて紹介します。

あわせて読みたい
【日曜の夜ぐらいは…】のあらすじネタバレを最終回まで!原作なしオリジナルストーリーの結末は? ドラマ【日曜の夜ぐらいは…】(日ぐら)がテレビ朝日・ABCテレビ系で毎週日曜22時から放送中。 主演・清野菜名、共演・岸井ゆきの、生見愛瑠。日本アカデミー賞受賞の3...

★【日曜の夜ぐらいは…】の動画はテラサで見放題配信。

目次

【日曜の夜ぐらいは…】9話の視聴率

【日曜の夜ぐらいは…】9話の視聴率は分かり次第更新します。

【日曜の夜ぐらいは…】9話のネタバレ

【日曜の夜ぐらいは…】9話のあらすじネタバレを紹介します。

幸せな日々

『サンデイズ』オープンまで2週間あまりとなった。

団地には・・・

  • 4階に岸田サチ(清野菜名)・野田翔子(岸井ゆきの)・樋口若葉(生見愛瑠)の3人。
  • 3階に市川みね(岡山天音)。
  • 1階に岸田邦子(和久井映見)と樋口富士子(宮本信子)。

という組み合わせで、同じ団地に住み始めている。

サチの暮らしは、まるで合宿所のようで、楽しい。

サチは出かける前、1階に寄って食事をとる。邦子はサチに「会いたいよね」と茶化す。邦子は「いってらっしゃい、気をつけてね」と送り出す。邦子は「ごめんね」と言わなくなっていた。

サチは「言わなくなったね。お母さん何も悪くないし、だから毎日『ごめんね』は嫌だった」と本音を明かす。

邦子はサチが高校生の頃、不慮の事故で車椅子生活になった邦子。元夫が助けてくれないので、サチは学校を辞めて働くことになった。邦子は娘の人生を奪った罪悪感を抱えていたのか、「ごめんね」とよく言っていた。だけどサチは、犠牲になっているつもりなどなかったのだ…。

やっと輝き出したそれぞれの人生を守りたい…。富士子はそう決心する。そんな富士子に一箱の荷物が届く…。スタンガンだ。

邦子の元夫への怒り

一方、団地の周りをうろつく中野博嗣(尾美としのり)の存在に気づいた邦子は、サチが3万円をとられたことを知る。久しく会っていない別れた夫と対峙する覚悟を決めると、富士子に付き添いを頼み、博嗣が待つ公園へと出かけた…。

邦子は、娘から3万円をもらったことを認めた元夫の告白に、怒り心頭。しかし、車いすのために殴ることもできない。すると富士子がヘルパーのふりをして博嗣へ、邦子と目線を合わせて話して欲しいとお願いする。

博嗣は納得し、かがんで、邦子と向き合う。すると、邦子は元夫を思い切りビンタ!!

邦子「子どもはやめなさい。絶対に許さないから。サチにたかるなんて最低なんだからね。絶対に許さない」

博嗣「俺だってそんなことしたくない。でもどうしようもない」

邦子「悪いけど聞くつもりはない。自分の力でなんとかしなさい」

邦子はお金ができたらまとめてだと返さないから、月に1000円でいいから返済するよう訴えた。

邦子は、富士子とともにその場を去る。

みねの想い

カフェのオープンが迫り、準備を進めていくサチたち。

ある日、翔子が一人でカフェに行き、配送業者から受け取ってサインをすると・・・

サチと翔子がサプライズ登場し、翔子の誕生日をお祝いしてくれた。

サチたち3人は仲良しすぎて、今後、喧嘩するのかと不安になったが・・・みね君を独り占めするのを禁止する、通称「みね禁」という約束をする。

その後、みねも駆け付けて翔子の誕生日を祝う。

みねは3人を前に「ちょっとだけ偉そうに語っていいですか」と切り出す。そして、サチは父から大金を所持してるのを知られること、若葉は母のまどか(矢田亜希子)がいつか金を無心にやってくることを、それぞれ心配してるのでは? と問いかける、みね。

しかし、みねは、お金を管理してるのは自分だから心配いらないと宣言。

みね「皆さんを傷つけたり、悲しい思いさせたりする人は、僕にとっては敵です。大切な人を苦しめる人は敵とみなします。すみません。心が狭くて。全ての人が守れるとは思えないので、大切な人だけ守ろうと思います」

みねはサチたち3人と邦子、富士子、賢太(川村壱馬)も含め、大切な人を守りたいと決意を語った…。

サチはバイトのシフトを激減させて、カフェ開業へと力を注いでいく。

内装も進み、メニューも次々と決まっていく。

カフェプロデューサーの賢太(川村壱馬)は看板となるデザートを開発してほしい、とサチたちに宿題を出す。

サチたちは宿題に悩む中、ちくわぶ工場の二代目バカ社長・野々村(飛永翼)がYouTube配信で、ちくわぶを使ったデザートを次々と考えていた。翔子は悔しがったが、サチと若葉は「わぶ~」と茶化し、笑いに包まれる。

やがてオープンまで10日となった。(つづく)

【日曜の夜ぐらいは…】9話のレビュー

カフェ「サンデイズ」開店まで数週間、そして10日前となった第9話。

微笑ましい冒頭

最終回前らしく、いよいよ大詰めという感じです。

サチ(清野菜名)と邦子(和久井映見)が暮らす団地には翔子(岸井ゆきの)とみね(岡山天音)が引っ越してきており、ついに主要人物が全員集合!

幸せモードな冒頭が、微笑ましいし、羨ましかったです。

邦子が「ごめんね」と言わなくなった理由

また、邦子が「ごめんね」と言わなくなった・・・という変化も序盤に描かれました。

邦子が「ごめんね」と言わなくなった理由は、3つあると思います。

  1. サチ本人が幸せそで、イキイキとしているから。
  2. 邦子のカレーライスを店に出すことで、張り合いが出ている。
  3. 富士子という母のような存在が身近にいるから。

邦子は娘に罪悪感を抱いていました。だからサチが楽しそうにしていることで、罪悪感が薄れて、「ごめんね」と言わなくなった…これが一番の理由です。

また、他人のことをいたわる余裕を持つには、自分のことを何とかしないといけません。邦子はカフェのメニューであるカレーライスの試作に熱心です。張り合いも出ていることでしょう。他の人の世話ばかりになっていては、ふさぎこんでしまうもの。

仕事は、お金のためにと割り切る人もいると思いますし、多いでしょうが、自分の生きがいを仕事に求めてもいいと思います。邦子の場合は「仕事」というより、人の役に立つ、役割を果たしている感じですけどね。

そして富士子さんが話し相手になってくれてるのも大きいと感じました。邦子さん、イキイキとしてますから。

みねの想いを解説

第9話で(筆者が)感動したシーンは2つありました。1つは邦子さんと元夫が対峙したシーン。邦子さんのビンタ、カッコイイです。そして言い訳を聞かないのも潔くて良き。

2つ目は、みねの独白シーンです。

みねは、サチ・翔子・若葉にどんな理由があっても、どんな人であっても、「大切な人を苦しめる人は敵とみなし」て守ると言います。

ポイントは「大切な人だけ守ろうと思います」の「だけ」の部分です。

トロッコ問題という、個々が持つ価値観を明らかにする思考実験を思い出しました。

トロッコ問題とは「暴走する路面電車の前方に5人の作業員がいる。このままいくと電車は5人をひき殺してしまう。一方、電車の進路を変えれば、その先にいる1人の人間をひき殺すだけで済む。どうすべきか?」という問題。

つまり「5人を救うために1人を犠牲にするのか、しないのか?」という問題です。

難しい問題です。何が正義かなんて、人それぞれだと思いますし…。

功利主義では、最大多数の最大幸福を重視します。となると、5人を救った方がいいとなります。しかし、多くの人を救うためであっても、その手段として人を殺すのは「正しくない」と唱える人もいます。たしかに、そう言われると納得してしまいます。 (優柔不断です笑)

もしも、犠牲になる1人、5人側のうちの誰かが「自分の身内」だったら? 

待避線にいるのが自分の子供や夫なら、知らない人たち5人を救うために自分の家族や友人を犠牲にするなんて納得できません。

劇場アニメーション『天気の子』も、このジレンマがあった作品でしたね。

本作の、みね君の話に戻しましょう。みね君は優しい人です。けれど、誰に対しても優しくすることはできません。限度があります。みね君は、仲間となったサチたちを守ると決めました。

みね君にとって、サチたちが身内であると宣言したようなものです。

もちろん、世界は敵だらけ。

例えば、ロシアのウクライナへの攻撃は、(ロシアにとって)正義です。正しいこと。威圧され民族虐殺に遭っている人たちを守るため、ウクライナの「非軍事化と非ナチス化」を実現するため、等の理由が挙げられています。

また国レベルではなく、個人レベルでも・・・恋愛や出世街道で、蹴落とされたり、奪い合ったり…。受験戦争でも就職戦線でも他人と争った上で勝ち取ります。

ただし敵とライバルは違います。ライバルとは競争することで成長しますしね。現在(2023年6月)のサッカー日本代表でもポジション争いが激化していて、競争原理が働いています。スペイン1部で4位の強豪・ソシエダで主力を張った久保建英選手でもサブ組に回るほど!切磋琢磨して、チームとしても個人としてもレベルアップをしていっています。

みね君は「敵」をこう位置づけていました。「皆さんを傷つけたり、悲しい思いさせたりする人は、僕にとっては敵」・・・とても明確。分かりやすい定義ですね。

邦子はサチの敵となる元夫を一蹴しました。今度は、富士子さんが娘・まどか(矢田亜希子)と対峙する番でしょうか。

さあ。次回は最終話。サチたちのカフェは成功するのでしょうか。最終回前の9話で不穏な動きは、富士子さんのスタンガンくらいだったのですが・・・まさか富士子さんが暴力沙汰、傷害罪などで逮捕されたりする?!

ベタな盛り上がりも悪くないですが、物語がやや軽くなりそう。このまま、幸せモードで終わっていってもいいかな、と思います♪

【日曜の夜ぐらいは…】9話の出演者・スタッフ

【出演者】:清野菜名 岸井ゆきの 生見愛瑠 岡山天音 川村壱馬(THE RAMPAGE) 飛永翼(ラバーガール) やついいちろう(エレキコミック) 今立進(エレキコミック) 橋本じゅん 和久井映見 宮本信子 ほか

【脚本】岡田惠和【監督】朝比奈陽子 【音楽】日向萌 【主題歌】Mrs. GREEN APPLE『ケセラセラ』(ユニバーサルミュージック/EMI Records)【企画・プロデュース】清水一幸 【プロデューサー】山崎宏太、山口正紘、郷田悠(FCC)、浅野澄美(FCC)

記事内画像出典:『日曜の夜ぐらいは…』公式サイト

日曜の夜ぐらいは9話

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

SNSシェアはここから
  • URLをコピーしました!
目次