【ネメシス(ドラマ)】の原作ネタバレ!小説版全巻、驚愕トリックの連続!

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ネメシス 小説

【ネメシス(ドラマ)】の原作ネタバレ!
櫻井翔×広瀬すずのW主演ドラマ【ネメシス】の小説版シリーズが講談社タイガより刊行されました。
小説【ネメシス】は、トリック監修をした今村昌弘、藤石波矢ら推理小説家のミステリー。
【ネメシス(ドラマ)】の原作ネタバレ、小説版全巻ネタバレ、登場人物、感想を紹介します。

目次

【ネメシス(ドラマ)】の原作ネタバレ

広瀬すず×櫻井翔主演ドラマ【ネメシス】は、映画監督・入江悠氏の“完全オリジナル脚本”です。脚本は、入江悠氏と片岡翔氏が手掛け、推理小説家の今村昌弘氏、藤石波矢氏、周木律氏、降田天氏、青崎有吾氏、松澤くれは氏が原作提供という形ではなく、脚本に協力、トリック監修を務めています。
【ネメシス】に原作はないということになりますが、6人の小説家が小説版【ネメシス】を執筆。講談社タイガから刊行されました。

小説版【ネメシス】はトリック監修をした作家のミステリー

小説版【ネメシス】は、ドラマ【ネメシス】トリック監修をした作家の書下ろしミステリー作品です。

作者は、今村昌弘、藤石波矢、周木律、降田天、青崎有吾、松澤くれは
全6巻から成り、講談社タイガから続々刊行中です。

・ネメシスⅠ 発売日:3月12日 作者:今村昌弘(ドラマの第1話、第3話)

・ネメシスⅡ 発売日:3月12日 作者:藤石波矢(ドラマ第2話とスピンオフ小説)

・ネメシスⅢ 発売日:4月15日 作者:周木律(ドラマ第4話とスピンオフ小説)

・ネメシスⅣ 発売日:5月14日 作者:降田天  (ドラマ5話とスピンオフ小説)          

・ネメシスⅤ 発売日:5月14日 作者:藤石波矢(ドラマ第6話とスピンオフ小説)

・ネメシスⅥ 発売日:6月15日 作者:青崎有吾、松澤くれは

原作小説【ネメシス】の内容

主な登場人物

・風真尚希(かざまなおき/櫻井翔)
・美神アンナ(みかみあんな/広瀬すず)
・栗田一秋(くりたかずあき/江口洋介)

・千曲鷹弘(ちくまたかひろ)/刑事
・四万十勇次(しまんとゆうじ)/刑事
・小山川薫(こやまかわかおる)/刑事

小説【ネメシス】は、探偵事務所「ネメシス」に依頼された事件を、ポンコツ探偵の風真尚希とアシスタントの美神アンナが解明していきます。
アンナは1年前まで父親と世界を巡りながら生活してきた経緯を持ちます。
探偵事務所【ネメシス】は、横浜市中区伊勢佐木町の雑居ビル街にあり、数々の難事件を解決してきた元探偵の栗田が社長。経営はいまひとつ。
各話毎に、事件が発生。難事件をアンナが見事な推理で解明しますが、あたかも風真が解明したように振る舞う様が面白さを引き出しています。

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原作小説【ネメシス1】のネタバレ、感想

ネメシス1
小説版【ネメシスⅠ】

第1話『天才探偵、現る!』のネタバレ

事件1 

依頼人:29歳・中小企業のサラリーマン

依頼内容:妻の浮気調査

▲栗田が「奥さんと話し合うように」とあっさりと断る。
▲アンナ推理「男は独身」

事件2

登場人物

・医師:上原黄以子(うえはらきいこ)

・資産家:澁澤火鬼壱(しぶさわほきいち)

・執事:梶(かじ)

・家政婦:平見まり江(ひらみまりえ)

澁澤の恋人

・村崎由香里(むらさきゆかり)
銀座クラブを経営

・青海唯衣(あおうみゆい)
プロのピアニスト

・ルビー赤井(るびーあかい)
28歳の読者モデル出身

・桜田桃(さくらだもも)
25歳の地下アイドル

・黒檀エイラ(くろだんえいら)
37歳の占い師

・森みどり(もりみどり)
42歳の演歌歌手

依頼人:上原黄以子(うえはらきいこ/大島優子)
・日徳医大に勤めていた医師。
・現在は、フリーのかかりつけ医。
・雇主は、澁澤火鬼壱(しぶさわきいち/伊武雅刀)

依頼内容:
澁澤の誕生日パーティーを取りやめるように脅迫文が届いている。
パーティーの間だけでも澁澤の警護をしてほしい。

澁澤は澁澤産業の社長。数10億の個人資産がある。
女好きで6人の恋人がいる。
遺産は平等に分けると言っていた。
誕生日パーティーで遺産について面白い催しを考えている、と恋人たちに告知していた。

事件ネタバレ

風真尚希、美神アンナ、栗田は澁澤のパーティー会場に行く。
会場には愛人が集まっている。

澁澤は愛人に遺言書探しのゲームを発案。
暗号を解いたものにだけ、分配分とは別に十億を与えると宣言。

暗号:上を見よ。星の下を探せ。クロスワードパズルらしい図式。

愛人らは遺言書捜しを始める。
午後11時、掃除もすみパーティーは終わる。
アンナの悪ふざけで家政婦の平見が気絶する。

翌朝6時。

澁澤が起きてこないことを不思議に思い、風真らは部屋に行く。部屋に鍵がかかっており、合鍵はない。力づくでドアを破り室内へ。
そこで澁澤の死体を発見する。

・後頭部を殴られている。(凶器は灰皿)
・封を切らないペットボトルが3本
・ダイイングメッセージに「犯人は黄以子だ」とある。

容疑者は、黄以子と6人の愛人。

澁澤が死んだあと、部屋に3人の恋人が入ったことがわかる。

森みどり

1時近く。
メッセージをかきかえる。
「犯人はモリ」→「犯人は黄以子」
澁澤が指さしているのが緑の絨毯。自分の名前がみどりなので疑われないために、ラベルが青のペットボトルを転がす。黄色のものがなかったので、青海にも疑いがかかるかもという策略。
鍵は開いていた。

黒檀エイラ

メッセージをかきかえる。
「クロダンエイラ」を文章に書きかえ「犯人はモリ」と追加。

ルビー赤井

「コクダンエイラ」と書いただけで殺してはいない。
黒檀の競馬予想が外れていたから、殺人犯にしてしまおうという安易な動機。


ダイイングメッセージの謎は、部屋に入った順番、つまり、赤井→黒檀→森の順番に書いたことで解決する。

次に、ペットボトルの段ボールの謎が浮上。
・澁澤生前、部屋には2箱の段ボールがあった。
・澁澤はもう1箱を平見に頼む。
・平見が気絶している間、何者かが倉庫から運び部屋の前に置いた。
・澁澤死後、1箱がクローゼットから見つかる。

事件全容

澁澤の暗号を解くと、遺言書は部屋にある鳩時計に隠されていることがわかる。
部屋に入った犯人は言い争いになり澁澤を殺してしまう。
遺言書を手にいれようとするが、鳩時計は高い位置にあり、段ボールが必要。
背の低い女性なら3箱が必要。部屋には2箱しかなく、倉庫に取りに行く。
その間に背の高い女性が来てしまうと、鳩時計を開けられてしまうから、1箱をクローゼットに置いた。
倉庫から戻ると部屋に鍵がかかっていた。仕方なく、箱をドア前に置いて逃げた。


鍵をかけたのは青海。(黄以子に罪をなすりつけようと鍵は黄以子のバッグに入れ、のちにバレる)
以上のことから、犯人は澁澤より背の低い人間=村崎、黒檀、桜田の誰か。

村崎は自室が近く倉庫までいかなくても段ボールを用意できる。
黒檀は常に手袋をしているため、凶器の灰皿を持ち去る必要なない。

以上のことから、犯人は桜田桃。

動機:桃は過去にひき逃げをしていた。質の悪い男で口止め料をむしとられていて、遺産が欲しかった。

**

以前、妻の浮気調査に訪れた男が「ネメシス」を張っている。
「引き続き監視を続けます」と何者かに連絡している。

第2話『美女と爆弾と遊園地』のネタバレ

登場人物

・四葉朋美(よつばともみ)
・リンリン
・河北(かわきた)
・前園(まえぞの)

事件ネタバレ

この頃、ボマーと名乗る連続爆弾魔の事件が連続して起きている。
犯行は凶悪だが標的が皆グレーな人間。証拠がなく裁きを受けていない人間を狙って、爆弾を送りつけるという犯行。ネットではボマーを支持する声もあがっている。

**

休日。
風真尚希と美神アンナは遊園地「シーユートピア」に行く。アンナがよく行く店の従業員・リンリンからチケットを貰ったから。この日は、リンリンが遊園地に出店していた。

まず、リンリンの店に行き挨拶をするアンナと風真。その時、リンリンの店の常連の朋美と出会う。意気投合した朋美とアンナはふたりで遊園地巡りをすることに。

アンナと朋美は福袋(パケット)を購入。パケットはスタンプとカードの付録付き。

パケットの内容
パケットは他のお客と交換をし、その時に、スタンプを押し合う。10種類の違うスタンプを集めると、スペシャルプレゼントがもらえる。交換をしあうので、封を開けることはできない。

**

風真がゆるりと歩きだすと、刑事のタカとユージに遭遇。二人は潜伏捜査中。
ボマーが遊園地に爆弾を仕掛けたというのだ。
風真も捜査に協力。刑事の河北と行動を共にする。

ボマーの目的は、遊園地の経営者・前園から3億円を奪うこと。
3億円をパケットに振り分けるよう指示。
犯人は爆弾を仕掛けたパケットとお金の入ったパケットを交換し合いながら回収するつもりらしい。


**

アンナと朋美が観覧車に乗っているとき、風真から連絡が入る。
その時、アンナのパケットの中の爆弾が稼働し始めた。
アンナは、バッグこと振り回しそれを海めがけて放り投げ、難を逃れた。

朋美は人の心理が読める特殊能力を持っている。
朋美がある男にパケットの交換を申し出ると、男が明らかに嘘をついていると感じる。
朋美はひとりでその男のあとつける。

警察は容疑者として、遊園地を解雇された男・火野寛司(ひのかんじ)をマークしていた。
朋美が尾行した男は火野。

朋美は拉致されてしまう。しかし、火野はペットボトルの水を口にした途端、死んでしまう。その時、捜査員がやってきた。

火野は自殺と思われたが、アンナと朋美は、ペットボトルに毒物が注入されていたことと、死ぬ前の火野の言葉から、他殺と確信する。

犯人ネタバレ

前園が3億円を回収し、遊園地をあとにする。車には爆弾が仕掛けてあったのだが、すでに警察が回収していた。車が爆発すると思っていたボマーは、啞然とする。

ボマーに声を掛けたのは、風真、アンナ、朋美。
犯人
ボマーは河北刑事。火野はダミーだった。

河北が犯人だと特定したのは、火野がアンナと朋美が観覧車から爆弾を投げたことを知っていたから。その事実を知る人物は、風真と行動を共にしていた河北しかいなかった。
共犯者である火野に河北はそのことを話していたのだ。

河北は日頃人前に出ない前園を遊園地におびき寄せるために事件を計画。そして、火野を犯人に仕立て、事件を解決させ遊園地から帰るところを狙った。目的は前園を殺すこと。
ボマー(河北)一連の動機は、グレーな人間に対して警察が無力であるから。警察では裁けない悪を倒すためだった。

原作小説【ネメシス1】の感想

1話も2話もとても難しいトリック。それをスラスラと解明するアンナに拍手。
ミステリー作品ではあるけれど、アンナと風真のやりとりと風真のポンコツっぷりがたまらなく面白いです。
著者は「屍人荘の殺人」の今村昌弘氏。読み手を飽きさせない素晴らしい作品でした。

原作小説【ネメシス2】のネタバレ、感想

小説【ネメシス2】のネタバレと感想は近日中に更新予定。

第1話『HIPHOPは涙の後に』のネタバレ

登場人物

・神谷樹(かみやいつき)
17歳の高校生

・神谷節子(かみやせつこ)
14歳の中学生

・要宏三郎(かなめこうざぶろう)
あかぼしの園長

・阿久津(あくつ)
『キャンドル』のオーナー

・木嶋(きじま)
『キャンドル』の従業員

・西園寺(さいおんじ)
半グレ

・鬼道
正体不明の犯罪グループの頭

依頼人:神谷節子(かみやせつこ)
・児童養護施設『あかぼし』で暮らしている。

依頼内容:
行方不明の兄=神谷樹(17歳)を探して欲しい。
節子と樹は親の育児放棄で保護され「あかぼし」に入園。
保護される前、生きるために樹は万引きもしてきた。
二人はお菓子屋や日用品を集め「宝箱」に収めて隠していた。
樹とは1週間連絡がとれていない。

樹について。
万引きの前科があるため、バイト先の盗難騒ぎで疑いをかけられ辞めてしまった。
ヒップホップのラッパーに憧れている。
ライブハウス『キャンドル』に出入りしていた。

伏線:アンナの過去

アンナは父とドイツで暮らしていた。「日本に行く」と言ったきり、父は行方不明に。父はアンナに「ロザリオのついたネックレス」を渡している。
アンナはドイツで一人になってしまい、父の友人の栗田を頼って日本にやってきた。

事件ネタバレ

「探偵事務所ネメシス」の栗田、風真、アンナは、「あかぼし」の園長から話を聞き、次いで風真とアンナはライブハウス『キャンドル』に節子とともに聞き込みに行く。
栗田はあかぼしに残り、別件(アンナの過去にまつわることらしい)で情報収集。

『キャンドル』では人気ラッパーの葉山周(はやましゅう)、和馬らから樹が詐欺グループの一員の西園寺と親しくしていたと聞く。

風真はアンナを連れ「道具屋」に寄る。
道具屋は映画館の奥の隠し部屋にある。パスコード、指紋認証、虹彩認証をクリアすると中に入れるシステム。
道具屋は星憲章がひとりで運営。技術に優れた星は、最先端の道具を作ることができる。人間嫌いなところがあるクールな男。
駅弁の土産と面白いことをして笑わせると、面談ができるという面白いシステムも。

この日、風真は星から、頼んでいおいたオリジナルのGPSを受け取り、詐欺グループ鬼道の情報を得る。鬼道の正体は不明だが、アジトの場所がわかる。
鬼道の正体を知ると殺される、という情報も。
**
その頃、樹は西園寺といた。

捜査依頼2日目。
星から聞いたアジトを見張ると西園寺が入っていった。
風真は宅配業者に扮して、アジトに鬼頭宛の荷物を届ける。荷物には星特製の盗聴器が仕掛けてある。
盗聴器から樹が事件に関わっているのがわかり、阻止すべく現場に行く。

樹は受け子役。500万円を騙し取ったところを風真らが顔を出すが、西園寺の車で逃げられてしまう。風真はもみ合ったときに西園寺の靴にGPSを張り付けておいた。
助っ人の黄以子(1巻で登場)の運転で西園寺を追う。
訪れたのは西園寺のアパート。部屋に入ると、西園寺の死体が。
樹の手には血みどろのナイフ。
「俺がやりました」と樹。

**

樹は逮捕され、アジト摘発で木嶋は自分が鬼道だと自供。

関係者と刑事のタカ&ユージ、そして、アンナと風真が「キャンドル」に集まる。
アンナが謎を解き、星特製のイヤホンを使用し風真が自分が解いた風にして説明をする。
これがネメシスのパターン。

犯人ネタバレ

西園寺は「鬼道に会う」といって、樹を外で待たせていた。
数分後、樹のスマホが鳴り、鬼道から電話が入る。(この時の声は機械音)
部屋に行くように言われ従うと西園寺が死んでいた。
鬼道は、言われた通りにしないと節子に危害を加えるといい、樹はその指示に従った。

鬼道の指示

・血のついたアウターを羽織ること。
・ナイフを手にすること。
・自分が犯人だと警察に連絡すること。

樹が警察に電話をしたところに、風真とアンナが部屋に入ってきたのだった。

アンナの疑問・推理

・樹はアウターを着ていなかったのに、現場ではアウターを着ていた。
・アウターに血がついていたが、中のスーツにはついていなかった。
・西園寺のスマホが壊させていた。→鬼道の写真が入っていたと推理。
・西園寺の靴がなくなっていた。→犯人がはいて行ったと推理。
・アジト盗聴の会話内容から、木嶋は鬼道の替え玉と推理。

鬼道が樹の個人情報に詳しいことから、犯人は樹が慕っていた「キャンドル」のオーナー阿久津だと判明。
西園寺の靴が決め手となる。西園寺の靴には風真がGPSを貼っておいたためその道のりがわかる。靴はキャンドルのごみ箱に。そこには血がついていた。

犯行動機:西園寺に鬼道だと身バレしてしまったため。

ラストネタバレ

樹は節子を大学に行かせるために、詐欺グループに加わってしまった、と告白。
節子は、万引きの罪は樹が一人で背負っていたが、自分も万引きをしていた、と告白。
二人は抱き合って泣いた……。

風真とアンナが星の店に行く。
星がアンナのロザリオが最新式の分子メモリだという。
メモリには、パソコンの百倍、情報を詰め込むことができる。
星が中身を調べるが、セキュリティが堅すぎて開くことはできなかった。

アンナの父失踪の伏線
・ロザリオに何かが隠されている。
・栗田が節子の依頼を受けたのは「あかぼし」の子どもだったから。
・栗田と風真は「あかぼし」である“収穫”を得た。

第2話『道具屋・星憲章の予定外の一日』のネタバレ

登場人物

・星憲章(ほしけんしょう)/38歳

大学を出て一流メーカーの研究職に就いた。
自分のアイデアと技術で社会貢献ができると思っていたが、現実は厳しかった。
好きなものを自由に作りたい、そのためには組織にいることが窮屈になった。
上司のパワハラを知り、盗聴器をしかけ証拠をつかみ人事部に告発。しかし、周りから責められたのは星だった。そして退職。
以来、ひとりでモノ作りをしている。

・山田(やまだ)/22歳、最終学歴高卒の男。
・成島悟(なりしまさとる)/37歳、店長。
・石清水(いわしみず)/半グレ

事件ネタバレ・1

道具屋・星憲章は、予定表をつくりその通りに行動することがポリシー。
映画館「ジャック&ベティー」の奥にある自宅に帰ると、覆面の痩せ男がごつい男を袋にいれ引きずっていた。無視した星だが、痩せ男が男に逃げられてしまいフラフラと星の家の玄関に。
星が玄関を開けた途端、瘦せ男が転がり落ち、星の家に入りこんでしまった。
そんなひょんな出来事から、星は瘦せ男=山田の依頼を受ける。

山田が拉致しようとしていた男は「店長、成島悟」だという。
星は成島の免許証を拾っていて、住所も把握していた。免許証は、すぐに山田が奪いとる。
山田の運転で、屋外コンテナ型のトランクルームに行く。
星はすばやくピッキング工具でドアを開ける。

山田はそこに成島を監禁するつもりだったという。
ルームの中には大金が。それは鬼道が詐欺を働いて得た隠し金。
山田は鬼道の詐欺グループのかけ子をしていた。金庫番の話を聞き情報を得たのだ。
山田は、そこから星に今回の代金を支払い、ボストンバッグにお金を入れる。

その時、このルームに金があることを知る、岩清水がやってきた。ドアは星の手で開いていたのだが、そうとは知らない岩清水はチェーンソーを持っている。岩清水も山田と同様に、鬼道のグループで働いていた。
岩清水のほうが山田より圧倒的に強く、山田がお金を盗もうとしたことで、チェーンソーを振りかざす。

星の特製のルービックキューブで岩清水を巻き、危機を脱出し車に乗り込む。
山田は昔助けられなかった同級生のタカフミを助けるという。
星に、車を発進し合図をしたら三千万ほど入ったボストンバッグを窓から捨ててくれと依頼。
その場所は、成島のマンションの付近。
その時、岩清水が車で二人が乗る車を追突し始めた。山田が成島の免許証を落としたのを岩清水が拾い追ってきたのだ。
山田は頭から血を流し、星はボストンバッグを抱えて逃げる。
このとき、通りすがりの女性に110番を頼む。
岩清水を特製の道具で撃退し、なんとか無事に家に戻れた。

約束の時間。星の家に風真とアンナがやってきた。
星は、ふたりに依頼する。

「山田を探してくれ」

事件ネタバレ・2

話を聞いた風真は刑事のタカに山田について問い合わせ居場所がわかる。
山田は命の別状はなく、夜のうちに退院できた。
星は、山田に話す。

「俺は勘違いをしていた」と。
山田が成島を店長と言ったことから、勝手に詐欺グループの頭だと思い込んでしまった。成島はスーパーの店長だった。
玄関で山田と成島がもめていたのは、成島が山田にスタンガンで脅していたのだった。

山田はすべてを打ち明ける。
山田はかけ子のバイトをしていたとき、間違って成島の家に電話をした。その時、成島の妻・明日実が「助けて」と言ってきた。山田はすがる声に電話を切れず「何があったのか」と訊くと「太陽が殺される」と言ったという。
山田は、助けに行くと約束し住所を聞いた。
山田が家を訪ねるとすぐに明日実が夫からDVを受けているとわかる。
そこで、金があれば逃げられるだろうと計画を思いついたのだ。
子どものころタカフミを助けられなかった山田は、今度は困っている明日実を助けなければ、と。

・成島は山田に「家族に近づくな」と脅していた。
・太陽というのは、明日実のお腹の子供のこと。

岩清水が山田を襲ったことで、110番通報したのが明日実。
明日実は警察にすべてを打ち明け、助かった。

星は三千万を山田に返し、逃亡用にと特製の道具を渡し別れた。
山田はその足で警察に行った……。

原作小説【ネメシス2】の感想

【ネメシス2】は道具屋・星憲章が登場。スピーディーにサクサクと進む物語。育児放棄の子どもが事件に巻き込まれてしまう。「世の中お金」という悲しい現実が胸に刺さります。
アンナについても少しずつ進展しています。父から貰ったロザリオにはなにやら秘密がありそうです。
2話の星憲章の物語がとても面白い。星憲章が主人公でシリーズ化してほしいと思いました。

原作小説【ネメシス3】のネタバレと感想

小説【ネメシス3】のネタバレと感想は、刊行後に更新予定。

第1話『愛という事件のもとに』のネタバレ

登場人物

・南禅寺光江(なんぜんじみつえ)
私立デカルト女学院の教頭

・黒田秀臣(くろだひでおみ)
私立デカルト女学院の美術教師
イケメン教師

・雪村陽子(ゆきむらようこ)
私立デカルト女学院のスクールカウンセラー

・夏本レナ(なつもとれな)
私立デカルト女学院の生徒

・平天彦(たいらあまひこ)
私立デカルト女学院の男性教師

・井山清十郎(いやませいじゅうろう)
私立デカルト女学院の用務員

依頼人:雪村陽子

依頼内容:
美術教師の黒田秀臣が、学校の屋上から転落して死亡。
自殺とされているが不審に思い、ネメシスに依頼。

伏線:20年前の事件に関する内容

私立デカルト女学院の卒業生(著名人)

・財務大臣:池田澄江(いけだすみえ)
・宇宙飛行士:平田怜美(ひらたれいみ)
・指揮者:池ノ内ハナ(いけのうちはな)
・遺伝子研究者:菅容子(かんようこ)
・舞踏家:宮藤奈々(くどうなな)
・シナリオライター:網保ミホ(あみほみほ)

事件ネタバレ

転落死の謎を解明するため、アンナはデカルト女学院に編入し潜入捜査をする。
風真と栗田は刑事のタカ&ユージとともに行動をすることになる。

事件内容
・1週間前の昼の12時30分。
・タイル張替えの改修工事の場所に屋上から転落。
・死因は脳挫傷。

黒田秀臣の噂
・学校内で二股も三股もかけていた。
・生徒の夏本レナと付き合っていたらしい。そのせいで、レナが黒田を殺したのではという噂が流れている。
*夏本レナはクラスで浮いた存在だが、アンナとは気が合い仲良くなる。

学校内情報
・5階の実験準備室には幽霊が出るという噂がある。

アリバイ
・教頭の南禅寺と教師の平は会議をしていた。

全生徒と教師など関係者は150名。
いちいち捜査をしていては莫大な時間がかかることから、姫川烝位(ひめかわじょい)に協力してもらう。

▲姫川烝位…人口知能のスペシャリスト。AIの天才。風真が塾講師をしていたときの教え子。

姫川はオリジナルのアプリを全員にインストールさせ、一括処理。
アリバイがなく犯人の確立が高い人間をあぶりだした。

・秋沢愛(生徒)
・冬石唯(生徒)
・夏本レナ(生徒)
・雪村陽子
*3人の生徒は雪村陽子のカウンセリングを受けていた。

3人の女生徒は、アリバイがないと認めるが、証言を覆す証言が。

1、用務員の証言から事件が起きる1時間前にダンス教室で愛と唯が「殺す」と話していたと判明。

2、雪村は、事件のあった時間に廊下でレナを目撃したと証言。レナの証言と食い違う。

アンナは屋上でタイルの破片を見つけ「アンナ入ります」といつものように時空を超える。

犯人ネタバレ

タカ&ユージ、事件関係者は、ダンス教室に集まる。
風真はアンナとイヤホンで連絡をとりながら事件解明をする。
(事件解明するのはアンナだが、それを公表するのは風真)

風真の決め台詞
「この世に晴れない霧がないように、解けない謎もいつかは解ける。解いてみせましょう。この謎を!さあ真相解明の時間です」

愛と唯は井山の証言を認め「私たちが殺した」と言い出す。
しかし、それは雪村を庇っての発言。

ここで井川の証言の訂正。井川の証言した時刻は、実は、事件のあった時刻。
鏡にうつる時計を見たため、誤差が生じていた。
つまり、愛と唯にはアリバイがある。

▲愛と唯は、ダンス教室から黒田が落ちるのを見た。
雪村と黒田が交際していたと知っている二人は、雪村を疑った。そこで、レナが犯人だというデマを流した。しかし、最後にどうしようもなくなり、自分達が犯人だと言ったのだ。この相談をしていたとき「殺す」という言葉を井川が聞いてたのだ。

▲一方で、雪村は、レナを庇っていた。
雪村は問い詰められ白状する。
雪村は事件のあった時間に、教師の平とレナが校舎裏で逢引をしているのを目撃していた。
教師と生徒の恋愛。それを公にしたくなかったのだ。

こうして、愛、唯、レナ、雪村のアリバイが成立。
そして、教頭の南禅寺のアリバイが崩れた。

犯人は、教頭の南禅寺

理由:南禅寺は黒田と交際していた。しかし、黒田は南禅寺を捨てて、雪村と付き合った。

事件トリック:

・黒田は屋上から落ちたのではなく、下にいたところにタイルが落ちてきて死亡。

タイルで人型をつくり、前日に屋上に置く。
そのタイルには教頭室にあった黄色いくくり紐をつけたらしておいた。
事件当日、屋上の下の階、実験準備室に入り、窓から紐を引いた。
人型タイルが落ち、それが黒田に命中。

・屋上は黒田と南禅寺の逢引の場所。だから、屋上に黒田の指紋があった。
・実験準備室は幽霊がでると噂があり誰も来ることはないから利用。
(この幽霊の声というのは、南禅寺と黒田の言い争う声だろうと推測)
・平には、レナとの交際を種に脅しにかかり、偽証をさせた。
・黒田を「雪村とのことで話がある」と、誰にも見られないようにくるように言い、事件現場に呼び出した。
・目撃者は、人型タイルを黒田と錯覚した。

風真のお手柄はひとつ。
南禅寺が黒田のことを「黒田先生」とは言わず「黒田さん」と呼んでいたことで、二人の関係を見破った。

第2話『名探偵初めての敗北』のネタバレ

第2話のネタバレは近日中に公開します。

原作小説【ネメシス4】のネタバレと感想

小説【ネメシス4】のネタバレと感想は、刊行後に更新予定。

第1話『父が愛した怪物』のネタバレ

登場人物

・天久一魚(あまひさかずお)
天久潮の長男。

・天久二魚(あまひさふたお)
天久潮の次男。

・天久三魚(あまひさみつお)
天久潮の三男。

・久留米(くるめ)
作家。
潮とは30年来の付き合い。

・存沢豪(ありさわごう)
SNSでおいしい物を紹介している。

・リュウ楊一
Drハオツーの店長。
のちに存沢豪と同一人物だと判明。

事件ネタバレ

被害者:天久潮(あまひさうしお)62歳
天狗サーモン株式会社の社長
海に転落して溺死

肺から検出された海水の成分が発見現場の海水と異なるため、事件性があるとされ、極秘にてタカ&ユージからの依頼。

風真尚希は身分を隠し、食レポライターの間(はざま)としてT半島にある天狗サーモンが運営するオーベルジュに宿泊する。
天久潮には3人の息子がいる。
長男の一魚は、養殖研究所を引き継いでる。末っ子の三魚はオーベルジュのシェフ。

オーベルジュの宿泊客は、久留米と存沢と風真。

久留米から情報を得る。
・潮の当日の行動は、久留米と会ったあとに事故現場に行ったらしい。(午前1時頃、車のエンジンの音がしたから)

オーベルジュの1階にはコレクションルームがある。
一魚の案内でコレクションルームを視察。
そこには、潮のコレクション=天狗面などが飾られている。

天狗に扮した不審者が出現し、次いで、存沢が無人の車にひかれるという事故が起こる。(幸い、存沢は無事)
この事件をきっかけに、久留米と存沢は宿泊を取りやめる。宿泊客は風真ひとりになる。

裏山に不審者がいるという話から、三魚、二魚、風真は捜索する。二魚とは途中で二手に別れ別行動になる。三魚に一魚からメールがあり、風真はひとりで捜索することになった。その時、何者かに襲われる。

風真は天狗面を被った犯人に海に突き落とされるが、裏山に隠れていた栗田らに救出され事件解明へ。

犯人ネタバレ

犯人は、一魚。

コレクションルームが出入口になりその下には秘密の研究所があった。

潮と一魚は、その研究所で非合法の遺伝子組み換え実験を行っていた。
一魚は、遺伝子工学を学び、ゲノム編集に食用魚の可能性をみつけ、父・潮の事業を支えるために、流通が禁じられている遺伝子組み換え鮭の研究をした。二魚、三魚にも秘密で二人だけが知ることだった。

ところが、潮は酔った勢いで久留米に口をすべらしてしまう。
一魚は、潮をいさめたが、潮は逆切れしてき。言い争いになり、一魚は、潮を水槽に向かって突き飛ばした。

殺すつもりはなかったが、その時、停電が起きた。電気が点いた時には、潮は死んでいた。遺体を研究所で発見したとなると、秘密にしていた研究がバレてしまう。そこで、一魚は、潮を海に投げたのだった。

この一魚の研究している鮭の名前は「フランケンシュフィッシュ」という。

**

在沢は、Drハオツーの店長のリュウ楊一。元雑技団。天狗がいるかのように演出するため、リュウが栗田とアンナに協力をしていた。
車にひかれたのも実はプテクターをつけての演出だった。
栗田とアンナは風真を送り込み裏山で様子を伺っていた。裏山の不審者は二人のこと。

伏線ネタバレ

・風真は探偵になる前、研究職だった。(20年前、立花研に在籍)
・一魚は官容子から菅研に誘われたが断った。
・官容子は20年前に失踪し、それ以降のことは知らない。(一魚情報)
・始を拉致したのは官容子で決まり。(栗原談)

第2話『探偵Kを追え!』のネタバレ

事件内容

5月×日 
12時 トラックリア・ヴェント 英天馬
15時半 カレンダーセインとカフェ 毘井クリス
19時半 オプティマム 椎名陽介

栗田のメモを発見した風真とアンナ。
そこに記された名前はどれもがグルメで有名なレストラン。不思議に感じた風真とアンナは変装をして栗田を尾行することに。

栗田はメモ通り、各店舗で記された3人の人物と会っていく。風真とアンナは、うまく尾行していたつもりだが、栗田は見抜いていた。
最期のオプティマムで、アンナは栗田に声を掛けられ同席する。風真は毘井を尾行して外にいた。

事件ネタバレ

栗田から依頼の全容が明かされる。

栗田は、相模原町子を探していた。
4月23日、マッチングアプリで3人の男と接触したのを最後に行方不明に。
栗田が会っていたの男は、町子が最後に接触した3人の男。
依頼人は、川崎鈴子。町子とは大学時代からの付き合いがある。

**

椎名の妹はソーレ化粧品でアレルギーを起こした。椎名はその事実をソーレ化粧品に告げる。その時の窓口がソーレ化粧品の社員、町子だった。
町子は、化粧品を改善するよう会社に働きかけたが、聞き入れてもらえなかった。
町子はひとり、ソーレ化粧品の内部資料を手に入れた。それは会社にとって致命傷となる。それを公表するつもりだったが行方不明になった。
町子は行方不明になる前にマッチングアプリを介して、椎名とアポをとっていた。

犯人ネタバレ

依頼人の川崎鈴子はソーレ化粧品の開発部の人間だった
鈴子は、町子の手に入れた情報が必要だった。当日は町子を尾行していたが失敗に終わる。
栗田に依頼をしてきたのは、3人の男と会わせるため。その間に男たちの家が留守になるので、その間にデータを探すつもりだった。(男たちの家には空き巣が入っていたが、これは鈴子の仕業)。
町子は鈴子の尾行に気づき、データの入ったSDカードをレストランのくじ引き箱に隠し、オプティマムの倉庫に身をひそめていた。
データは風真のお手柄で、レストランのくじ引き箱から見つけ出し、町子はソーレ化粧品のことを公表した。

栗田がこの件を引き受け単独行動をしたのは、ソーレ化粧品の本当に栗田の考える組織であるか先に確認しておくためだった。

栗田一秋は、消えた親友の行方を突き止めるため生きている……。

原作小説【ネメシス5】のネタバレと感想

小説【ネメシス5】のネタバレと感想は、刊行後に更新予定。

第1話『真実とフェイクのあいだに』のネタバレ

登場人物

・多治見一善(たじみいちぜん)
暴露系配達職人

・久遠光莉(くおんひかり)
女優

・神田凪沙(かんだなぎさ)
ジャーナリスト

・満田(みつだ)
光莉のマネージャー

・浅川(あさかわ)
光莉を発掘したプロデューサー

・柿原(かきはら)
週刊誌「エブリー」の記者

依頼人:多治見一善
「たじみん」と呼ばれ、動画配信で人気。
「たじみんチャンネル」を開設。

依頼内容

・行方不明になった久遠光莉を探してほしい。
・光莉との麻薬疑惑映像が流出し世間では大騒ぎ。
光莉から「嵌めた奴はわかっているので、話をつけてくる」とメールがあり、それきり連絡がとれていない。
・嵌めた奴は、神田凪沙だという。
・栗田一秋が依頼を受けた理由は、嵌めた奴が“神田凪沙”だから。

事件ネタバレ

多治見の依頼を受けた風真とアンナは捜査を開始。

光莉と多治見の麻薬画像はフェイク画像。
風真が姫川烝位に依頼し、すぐに判明。

神田凪沙が多治見と光莉を嵌めた理由(多治見談)

2年前、報道番組「ニュースアイズ」で神田凪沙は調査報道を担当。
光莉と多治見はコメンテーターを担当。

恵美佳(めぐみみか)の死体が山奥で発見。
死因は人体実験によるものだと、凪沙が報道。
しかし、それは嘘の報道だった。光莉と多治見は、テレビ局から口封じを命じられたが、多治見は自分の動画で不正を暴露。光莉はSNSで凪沙を断罪。
世間で大騒ぎになり、これが原因で凪沙は大バッシングを受けた。
現在も疑惑が残っており、自分を陥れた光莉と多治見を恨んでいる。

つまり、光莉と多治見を嵌めた奴=神田凪沙ということになる。

**

風真とアンナと多治見は、光莉のマネージャーに会いにスタジオに出向く。
そこで、偶然、神田凪沙とも顔を合わせた。

その後、風真は「たじみんチャンネル」に出演。
画像がフェイクであることと光莉が行方不明だということを公表し、光莉と視聴者にと呼び掛ける。

一方、アンナはスタジオから出た神田凪沙をひとりで尾行。

翌早朝。
多治見がネメシスを訪れる。その時、多治見のスマホに光莉から動画が送られてきた。動画から光莉が「京浜ネジ製作所」にいると判断。
黄以子の運転で現場に向かう。

3人が到着すると、窓から何かが落ちた。
その場にいくと、麻袋が。
黄以子が「離れて」と命令し、ひとり近づく。

光莉が「死んでいる」と告げる。

多治見は終始カメラを回し、動画配信を続けていたが、何者かに襲われる。
気づくと椅子に縛られていた。

犯人ネタバレ

椅子に縛られた多治見の前に、風真、アンナ、柿原、凪沙が顔を見せる。
助けを求める多治見に風真が告げる。
「光莉を拉致し殺害したのは、多治見さん、あなたです!」

事件全容
フェイク画像のネタバレ

2年前の事件。
凪沙が報道した事件は嘘ではなかった。ただ、確実な証拠をつかむ前に、視聴率を取るための上層部からの命令で報道してしまったため、証拠不十分で偽装ということになった。
多治見はその事実を知っていて、酔った勢いで光莉に漏らした。
光莉は、そのことを知り、凪沙に謝り、そして、多治見から話を聞きだそうとする。
多治見にお酒を飲ませ、それを隠し撮りしていた。それを、週刊誌に掲載すればマスコミが食いつくと思い、週刊エブリーの記者・柿原にそれを依頼した。

しかし、エブリー発売直後に、麻薬動画が流れ、マスコミは一斉にそちらに注目していった。

光莉と多治見の麻薬フェイク画像は、姫川烝位から追加連絡がある。
・光莉は別の女性、多治見は多治見本人。

多治見は、エブリーの記事が注目されることを襲れ、麻薬のフェイク画像を流したのだった。

トリック

光莉を殺害したのを凪沙にしようと計画。
光莉を眠らせ麻袋に入れ、窓際に置く。
それを、ドラム缶に紐で結びつける。
ドラム缶には水を目いっぱい入れて穴をあけておく。
ドラム缶の水がなくなると、麻袋が下に落ちるという仕掛け。

多治見はアリバイ工作のために、ネメシスを訪れた。

そして、真実へ……。

光莉は生きていた。
多治見の前に姿を現す。

ネメシスのメンバーは事前に多治見の犯行を察知。
昨晩。
凪沙からの協力を得てともに行動。これまでのことから、ネジ工場を割り出し、現場に向かうと麻袋の中に光莉がいた。
麻袋には別物を詰め込ませ、窓から落下。
黄以子の「近寄らないで」と言わせ、その隙に、光莉が死体のフリをして横たわる。

多治見は、証拠はないと言い張る。
その時、壁が取り払われる。
そこは「ネジ工場」に仕立てたスタジオだった。
多治見の自白はそのまま観客席にいたタカ&ユージ&薫らに聞こえていた。

ネメシスメンバーは、多治見の自白を促すための大仕掛けをしていた。
黄以子の運転中、酔い止めと多治見に飲ませたのは睡眠薬。そして、本物のネジ工場には向かわずにスタジオに向かっていたのだった。

犯行動機

恵美佳の変死事件が深追いされたら困る人間が、多治見に多額の金を振り込んだ形跡がある。
多治見は、何者かに操られ事件を追う凪沙を潰しにかかっていた。

恵美佳の死は人体実験によるもの=管研と関係がある?

過去事件とのネタバレ

・風真が探偵になった理由
19年前、埼玉で起きた神田水帆の事故死と関係あるのでは。
・神田水帆は神田凪沙の姉。
・風真は神田水帆と研究所の同僚だった。

第2話『正義の贐』のネタバレ

神田凪沙の友人・遊左京介の事故死にまつわるストーリー。

遊左京介は刑事。
遊左と凪沙は中学からの同級生。
男と女の関係はなかった。


2年前、凪沙がニュース報道でバッシングに会っていた時、遊左がビルから転落して死亡した。
遊左は、蛭田景行の不正献金疑惑を追っていた。
蛭田景行の父は政治家の蛭田雅信。この雅信が検察官の兼松と通じていて、事件を追う遊佐の行動を押さえこもうとしていた。
ビルの屋上で兼松と話す遊佐は、兼松が足を滑らしたところを助ける形で転落。事件の真相は、事故死だった。

遊左の初恋の人は凪沙だと、事件後にわかる。

・タカが新人だったころ、遊左から手柄を譲ってもらったことがある。
・物語の中で、星憲章が登場。

原作小説【ネメシス5】の感想

小説【ネメシス】5話は、藤石波矢氏の作品。依頼者が犯人だというどんでん返しの物語。
5話のポイントは、犯行動機が過去の事件と繋がっていること。神田凪沙が追いかけている事件は人体実験。それによって死者がでている。菅研究所との関わりがとても気になります。
さらに、神田凪沙の姉が神田水帆だと判明。少しずつですが、過去の事件について明かされています。今回の事件に関していえば、かなり大掛かりなトリック。動画やSNSなど現代を風刺した内容でもあり、興味をそそられるストーリー展開でした。

原作小説【ネメシス6】のネタバレと感想

小説【ネメシス6】のネタバレと感想は、刊行後に更新予定。

【ネメシス(ドラマ)】の原作ネタバレ!のまとめ

小説版【ネメシス】はドラマと合わせて楽しめる作品。
ドラマのストーリー展開とともに、小説【ネメシス】でも謎解きに頭をフル回転していきたいと思います。

「ネメシスⅥ」読破後にトータルの感想も更新予定です。

ドラマ【ネメシス】は毎週土曜日、日本テレビ系でよる10時30分から放送です。

【ネメシス】の最終回ネタバレと全話あらすじ!アンナ(広瀬すず)は父(仲村トオル)に会える!? | 【dorama9】

記事内画像:【ネメシス】公式サイト

ネメシス 小説

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