【なつぞら】広瀬すず・なつ役のモデルは奥山玲子?
朝ドラ【なつぞら】広瀬すず・なつ役のモデルは奥山玲子?
NHK朝ドラ第100作目の【なつぞら】。
ヒロイン・広瀬すずが演じる奥原なつのモデルは奥山玲子ではないか、と言われています。
今回は朝ドラ【なつぞら】広瀬すず・なつ役のモデル:奥山玲子について。
【なつぞら】広瀬すず・なつ役のモデルは奥山玲子?
【なつぞらカウントダウン】
本日あさ8時放送です!
広瀬すずさん演じるヒロイン・奥原なつ。本日第1回の放送で登場しますよ!#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず #4月1日あさ8時放送 pic.twitter.com/kHcydP40lQ— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年3月31日
登場人物:奥原なつ(おくはら・なつ)演 – 広瀬すず
昭和12(1937)年生まれ。両親を戦争で亡くし、兄妹と別れ、父の戦友・柴田剛男(たけお)に引き取られ、十勝に移り住む。剛男の義父・泰樹(たいじゅ)のもとで、牧場を手伝ううちに、持ち前の明るさを取り戻す。高校卒業後は上京し、草創期を迎えていたアニメーション業界に飛び込む。アニメーターとして、大自然の中で育まれたみずみずしい感性を発揮していく。
出典https://www.nhk.or.jp/natsuzora/cast/
なつのモデル:奥山玲子
プロフィール:奥山 玲子(おくやま・れいこ)…1936年10月26日 – 2007年5月6日。アニメーター、版画作家として活躍。
夫の小田部羊一(こたべよういち)氏は、本作『なつぞら』のアニメーション時代考証を担当しています。
略歴
10月26日宮城県仙台市生まれ。東映動画に入社し、『白蛇伝』の動画を担当。『アラビアンナイト シンドバッドの冒険』で原画に昇格。『わんぱく王子の大蛇退治』ではヨルノオスクニのパートのデザイン・原画を担当。スタジオでは女性アニメーターのリーダー的存在として腕を振るう一方、労働組合の活動にも積極的に参加し、女性の処遇改善や合理化阻止を掲げて闘った。
『太陽の王子 ホルスの大冒険』『長靴をはいた猫』『ながぐつ三銃士』などの原画、『海底3万マイル』の作画監督(共同)など、長編の筆頭原画やテレビシリーズの作画監督・原画を歴任。
『にんぎょ姫』では女性初の長編作画監督を単独で担当。『母をたずねて三千里』『龍の子太郎』では、夫の作画監督・小田部羊一氏の補佐を務めた。銅版画家としても数々の個展を開催。1991年には銅版画調の異色短編『注文の多い料理店』の原画で新境地を開拓。2003年『冬の日』の一編を演出し、小田部氏が原画を担当。1986年以降は東京デザイナー学院アニメーション科の講師も務めた。2007年5月6日病没。
出典:http://www.yk.rim.or.jp/~rst/rabo/okuyama/okuyamareiko.html
奥山玲子氏の年表
- 1936年、宮城県仙台市に生まれる
- 小学校:不明…シェークスピア全集などを読破、舞台監督のマネごとをした
- 中学校:宮城学院中学校
- 高校:宮城学院高等学校[1]
- 大学 東北大学教育学部卒業[1]
- 東映動画(1958年~1976年)
- 日本アニメーション(1976年~1977年)
- フリーランスとして活動(1976年~2007年)
- 東京デザイナー学院アニメーション科(1986年~)
- 動画工房(1986年~1988年)
- 日本アニメーション(1991年~1992年)
- ディズニージャパン(1996年~2003年)
参考文献:『日本のアニメーションを築いた人々』(叶精二/若草書房/2004年)
情報元[1]…「奥山玲子展”ロンド”〜アニメーションと版画の世界〜」終了
モデルとして考えられる点
奥原なつ(演:広瀬すず)と故・奥山玲子さんの似ている部分を以下にあげてみます。(敬称略)
生まれと名前
・奥原なつ:1936年
・奥山玲子:1937年
…生まれは1年違い。名前には二人とも「奥」がつきます。
容姿のヘアバンド姿
安藤サクラが広瀬すずに朝ドラ主演をバトンタッチ、パンもらい「“まんぷく”です!」(写真12枚)https://t.co/aEm5wStJnU
#安藤サクラ #広瀬すず #まんぷく #なつぞら pic.twitter.com/sjkYHEKbGt
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) 2019年3月26日
『なつぞら』の主人公・奥原なつは架空の人物だけど、奥山玲子という実在したアニメーターがモデルと言われてる。
奥山玲子は仙台出身で、女性アニメーターの先駆者的な存在らしい pic.twitter.com/L72AwQl3lo— いちな (@jmaieh) 2019年3月24日
ちょっと、こじつけかもしれませんが、モデルに寄せてるようにも見えます。
入社した会社名
・奥原なつ:東洋動画の仕上(しあげ=作画の人たちが描いた絵を透明なセルロイドに書き写して色を塗ること=セル画に仕上げること)に採用される
・奥山玲子:東映動画へ臨時採用される
…コチラは1文字違い!
会社のアニメーション第1作のタイトル
・奥原なつ:1957年春、東洋動画の第1作アニメーション作品『白蛇姫』の仕上げ作業を終える。
・奥山玲子:1958年公開、東映動画が手掛けた、日本初・カラー長編アニメーション作品『白蛇伝』に、動画として参加。
…作品名が1文字違い!
おしゃれな服装とスケッチ
・奥原なつ:東洋動画に入社した頃、先輩におしゃれを叱られる。
「何しに来てるの、ここに。そんなおしゃればかり気を遣って」
出典:『NHKドラマ・ガイド連続テレビ小説 なつぞら』Part1(NHK出版)p151
そのため、なつは下山克己にスケッチされている。
振り返ると、スケッチブックを抱えた下山が立っていた。
「今のところ、同じ服装を見たことないもんね。同じ服は着てても、必ず何か組み合わせは替えてある。感心するよ」
「どうして、そんなこと分かるんですか?」と驚く桃代に、「だって、証拠がある」と下山は自信満々な様子でスケッチブックを見せた。そこには二人の服装を記録した似顔絵がつづられていた。出典:『NHK連続テレビ小説 なつぞら 上』(NHK出版)P258
・奥山玲子:東映社員時代、おしゃれで毎日違う服装。そのため1年間スケッチされという。
奥山さんはお洒落で、東映社員時代、一日も、同じ服で出社したことが御座いません。
それが標的になり、一年間の服装の変化を描いた、角やんの労作も展示されております。
【なつぞら】のモデルのまとめ
『なつぞら』は、明らかに奥山玲子さんがモデルなのですが、
公式サイトでは「原作はありません」「オリジナルです」と述べています。
朝ドラの場合、明確なモデルがいるときは、「モデルがいますがフィクションです」という表現をします。
なので、今回はモチーフという程度でしょう。
思い出すのは、『半分、青い。』の終盤でそよ風の扇風機を発明するストーリー。
明らかにモデルはバルミューダ社の「グリーンファン」です。
その時も原案監修で寺尾玄・バルミューダ社長が参加。
『なつぞら』もアニメーション時代考証に、奥山玲子さんの夫・小田部羊一氏が参加しているということで、
当時のアニメ草創期で活躍した妻・奥山玲子さんの生き方がモデルになっていきそうです。
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