【マイダイアリー】最終回の優希と広海の幸せなキスに祝福の声!

マイダイアリー】最終回「傘と“きせき”の黄金比」が12月22日(日曜)に放送されました。
社会人1年目の恩村優希清原果耶)が日常のささいな出来事から学生時代の仲間たち、徳永広海佐野勇斗)、和田虎之介望月歩)、長谷川愛莉見上愛)、白石まひる吉川愛)との思い出を振り返って来た【マイダイアリー】もいよいよ最終回です。

8話では優希と広海に距離ができてしまったんだよね。うまくいくかと思った虎之介とまひるもなんだかギクシャクしちゃったけど、どうなるだろう。

5人みんなに幸せになってほしいしそれぞれの成長が見られる最終回になるといいな。

最終回は通常よりも1時間以上遅い23:30からの放送でしたが、視聴者の感動の声であふれました。
それでは、【マイダイアリー最終回の感想のまとめをお届けします。

目次

【マイダイアリー】最終回の感想

亀を助けた後の事情聴取

久しぶりに5人で集まることになっていたはずが、指定の店にやって来たのは恩村優希清原果耶)と徳永広海佐野勇斗)だけ。
和田虎之介望月歩)、長谷川愛莉見上愛)、白石まひる吉川愛)からは、それぞれ「亀を助けたら海に行くことに」「コンドルを助けたら空を飛ぶことに」「ビックホーンシープ助けたら山行くことになっちゃって」今日は行かれないやとメッセージが来ました。
優希と広海が二人で話せるようにと虎之介が仕組んだのです。
結局、優希と広海は恋人から友達に戻ったことを確認し合うことに。
一方、虎之介とまひるのぎこちない態度に、愛莉は急遽事情聴取を始めました。

わかりやすく嘘とわかる言い訳で二人きりにしてあげる3人は優しいな。
結局ビッグホーンシープってなんだかわからなかったけど。

カナダのロッキー山脈などに生息するオオツノヒツジのことなんだって。
それにしても愛莉は勘が鋭いね。

結局事情聴取の様子はわかりませんでしたが、愛莉のおかげで虎之介とまひるは自分自身の「好き」という気持ちについて向き合うことができたんだと思います。

喜田教授の言葉

喜田義弘教授(勝村政信)はいつも静かに広海を見守っていて、さり気なくアドバイスしてくれます。
“数学の天才”である広海の苦しみや不安をよく理解してくれているのは、教授自身も似たような経験があるからでしょうか。
押しつけがましくなく温かな言葉を伝えてくれる存在です。
忘れたいことがあると目の前のことに集中できる気がする、という広海に、喜田教授は、生き急いでいないかと心配します。
「忘れたいことは忘れたくないことでもあるとわたしは思います」
見えていたはずの自分の考えがわからなくなってしまった広海に、もう一度自分の考えが見つかるまで手を動かすこと、と喜田教授は静かに力強く言いました。
広海はその言葉を胸に、優希に手紙を書きます。
ギフテッドの自分は変ではなく一生懸命生きてきたのだということ、自分の知っている世界を誰かに教える楽しさ、人と触れ合うことで落ち着くこと、大切な人が目の前で笑ってくれる愛おしさ、自分の存在を知ってくれている人がいる心強さ、そういうことに気づかせてくれたのは優希であると。
「もう一度、まずはみんなのいるところで向き合ってみませんか」
そう結んだ手紙に、優希は「はい」と返事をします。

愛莉の優希への想い

愛莉は優希のことが好き。
その“好き”は恋愛感情なのかどうかわからないけれど、優希の人柄をとても大事に思っているんでしょうね。
自分の思い通りになってほしいわけじゃない、嫉妬もしない。
ただその人の幸せを願う。
友達でも恋人でも片思いでも、同性でも異性でも、そんな大切な存在がいるのはなんて素敵なことでしょう。
優希が「自分は広海にとって“包み紙”と“リボン”だから役目を終えたら捨てていいもの」だと言うと、「自分を下げるような言い方をするのは徳永くんにも優希自身にも失礼だと思う」ときっぱりと告げます。
愛莉は、優希に自分を大事にしてほしい、優希の幸せを一心に願っているのですね。
以前、電話で伝えた言葉を、今回愛莉は直接言うことができました。
「わたし、優希のことを大事な人だって思っているよ」
その言葉の本当の意味は優希には伝わらなかったかもしれないけれど、それでも愛莉は想いを告げることで救われたのだと思います。
自分が着ぐるみ越しに描いた似顔絵と、遠く福岡から送った似顔絵、両方とも飾ってもらっている優希の部屋で。

店長の助言が的を射ている!

優希と広海のことが心配な虎之介は、かつてバイトしていたファミレスの店長・杉山次郎坪倉由幸)に大事な人が目の前にいるって気づいてもらうために自分が何ができるかと相談します。
すると杉山店長はおもむろに自分の写真を撮るように言いました。
そして虎之介がスマホで撮った画像を見て、虎之介が自分を「尊敬すべきイケオジ」として見てると言い、「撮った人の気持ちが滲むもんでしょう?写真って」と告げました。
杉山店長はいつも虎之介たちのことをよく見ていてくれていますね。
真面目なのかふざけているのかわからない時もありますが、大事なことを教えてくれる素敵な大人です。
虎之介は、杉山店長の言葉にヒントを得て大学院生の広海に会いに行き、学食で一緒にカレーを食べながら広海が撮った優希の写真を見せます。
「恩村さんをこんなに笑顔にできるのは広海だけだ」
思えば、かつて学食で広海を救ったのは虎之介で、虎之介のおかげで広海はかけがえのない仲間たちに出会うことができたんですよね。

広海にぶつかって「歩き数学は危険ですよ」って言ったり、「イケメン過ぎるからじゃない」と言われて「そっちね~」って言ったり、愛すべき人ね、虎之介は。

虎之介とまひるも素直な気持ちを打ち明け合うことができて良い感じだね。可愛いカップルになりそう。

素敵なトムさん

迷路に迷い込んでしまった優希は、思わずトムさんこと富田緑中村ゆり)に電話しますが応答はありませんでした。
しかしその翌日、トムさんが優希のマンションに牛肉を持ってやってきます。
「夜の不在着信は助けを求める声でしょ」
すき焼きを食べながら優希はトムさんに聞きます。
もしも雨の日に大事な人を傘に入れていて、途中で心がすれ違って自分のせいでその人が傘から飛び出して行ってしまったらどうするか、と。
追いかけても追いつかないなら諦める、とトムさんは答えました。
その人が濡れたままになってしまうと優希は訴えますが、トムさんの答えが秀逸でした。
「濡れたままの人なんていないよ」
きっと傘をくれる人、タオルをくれる人、近所の銭湯の場所を教えてくれる人もいるし、出て行かれて傘を持って立ち尽くしている人に「大丈夫だよ」と言ってくれる人もいる、と。
「ひとりじゃないよ」
トムさん自身、雨の中でずぶ濡れになったことや、ひとり傘を差して立ち尽くしてしまったことがあったのでしょうか。
今は、優希に和牛を持ってきてくれて温かい言葉をかけてくれる人。
優希はひとりで全て背負い込もうとしてしまいがちでしたが、もっと周りに頼ってもいいんですよね。
人の優しさを信じてもいいんだよ、トムさんはそう教えてくれたのだと思います。
「1回くらいなら電話に出てあげる」と言われていたので、もう電話できないとしょげる優希に、トムさんはこれからも電話くれて良いんだよということをトムさんらしい言い回しで告げた後、
「1回しか使えない券はなんでしょう」と聞きます。
答えは、「人と人の出会い」。
また旅立ってしまったトムさん、また優希に会いに来てくださいね。

包み紙やリボンだけじゃない優希の優しさ

ギフテッドである自分が生き辛い存在だと感じていた広海にとって、優希は自分の特性を肯定し「数学が好き」であることが自分のギフトであることを改めて教えてくれた存在でした。
優希は、大事な人が迷ったり不安だったりする時、包み紙で包んでリボンをかけたり、靴下を交換したり、傘を差しかけたりして、「あなたは素敵だよ」と伝える人、居場所を作ってくれる人なんだと思います。
自分のことより相手のことを考え過ぎて優希自身がしんどくなってしまうこともあるのですが、そういう優希を受け止める仲間たちやトムさんのような素敵な大人がいる。
最終回では、自分が抱えてきた気持ちを仲間たちやトムさんに素直に話すことができて、優希は一歩前進できましたね。
優しい優希を見守る優しい人たち。

切ないキスから幸福なキスへ

1話の冒頭で描かれた優希と広海の別れのキス。
そこから紆余曲折を経て、最終回は幸せなキスで終わりました。
その間に描かれた登場人物たちの姿は、不安や葛藤の苦味もあったけれどひたむきで瑞々しく、水の雫のようにキラキラと輝いていました。
5人が優希の部屋に集まっておでんを食べて卒業式の写真を見せ合ってケーキを食べて。
広海が折り紙で正5角形を作り、それを利用してケーキをきれいに5等分しました。
優希が、正5角形の辺の長さと対角線の長さの比が黄金比であること、自分たち5人は5つの角にそれぞれいるってことなのかなと言い出しました。
「私たちの関係性は、私たち5人じゃなきゃ成立しないキセキだよね」
すると広海が皆に、アメリカに数学の勉強をしに行くことを告げます。
5人の絆があるから、それを心から信じられるから、安心して出発できるのでしょう。
そして以前のように食後はまひると虎之介と愛莉が眠ってしまい、優希と広海は二人で部屋を抜け出します。

これ、3人は眠ったふりをして優希と広海を二人きりにしたんじゃないかなぁ。

雨の中相合傘で二人で散歩。
優しさって交換するものじゃなくて水みたいに循環するものって思えたらいいよね、と優希。
「距離は離れても僕は優希のことひとりにさせない。だからこれからもう一度一緒に生きていっていただけないでしょうか」
「私も同じ。二人で一緒に生きていきたい」
雨上がりの光の中、二人は優しくキスを交わします。
「ー私はふと、人生の日記の続きを書きたくなった」という優希のモノローグで、この繊細で瑞々しいドラマは幕を閉じました。
最終回には、桜の木、フィボナッチ数列、似顔絵、フィルムカメラ、日記帳など、各話のモチーフが再登場しました。
1話は哀しいキスだったのが最終回では光に満ちたものであったことで、視聴者からも喜びの声が上がりました。

優希の新しい日記帳は愛莉の開発した商品

脚本家の兵藤るりさんによると、ラストシーンに映った優希の日記帳は、愛莉が携わったプロジェクトの商品なんだそうです。
素敵ですね。
1話から8話までは、社会人1年目の優希が日常のふとした出来事をきっかけに人生の日記を振り返る物語でした。
そして最終回では、ようやく日記の続きを書こうと思う優希の言葉で幕を閉じます。
優希の人生も、広海の人生も、まひる、虎之介、愛莉の人生もこれから新しいページに様々な出来事が綴られていくことでしょう。
ひとりひとり、みんなそれぞれが人生の日記の主人公。
生き生きとした豊かなページが続いていきますように。

視聴者の感想がどれも美しい詩のよう

M―1グランプリ決勝の影響で通常よりも1時間以上遅い放送でしたが、リアタイした視聴者の感動の声がSNSにあふれました。
「優しくやわらかくさわやかな風が通るかのような最終回」
「若い5人だけじゃなく彼らを優しく見守る大人たちも素敵で魅力的なドラマ」
「トムさん素敵。電話が来てすぐ駆けつけるって相手を大切に思ってるからこそできることだよね」
「みんな、伝えられなかったことを伝えられてスッキリしたり関係が変化したり、大人になっていく」
「虎之介もまひるも愛莉も、二人の気持ちに寄り添いながら踏み込み過ぎず余計なお世話はしないで二人に託すのがすごく良い」
「1話冒頭は離れていくようなキス。ラストシーンは前に歩いていくような…」
「詩的な表現や優しさ沁みる作風が魅力だけど優しいだけじゃなくてちゃんと対話があって。日曜の夜にしんみり浸って癒される素敵なドラマ」
「悪役がいなくてみんなが優しいけれどそれぞれの優しさの定義が違うからすれ違うこともあって。優しさに向き合っていく愛にあふれた作品だった」
「心温まる素敵な絵本みたいなドラマ。一生続いてほしい」
「本当にお守りみたいな作品」
「画のつくり方も生み出される言葉も全てが美しく、明日を生きる息吹を吹き込んでくれるような作品」
「自分の人生も大切に生きたいと思えるドラマ」
「5人の関係はお互いを思いやる気持ちがあるから保てるもの」
どの感想もそれ自体が美しい詩のような言葉で、このドラマがそういう感受性の豊かな人たちの心を揺さぶったことがよくわかります。
たくさんの視聴者が5人と5人を見守る大人たちの幸せを祈っています。

【マイダイアリー】最終回の出演者

清原果耶、佐野勇斗、吉川愛、
見上愛、望月歩、
相澤壮太(回想)、坪倉由幸、
中村ゆり、勝村政信、ほか。

【マイダイアリー】最終回のまとめ

◆【マイダイアリー】は、TVer、ABEMAにて見逃し配信あり。

優希、広海、まひる、虎之介、愛莉。
それぞれの人生のほんの一部分を見せてもらった3カ月。
とても大切で忘れたくないことを教えてくれたドラマでした。
この先、何か迷ったり不安になったりした時にはこの【マイダイアリー】を見返して、珠玉の言葉たちに背中を押してもらいたいです。
そして、大事な人には「大事な人だって思ってる」ことをちゃんと伝えたい。
自分のこともちゃんと大切にしたい。
人の優しさを信じたい。
そんなふうに思わせてくれる、雨上がりの空のようなドラマでした。

記事内画像出典:『マイダイアリー』公式サイト

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