【元彼の遺言状】第3話の原作ネタバレ!剣持麗子のワンナイト推理「家守の理由」のあらすじ

剣持麗子のワンナイト推理

【元彼の遺言状】第3話の原作ネタバレ!剣持麗子のワンナイト推理「家守の理由」のあらすじ

剣持麗子シリーズ「家守の理由」のあらすじネタバレです。

「家守の理由」は、月9ドラマ『元彼の遺言状』第3話(2022年4月25日放送)の原作小説で、短編集『剣持麗子のワンナイト推理』所収のエピソードです。

今回は【元彼の遺言状】第3話の原作ネタバレについて。


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【元彼の遺言状】第3話の原作ネタバレ

ドラマ【元彼の遺言状】第3話の原作小説、『剣持麗子のワンナイト推理』第一話「家守の理由」のあらすじネタバレです。

「立ち退くな」

冒頭。俺は民法第162条「所有権の時効取得」を調べていた。

俺は生まれてから21年住んでいる。

だが、1週間前、進藤不動産を経営する進藤昌夫がやってきて、不法占拠を指摘された。

祖父母の代から住んでいるというのに。

賃貸借契約書を見せられると、この家は進藤の名義だった。

再開発があるから3か月以内に退去してほしいと言われてしまう。

俺は弁護士に相談しようかと思ったが、ダメだと思った。

父は酒に酔って母をよく殴った。母が亡くなり、父は出ていくとき、「立ち退きの話があっても立ち退くな。特に庭はそのままにしとけ」と言っていた。

隣家の庭にはたくさんアジサイが咲く。ほとんど青紫色だが、うちの敷地に面した部分だけ赤い花を咲かせていた…。

武田信玄(望月歩)が呼んでいる?!

剣持麗子()は湾岸線を爆走して逮捕された女性・真美に会っていた。

呼気アルコール検査に引っかかったのだが、おとなしくしてれば留置されることはなかったのに…真美は警察官に反抗し、暴行して逮捕された。(*補足:ドラマでは運送会社の乗車前検査に引っ掛かって社長のすねを蹴り上げた、と変更。)

真美は奈良漬けを食べたと言い張っている。

麗子は「60枚は食べないと検査に引っかからないから」と言って信じない。

真美は「じゃあ、それくらい食べたんでしょ」という。

麗子は「信じてほしいなら信じられる説明をして」と訴えるが、らちが明かない。

真美は麗子にミニチュアプードルの愛犬・ジュエルの世話をしてほしいとお願いする。(*補足:真美の愛犬はパトラッシュに変更)

無償のことはしない主義だが、口論の末、しぶしぶ麗子がジュエルの世話に行く。(*補足:ドラマでは篠田が向かった。)

そんな中、新宿署の刑事・橘五郎()から「武田信玄が呼んでいる」と、麗子に電話が来て…。

武田信玄(望月歩)は遺体の第一発見者

武田信玄は源氏名で本名は黒丑益也(くろうし・ますや)といった。

黒丑は、殺害された進藤不動産の進藤昌夫の第一発見者だった。

凶器は四角い置時計で、後頭部を殴打して一発で死亡させられている。

黒丑は村山弁護士だと思って連絡したが、亡くなったと聞いてショックを受けた。

麗子は、なぜ進藤不動産に侵入したのか質問する。

黒丑は、午前0時に侵入した。マイナスドライバーで窓を割るつもりだったが、進藤不動産の入り口に鍵はかかってなかった。暗い中、スマホのライトで進むと、進藤の遺体を発見した。すぐに通報したが、自分が疑われているとわかり、弁護士が来るまで黙秘を貫いたという。

経緯はわかった。だが、肝心な侵入理由については「家庭の事情」として答えない黒丑。

黒丑はパトカーで家まで送ってもらった。

麗子はその後、事務所まで橘五郎たちにパトカーで送ったもらうが、奇妙なことを聞いた。

紙を焼いた痕が殺害現場にあったという。

橘は、黒丑が賃貸借契約書など重要書類を燃やしたと疑っていた。

そんな中、橘五郎に電話が来る。黒丑が自宅の庭を掘り起こしている、という。

黒丑家に見張りをつけていたのだ。麗子は橘とともに黒丑家へ。

黒丑は死体が埋まっていると思って庭を掘っていたが、何も出てこなかった。

賃貸借契約書を燃やした黒丑

黒丑はなぜ死体が埋まっていると思ったのか、麗子と橘に伝える。

父親が危ない男だったこと。父親が庭をそのままにしろと言い残したこと。

そして「アジサイですよ」と黒丑は言った。

うちの庭の成分の影響で花の色が変化しているかも、と黒丑は思っていた。

黒丑は賃貸借契約書を燃やしたことを認めた。

自分の家だと信じて20年住み続けると時効取得が成立する。

しかし賃貸借契約書があると、賃貸だと気づく状況にあったと指摘され、時効取得が成立しない可能性がある。

だから黒丑は賃貸借契約書を処分したのだ。

犯人の目星はついている

刑事の橘は「犯人の目星はついている」と、麗子と黒丑に伝える。

黒丑の証言だと午前零時に進藤不動産に侵入したとき、中は真っ暗だった。

しかしテーブルには湯呑みが2つあった。来客があったのだろう。

客として来た人物は進藤を殺害後に電気のスイッチを押して消したはず。

橘は、黒丑が手の甲で電気のスイッチを押すクセがあるのを見抜いていた。

だからスイッチを押すところから出た2人の分の指紋は、進藤と犯人だろう。

進藤は開発の話が来てから急に、強引に立ち退きを進めてきた。

黒丑のほかに同じ目に遭った人がいる。だから犯人はすぐわかるだろうと、橘。(*小説では犯人逮捕までは描かず。ドラマでは放火事件なども追加して犯人逮捕までハッキリと描きました)

赤いアジサイの秘密 

麗子はメッシュフェンスで区切られた隣家の犬の持病は尿結石ではないかと尋ねた。

黒丑は「なんで分かったんですか」と不思議がった。

尿結石の犬はアルカリ性の尿を出す。黒丑家の庭に尿をすることが習慣だった。

アルカリ性の土壌に根を張ったアジサイは赤く咲くのだ。

つまり、死体が埋まっていたわけではなかった。(*ドラマでは隣家の庭のアジサイの話に改変し、本当に死体が埋まっていた。)

では、どうして黒丑の父は「庭をそのままに」と言ったのか。

麗子は、その犬を可愛がっていたお父さんが散歩の道を残しておきたかったのだろうと推理。

黒丑は、父が家族より犬の方が大事だったのを思い出した。あり得る話だ。

「そんなことってあるんですか」と嘆く黒丑。

「あるんじゃないの?人のこだわりはそれぞれだし」と答える麗子。

そう言いながら麗子は真美のことを思い出した。彼氏より愛犬の方が大事と言って彼氏と喧嘩して、奈良漬をやけ食いしたと言っていた。

麗子は後は警察に任せて事務所に戻った。すると湾岸警察署から、真美の部屋から大量の奈良漬が発見されたと連絡がきた。

麗子は奈良漬のことを本気にしていなかったが、あきれた。

真美も、黒丑の件も「きちんと報酬をもらう」と決意する麗子だった…。

(『剣麗子のワンナイト推理』第一話「家守の理由」終わり)

【元彼の遺言状】第3話の原作の登場人物

剣持麗子(けんもち・れいこ)()…主人公の敏腕弁護士。

黒丑益也(くろうし・ますや)/武田信玄<21歳>()…ホスト。「クラブ・ウイング」所属。殺人事件の第一発見者。父が山梨県出身なので源氏名が武田信玄になった。ホストクラブの社員旅行で軽井沢に行ったときに傷害事件に巻き込まれてしまい、村山弁護士(笹野高史)に助けてもらったことがある。※黒丑は月9ドラマ第3話から登場

橘五郎(たちばな・ごろう)()…刑事。警視庁新宿警察署 刑事課 強行犯捜査係長 警視庁警部補。目が離れていて細い。麗子が感じた五郎の第一印象はチベットスナギツネ。

進藤昌夫(しんどう・まさお)<56>…刺殺された被害者。進藤不動産の社長。両親と妻は他界し、長男は関西にいる。

盛田真美(もりた・まみ)…奈良漬けをたくさん食べて呼気検査に引っかかり、警察にも暴行して逮捕された女性。

岡田(おかだ)…本部の刑事。熱心に捜査する。

服部(はっとり)…巡査長。新宿署の若手。

【元彼の遺言状】第3話の原作『剣持麗子のワンナイト推理』「家守の理由」のまとめ

ドラマではこの「家守の理由」のエピソードが第3話で放送されました。

上記の「あらすじネタバレ」の中でも補足しましたが、原作のエピソードをだいぶ膨らませて1話分に仕上げていましたね。

見比べてみても面白いかもしれません。

画像出典:フジテレビ、Amazon