【御上先生】3話ネタバレ考察&感想!青年(新原泰佑)の正体&御上の目的とは?

松坂桃李主演のドラマ【御上先生第3話が2月2日に放送されました。

第3話では、謎の青年の正体(新原泰佑)が明かされました。御上先生が高校に赴任してきた目的がありそうなので、考察します。

今回は【御上先生】3話のあらすじネタバレ・考察・感想について紹介します。

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目次

3話ネタバレ

ドラマ【御上先生】3話のあらすじネタバレです。

御上は真山の戦いが孤独だったことを知っている

殺人犯・真山弓弦(堀田真由)に面会した御上(松坂桃李)は、弓弦が自作の爆弾で自爆テロを試みたが起動せず作戦を変更し、狙いをつけていた渋谷(沢村玲)を刺し殺した…と事件を振り返る。

御上は事件が社会に1ミリも影響を及ぼしていない(犯人が美しいことでファンクラブができたくらい)と語り、弓弦は御上の言葉にいら立ち「黙れ」という。

御上先生

「僕は君を裁くために来たわけじゃない。君の戦いが孤独だったことを多分、僕は知っている。殺した人の顔を忘れられないはずだ」

冴島には隣徳と縁を切るべき理由がある?!

一方、神崎(奥平大兼)は自分が書いた記事の真実を知るために悠子(常盤貴子)を待ち伏せし、話す場をもってもらう。1時間後、冴島のアパートで会う

半休をとった御上(松坂桃李)は、主任から神崎が古代理事長に抗議をしたことを聞く。そして神崎から話を聞くように促される。

冴島の部屋にて。神崎は隣徳ゼミナールへの出向を断ったのは本当か?と質問。冴島は塾でも教える資格はないと思ったと認めた。神崎は「でも不倫相手の筒井先生(高久慶太郎)は平然と授業していた」と食い下がる。冴島は「授業ができる人はやればいい。でも自分は隣徳という名前とは縁を切るべきだと思った」と答える。

神崎は「そう思うようなことがあったってことですか」と続ける。冴島は神崎の人生は先が長いから「もう本当にやめたほうがいい」という。神崎は「長いからこそ、今ちゃんと考えなきゃいけない。自分がやったことの意味を知らないと。不倫はあなたが望んでやったことですか」と問う。

冴島は「夫に暴力を振るわれ行き場がなかった。それだけの話よ。(神崎の記事は)間違ってないわ。」と言い、家から神崎を出す。

大人たちそれぞれの考え

3年2組では授業が進まないことや神崎のことに関して是枝(吉岡里穂)にも抗議がきていた。
是枝は神崎が次の犠牲になるのではないかとと心配していた。御上は「(神崎は)当然深く傷ついている。先送りすればその傷は深くなる。だからこそ自分で探す。自分が何にあがいているのか。あ質問も答えも彼の中にしかない」という。

文科省局長室にて。槙野(岡田将生)は冴島のアパートに入る神崎の写真を塚田局長(及川光博)に見せて、相談する。2人は記事を止めることにした

倉吉が抱えていた苦悩

神崎が登校すると、クラスメイトが「神崎いうことないの?」いうので、神崎は「聞きたいことがあるならなんでも答えるけど」という。「私。聞きたい!」と倉吉由芽(影山優佳)が立候補。御上が入ってくるが続けるように言う。

倉吉は「ハゲワシの正体を見極めるのが理事長と直接対峙することなの?神崎は何を聞いて理事長はなんて答えたの?」と質問。神崎は「なんで冴島先生がやめたかと聞いて、自分でやめたって答えた」と言い、それが嘘っぽいなって思った神崎は根拠を調べ中だという。

他に質問はなく、御上が授業を始める。授業終了後、櫻井(永瀬莉子)が「授業中に横道にそれるのはやめてほしい」と御上に抗議。

倉吉

「私、帰国子女なの!アメリカだと授業で意見を言わされるし、ディベートの授業もあった。(櫻井が口を挟むが…)聞いてよ!最後まで聞くのが議論では大切。でも、それじゃダメなんだね。言いたいことは胸にしまっておかないと。この国は本音と建て前の国だから。それを知ってすごく怖くなった。だから自分にとって大切なことほどのみこむ癖がついた。そんな自分が嫌になって…でも…神崎の話聞きたいって思ったから

と、倉吉がいうと、櫻井は「もういい好きにしなよ」と教室を出ていく。
櫻井が教室を出ていく。
小栗天音(安斉星来)が(私に任せて)という感じで倉吉に目配せして、後を追う。
倉吉は英語で御上に礼を言う。
クラスメイトたちはディベートの授業に興味を持つ。

小栗と櫻井の友情

屋上(ベランダ?)にて。小栗が「大丈夫?」と櫻井に声をかける。櫻井はこの学校は成績が全てだからあの成績で何を言ってるんだと思われてそう、と悩んでいた。小栗は「頑張ってるんだから堂々としてていい」と励ます。

東雲の父が倒れていて…

富永蒼(蒔田彩珠)は、東雲温(上坂樹里)から離婚したお父さんと会って話をしたいから付き合ってもらいたいと言われ、東雲の父の家を一緒に訪れる。
すると東雲の父が倒れていた……。

救急搬送されたが、病院に東雲の母は来ないとのことで、富永は御上と是枝を呼んだ。富永は是枝とともに帰り、東雲と御上を病院の待合室に残した。
富永によると、東雲が御上のことを断固拒否しているが、「ちゃんと話すべきかな」と思ったらしい。
しかし、病院に残された二人はぎこちない空気で、話が弾まない。

神崎は父から忠告される

神崎家にて。神崎の父が写真を出した。冴島のアパートの前に座った神崎の隠し撮りだ。「これ以上、この件にかかわるなら写真を出すと言われた」と父がいうと、神崎は「かまわない」という。

神崎の父は「撮られる側の気持ちがわかったか?楽しいか?新聞記者ごっこは?」と言う。神崎は何も言い返せない。

教科書検定と東雲の父

翌日、3年2組のホームルームにて。東雲が教卓に古い教科書を置く。それは東雲の父が独自に作った教科書だった。

東雲は文科省官僚の御上の責任を問う。
東雲がクラスメイトのほうに向いて、昨日父が倒れたこと、一緒にた富永が助けてくれたこと、あと少し発見が遅かったら命はなかったことを伝える。

東雲の父は中学校の教師だったが、今は教師ではない。独自の教材で授業をして、学習要領義務違反に問われたからだ。

クラスメイトは是枝先生も独自のテキストを使っていると指摘。御上は「副教材なら問題ない。」とフォロー。

学校は文部科学省の検定を経た「文部科学検定済教科書」を使用しなければならない。私立の学校は守っていないところも多いが、東雲の父は全く教科書を使用せず独自の教科書を使っていた。問題発覚後、指導が入った。だが東雲の父は何度言われてもやめず、授業をさせてもらえなくなり、自主退職することになった。それが原因で両親は離婚した。

東雲は「文科省の決めたルールのせいでめちゃくちゃになる家庭もある」と言い、官僚教師の御上を責める。だが、御上は「家庭の平和を守るために学習指導要領があるわけじゃない」とバッサリ斬った。

問題提起だけでなく、考えて

中学の学習指導要領を読んで理解してきた富永が前に出て、プロジェクターに学習要領を投影し説明をする。その内容を読めば読むほど東雲の父の教科書の何がいけないのか理由が全くわからなくない、生きる力を養う良い教材だと富永がいう。

富永にいわせれば、東雲の父が責められた理由は教科書検定に受かった教科書を使用する義務を果たさなかったから、「それだけなんだよね」だ。

御上先生

「確かにこの文章はわけわからない。中学の学習指導要領は改善すべきだと官僚のなかでも話している。ただ、それで東雲さんのお父さんがやったことは良しとはならない。じゃあどうしたらいい?変えたいから、みんなに問題提起したんじゃない?それとも僕に謝って欲しかっただけ?考えて…」

東雲は「少し時間をください。」と答える。

是枝が東雲に「東雲さんの名前の温(たずね)って温故知新から来てるのね。(名付けた父から)託されているね。…よい問題提起だったと思う」という。東雲は「(父のことで)動揺して怒っただけで…なんか悔しいです」と涙ぐむ。

次元のAI捜査でたどり着いた御上の過去

次元賢太(窪塚愛流)の家に誘われた神崎。実家は自動車整備工場だ。
やがて富永もやってきた。
次元の部屋には、たくさんのモニターとフィギュアに熱帯魚もある。

学歴的には突然変異的に天才が生まれた家であり財布のひもが緩いという。
次元はAIルパンを起動し、真山弓弦の写真を出す。県の教育委員会のお偉いさんの娘が引きこもりになった。原因はいじめ。弓弦の事件のデータを出していくと…。

進路指導室では、御上が電話で「例の件。明日にしようと思っているんです」と誰かと話している

次元賢太は「俺、検察官になりたいの」「とんでもない画像を発見しました」と言い、ネットの深くまで潜って見つけた2002年の事件現場のえぐい写真を出す。

そのころ、自転車通勤中の槙野は中岡に偶然会い、「2人きりで会いたい」と話す。

御上の過去/謎の青年の正体

夜。次元の母(山田真歩)が息子の部屋に来ると、次元と富永しかいなかった。神崎は帰った。

そのころ、神崎は隣徳学院にいた。校舎から出てきた御上の前に現れた神崎は写真を見せて「これ誰?」と問う。


神崎は「中学生のあんたはこれを目の当たりにした。あんた何しにこの学校来たの?復讐?それとも…」と質問。御上は「まだ話せない」と、回答を拒否した。

御上先生

「22年前、学校の放送室で声明文を放送して自死した。後追いがでるほどの事件だった。その少年の名前は御上宏太(みかみこうた)。僕の実の兄だよ」

3話結末:隣徳に怪文書が届く!?

翌日。職員室。御上は神崎の新聞の最新号が送られてきたと溝端完(迫田孝也)に話す。
御上は職員室なのに見て見ぬふりをしている、自分とは関係ないのかと抗議をする。
溝端が御上の胸倉をつかむ。
そこへ古代真秀(北村一輝)がやってきた。
すると、ファックスが送られてきた↓

隣徳は くにのまほろば
このくにに平川門より入りし者たち数多あり
お前の不正を私は観ている
倭建命(やまとたけるのみこと)

古代はただの脅しだと相手にしないが…。

そのころ、槙野(岡田将生)が墓参りをしていた。(※誰の墓かは不明)(つづく)

【御上先生】3話の考察

【御上先生】3話の考察です。

謎の青年(新原泰佑)の正体が判明

第3話では、謎の青年の正体(新原泰佑)が明かされ、話題になっています。

御上先生の前にたびたび現れた青年(新原泰佑)は、御上の実の兄でした。そういう考察もありましたね。

次元賢太(窪塚愛流)が作った人工知能ルパンにより、ある情報が手に入ります。それは、謎の青年の正体。神崎(奥平大兼)が青年のことを御上(松坂桃李)に問い詰めると、御上は彼が実の兄で「22年前、学校の放送室で声明文を全校放送したのち、自死を選択した」したことを明かしました。

兄が自死したから、自爆テロのようなものだから、犯人・真山の孤独な戦いのことを少しは理解できる…という発言をしていたのかもしれません。

御上の「孤独な戦い」は教育を変えるために文科省に入って、答弁作りなど雑用(やりたくないいこと)をしながら、権力を持つまで戦ってきたのでしょう。金八先生のように熱血教師になるのでなく、制度から変革しようとしてるのでしょうね。

御上の目的とは?|2つの目的を予想

しかし、御上が官僚教師として派遣されてきたことと兄の死との関連性はまだ伏せられています。

御上は隣徳に赴任した目的を「今は話せない」と言っていました

ということは言えない何かがあるということ。何か目的や意図がありそうです。

隣徳学院と天下り斡旋(文部科学省の闇)が関係していて、潜入捜査官ではないですけど、現場に潜り込んで調べているのかも?

もしかすると、優良な独自教材で退職することになった東雲の父の存在も知っていて、このクラスに赴任したのでしょうか。1話で御上は是枝の独自教材(副教材)を褒めてたし、良い教材を否定してるわけではなさそうですしね。良い教材なら採用できるようになって欲しいと御上も思っているのかも…。

つまり現場から声を上にあげていき「教育改革」を実現していくことが目的か?

3話時点ですが、御上の目的は「隣徳と天下り斡旋の関係の調査」「現場から教育改革」という2つがあるかも、と予想&考察しました。

御上の行動には今後も注目ですね♪

岡田将生は松坂桃李を裏切ってない?

御上の私立高校への左遷に目的や意図があるならば、岡田将生さん演じる槙野は御上(松坂桃李)を裏切ってない、ということになりますね。

というのは、槙野が塚田局長に御上を私立高校に赴任するよう提案したからです。槙野と御上がタッグを組んで、隣徳と文科省の闇を暴こうとしてる可能性は否定できません。

3話のラストシーンで槙野が墓参りしてましたが、おそらく御上の兄ですよね。これも2人が裏で組んでいる証しか。

振り返ると、槙野が裏切り者を装っている場面は上司の塚田局長か後輩の官僚・津吹(櫻井海音)がいる場面なんですよね。

ただし、不正な天下り斡旋疑惑をかけたのは槙野でないと予想します。誰かに不正疑惑をかけられた(無実の罪を着せられた)御上は、槙野に協力してもらって、黒幕を暴こうとしているのかな、と考察しておきます。

「beginning」の考察

3話タイトル「beginning」は「始まり」「初め」などの意味がありますが、3話の内容に照らし合わせると、「御上先生の実兄の自死がバタフライエフェクトの始まり」と示唆(しさ)しているように思えます。

自死もですが、御上先生の兄の「声明文」がバタフライエフェクトのビギニングなのかもしれません。

兄は教育改革を訴えていて、御上が兄の遺志を引き継いだのでしょうか。もしそうなら、兄の遺志がビギニングともいえそうですね。

他に「始まり」と思えるようなエピソードはなかったです。教科書検定の問題がビギニングとは思えないし…。そこに文科省の圧力とか何かあったら、バタフライエフェクトの始まりと解釈できますが…。

3話の感想レビュー

3話の感想レビューです。

青年(新原泰佑)の正体が明かされた

3話で一番の新事実は、青年(新原泰佑)が御上先生の兄だったことでしょう。薄々そうかな?くらいには思ってましたが、3話で明かしてきましたか。毎回何か明かしてくれて、飽きさせない工夫をこらしてますね。

新原さんご本人もSNSで発表できました↓

上坂樹里が魅力的

東雲役の上坂樹里さん、「ビリオン×スクール」や『生理のおじさんとその娘』での演技も目を奪われましたが、なんでしょう、セブンティーンモデルで美少女は美少女ですが、清楚さと芯の強さを合わせ持っているというか、不思議な魅力がありますね。今後も注目の女優さんです。

影山優佳が目立った

そして元日向坂46の影山優佳さんがやっと目立ったのも、嬉しかったです。(個人的に日向坂46、好きなんです 笑)影山さん自身は帰国子女でないと思いますが、進学校の筑波大学附属高等学校(※)卒業です。さすが流暢な英語でしたね。

※東京の高校別・2024年の東京大学の合格者数ランキングは、1位開成の149人に次いで、2位が筑波大学附属駒場90人(受験情報サイト「インターエデュ・ドットコム」より)

ルパンネタがあった

あとはルパンネタも興味深かったです。↓

本作のプロデューサーが関わった「VIVANT」でもルパンネタ、ありましたね。とはいえ、「99.9」の演出・木村ひさし氏の小ネタの多さやプロレスネタは(私個人の意見ですが)本筋が見にくくなって苦手。さじ加減の問題ですかね(笑)

教科書検定と親の離婚は関係ないよね?

東雲温(上坂樹里)が指摘した両親の離婚の責任問題。これ、御上や文科省は関係ないと思うんですよね。御上も言ってましたけどね(笑)。

劇中では独自教材の具体的な中身までは触れてなかったので分からないですが、よい独自教材ならば副教材として学校が採用するか、東雲の父が教科書をつくる会社に売り込んでも良かったかもしれないですね。

教科書検定の意義と疑問

教科書検定の意義は、全国的な教育水準の維持・向上、教育の機会均等の保障、適正な教育内容の維持、教育の中立性などがあるようです。分かりやすくいうと、全国どの学校に通っても、どんな教師が授業をしても一定の基準を満たせるように、という狙いがあると思います。

ちなみに、アメリカでは教科書検定制度はありません。代わりに、各州や学区が教育課程の基準を定めています。

国による教科書検定がなくても、ただでさえ、日本人は個性がないというか、出る杭は打たれるというやつで、個性的にならないよう求められてしまうのです。戦後、戦勝国のアメリカが日本を戦争させないように国に教育を管理させ、国民が没個性となるような仕組みにしたのかな?と邪推してしまいます。

東雲がやるべきこと

で、ドラマ本編に戻ると、東雲温は教科書検定のメリットとデメリットを整理して、なぜ父は独自教材にこだわったのかも考え取材する必要があると思います。

とはいえ、この教科書検定がストーリーにどう繋がるのか?というと、よく分からなくて…(笑)。教師や官僚が物事を考えてない、という問題に繋がっていくのかもしれないですけどね。

【御上先生】番組情報

【出演者】 松坂桃李、吉岡里帆、迫田孝也、臼田あさ美、櫻井海音、林泰文、堀田真由、高橋恭平、岡田将生、及川光博、常盤貴子、北村一輝

出演者2 <隣徳学院3年2組>奥平大兼、蒔田彩珠、窪塚愛流、吉柳咲良、豊田裕大、上坂樹里、髙石あかり、八村倫太郎、山下幸輝、夏生大湖、影山優佳、永瀬莉子、 森愁斗、安斉星来、矢吹奈子、今井柊斗、真弓孟之、西本まりん、花岡すみれ、野内まる、山田健人、渡辺色、青山凌大、藤本一輝、唐木俊輔、大塚萌香、鈴川紗由、芹澤雛梨、白倉碧空

【スタッフ】 脚本:詩森ろば 音楽:鷺巣詩郎  主題歌:「Puppets Can’t Control You」 ONE OK ROCK (Fueled By Ramen / Warner Music Japan)   演出:宮崎陽平、嶋田広野、小牧桜  プロデューサー:飯田和孝、中西真央、中澤美波

「御上先生」第4話はTBS系にて2月9日(日)21時から放送です。お見逃しなく!


「御上先生」第3話

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