【くるり】3話のネタバレと感想!あの日まことの転落現場に公太郎も朝日も律もいた?

くるり3話

【くるり】3話のネタバレと感想!あの日まことの転落現場に公太郎も朝日も律もいた?

くるり〜誰が私と恋をした?〜】3話恋心だだ漏れの指先が4月23日に放送されました。
記憶喪失のまこと(生見愛瑠)を取り巻く男性、元カレだと自称する公太郎(瀬戸康史)、元同僚の朝日(神尾楓珠)、一目惚れだと告白してきた律(宮世琉弥)の3人の謎がますます深まっていきます。

2話のラストでは、まことの転落現場で公太郎と朝日が鉢合わせしたんだよね。

どうやら事故当日、その現場に公太郎も朝日もそして律もいたみたいなの。まことはその中の誰かに追われていたのか、誰に救いを求めようとしたのか、まことと3人との関係が気になるわね。

それでは、【くるり3話のネタバレと感想をお届けします。

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目次

【くるり】3話のネタバレ

指輪職人への果てしない道

西公太郎(瀬戸康史)はランニング中に緒方まこと(生見愛瑠)が転落した事故現場にやってきて、そこで朝日結生(神尾楓珠)を見かけた。
「そこ、危ないですよ」と声をかける公太郎。
その後、朝日と公太郎のスマホにそれぞれまことからメッセージが届いた。
リングショップ「gram」でアクセサリー職人の弟子になるという報告だった。

「gram」の職人でありオーナーの立川杏璃(ともさかりえ)に師事することになったまことだが、いくら努力しても指輪の成形がうまくできず思っていた以上に不器用な自分に落ち込んでしまう。
そこへ男性客・野沢拓(別府ともひこ)が訪れ、以前gramで作ったペアリングを無くしてしまったので彼女に気づかれる前に同じものを作ってほしいと依頼する。

でもそれは、同じものではありますが…

杏璃はあまり気が進まないようだったが、まことはつい口をはさんでしまう。

どんなに探しても思い出せないんですよ。無いものものは無いんだし、彼女さんのことを傷つけたくなくてですもんね。だったら…

まことは、記憶を失った自分と重ね合わせてしまっているのだが、先輩の早瀬類(高野洸)にたしなめられる。
野沢は「わかってはいるんです。指輪にできた傷も僕たちの歴史で、新しい指輪じゃ意味がないって」と言い、また探してみますと言って帰っていった。
夜、まことが店でひとりで練習をしていると、朝日がやってきた。
再就職の紹介を反故にしたことを謝ると、「俺を最初のお客さんにしてよ」と笑う。
一生懸命練習するまことの姿に、朝日は「変わったね…」と少し寂しそうに呟く。

私?変わったよね。探しても探しても思い出せないなら仕方ないしね。

ハンドクリームを塗ってくれる人

翌日も練習を続けるまことだが、杏璃から「雑になっているから今日はもう休んだら」と言われてしまった。
公太郎に、自分のことを見ていないのに雑と言われたことを相談すると

師匠が弟子を見るんじゃなくて、弟子が支障を見るんじゃないの?

と言い、さらに「下手なヤツが食事も取らないでやっていても、下手に磨きがかかるだけ」と言って、
「手仕事する人間は作業しながら食べやすいものを食べるんだ」とバナナとコーヒーを渡してくれる。
そしてエプロンのポケットからハンドクリームを取り出し、まことの手に丁寧に塗ってくれるのだった。
まことは、ペアリングをなくしてしまったお客の話をして、どんなに探しても見つからないなら新しい指輪を作って新しい思い出を作るしかないんじゃないかと言う。

無くしたくて無くしたわけでも、忘れたくて忘れたわけでもないんだし、前に進むしかない。

すると公太郎が言う。

後ろに残された相手の気持ちはどうなるんだろうな。忘れた本人も辛いけど、忘れられた相手にも気持ちってあるんじゃないの。

公太郎の言葉を聞き、まことは「自分から探しにいかないと」と転落した場所に行くことにする。
「何かを思い出すきっかけになるかもしれないし」
すると公太郎も一緒についてきてくれることに。

転落事故の現場

公太郎は、まことを神社の長い階段に連れて行った。
なぜ事故の場所を知っているのかと聞くと、ここは自分のランニングルートで、転落事故が噂になっていたと答える。
階段を降りながら公太郎が「花を見て美しいと思うのもうまそうと思うのも寂しいと思うのも自由」と言うタイミングで、まことも「自由」と同じ言葉を発したことに驚いた。
そしてかつて、二人でブランコに乗っている時に「自由かぁ…寂しくていい匂い」と言ったまことを思い出す。
慌てて「今、何か思い出した?」と聞くがまことは何も思い出せなかった。

私だけど私じゃないよね。自分ってなんだろうね。

今の自分が普通に笑っていることを、いなくなってしまった自分にも指輪を渡すはずだった人にも謝りたいと思うまこと。

匂いは変わらないけどな。毎年違う花が咲くけど中から香る匂いは変わらない。

公太郎が頭ポンすると、そこに朝日がやってくる。
まことがそれぞれを紹介するが、なんとなく気まずい二人。

イケメンが意地の張り合いをしておる

そこへ、平野香絵(丸山礼)からラテアートの写真が届いたので、まことは二人を香絵がバイトするカフェへ連れて行く。
公太郎も朝日も、まことが持っている男性用指輪のサイズにピッタリであることでライバル心に火が付く。
公太郎は、事故に遭う前にまことが自分の店に駆けこんできたことがあり誰かにつけられているようだったと話し、まことはストーカーなのかと不安になる。
公太郎と朝日は、運ばれてきたハンバーガーを食べ切ることに闘志を燃やす。
なぜ二人が意地の張り合いをしているのか、香絵はピンときたが鈍感なまことは気づかない。
朝日に、指輪を贈ろうとしていた相手に会えたら忘れているのにつき合えるのかと聞かれたまことは、考え込んで涙ぐんでしまった。
家に帰って指輪に問いかけるまこと。

あなたは今の私を好きでいられる?

かつての自分と今の自分の違いをどう受け止めればいいのか、自分が忘れてしまった人たちの気持ちをどうしたらいいのか、まことの苦悩は続きます。

師匠を観察する

公太郎からアドバイスしてもらった通り、まことは杏璃の作業の様子を観察してひとつひとつ学んでいく。
まことが指輪を叩く音の変化に杏璃も早瀬も気がつくのだった。
「私みたいに不器用な人って今までいました?」
杏璃に聞くと、「ひとりだけ」と教えてくれる。
そして外国語で何かを告げる。
早瀬が杏璃の言葉はイタリアのことわざだと教えてくれた。

律の切ない気持ち

板垣律(宮世琉弥)はgramで働くまことについて調べさせていた。
社内のデジタルフォトフレームに、社員たちの花見の写真。
その真ん中に写っているのは、ウサギの着ぐるみを着ている律だった。

律はgramにやってきて、まことに公太郎のフラワーショップを訪ねた話をする。
律は公太郎のことを「いい人そうだけど嘘のにおいがした」と言う。
そしてたまたま作業台に置いてあったまことのお守りの指輪を左手薬指にはめた。
ピッタリだった。
店を笑顔で出た律は、ひとつため息をつく。目には涙が。

私が忘れられるほうで良かった

忘れちゃった大事な人がいるんですよね、私には。最近その人たちの気持ちを考えるようになって。

まことは、井口メンタルクリニックの院長・井口太郎(肥後克広)に相談した。

忘れられたらそれは寂しいでしょうね。でももし私なら、本人がそれでも笑って幸せでいてくれればかまいません。私が忘れられるほうで良かった、と。

井口は「思い出せない自分を責めないでいいんです」と言ってくれた。
受付で、院長の妹・井口千草(片平なぎさ)が「昔からお喋りなんです、兄は」と話し、仕事で黒ずんでしまったまことの手を温かく撫でる。
左手の指輪を見て「素敵ですね、結婚指輪ですか?」とまことが聞くと、表情が硬くなる千草。
少し考えてから、「気に入ってるの」と微笑んだ。
診察室で、千草と同じ自分の指輪を見ながら寂しそうな笑顔になる井口院長。

違うけど同じ指輪

帰り道、野沢が側溝の中を見ているところへ通りかかる。
まことは手伝いを申し出て、一緒に指輪を探すが結局見つけることはできなかった。
ペアリングを無くしたことが彼女に知られたらフラれてしまうかもとしょげる野沢にまことは告げる。

好きな人にそんな顔させたくて指輪作ったんですかね、彼女さん。無くしちゃったことが言えないような関係で作るもんなんですかね、ペアリングって。

まことは、杏璃から少し上達したことを認めてもらった。
前に話してくれた「不器用な人」はプロになれたのか聞くと、杏璃はなんとかなれたけれど6年かかったと答える。

野沢が彼女を連れてgramへやって来た。
彼女は自分がしている指輪を外し新しいデザインに変えてほしいと言い、野沢は自分にはそれと同じデザインで新たに作ってペアリングにしてほしいと頼んだ。
そしてそれをまことにお願いしたいと言う。
「無くしたことも二人の思い出になるから」というまことの言葉が彼女に響いたのだった。
いつか作れるようになる時まで待ってもらえることになり、野沢がまことの最初のお客様になった。

早瀬が、杏璃が言ったイタリアのことわざの意味を教えてくれる。

「ゆっくり歩むものは遠くまで行く」
6年かかったのって、杏璃さんのことだから。

違うけど同じだから好き

夜、店で練習していたまことは指輪がこれまでで一番うまくできたことを喜んでいると、朝日がやってきた。
以前、「今会ったら忘れててもまたつき合えるのか」と朝日に聞かれたことについてまことは改めて答える。

会ったらまた好きになるんじゃないかな。なりたい、また好きになりたい。できればこの人もそう思ってくれるといいんだけど。

お腹が鳴ってしまった朝日にバナナドーナツを差し出し「布教したいの、この美味しさを」というまこと。
それは記憶を無くす前のまことが、カップ麺を勧めてくれた時と同じ言葉だった。

同じだ。違うけど同じ。好きだなぁって。

まことは朝日の言葉をバナナドーナツのことだと思い、喜ぶ。
朝日に頼まれ、今までで一番よくできた指輪を左手の薬指にはめてあげた。
そこへ、まことから「お客様から指輪の予約が入った!」というメッセージをもらっていた公太郎が差し入れのカツサンドとハンドクリームを持ってやって来る。
そしてガラス越しに二人の姿を見てしまった。
去っていく公太郎に気づく朝日。

後日、まことは練習用の机や道具を部屋に準備した。
そして決意した顔で、母・百合子の携帯番号に電話をかける。
「もしもし、まことちゃん?」
出たのは男性の声だった。

【くるり】3話の出演者

生見愛瑠、瀬戸康史、 神尾楓珠、宮世琉弥、丸山礼、高野洸、小日向ゆか、肥後克広、ともさかりえ、片平なぎさ、ほか。

ゲスト出演者
別府ともひこ、馬渡綾、大塚ヒロタ、ほか。

【くるり】3話の感想

公太郎にハンドクリームを塗ってもらいたい人多数!

公太郎がまことの手をとってハンドクリームを塗るシーンには清らかな色気がありました。
あんなふうに慈しむように大切に触れられるとドキドキしてしまいますよね。
公太郎は日頃、節度ある距離感や、鋭い指摘、適切なアドバイスなど、包容力のある成熟した大人の振る舞いを見せますが、今回のように思いがけないタイミングで距離を縮めてくる公太郎、おそるべしです。

3人とも事故当日に現場にいた!

くるり3話ウサギ


今回、まことの転落事故の夜の映像や写真が一瞬映りました。
救急車を見送る公太郎。救急車のサイレンを聞く朝日。そしてウサギの着ぐるみを来て花見をしていた律。
3人とも、あの夜あの場所にいたことがわかりました。
公太郎も朝日も律も、まことのことを好きなのは本当だと思います。
ただそれぞれが時折、切なそうな表情になったり考え込んだりする姿に、何か隠していることがあるのだろうかと気になります。

同じだけど違う、違うけれど同じ

今回は、指輪や花や食べ物を通して「同じだけど違う」こと、「違うけれど同じ」ことについて描いていました。
それは、記憶を失う前のまことと、失った後のまことのことに他なりません。
その人の本質は何なのかという哲学的な問題にもなるのでしょうが、たとえ記憶をなくしても、人格に変化があっても、同じにおいを感じることができれば好きでいられるのでは。
井口院長は、相手が自分のことを忘れてしまっても笑って幸せでいてくれたらそれでいいと言っていましたね。
その相手とは、本人は兄妹だと思っている千草さんなのでしょうか。

さて、次回はまことの誕生日のお話です。
4話は4月30日(火曜)夜10時から。どうぞお楽しみに!

記事内画像出典:くるり~誰が私と恋をした?~|TBS

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