【小吉の女房2】1話のネタバレと感想!松原智恵子が「あぐり」に続き1日に2度騙される!

【小吉の女房2】1話のネタバレと感想!松原智恵子が「あぐり」に続き1日に2度騙される!

沢口靖子主演のBS時代劇ホームコメディ続編がスタート!

小吉(古田新太)とお信(沢口靖子)が地主一家のトラブルに巻き込まれた!

地主のご隠居さん役・松原智恵子が騙されすぎ!?

今回は、BS時代劇【小吉の女房2】1話のネタバレと感想について!

目次

【小吉の女房2】1話のあらすじ

天保10年。小吉(古田新太)は相変わらずお役目がもらえず、お信(沢口靖子)、麟太郎(鈴木福)、お順(山本唯以)は、貧乏節約暮らしだが仲良くやっていた。

お順になぜか1年前に亡くなった登勢(江波杏子)の面影を見る小吉。

お信から、地主の岡野家のご隠居さん・多賀の相談にのってあげてと頼まれた小吉だが、取り合わないつもりだ。銀次(小松利昌)と歩いていると貧乏侍の花井虎一(六角慎司)に出くわす。虎一は幕臣だが14俵という小吉の上を行く貧乏侍。蘭学書を夢中になって読んでいる。

小吉は、麟太郎の剣術の師匠・島田虎之助(姜暢雄)に会いに行く。

お信が多賀の相談に乗る。実入りもないのに30両の小普請金を納めないといけない、と悩んでいる。そこに岡野家の使用人・大川丈助(マキタスポーツ)がやってきて、本家が30両くらいどうにかしているだろうと多賀を連れて帰る。

島田虎之助を浅草の矢場、奥山の盛り場や見世物小屋、大道芸を連れ回した挙句、吉原に連れて行き、すっかり仲良くなった虎之助と小吉。これまで剣術の修行のため、酒も飲まずにストイックな生活をしていた虎之助はすっかり小吉に感化され、「身も心も軽やかになった」と楽しそう。

虎之助がもうひとつ驚いたのはお信の美しさだった。

「夢物語」と蛮社の獄

虎之助は蘭学書「夢物語」について話す。「夢物語」とは、2年前(天保8年)、日本の漁師7人を助けて浦賀にやって来たアメリカのモリソン号を、外国の船はすべて撃退するという決まりのもと、砲撃して追い返したことを批判した内容だった。

江戸城の目付御用部屋では、「夢物語」の作者を突き止めようと目付たちが集まっていた。1日も早くふらち者をあぶりだせという鳥居(橋爪淳)。尚歯会を密偵していた花井虎一(六角慎司)は、尚歯会に出入りしている渡辺崋山、高野長英、小関三英あたりではないかと報告する。虎一はギヤマンの製法に通じていると蘭学者の間で知られているため、密偵はバレないはずだと小笠原貢蔵(山口竜央)。

病を患う徳川家斉のもとへ盆栽を持って行く中野碩翁(里見浩太朗)。早く治して腹の黒いねずみに目を光らせてほしいと頼む。

天保10年5月、蘭学者の渡辺崋山が北町奉行所で取り調べを受けた後に蟄居、翻訳家の小関三英は追い詰められて自殺。「夢物語」の作者・高野長英(山口馬木也)は永牢(終身刑)として伝馬町の牢屋に投獄された。いわゆる「蛮社の獄」だ。

岡野家が丈助(マキタスポーツ)に騙される

多賀(松原智恵子)が家宝の茶道具を売りたいとやってくる。小普請金のために本家が用立ててくれた30両を孫一郎(中村靖日)が丈助(マキタスポーツ)に渡してしまった。御番入りするための根回しの金が必要だと言われたという。

小吉から丈助に騙されたと聞き、困り果てる多賀。孫一郎はすっかり丈助の言いなりだ。お信はお順が「悪い人」と言っていたことを思い出す。多賀は丈助を追い出すのに小吉に来てくれと頼む。

岡野家に出向いた小吉。光江(松島紫代)の嘆きを聞いて奥にいくと、孫一郎と仲間が丁半博打をやっていた。孫一郎に説教する小吉に、ぬらりくらりと言い返す丈助。すっかり丈助にまるめこまれている孫一郎。

小吉は、借家から出て行けという孫一郎を殴る。お信が止めに入るが多賀が倒れてしまう。

家では麟太郎(鈴木福)が、「夢物語」の作者を密告したのは花井虎一と聞いたと話す。丈助にも虎一にも腹を立てる小吉。

【小吉の女房2】1話

のネタバレ

孫一郎のために、根回し代や大工の工賃などしめて339両立て替えている、辞める前にお金を返せと嘘をつく丈助(マキタスポーツ)。帳面を盗んで証拠隠滅を図っていた。

さらに丈助はあろうことか「孫一郎が金を返さない」と老中・太田備後守に直訴!

男谷家に出向いた小吉は、彦四郎(升毅)から岡野家には関わるなと釘を差される。丈助も悪党だが、もともと孫一郎の身持ちが悪いせい。「夢物語」の件を密告した虎一は15俵から50俵に出世したと聞いた小吉はブチ切れそうになるが、その短気がダメだとお遊に叱られる。

長兵衛(西園寺章雄)やお清(まつむら眞弓)、お信にも岡野家のご隠居さん(松原智恵子)を助けてくれと言われるが、鼻毛を抜きながらゴロゴロしている小吉。お信はついに「意気地のない旦那様は見たくない、お順と出て行く」と言い出した。そこに銀次が丈助の過去の悪事を突き止めたとやってくる。丈助は以前仕えていた家で、同じ付け掛けの手口で200両騙しとっていたのだ。

小吉はちゃーんと丈助をやっつける手を考えていたのだ。お信が出て行くといったのは、家のために我慢して欲しくなかったからだが、小吉がそれを打ち明けなかったことに文句を言う。うっかりご隠居に話されると丈助に感づかれるかもしれないじゃないかという小吉。2人のいつもの口げんかは「引き分け」とお順。

お信は、小吉を思いながら習字を書く。

「義理見てせざるは勇なきなり」

【小吉の女房2】1話の再放送と動画

再放送予定: NHK BSプレミアム 4月4日(日)よる6時45分〜

動画はまだ配信が確認できません。

前作シリーズはのNHKオンデマンドで全話配信中です。

【小吉の女房2】1話の感想とまとめ

1話の歴史的事件・背景
・高野長英作「夢物語」が幕政批判
・「蛮社の獄」

お信の習字
・「義理見てせざるは勇なきなり」
(人として為すべきことと知りながら実行しないのは勇気がないから)

まさにお信が書いた言葉のような話でした。

松原智恵子は騙されやすい奥様がハマり役!?

松原智恵子が騙されたり、ショックで倒れるシーン。デジャブーかと思いきや、今朝見た「あぐり」の再放送でも悪党に財産騙しとられて倒れていたんですよね。

育ちのよいお嬢様がそのまま大人になったような奥様役がハマり役だから、人を疑わなくて騙されて倒れてしまうっていうシーンも似合いすぎてしまいますね。

おばば様・江波杏子さんが回想シーンで登場

前作で、お信の祖母役を演じていた江波杏子さんが劇中で亡くなり、その後ご本人も天国に…。

小吉とお信をピリッと締めるおばば役もとてもよかったので残念でしたが、回想シーンがたくさん入ってきたのはよかった。

お順が登勢さんそっくりという設定があるから、回想シーンが入るのも無理がないし、さすが山本むつみさんの脚本ですね。

2話ではいよいよ小吉が丈助と本格的に対決!「腹切り」なんて不吉な言葉がタイトルにあるから心配になりますが、いったいどうやってやっつけるのか、楽しみです!

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