【キッチン革命】第1夜のネタバレと感想!昇一(林遣都)の愛あふれるまなざしと言葉に涙!

キッチン革命

【キッチン革命】第1夜のネタバレと感想!昇一(林遣都)の愛あふれるまなざしと言葉に涙!

葵わかな主演【キッチン革命】第1夜が3月25日に放送されました。

戦前から戦後にかけての激動の時代に『食の革命』を起こした女性の姿を描く【キッチン革命】。
第1夜のヒロインは香美綾子(葵わかな)。
現代のレシピ=料理カードを作った女性医師の物語です。

放送後には、昇一を演じた林遣都さんの演技に絶賛の声が。

テレビ朝日SPドラマ【キッチン革命】第1夜のネタバレと感想を紹介します。

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目次

【キッチン革命】第1夜のネタバレ

【キッチン革命】第1夜のネタバレです。


(あらすじ)
10歳で医師になると決意した香美綾子はその志を曲げることなく成長。父の反対を押し切り東京の大学に行き無事に医師になることができた。しかし、当時の日本は男尊女卑の時代。綾子は窮屈な立場で働くことを強いられ…。

綾子とマホの出会い

昭和21年、東京。

香美綾子(薬師丸ひろ子)は、夫・昇一(林遣都)の写真を手に高台に。その時、浜崎マホ(伊藤沙莉)が声を掛ける。
綾子は「あそこに大学をつくります」と焼け野原の土地を指さす。マホは夫が作ったというおにぎりを綾子にあげた。
これが、綾子とマヤとの出会いだった。

綾子が医師を目指すまで

明治42年。
横田家の次女の綾子(古川凛)は数学が好きであれこれと実験をしている。母の房枝(石田ひかり)は台所に立ち料理を作る。当時は冷たく寒い台所。綾子にとってそこは母のぬくもりを感じる場所だった。房枝から、幸せの味付けの隠し味は愛情だと教わる。
房枝は、風邪をこじらせ急に亡くなった。

時が経過し綾子は進学の年齢に。医者になって母のような人を助けたいと医師を志していた。
教師になれという父・茂雄(杉本哲太)の反対を押し切り綾子(葵わかな)は東京女子医専に合格。
茂雄は心配を口にするが、綾子の意思は固く東京へ。

綾子と昇一の出会い

綾子は茂雄の妹の横田フネ(筒井真理子)の家に世話になる。
女子医専で基礎医学を学びつつ、東京帝大医学部教授の花園(渡部篤郎)の手伝いをする。この時、花園から何でもノートに記すようにとアドバイスを受ける。
女子医専卒業後、東京帝大医学部附属医院の花園内科に入局した。綾子の指導をすることになったのが医師の香美昇一(林遣都)だ。

医師の熊井(和田正人)は、脚気患者の山田を担当していた。当時の脚気は重病。死んでしまう人もいた。

当時は女性の立場はとても弱く医局でもそれは同じだった。綾子は熊井に手伝いをしたいと申し出る。熊井が綾子に与えた仕事はゴミ捨てだった。そんなある日、ゴミの中からあるメモを見つける。

昇一は研究に夢中。顕微鏡をのぞき込み、綾子の「何の研究をしているのか」という質問に答えてくれない。綾子は「私が女だから無視しているのか」と唸ってしまう。昇一はそんなことではないと言いながら、失くしたメモを探しはじめた。綾子はゴミ箱で見つけたメモを差し出す。
その日から、綾子は昇一の助手となって実験をする。実験が好きだという綾子は、昇一とともに夜通し実験をすることも。そして、ついにビタミン含有量の結果を導き出す。昇一と綾子は、結果を花園に提出。

花園はふたりをみて「似た者同士、お似合いだ」とほほ笑む。

綾子と昇一が胚芽米の研究に成功

綾子は熊井の許可をもらい入院中の山本(佐伯新)の担当医になる。こうして、脚気の治療をすることになる。

綾子は大学でも家でも研究に時間を費やす。フネは綾子のためにと美味しい食事を用意してくれる。そんな中、昇一が痛みについての論文を執筆。参考になればと綾子に渡してきた。

山本はしびれも痛みも全く治らず焦っていた。綾子が女だからだと言い出し、担当を熊井に戻してほしいと言ってきた。医局では、熊井らに辞めた方がいいと言われてしまう。

「医師の世界は男社会。辛い思いをする」という茂雄の言葉を思い出す綾子。
思わず昇一に、自分が女だから認めてもらえないと嘆く。すると昇一は、綾子自身が一番女ということへの劣等感を抱いている、と指摘。「自分自身が自分の能力と可能性を信じなければ患者はついてこない。男女は関係ない。日々、実験をして研究をしていけばいいのだ」とアドバイス。

その日から綾子は再びやる気を出し研究を重ねる。
そんなある日、昇一が胚芽米を持ってきた。綾子と昇一は胚芽米を焚いてみる。
胚芽米が脚気の治療に役立つことから、山本に胚芽米を出す。しかし、まずくて食べられないと山本。

フミに焚いてもらうと美味しくできあがった。綾子は美味しくできるコツを知るため、フミの調理法を数字にしてメモにする。しかし、綾子が焚いてみるとうまくいかない。そこで、綾子はメモした数字をハッキリさせるべきだと昇一に話し、早速、研究を始める。

綾子と昇一は、毎日一緒に過ごす。
綾子は昇一に、なんで医師になったかを訊ねる。昇一は子供の頃から病弱だった。こんな自分でも世の中のためになればと医学の道を目指したという。綾子は母の死を目の当たりにして医師を目指したと話す。

こうして、綾子と昇一は、研究と実験を重ね、胚芽米をおいしく炊くことに成功。山本は日々、胚芽米を食べることで、脚気が回復し退院する。綾子は胚芽米の炊き方の手順を記したメモを山本の妻・トメ(片岡京子)に渡す。山本夫妻は家でも胚芽米を食べられると喜ぶ。熊井は「良かったな、お疲れ」とぶっきらぼうながらも綾子に声をかけた。

この時の1枚のメモが新たな挑戦を呼び起こすことに。

綾子と昇一が結婚

花園は「医者になるのは病気を治療するだけではない」と言って本(NUTRITION SCIENCE)を渡す。綾子はセッセと本を読み「病気を予防することも医師の仕事だ」ということを知る。

花園は綾子に結婚をすすめてきた。綾子は結婚のことなど全く考えていなかった。「結婚はチャンス。仕事は一生」だという花園は綾子の結婚相手に昇一をすすめる。

綾子は悩んだ末、実家に帰る。茂雄は「いつでも帰ってくればいい」と優しく迎えてくれた。
昇一が突然、訊ねてきた。昇一は花園に言われる前から結婚したいと思っていたと打ち明ける。綾子の条件は、仕事を続けること。綾子を医師として尊敬している昇一は賛成をする。
ふたりで茂雄を説得し、晴れてふたりは夫婦となった。

料理カードの発明

綾子は、毎日料理を作る中、料理カードがあれば、誰でも美味しくできると閃く。料亭『神楽坂ふかや』の親方・深谷辰之助(伊東四朗)に会い、調味料の分量や料理時間を記した料理カードを作るために、調味料の量や料理時間を知りたいと話す。家庭で健康食を食べることが病気の治療や予防になるからだ。深谷は、数字で図ったくらいで簡単に作れるものではないと一喝。
綾子はあちこちの料理店を回るが、どこからも拒絶されてしまう。

そんな中、深谷と偶然出会う。綾子が料理カードの作成を諦めていないと知った深谷は綾子に料理をご馳走する。深合の母は深谷が7歳の時に亡くなったと打ち明ける。綾子は主婦が健康にいい食事を作れるようになれば、母たちのようになくなる人は減ると話す。深谷は綾子の熱意を感じカード作成に協力してくれた。

綾子は厨房に立つ料理人の鶴見(坪倉由幸)や亀田(オラキオ)らから聞き込みをしながら、火を通す時間や調味料の量をメモしていく。しかし、なかなか数値化にするのは難しい。
綾子は中居の藤子(美村里江)と仲良くなり、中居たちに協力してもらい調味料の計量に成功する。
綾子が導きだした数量で藤子が料理を作るってみる。深谷らが試食をする。100%ではないが80%の出来栄え。家庭で作るには十分なことだった。
この料理カードが現代のレシピの源。

昇一との別れ

その後、綾子はたくさんの料理カードを作る。昇一は
「頑張りましたね。もっと仲間を増やしましょう」
と言う。そして、香美女子栄養学園を設立。始めはお稽古事のようだったが、次第に生徒が増えていき、学校という名にふさわしいものとなる。

昇一はそんな綾子をいつも優しいまなざしで見守っていた。その夜、昇一は
「結婚してくれてありがとう。この先もずっと栄養学を一緒に続けていくことが僕の幸せです」
と告げ、倒れてしまった。昇一は脳卒中だった。
昇一は自分でその病を察知していた。その事を綾子には話していなかった。綾子は「どうして話してくれなかったの」と泣いて昇一をせめてしまう。
昇一は申し訳ないと小さな声で謝る。

日本は暗黒の時代に突入。日々、物資や食材が減っていく中、綾子は学園を開いていた。昇一は松葉杖が必要な体だが、綾子を散歩に誘う。
ふたりでゆっくりと歩く。ベンチに座り語らう。

昇一は自由が利く手のひらを綾子の手のひらに重ねる。
「たとえ僕らのどちらかひとりがいなくなったとしても、僕らの目的はずっと同じ。残された者は栄養学の道を歩きづづける」と誓う。

昇一の様態は悪化。食事のあとに綾子に告げる。
「君の料理は100点。料理カードで80点。残りの20点は君の愛情」
手を握る綾子に「ありがとう」と言い目を閉じた。

「長い間、お疲れ様でした。ありがとうございました」
それが綾子からのお別れの言葉。

第1夜の結末

本土への空襲が始まり綾子は生徒たちと疎開する。疎開先で畑を耕し料理カード作りに励む。綾子は栄養学の道を歩き続けた。

(ここで冒頭画面になる)

終戦後、綾子は焼け野原になった東京に戻った。写真の昇一に「また進んでいきます」と話しかける。

そして、マヤと出会う。

<続く>

【キッチン革命】第1夜の感想

【キッチン革命】第1夜の感想を紹介します。

夫婦愛に涙!

林遣都の演技が最高!

【キッチン革命】第1夜のまとめ

【キッチン革命】第1夜は、綾子が昇一と出会い、料理カードをつくりあげるまでを描いています。現代とはあまりにも違う台所事情。電卓もない時代に綾子が計算をしながら料理カードを作る。とてつもない時間を費やしたのだろうと予測がつきます。綾子をずっとサポートしている昇一が素敵。死が近くなり、綾子をそっと見守るまなざしにウルウル。愛があふれています。そして、大切なことを言葉にのこしていく昇一。林遣都さんのリアルな演技に視聴者は魅了され涙。夫婦愛に感動した第1夜でした。

続きは浜崎マヤの物語です!

次回予告
・日本初の女性一級建築士・浜崎マホがキッチン革命を起こす!
・寒くて使い勝手が悪いキッチンが快適に!

第23月26日のよる9時からテレビ朝日系で放送します。

香川綾(綾子のモデル)

主人公の綾子は実在する人物で医学博士の香川綾さんがモデルになっています。

<香川綾(かがわあや)>

・香川栄養学園の創始者。
・1899年3月28日に生まれ。13歳で母を肺炎で亡くす。東京女子医学専門学校に入学し、1926年東京帝国大学医学部の島薗順次郎の元に勤務。その後、香川昇三と結婚。栄養学を研究し夫とともに雑誌『栄養と料理』を創刊。昇三の死後、栄養学に身を捧げる。


・胚芽米にビタミンB1が多く含まれていることを証明し胚芽米の普及に貢献。胚芽を残して精米する方法を発明。
・4群点数法(食品を栄養的な特徴によって4つのグループに分け、バランスのよい食事がとれることを目的にした食事法)を考案。
・家庭で調味料を測れるようにと計量カップとスプーンを考案。


・藍綬褒章(1962年)、勲二等瑞宝章(1972年)、文化功労者(1991年)正四位(1997年没後)など受賞しています。

【出演】葵わかな、林遣都、杉本哲太、石田ひかり、伊藤四朗、筒井真理子、美村里江、和田正人、渡部篤郎、坪倉由幸【脚本】羽原大介

記事内画像:【キッチン革命】公式サイト

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