【麒麟がくる】39話のネタバレと感想!狂気を帯びた進撃の信長にゾクゾク!

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【麒麟がくる】39話のネタバレと感想!狂気を帯びた進撃の信長にゾクゾク!

39話では信長と本願寺の戦が激化、天王寺で激突します。この戦いで光秀は最大のピンチに陥ってしまいます。

信長は周囲を省みずに進撃、その様子はもはや狂気すらも感じます。

そして、ラストではあの人の最期が描かれます。

今回の記事では【麒麟がくる】39話「本願寺を叩け」の視聴率、ネタバレと感想をお伝えします。

目次

【麒麟がくる】39話の視聴率

【麒麟がくる】39話の視聴率は分かり次第、お伝えします。

【麒麟がくる】39話のネタバレ

信長は勢いを伸ばし続ける

天正3年(1575年)夏、明智光秀は織田信長ので命で丹波攻略に乗り出す。一方、信長の勢いは止まらない。

同年11月、信長は朝廷から権大納言・右大将に任命される。武士としては鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝以来の快挙である。

だが、信長は帝に挨拶をすることもなく、次の武田軍との戦に向けて岐阜に戻ってしまう。

あまりに目に余る不敬に三条西実澄は岐阜城まで出向き、「もう少し朝廷のしきたりに従うよう。帝を疎かにされては困る」と信長に求める。

だが、肝心の信長に悪びれる様子は無い。それどころか「家督を嫡男の信忠に譲り、今後の京での仕儀も任せる」と言い出した。

あまりにも独りよがりな信長の言動に実澄は絶句してしまう。

その後、信長は新たな居城として近江の安土に城を築き始める。

天王寺の戦い

天正4年(1576年)3月、大坂本願寺の法主・顕如が信長に対して3度目の挙兵をする。

信長は丹波から呼び戻した光秀、細川藤孝、荒木村重、松永久秀、大和の守護・原田直政などの有力な武将を揃え、出陣させる。

本願寺近くの天王寺砦まで進撃するが不測の事態が発生してしまう。総大将の原田直政が反撃にあい、討ち死にしてしまったのだ。

敵の兵力や鉄砲の数は思った以上に多く、さらに紀州の鉄砲傭兵・雑賀衆も本願寺に味方していた。苦戦を強いられた光秀たちは天王寺砦に籠城し、耐え続ける。

次なる手を考えている中、なんと信長が甲冑も付けない軽装で現れた。

信長の狂気

信長は重症を負った原田の家臣たちを「一向宗の信者か?」と罵り、容赦なく足蹴りにし始めた。光秀が急いで止めに入るが、信長の矛先はこちらに向く。

信長「何をぐずぐずしておる、今すぐ打って出ろ!!」

この状況下でとんでもない無茶難題を振りかざす信長。従う者などいるはずが無い。

業を煮やした信長は「必ず勝てる、わしは負けたことが無い!」と息巻き、1人で鉄砲を手に外に出た。光秀が慌てて止めるが、信長は止まらない。

そのまま敵の一斉攻撃の中を進撃する信長。その様子は狂気そのものである。

次の瞬間、信長は足に被弾して進撃を止める。光秀は信長を命からがら救い出した。

生死を彷徨う光秀

信長を救出して安堵したのもつかの間、光秀は陣中で高熱を出して昏睡状態に陥ってしまう。長引く戦の疲労と腕に負った傷が悪化したのが原因だ。

その夜、光秀は京の館に運び込まれる。光秀の生気のない顔を見て妻の煕子と次女のたまは取り乱してしまう。

煕子は裸足で飛び出し、「夫をお助けください!!」と医者の望月東庵を無我夢中で引っ張り込んでくる。

東庵は光秀を看るも脈は弱弱しく、熱は高すぎる。色々と手を尽くしたが後は神仏の加護に祈るしかなかった。光秀の汗を拭っている駒も悲痛な表情を浮かべる。

長女のお岸も駆けつけ、煕子は娘たちに付き添いを任せる。煕子は神社に向かい、激しい雨が降る中祈り続ける。

その祈りが通じたのか光秀は意識を取り戻すことが出来た。

次なる戦に向けて

数日後、信長は秀吉を連れて自ら光秀の館にやってくる。光秀はすっかり回復しており、正装して2人を館に招きいれる。

信長は堂々と上座に座り込み、「本願寺を叩くやり方が分った」と次ある戦に向けた話をする。

  • 本願寺には海より豊富な物資が届けられている
  • それを届けているのは中国地方の毛利水軍
  • 自分の配下にある九鬼水軍を使って毛利を叩く
  • そうすれば本願寺は干上がるだろう

「妙案です」と光秀が答えると信長は満足そうに頷く。

さらに信長は「討ち死にした原田の後釜として筒井順慶を大和の守護に添える」と言い出した。家柄を重視する人選に光秀は納得しかねた。

大和は古くから松永久秀が治めており、順慶が守護になることを彼が納得するはずが無い。「これでは戦の火種を撒くようなもの」と光秀は喝破する。

光秀と信長の間にピリついた空気が流れる。その時、たまが茶と菓子を持ってきた。場を救われた信長はたまを気に入った様子。

  • 安土城と日輪のように輝く天守閣ができたら見せてやろう
  • 良い嫁ぎ先を見つけてやろう

と信長は上機嫌となる。

だが、信長は順慶に大和を任せる気は変わらないようで「よいな」とだけ光秀に言いい去っていった。

家康が見据える先

一方、三河の徳川家康は甲斐の武田信玄の子、勝頼や京の動きを注目していた。家康は菊丸を呼び出し集めた情報を聞き出す。

  • 信長殿は筒井順慶に任せる気
  • となると松永殿の動きが気になる

さらに家康は菊丸に問いかける。

家康「信長様はこの家康をどう見ておられるのか?」

菊丸「正直に申し上げると今は三河のことなどお忘れではないかと。」

「信じられる者は明智様かと。」

家康「そうか、やはりな。」

すでに家康は次の時代を見据えているようだった。

最後に過ごす時間

光秀が回復するのと入れ替わるように煕子は病に伏してしまう。駒や家臣達は元気付けようと伊呂波太夫の一座を館に呼んで芸を披露して貰う。

この気遣いに煕子は笑みを浮かべる。

その夜、煕子と光秀は縁側に座り過ごしてきたことを振り返る。

  • 貰った温石をずっと持っていたこと
  • 越前での苦労
  • 坂本城からみた景色

光秀は「わしの留守をよく気丈に守ってくれた」と感謝を述べる。煕子は「麒麟を呼ぶ者が貴方であったなら…」と願う。

2人はそっと肩を抱き寄せる。

煕子「眠くなりました…」

光秀「ずっとこうしていよう…」

天正4年(1576年)秋、光秀の妻・煕子はその生涯を閉じた。

【麒麟がくる】39話の感想とまとめ

天下に向け進撃する信長の狂気

【麒麟がくる】39話は天王寺砦の籠城戦が中心に描かれました。史実でも援軍を出し勝利を治めるわけですが、【麒麟がくる】では信長は単騎で乗り込んできました。

しかも敵の鉄砲の中を進撃、その様子は狂気を帯びています。

信長はもはや朝廷や帝すらも目に入っていないようです。さらに安土城の天守閣を日輪と例えていました。「この世の中で最も偉いのはお天道様(日輪)、自分はそれに近い存在である」と言わんばかりです。

狂気を帯びながら天下に向けて進撃する信長にゾクゾクします。

煕子の最期

一方、光秀を常に支えていた煕子が亡くなってしまいました。ナレ死も多い中、煕子の最期はしっかりと描いてくれました。

光秀と煕子は肩を抱き寄せながらお互いのことを大切に思っていました。月明かりの照らされながら過ごす最後の時間は幻想的な美しさすらありました。

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