【世にも奇妙な物語2024夏/人類の宝】ネタバレと感想!またもバッドエンド、価値を他人が決める怖さ!

人類の宝
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【世にも奇妙な物語2024夏/人類の宝】ネタバレと感想!またもバッドエンド、価値を他人が決める怖さ!

おなじみのストーリーテラー・タモリと豪華キャストが視聴者を“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズの最新版、土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’24 夏の特別編』が6月8日に放送されました。

オムニバスドラマ4作品のうちの1作は、高杉真宙主演の【人類の宝】です。

人類の宝を保護しようとする謎の組織から主人公は逃げられるのか?

今回は【世にも奇妙な物語2024夏/人類の宝】のあらすじネタバレ・感想について。

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【世にも奇妙な物語2024夏/人類の宝】ネタバレ

【世にも奇妙な物語2024夏/人類の宝】のあらすじネタバレです。

人類の宝、誘拐される

主人公は、アルバイトを転々としグラフィティアートを描きながらその日暮らしをしているフリーター・佐倉エイスケ(高杉真宙)。

ある日、エイスケがいつものようにグラフィティアートを描いていると、世界文化遺産保全機構(WCCO)の三嶋左近(新納慎也)が近づいてきた。

三嶋は「あなたはまさに人類の宝だ!あなたを保護させていただきます」という。エイスケは三嶋たちに連れ去られてしまう。

そこは、ほとんど家具のない白い部屋。エイスケは高級肉にも食欲がわかず、生きる意欲を失ってしまう。

だが、三嶋は外の世界は危険であり、保護することが幸せであると信じて疑わない。

ミハル(恒松祐里)との出会い

エイスケが監禁(保護?)されたから数日後。どこからか女性の歌声が微かに聞こえてきた。

エイスケが通気口を使い「おい!おい!」と呼びかけてみる。

すると、ミハル(恒松祐里)と名乗る女性から返答があった。

ミハルは「私の歌声は人類の癒し」だからと監禁されたようだ。

ミハルによると、色々なジャンルの有名アーティストが大勢、収容されいてる。

ミハルは3年もここにいるが、それでも短い方らしい。

ここから出た人はゼロと聞き、エイスケは絶望する。

ミハル(恒松祐里)は覆面歌手

エイスケのグラフィックアートがテレビ番組で取り上げられた。三嶋が仕組んだようだ。

その後、エイスケはミハルと通気口を通して話して、気を紛らわせる日々。

ミハルはエイスケの作品を「いつか見てみたいな」と願った。

エイスケは脱出方法を模索している。

ミハルは、外の世界にいい思い出がないから脱出を願ってなかった。

エイスケは「俺はごめんだ」と言った。

ミハルは自然に歌い始めた。エイスケは「それが人間だ」と伝える。

すると、ミハルの叫び声が聞こえた。

三嶋がミハルをエイスケの部屋に連れてきた。

3年前に彗星のごとく現れたアーティスト「Nori(ノリ)」の正体はミハルだという。

三嶋は、ミハルとの会話を許す代わりに新作を書いてほしいとエイスケに要求。

エイスケの脱出

その後、エイスケはグラフィックアートを描き始める。

ある日、エイスケは三嶋ともみあった隙に、ドア カードキーを盗んだ。

エイスケは絵を持ってミハルの部屋に行き、見せた。

そして一緒に逃げる。

だが入口で、ミハルは「行けない」とためらう。ミハルは三嶋の味方だった。

衣食住を保証されて恵まれた環境だとミハルは思っている。

エイスケは「なんで苦しそうなんだよ」と指摘。

三嶋は、看守の目を盗んで育む恋というシチュエーションを演出していた。

そこへ多くのアーティストが押し寄せる。

その隙に、エイスケは一人で脱出。公衆電話で警察に電話していると、三嶋がやってきた。

三嶋によると警察と世界文化遺産保全機構(WCCO)は協力関係にあるという。

エイスケは「自由に生きたいだけだ。俺の人生は俺のものだ」と主張。

三嶋は「あなたの価値はあなたが決めるものではない」というが…

直後、警察?がやってきて三嶋を銃で撃った。エイスケは車で移送される。

警察の正体

警察と思われた集団は、文化人の密猟組織だった。組織はエイスケにグラフィックアートを描かせる。

そこへ三嶋がやってきた。エイスケは「保護してくれ!」と頼んだ。

三嶋は一人で、集団を撃退した。保護活動のため訓練しているらしい。

エイスケは世界文化遺産保全機構(WCCO)の施設へ戻ることにした。

結末

半年後。エイスケは、2億ドルがつく絵を描いていた。SNSでもトレンド入りし、3つの紛争を停める効果もあったことからノーベル平和賞の候補にもなっている。エイスケの一言で株価も決まるほど影響力がある。

今夜、晩餐会があるという。

ミハルは通気口から「(裏切ったことを)ずっと後悔してる。一緒にここを出よう。人は歌いたいときに歌うって言ってくれらよね。エイスケ君と自由になりたい」とエイスケに訴える。

ミハルは職員を襲撃し、カードを奪って、エイスケの部屋に行く。すると職員の男性がいた!

エイスケは晩餐会へ行こうと、三嶋の元へ。

しかし、椅子に縛り付けられてしまうエイスケ。

三嶋は「あなたの影響力は予想を超えてしまった。マネする人が増えてしまって多様性の時代にどうなのでしょうか。世界の政財界からあなたの作品を増やすなとも言われてしまったのです。あなたの価値はあなたが決めるものではないと言ったでしょう。すべては文化遺産を守るためです」と告げる。

エイスケは注射を打たれて、人類の宝として冷凍保存(?)された。(おわり)

【世にも奇妙な物語2024夏/人類の宝】感想

【世にも奇妙な物語2024夏/人類の宝】の感想です。

またもバッドエンド、価値を他人が決める怖さ!

「追憶の洋館」、「友引村」に続き、またもバッドエンドとなりました。(追憶の洋館は解釈の違いでハッピーエンドともいえます)

自分の価値を自分で決められない、他人に決めてもらうもの…という考え方はよくあるものです。

その通りではあると思いますが、他人に価値を左右されてしまう怖さもあります。

他人から、世界からいらないと評価されてしまったエイスケはコールドスリーブ(?)されて、永久保存されました。

ある意味、保護ではありますが…。こんな保護は嫌だ!という結末でしたね。

自分の感情が原点のはず

歌いたいから歌う、描きたいから描く。

芸術って、本来は、自分の心から湧き出る感情が原点のはず。

エイスケも本来は、他人に影響を及ぼすために描いていたわけではないはずなのに…。

高く評価され、名声を得て、自分を見失ってしまった感じでしたね。

ハルミと一緒に逃げるルートもあったはずなのに……。

エイスケのバッドエンドの結末は、反面教師にしたいと思います。

画像出典フジテレビ「世にも奇妙な物語」