【世にも奇妙な物語35周年SP】キャストとあらすじ!選出された伝説の名作は?

世にも奇妙な物語

本記事は『世にも奇妙な物語35周年SP~伝説の名作 一夜限りの復活編~』(フジテレビ、31日午後9時)のキャスト・あらすじ、演出・スタッフ、放送日を紹介していきます。

ストーリーテラー・タモリと豪華キャストが“奇妙な世界”へといざなう人気オムニバスドラマ「世にも奇妙な物語」シリーズが35周年を迎えたことを記念して、スペシャル番組が放送!

今回はファンの中でも人気の高い過去作品の中から、珠玉の名作5作品が放送されます。はたして選出された伝説の名作は何?

【世にも奇妙な物語35周年SP】選出された伝説の名作は?

【世にも奇妙な物語35周年SP】にて選出された伝説の名作は以下の通りです。

  1. 『BLACK ROOM』主演:木村拓哉
  2. 『夜汽車の男』主演:大杉漣
  3. 『ロッカー』主演:織田裕二
  4. 『美女缶』主演:妻夫木聡
  5. 『恋の記憶、止まらないで』主演:斉藤由貴

スタッフの水戸氏は「ホラー、SF、ヒューマン、コメディ、その他──ジャンルの枠を軽々と飛び越えながらも、それぞれが放送当時に鮮烈な印象を残した名作ばかりです」とコメント。

ネットでは、『ブラックルーム』に「世にもで一番好きな話!」「母さんと父さんの掛け合いとそれに対する木村拓哉のツッコミが秀逸! 」などの絶賛コメントが寄せられています。

他の作品も説明すると、『夜汽車の男』はシュールな面白さで人気。『美女缶』は缶詰から美女が生まれるというユニークなラブストーリー作品。ホラーとしては、織田裕二の『ロッカー』がトラウマ級の伝説の作品ですし、『恋の記憶、止まらないで』も怖い作品ですね。

【世にも奇妙な物語35周年SP】『BLACK ROOM』キャストとあらすじ

  • 作品名:『BLACK ROOM』
  • 初放送日:2001年1月1日(『世にも奇妙な物語 SMAPの特別編』)
  • 脚本・演出:石井克人
  • プロデュース:谷口宏幸(東北新社)

キャスト

  • 主演:木村拓哉…役:湯ノ本ナオキ
  • 樹木希林…役:湯ノ本カズコ(ナオキの母)
  • 志賀廣太郎…役:湯ノ本カズオ(ナオキの父)
  • 我修院達也…役:湯ノ本マサコ
  • 松井蘭丸…役:9歳のナオキ
  • 長澤瞳…役:美少女

あらすじ

アメリカ留学中のナオキ(木村拓哉)は、3年ぶりに両親を驚かせようと帰国。しかし、実家は真っ暗な空間に変わり果てていた。暗闇の中で両親(志賀廣太郎・樹木希林)と再会するが、彼らの様子もどこかおかしい。不可解な状況に、戸惑いといら立ち、不安を募らせるナオキだったが、やがて、予想もしなかった出来事が彼を待ち受けていた!

伝説の「奇妙」といえば、やはりこの一本―――主演・木村拓哉が、奇妙な家に帰省した息子役として、抜群のテンポとキレッキレの芝居で魅了。迎えるのは、今は亡き名優・志賀廣太郎さんと樹木希林さん演じる両親。三人の絶妙なセリフの応酬と、予測不能なぶっ飛び展開が笑いと混乱を巻き起こします。そして、度肝を抜く圧倒的なラストとは?
SNSでも「もう一度見たい!」の声が絶えず、35年の歴代作品の中でも人気トップクラスと称される唯一無二の傑作。今夜、復活!

【世にも奇妙な物語35周年SP】『夜汽車の男』キャストとあらすじ

  • 作品名:『夜汽車の男』
  • 初放送日:2002年3月27日(『世にも奇妙な物語 春の特別編』)
  • 原作:泉昌之「夜行」(『かっこいいスキヤキ』所収 / 扶桑社)
  • 脚本:橋部敦子
  • 演出:鈴木雅之

キャスト

  • 大杉漣…役:男
  • 小林隆…役:車掌
  • 小原雅人…役:サラリーマン
  • 池津祥子…役:ケバイ女
  • 正名僕蔵…役:若い男
  • 奈良崎まどか…役:若い女
  • 三瓶義貴…役:子供
  • 柿澤司…役:少年
  • 篠原愛実…役:美少女

あらすじ

 夜行列車の車内で、一人で落ち着ける座席を探す男(大杉漣)。ビールを飲む女、イチャつくカップル、新聞を読むサラリーマン風の中年、おもちゃの救急車を抱えた男の子らがいる。
 男は適当な席に座り、ビニール袋から取り出したのは「駅弁」だった。丁寧に包み紙を取り、フタを開けると思わず顔がほころびる。
 男は、何の変哲もないおかずの一品一品を無駄に高い洞察力で分析し、ご飯の割り振りや食べる順序のプランを立て、食べ進めていく。やがて、彼の行動にはある意図が隠されていることが明らかになり、物語は予想外の展開を迎える。

駅弁の食べ方だけで17分―――そんな突拍子もないテーマを、ここまで可笑しく、狂気的に、そしてどこか切なく魅せられるのは「奇妙」ならでは。主演は、今は亡き名優・大杉漣。惜しくもこの世を去られた今なお、人々の記憶に深く刻まれている大杉は、『世にも奇妙な物語』最多出演を誇る、まさに「奇妙」のレジェンドであり、ストイックで繊細な演技も必見。視聴後、あなたも駅弁の順番に悩み出すこと間違いなし。異色だけど、なぜか心に残る。静かな怪作、ここに復活。

【世にも奇妙な物語35周年SP】『ロッカー』キャストとあらすじ

  • 作品名:『ロッカー』
  • 初放送日:1990年5月3日(連ドラ第1期)
  • 脚本:橋本以蔵、土屋斗紀雄
  • 演出:瀧川治水
  • プロデューサー:三宅川敬輔

キャスト

  • 主演:織田裕二…役:悟
  • 段田安則…役:佐口邦夫
  • 菅田俊…役:池田刑事
  • 小形雄二
  • 斉藤暁
  • 大久保了
  • 荒川修
  • 匠恒明

あらすじ

産業スパイの悟(織田裕二)は、研究所に忍び込み、重要なデータを盗もうとしていた。しかし、作業中に研究所職員・佐口邦夫(段田安則)に見つかり、もみ合いの末に彼を殺害してしまう。逃げようとした悟は、警備員の足音を聞き、とっさに近くのロッカーに身を隠す。安心したのも束の間、ロッカーの扉が開かなくなってしまう。さらに、そのロッカーが殺害した佐口のものであることに気づき、悟は愕然とする。外では警備員が警察を呼び、現場検証が始まる中、悟はロッカーの中で孤立し、次第に追い詰められていく…そして、衝撃の展開が待ち受ける!

“トラウマ級”と語り継がれる、初期の伝説的ホラー。主演・織田裕二がロッカーに閉じ込められ極限状態に追い込まれていく密室の恐怖を体現しています。本作は1990年第2回目の放送回の作品で、通算4つ目のエピソードであり、今回のラインナップ中で最も古い作品。その強烈なインパクトから長年再放送が望まれていたものの権利上の問題で封印されてきました。35周年という節目の力を借りて、幻の名作が今回ついに復活します。

【世にも奇妙な物語35周年SP】『美女缶』キャストとあらすじ

  • 作品名:『美女缶』
  • 初放送日:2005年4月12日(『世にも奇妙な物語 春の特別編』)
  • 脚本・演出:筧昌也
  • 脚本協力:小林雄次

キャスト

  • 主演:妻夫木聡…役:内尾雄太
  • 臼田あさ美…役:藤川サキ
  • 唯野未歩子…役:毛利春子
  • 小沢喬…役:冨岡冨士夫
  • 池田香織…役:美女
  • 小花幸彦…役:配達員
  • 伊藤美希…役:HOW to ビデオの女性モデル
  • Laura…役:ナターシャ
  • Lucie…役:ルーシー
  • Gregory…役:サキ設定ビデオプレイボーイ
  • 半田雅和…役:HOW to ビデオ男性ナレーター
  • 林田麻里…役:HOW toビデオ女性ナレーター

あらすじ

フリーターの雄太(妻夫木聡)は、同棲中の彼女・春子が出張に出かけたことで、一人暮らしを始める。ある日、隣人の冴えない男の部屋から毎朝違う美女が出てくるのを目撃し、不思議に思う。興味を持った雄太は、冨岡の部屋に忍び込み、「美女缶」という缶詰を発見する。試しに使用してみると、藤川サキ(臼田あさ美)という美女が現れ、雄太は彼女と心を通わせていく。しかし、「美女缶」には、とある秘密が隠されていた。

奇妙では珍しい“恋愛ジャンル”の傑作。「理想の女性が缶詰めから出てくる」という突飛な設定ながら、物語は抒情的で美しく、特にラストの描写には胸を締めつけられます。映像全体を彩る鮮やかなトーンと余韻のある演出が、今なお多くのファンの心をとらえています。主演・妻夫木聡と臼田あさ美の瑞々しい演技も光を放ち、視聴後にじんわりと感情が染み渡るような一本。恋愛を描いた「奇妙」の歴代作品のなかでも突出した評価を受けています。

【世にも奇妙な物語35周年SP】『恋の記憶、止まらないで』キャストとあらすじ

  • 作品名:『恋の記憶、止まらないで』
  • 初放送日:2019年11月9日(『世にも奇妙な物語 ’19秋の特別編』)
  • 脚本:諸橋隼人
  • 演出:岩田和行

キャスト

  • 主演:斉藤由貴…役:村瀬志保
  • 利重剛…役:中居賢治
  • 平栗あつみ…役:尾形幹子
  • 木下政治 …役:三宅佳彦
  • 笹野鈴々音…役:女
  • イチキ游子…役:宮島素子
  • 石田佳名子…役:DJ

あらすじ

シンガーソングライターの村瀬志保(斉藤由貴)は、創作に行き詰まりを感じていた。ある日、夢の中で聞いたメロディを元に新曲を作り、大ヒットを収める。しかし、そのメロディが自身が幼少期に出演したローカルテレビ番組の間に流れたCMソングであったことに気づき、盗作の疑念に悩まされる。そんな中、志保の身に、奇怪な出来事が起きる……。

SNSを中心に「本気で怖い」「トラウマ級」と話題を呼んだ、“令和の奇妙”を代表する一本。都市伝説的モチーフと呪いの連鎖が巧みに絡み合い、「奇妙」が描き続けてきた「日常のすぐ隣にある恐怖」を、90年代Jホラーの要素に現代の感性を抱え合わせて再提示。主演・斉藤由貴の鬼気迫る演技が物語の不穏さを加速させ、そして、見終えた後も“あの声”と“あの歌”が頭から離れない――。

【世にも奇妙な物語35周年SP】出演者・スタッフ

  • <出演者>
  • ストーリーテラー:タモリ
  • <スタッフ>
  • 編成企画:水戸祐介
  • プロデュース:髙丸雅隆、中村亮太(共同テレビ)
  • 制作:フジテレビ
  • 制作協力:東北新社カノックス
  • 制作著作:共同テレビ

編成企画:水戸祐介さんのコメント

『世にも奇妙な物語 35周年SP~伝説の名作 一夜限りの復活編~』の作品ラインナップがいよいよ発表になります。今回お届けするのは、「BLACK ROOM」「夜汽車の男」「ロッカー」「美女缶」「恋の記憶、止まらないで」の5作品。ホラー、SF、ヒューマン、コメディ、その他――ジャンルの枠を軽々と飛び越えながらも、それぞれが放送当時に鮮烈な印象を残した名作ばかりです。なかでも、1990年放送の「ロッカー」は、長らく権利の都合により再放送が叶わなかった“幻の名作”。今回の35周年という節目だからこそ実現した、まさに奇跡の復活です。
改めて今回の5作品を見返してみると、そこにあるのは、“自由さ”でした。テーマの選び方、展開の構築、描写のタッチ──そのどれもが、既存の枠にとらわれない大胆さに満ちています。それは「奇妙」という舞台だからこそ許された、表現の自由の極みであり、いまのテレビではなかなか見かけなくなった表現の豊かさであります。そして今、その“自由さ”こそが、ドラマづくりという営みの“面白さの原点”であるということを、作品たちが現代の我々に教えてくれている気がします。
もちろん、「奇妙」に対する思い入れは人それぞれ。時代も、好みも、記憶も千差万別。それでも、今回お届けする5本は、そうした多様な想いを超えて、多くの人の心を動かす名作ばかりです。私たちとしても、自信を持ってお届けできる、渾身のラインナップです。
さらに今回は、リアルタイム配信・見逃し配信ともに一切行いません。本当に“一夜限りの奇跡”の放送――この夜を逃したら、もう二度とテレビで見られないかもしれない。そんな奇跡の夜を、ぜひテレビの前でお楽しみいただけると幸いです。
かつてご覧になった方は、あの時感じた感動を、そして初めての方には、今なお色褪せない名作たたちの魅力を味わっていただけたら嬉しく思います。どうぞお楽しみに。

【世にも奇妙な物語35周年SP】放送日

『世にも奇妙な物語35周年SP ~伝説の名作 一夜限りの復活編~』の放送日時は、2025年5月31日(土) 21時~23時10分です。

※リアルタイム配信なし、見逃し配信なし。

まとめ

以上、土曜プレミアム『世にも奇妙な物語 35周年SP~伝説の名作 一夜限りの復活編~』のキャスト・あらすじ、などを紹介してきました。

まさに“レジェンドエピソード”がそろった今回の35周年スペシャル。リアルタイム配信や見逃し配信がないそうなので、5月31日(土)、一夜限りの見逃せない放送となります。

今回のためだけに撮り下ろされたストーリーテラーの登場とともに、貴重なラインナップなので、楽しみですね、