【科捜研の女2023】第2話ネタバレと感想・浅野ゆう子が見せた祖母としての想いに感動!

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沢口靖子主演の人気ミステリードラマ【科捜研の女2023】。新シリーズは、新たにテレ朝の刑事ドラマの「伝統枠」の水曜夜9時に移行。法医研究員・榊マリコ()が、科学や法医学などの専門技術を駆使して、事件の真相に迫ります。今回は香道の家元の孫が誘拐される事件の謎に迫ります。
この記事で【科捜研の女season23(2023)】第2話ネタバレと感想をお届けます
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目次

【科捜研の女2023】第2話あらすじ

香道“宝居流”の家元・宝居茅子(浅野ゆう子)の孫娘で大学生の麗華(中尾百合音)が誘拐され、5億円を用意しろという脅迫メールが届いた。麗華は10年前に事故で両親を失い、以来、茅子が宝居流の跡取りとして彼女を育てていたらしい。メールには薄暗い室内で監禁され、ぐったりしている麗華の様子を映した動画が添付されていた。
榊マリコ(沢口靖子)たち科捜研メンバーは、麗華が連れ去られたモーターボートの中を調べる。実はその日、麗華は家庭教師の南雲郁也(大塚宣幸)からクルージングに誘われていたのだが、南雲が出航前に一瞬、船を離れた隙に何者かがボートを操縦して彼女を連れ去ってしまったのだ。マリコは川岸に乗り捨てられていたボートから小さな金属製の”輪”を見つけるが、それが何なのかわからず…。
一方、君嶋直樹(小池徹平)は麗華の監禁場所を突き止めるべく、動画の背景音を調査。だが、カラスの鳴き声が抽出されただけで場所の特定にはつながらなかった。このまま犯人が麗華に水分を与えなかった場合、彼女は脱水状態となり衰弱死してしまいかねない。そのタイムリミットは72時間…。マリコたちは一刻も早く麗華を発見しなければと焦る。
そんな中、茅子の長男、つまり麗華の伯父にあたる雅臣(庄野崎謙)の存在が浮かぶ。雅臣は野鳥写真家を志し家元を継ぐことを拒否したため、15年前に茅子から勘当された存在だった。手がかりを求め、マリコは雅臣を訪ねるが、その矢先、驚きの身代金受け渡し方法を指示する新たなメールが届き…!? はたしてマリコたちは麗華の監禁場所を特定し救い出すことができるのか!? そして彼女を誘拐した卑劣な犯人は誰なのか。

【科捜研の女2023】第2話のネタバレ!

香道の家元の孫娘が誘拐される

香道の宝居流家元、宝居茅子(浅野ゆう子)はお香の席で器を回し、香りを嗅ぐ。すると、会に出席していた野村美夕(浅野琳)のスマホの着信音が鳴る。戒める茅子だったが、そのメールは脅迫メールで事務長らにも届いていた。「宝居麗華を誘拐した。身代金5億円を用意しておけ」。メールには動画が添付されている。そこには足をロープで結ばれて眠っている麗華が映っていた。土門刑事(内藤剛志)ら府警が家元の屋敷へ駆けつける。
麗華(中尾百合音)は18歳の大学1年生。家元の孫だった。両親は10年前に事故で亡くなり、それからは家元が育てている。
篠川靖事務長(谷口高史)に銀行で5億円を用意するように伝え、宝居流の跡取りである麗華を絶対に取り戻す、と力を込めるのだった。宝居流は比較的新しい流派。300年以上の歴史の名家で、家元はかなりの資産家で知られていた。その頃、マリコ(沢口靖子)ら科捜研メンバーは川辺に臨場していた。麗華が誘拐される際に乗っていたボートが見つかった。麗華は舞鶴のマリーナにいた。元家庭教師の南雲郁也(大塚宣幸)からクルージングに誘われていた。出発前、南雲がトイレに行った隙に、何者かが、麗華を乗せたボートごと連れ去ってしまったという。海に出たのと思われたが、実際は川をさかのぼっていた。ボートを調べたマリコは、リング状のボートの部品のようなものを見つける。

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犯人は家元の習慣を知る人物

麗華の従姉妹に当たる野村のスマホを調べた土門だが、海外のサーバーを経由しており発信元は特定できなかった。

野村によると、家政婦の水原佐恵(小林きな子)は麗華を8歳から熱心に面倒を見て来た。しかし、家元は孫を可愛がったりするところをみたことがないという。水原はなぜすぐ連絡しなかったのかと、南雲を責めていた。実は家元の携帯に連絡したというのだが、電源が入っていなかった。野村によると、家元はお香に集中したい時は電源を切っているという。だから周りの私たちにメールを送って来たのでは、と話す。

土門は、犯人は家元の習慣を知っている人物か、と見立てる。

野鳥の足環とカラスの鳴き声

マリコらは、遺留品や防犯カメラを分析する。麗華は麻酔薬を嗅がせて眠らせた可能性が高く、犯人から送られた動画の背景音にはカラスの鳴き声があった。ボートで見つかったリング状のものは野鳥の足につける足環だった。番号付きで、調査員がつけるものだった。

土門とマリコは、家元に野鳥の愛好家はいないか尋ねる。

家元は麗華が生まれたときの写真を土門とマリコに見せる。息子の雅臣(庄野崎謙)だった。15年前に親子の縁を切っていた。十八代目の夫が亡くなった後、雅臣は修行して来たのに、家元を継ぎたくないと言い出した。野鳥の写真を撮影する写真家になりたいからと、我を通して家を出てしまったのだ。

雅臣を見つけ、マリコらが接触する。

カラスの声を録音しており、鳴き声にはそれぞれ意味があると解説する。部屋の中には、足環のリングがあり、3日前突然訪ねてきた麗華に貸してあげたという。麗華は雅臣のことをずっと探していたと言い、どうして家を出たのかと聞かれたという。

おぼっちゃまと言われ、食卓に食べ物がある環境にいると、野鳥がどうやってエサを探すかは知ることができない。それが知りたかったと伝えたという雅臣。

しかし、実際は写真家にもなれずバイトを転々。後悔していたのでは?と土門は追及する。それでも、雅臣は金はなくても自由気ままな生活に満足していますと答える。足環を欲しいと言い出したのは、何のためかを聞くと、知りませんと何かを隠すような態度だった。

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犯人が5億円を要求

その頃、犯人から再びメールがあり、「黒、赤、黄、緑、青の5つのバッグに1億円ずつ入れろ」と指示が。そして「1億円を入れたバッグを持って正午に宝居家を出発。徒歩で運べ」と書かれていた。送られた5人はそれぞれ、受け渡し場所がバラバラだった。

家元、南雲、水原、野村、篠川に1億円ずつ5カ所に運ばせるということは犯人は複数なのか?

取り調べの最中に、メールが来たので雅臣は犯人ではない。

雅臣のパソコンを調べると撮影した野鳥や、鳴き声の録音データが大量にあった。マリコと君嶋(小池徹平)は、雅臣に、監禁動画のカラスの鳴き声を分析の協力を求める。そこにはハシボソガラスの縄張りを主張している時の鳴き声のほかに、コサギの鳴き声も。サギは水のあるところで暮らしている。河川敷か池や田んぼの近く。サギはあまり鳴かないが、カラスは声が大きい。他の鳥の声が耳に届かないことがあるのだという。

雅臣は事件発生時には野鳥観察会のガイドをしており、アリバイがあった。土門は、家元に麗華が雅臣を探して会いに行っていたや雅臣は何かを知っていて隠している可能性があること告げる。

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1億円を持ち逃げしたのは

身代金を運ぶ5人。その時、1億円のカバンを持ったまま南雲が走って逃げ出した。他の4人には犯人は接触して来なかった。南雲は暗号資産運用に失敗し、自己破産するしかない状況に陥っていた。

このままでは麗華が危ない。君嶋の調べで、カラスとコサギ以外にも鳥の鳴き声がかき消されていたことが判明する。再び、雅臣の力を借りる。それは、オオヨシキリのさえずりだった。水辺のヨシ原に生息しているという。

そんな最中、雅臣の元へやってくる家元。麗華はプロのダンサーを目指していた。家元にも、お香の修行を辞めてダンスに専念したいと話したことがあったが、何をバカなことを。家元になるのがあなたの道、と認めなかった。所詮私はカゴの鳥だと、雅臣に相談した麗華。

家元は、雅臣が入れ知恵して、身代金で誘拐されたふりを自作自演でしているのでは?と追求する。雅臣は否定するが、家元は無事であると思いたい一心から出た言葉だった。そして、家元なんて継がなくていいから、生きてて、と涙するのだった。

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そして犯人は、まさかの

南雲の遺体が河辺のボートで見つかった。背中を刺されていたボートにはヨシがあった。近くのヨシ原は。28箇所もある。南雲の解剖の結果、口の中から死亡の直前に吸い込んだとみられるツバメの羽があった。雅臣に聞くと、ヨシ原でツバメがいるのは決まった場所だという。

川縁の小屋でナイフを持つ人物が麗華を刺そうとした瞬間、土門が取り押さえる。

麗華に優しかった家政婦の水原が犯人だった。

麗華は脱水状態だが、無事だった。

水原はもともと家元の弟子で、お香が好きだった。しかし、嗅覚障害を患い、お香の道を諦めることに。麗華が次の家元になることが生きがいだったが、プロダンサーになりたいと言い出したことの腹を立てていた。なんのための10年だったかと、虚しくなり、退職金は1億くらいはもらわないとと犯行を計画。借金のある南雲を誘い、麗華を誘い出した。南雲は海外へ逃すはずだったが、麗華を解放すると言い出したので、刺し殺したのだった。

退院した麗華に、マリコは野鳥の足環を返す。それを見ていた家元は、足環を外して飛び立ちたいのね。出て行っていいわよと声をかける。

しかし、マリコが足環は縛り付けるものではない。どこまで飛ぶかの、目印。鳥を傷つけない安全なもの。野鳥の暮らしを守るものと語りかける。

麗華も、正臣から足環の意味を聞いて「おばあさまに私をこれからも見守って欲しいと思ったの。この家出た途端に縁が切れるのは嫌なの。ずっと家族でいたいの」と話す。

羽ばたこうとする麗華さんを見守ってあげては? 野鳥を見守る人のように遠くからというマリコに、家元は「あなたの道をいくのを見守るわ」と麗華を抱きしめるのだった。

【科捜研の女2023】第2の感想とまとめ

祖母役で家元役という浅野ゆう子さんの重厚感ある演技はなかなか感慨深いものがありましたね。お着物もお似合いで、貫禄たっぷりでした。

気になったのは有給休暇中の蒲原刑事に代わって、捜査に当たっていた吉田刑事。ちょっと背中を曲げて、クセの強いキャラは、刑事とは思えず。目の前で1億円を持ち逃げされてしまうとは。かなりおもしろキャラでしたが、誰もいじらずじまい。是非とも、風丘先生や亜美ちゃんにツッコミを入れていただきたいですね。

記事内の画像はABCテレビ「科捜研の女2023」の公式サイトより

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