【彼女がそれも愛と呼ぶなら】最終回ネタバレと感想!結末に「納得」「最大限の愛」と好評の声

「彼女がそれも愛と呼ぶなら」最終回ネタバレ

栗山千明主演のドラマ【彼女がそれも愛と呼ぶなら】(略称:かのそれ)の最終回が5日(木曜)深夜に放送されました。複数恋愛の価値観を持つ主人公が最後に選ぶ道とは?

今回はドラマ【彼女がそれも愛と呼ぶなら】最終回ネタバレと感想を紹介します!

【彼女がそれも愛と呼ぶなら】最終回ネタバレ

【誰かの目盛りは、他の誰かの悲しみだ】氷雨の愛に応えたい、そのために生き方を変えるのだ、と結婚を決意した伊麻。目盛りの違う二人が最後に選びとる愛の正解はーー。

絹香の結末についてネタバレ

絹香(徳永えり)は夫がまた火事をしなくなり、浮気をしていることも気づいてしまう。精神的に苦しくなり、コンビニでのバイトも休みがちに。

そんな母の異変を察した娘・萌絵(並木彩華)は、台所からコサージュを見つけた。それは伊麻が描いた母・絹香のイラストにもあったもの。そのイラストの母はとても幸せそうだった。

だから萌絵は好きな人からプレゼントされたものだと察し、伊麻に母の好きな人のことを尋ねに行く。

萌絵は母・絹香に好きな人と一緒にいたら、娘のことは忘れちゃうの?と質問。友人の千夏は母・伊麻に3人恋人がいても娘を大事にしていた。

絹香は萌絵を針生(淵上泰史、)のアトリエに連れて行き、これからも娘のことを一番大事にするけど、それでもあなたを愛してもいいのか?と尋ねて…。

伊麻と到&亜夫との別れについてのネタバレ

伊麻(栗山千明)は、氷雨(伊藤健太郎)との結婚を決め、到(丸山智己)、亜夫(千賀健永)、千夏(小宮山莉渚)も交えて結婚式の準備を進めていく。

伊麻は来月の個展の目玉の自画像を描く予定だったが、照れくさいからやめることにしたというが…。

結婚式前夜。到や亜夫と恋人としては別れになるため、それぞれと最後の時間を持つ。

伊麻は亜夫に『ノッティングヒルの恋人』を見たら、また亜夫のことを思い出すと告げる。2人はお互いに感謝してハグをする。

さらに、伊麻は到に対し、謝る。私と付き合ったせいで再び家庭を持つ人生を選べなかったから、と。到は伊麻と付き合ったから、また家庭を持ちたいと思えたんだと感謝する。

伊麻と氷雨の結末についてネタバレ

結婚式当日。

氷雨は伊麻が忘れた婚姻届を取りに部屋に一人で戻る。そこで伊麻が描いた“仮面をつけた自画像”を見つける。

教会にて。身内だけの結婚式が始まる。

牧師役は千夏(小宮山莉渚)。出席者には絹香と萌絵。バージンロードを伊麻と一緒に歩くのは到と亜夫だ。牧師の前で待つのは氷雨。

千夏が氷雨に「病める時も健やかなる時も…」と定番の愛の誓いを尋ねる。しかし氷雨は黙っている。

氷雨は伊麻に確認したいことがある、と切り出す。

氷雨は、“仮面をつけた自画像”の意味を問う。本当の自分を隠して結婚する気なのか?

伊麻は「生き方を変えるって言ったでしょ」と答える。

氷雨は、生き方を変えるとは本当の自分を隠して生きるということなのか、仮面の下の顔はどんな顔なのか、と尋ねる。

氷雨は仮面の下の顔の表情についてイエスかノーで答えらえるよう質問していく。

  • Q:笑っていますか。A:ノー。
  • Q:驚いていますか。A:ノー。
  • Q:怒っていますか。A:ノー。
  • Q:泣いていますか。A:イエス。

氷雨は氷雨のことが好きだから、氷雨のためなら変われると思ったが、そう思えば思うほど、自分じゃないみたいで絵を描けなかったと明かす。

氷雨は「自分を見失うほど変わる必要がない。目盛りが違いすぎる。その違いがお互いを苦しめるなら僕らは離れた方がいい」という。

生き方を自由に選択できるのは人間だけ。

2人はお互いに自分らしい生き方を選択することになった。つまり、別れることを選んだ。お互いの幸せのために…。

ラストシーンは?(ネタバレ)

夜。氷雨は海を見ながら感傷に浸っている。そこへ到と亜夫がやってきて、いっしょに飲みに行くことに。氷雨は今までの思いでの写真を消そうとしていたがキャンセルした。氷雨に笑顔が戻った。

一方、伊麻は教会にひとりで考えていた。 直江先生に結婚報告に行った際、直江は「誰かの正しさはあなたの悲しみです。唯一の正解なんてこの世にないんです」と言われたことを思い出す。

伊麻は、目盛りが全く同じ人なんていないけど互いを認めあって理解しようと努力して、自分たちの正解を見つけるしかない、と思う。

氷雨が教えたくれた私たちの正解。それは伊麻が<私の目盛りで生きていく>こと。

時は流れ、3年後……。氷雨と新しい恋人・佐倉史(中村里帆)がデートへ。その様子を見かけた伊麻だが声をかけず微笑ましく見守る。そして、伊麻も別の男性・生瀬とデートへ行く。

氷雨は本屋で伊麻が挿絵を描いた本を立ち読み。5匹の動物が楽しそうに食卓を囲む絵が描かれている。史が映画始まるよ!と呼びに来て、2人は本屋を去る。

ラストシーン:氷雨が読んでいた本がアップになる。その本のタイトルは「彼女がそれも愛と呼ぶなら」(著者;直江無記)だった。(おわり)

【彼女がそれも愛と呼ぶなら】最終回の感想まとめ

【彼女がそれも愛と呼ぶなら】最終回の感想をまとめていきます。

結末に「納得」「最大限の愛」と好評の声

結婚式は中止になり、悲恋に終わった結末でした。けれど、2人ともお互いの幸せを想っての決断でしたよね。なので、この結末に対しては「納得」「最大限の愛」と好評の声が多かったです↓

「複数恋愛」(別名:ポリアモリー)の価値観を持つ女性主人公を中心に、初めての恋愛の戸惑いや相手に合わせすぎる苦しさ、サレ妻主婦の苦しみ、高校生のストーカー的狂気の愛など、さまざまな愛のカタチを描いてきた本作。

筆者個人的にはとっても面白かったし、愛について考えさせられるドラマでした。

しかし最終的に主人公が相手のために「複数恋愛」の価値観を捨てて、1対1の愛の世界へ。つまり、現代日本で許されている「結婚」というカタチに収まる……?!。

と思ったら、どんでん返しがありました!そうですよね。そう来なくては…と私(筆者)も納得の結末です。

伊麻さんが無理をしているのが分かった氷雨は、伊麻のために別れを選択しました。これって愛ですよね。

目盛り(価値観)がぴったり合う人はいないけれど、そして合わない人と合わせる努力が必要だけど、伊麻と氷雨は目盛りが違いすぎたってことですね。

もちろん、家庭を持ちたくなった到、同性愛者でもある亜夫とも目盛りが合いにくかったのかも…。

でも、きっと、伊麻も、氷雨も幸せになりますよね。そう願っています!

3か月間、キャスト・スタッフの皆様、ありがとうございました。それぞれの今後の活躍もお祈り申し上げます。

【彼女がそれも愛と呼ぶなら】番組情報

【出演者】 水野伊麻…演:栗山千明、小森氷雨…演:伊藤健太郎、 水野千夏…演:小宮山莉渚、 針生永人…演:淵上泰史、 篠木萌絵…演:並木彩華、 佐倉史…演:中村里帆、 空久保亜夫…演:千賀健永、 直江無記…演:渋川清彦、 篠木絹香…演:徳永えり、 風間到…演:丸山智己 ほか

【監督】 上田迅 【原作】 一木けい『彼女がそれも愛と呼ぶなら』(幻冬舎文庫) 【脚本】 おかざきさとこ 【主題歌】 サブリナ・カーペンター「エスプレッソ」(ユニバーサル インターナショナル) 【音楽】 眞鍋昭大 【チーフプロデューサー】 岡本浩一 【プロデューサー】 伊藤愛  中山喬詞  遠藤光貴  梶原建太