【invert城塚翡翠倒叙集】原作のネタバレと結末は? ぶりっ子古畑と真が最悪の敵をはめたインヴァートな罠がスゴイ!

invert城塚翡翠(インヴァートじょうづかひすい)倒叙集】原作のネタバレと結末は? ぶりっ子古畑と真が最悪の敵をはめたインヴァートな罠がスゴイ!

【城塚翡翠】の新シリーズ、インヴァート編の原作を解説。
まるで古畑任三郎?と話題の翡翠の謎解きが面白い!タイトルの本当の意味とは?

【invert城塚翡翠倒叙集】原作のあらすじ・ネタバレ・登場人物・レビュー・結末について!

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【invert 城塚翡翠倒叙集】の概要

『invert 城塚翡翠倒叙集』は、本ミス大賞、このミス1位、本ミス1位、SRの会1位、ベストブックミステリというミステリランキング5冠を獲得した相沢沙呼の傑作ミステリ『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の続編です。

invert/インヴァートとは?

invert/インヴァート
【他】…を逆さにする、ひっくり返す、…を裏返しにする
〈位置・順序・関係を〉反対にする、〈性質・効果などを〉逆転させる。という意味です。
inverted detective story: 倒叙推理小説
読者に犯人または犯行の一部がわかっている状態で展開していくミステリのことです。

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』では、連続猟奇殺人事件のサイコパスの逮捕に貢献した翡翠が、今作では、アリバイも計画も完璧、事件や自殺で片付けられはずだった、ほぼ完全犯罪の犯人たちを瞬時に見抜きます。どれも決定的な物証がないため、翡翠が犯人たちを心理戦で追い詰めながら、証拠と事件の真相を明らかにしていきます。

今回は、翡翠のパートナー、“真ちゃん”こと千和崎真も大活躍。それでは原作の内容を紹介していきましょう。

【invert 城塚翡翠倒叙集】1話「雲上の晴れ間」のあらすじネタバレ

【invert 城塚翡翠倒叙集】原作1話「雲上の晴れ間」の登場人物・あらすじ・ネタバレを紹介します。

おもな登場人物
狛木繁人/こまき・しげひと…(株)ジェムレイルズのITエンジニア
吉田直政/よしだ・なおまさ…(株)ジェムレイルズ代表取締役社長
須郷/すごう…(株)ジェムレイルズのITエンジニア
岩地道/いわちどう…捜査担当の警部補

あらすじ

あらすじ
ITベンチャー企業・(株)ジェムレイルズのエンジニア・狛木繁人は、社長の吉田直政を入浴中の事故に見せかけて殺害。翡翠は狛木の隣りの部屋に引っ越し、隣人として交流を深めながら捜査を始める。

事件の概要
狛木繁人は、社長の吉田をその自宅で撲殺は、足が悪い吉田が風呂でふらついて頭をぶつけて倒れたために溺死したように偽装する。吉田の自宅に居ながら、会社にいると見せかけて、同僚の須郷とオンラインでやりとりしながら、外部に攻撃されたサーバーを修復。会社からでないとアクセスできない作業をしたということでアリバイも作った。

「プログラムは思ったとおりに動かず、書いたとおりにしか動かない」がヒントだよ

ネタバレ

犯人の動機
狛木と吉田は中学からの同級生だった。文化祭の準備中、狛木の不注意が原因で怪我をしたことがで、吉田は脚にハンディキャップを負うようになった。吉田は狛木を下僕扱いしたが負い目を感じている狛木は逆らわなかった。吉田の会社に入っても主従関係はそのままで、吉田は狛木が開発した優れたプロジェクトの成果も横取りし、天才プログラマーとして脚光を浴びた。

そして今もまた、狛木のプロジェクトを勝手に売却しようとしている。我慢できなくなった狛木はついに殺人を決行した。

アリバイ崩し
狛木は吉田の家のホワイトボードをバックにオンラインで須郷とやりとりした。会社でしかできない作業のはずだったが、もともとバグは狛木が作っておいたもので、修復するコードもあらかじめ作っていた。十分にアリバイを作った後に、一瞬会社に戻り、それをアップしたのだった。

物的証拠
ペットボトル

翡翠は、夢に出てきたから殺人の証拠じゃないかと言い、吉田の部屋の冷蔵庫にあった炭酸飲料のペットボトルを鑑定に出すと言い出す。犯行時、そのボトルに触ってしまった狛木は何とか阻止しようとするが、翡翠はとっくに鐘場に渡していた。
デスクの「C」
吉田のパソコンデスク上にあった液体の痕跡は、漢方薬を飲んだマグカップの痕だが、一部が欠けていた。翡翠はそれを狛木が置いたノートパソコンの滑り止めのゴムだと突き止めた。ゴムには吉田が前日に処方を変えて作ったばかりの漢方薬の成分がついているはず。
ホワイトボード
ホワイトボードを動かした際に吉田が買ったばかりのラグの毛を絡ませてしまった。

感想とレビュー
翡翠に騙されているとは知らず、吉田がいなくなって人生の雲間に青空を見た狛木が哀れでした。完璧だと思ったのに、実は小さなミスをいろいろやっていた狛木。でも翡翠のいう通り、「殺人を犯してしまったのが最大のミス」。

狛木は結局、これからも吉田への贖罪に人生を費やし、吉田に囚われていくことになります。

マグカップの痕が一部切れていたのが、ノートパソコンの滑り止めのゴムだったという物証は、なかなか考えつかないものだと唸りました。

どんどん古畑任三郎みたいになっていく翡翠がかわいくて面白いですね。

【invert 城塚翡翠倒叙集】2話「泡沫の審判」のあらすじネタバレ

【invert 城塚翡翠倒叙集】原作2話「泡沫の審判」の登場人物・あらすじ・ネタバレを紹介します。

おもな登場人物
末崎絵里/すえざき・えり…小学校教師。生真面目な性格。同じく教師だった母親から教わったシャボン玉が子供たちに人気。
田草明夫/たぐさ・あきお…2年前まで勤務していた元校務員
白井奈々子/しらい・ななこ…事件後に臨時で雇われたスクールカウンセラー
櫛笥隼人/くしげ・はやと…警視庁刑事部第二機動捜査隊所属の刑事

あらすじ

ある小学校で、元校務員の男・田草明夫が校舎に侵入しようとしたところ、足を滑らせて転落死した。犯人は教師の末崎絵里。事故に見せかけて殺した。物証がない中、カウンセラーとして学校に潜入した翡翠がどうやって事件を立証して犯人を追い詰めるのか — —!?

事件の概要
田草明夫は排水管を伝って3階の理科室に侵入しようとしたところ、警報が鳴り、逃げようとしたところを転落したとと思われる。遺体の損傷具合からも3階から落ちたと推測される。
警備会社の防犯システムが異常を知らせたことにより、事件が発覚。所持品は、背広の内ポケットにスマホ、右ポケットにハンマー、ズボンの右後ろポケットに財布、左後ろポケットに折り畳んだ競馬新聞。
田草が1階から侵入しなかったのは、防犯カメラの位置を知っていたから。ただ現在の赤外線の防犯システムは、田草の退職後に導入されたため、知らずに慌てて落ちたらしい。競馬新聞の一部分が濡れていた。靴が片方脱げていて、その左足の靴下の踵に蟻が一匹止まっていた。

ヒントは「子どもは嘘をつくから好き」と真が作る甘〜いメレンゲ

ネタバレ

スクールカウンセラーとして学校に潜入した城塚翡翠は、犯行現場の状況から事故でなく殺人事件だとすぐに見抜き、警報が鳴った時間に同僚教師たちと食事をしていたというアリバイがあるにも関わらず、末崎絵里を犯人と断定。その理由は…、
・学校にはエレベーターがないため、犯行現場を3階と仮定すると施錠されていなかった2つの教室のどちらか。最後まで学校に残っていた教師のうち同階に教室を持っているのは絵里だけだった。

犯人の犯行動機
田草明夫は、勤務していた学校のトイレや更衣室に盗撮カメラを仕掛け、子供たちや女性教師を盗撮。その映像をもとに教師を脅して生徒たちの情報を入手して売っていた。正義感の強い絵里は、その行為が許せず、脅迫してきた田草の話に乗るふりをして教室に呼び出して殺害した。

アリバイ崩し
田草は20時40分まで誰かとメッセージのやりとりをしていたため、その時間までは生きていた。絵里が職員室を離れた20分は教室にいたと証言していたことから犯行時間はその間になる。警報システムが21時48分に異常を感知したのは、クラスで飼っているハムスターのタンジがどこかに行っても必ずもとの場所に戻ってくることを絵里が利用して、自分がほかの教師と食事をしているというアリバイを作っている間に警報が鳴るように仕組んでいたことを翡翠は見破ったのです。

物的証拠
翡翠がずっと気になっていた被害者の「靴下についた蟻」と「濡れた競馬新聞」、そして子供たちの「(末崎)先生のシャボン玉はすごい」という証言でした。

絵里は生徒・優太くんのお別れ会のために特製のシャボン玉液を用意していた。母から教わったこの液には、シャボン玉が消えにくくなるように砂糖が入っていたのです。
転校生の大地くんは、こっそり先生の噂のシャボン液でシャボン玉を作ってみていたのです。その際床に零してしまった液が、田草の靴下や競馬新聞についていたことが物証となりました。

また、シャボン玉液に砂糖が入っていたことに翡翠が気づいたのは、真がメレンゲに砂糖を入れていたことがヒントになりました。砂糖には泡を安定させる働きがあるから=シャボン玉がもつ=絵里のシャボン玉はすごいということです。

感想とレビュー
最初から絵里に目をつけていた翡翠ですが、物的証拠とアリバイ崩しのために、教師や生徒たちからも聞き込みをして、絵里にもたびたび揺さぶりをかけました。

絵里の計画は完璧に見えましたが、子供の予期せぬ言動にアリバイは崩され、観念します。
「子供たちを護るためにやった」「正しいことをした」という絵里ですが、普通に警察に訴えればよかったことなんじゃないかと…。それに結局は「教師であることに誇りがほしかった」という身勝手な理由。翡翠の言う通り、「正しい殺人なんてない」んですよね。

翡翠が容赦なく仕掛ける心理戦に対峙する絵里役キャストは演技派の星野真里! ドラマで観るのも楽しみです。

【invert 城塚翡翠倒叙集】3話「信用ならない目撃者」のあらすじネタバレ

【invert 城塚翡翠倒叙集】原作3話「信用ならない目撃者」の登場人物・あらすじ・ネタバレを紹介します。

おもな登場人物
雲野泰典/うんの・やすのり…探偵会社「UYリサーチ」社長。元警視庁捜査一課の刑事。「犯罪界のナポレオン」の異名をとる。10年前に妻を病気で亡くした。
曽根本/そねもと…被害者。雲野の部下
涼見梓/すずみ・あずさ…事件の目撃者
岩地道/いわちどう…捜査担当の警部補

あらすじ

探偵会社社長の雲野は、自分の悪事をバラそうとした部下の曽根本を自殺に見せかけて殺害。元捜査一課の刑事だけに偽装は完璧。しかしその様子を、しし座流星群を観測していた、イラストレーターの涼見梓が目撃していた。
目撃証言や拳銃についた指紋の位置、2丁あったはずの拳銃が1つしかないことから殺人事件だと睨む翡翠は、岩地道とともに雲野に接触し、犯人だと確信する。しかしまたもや物証がないため、翡翠は雲野の尻尾をつかもうと奮戦する。

事件の概要
雲野は曽根本の自宅で曽根本を殺害する。凶器は以前曽根本が反社との絡みで受け取ってしまった拳銃だ。雲野は「自分が警察に渡す」と騙してそれをいつか使う機会のためにキープしていた。雲野が曽根本を拳銃で脅していたとき、しし座流星群を観測していた涼見梓が目撃する。酔っていたために自信がなく通報しなかったが、事件が発覚して警察に連絡した。また雲野も涼見に見られていたかもしれないと気にする。雲野にとっても翡翠にとっても涼見が雲野の顔を思い出すかどうかが肝になる。

 すべてがインヴァートかもしれませんよ。

ネタバレ

目撃証言があったことを知った雲野は、大胆にも涼見のマンションを訪ね、顔を覚えているかどうかを確認する。覚えていれば殺す。そうでなければ丸め込んで証言を撤回させるのが目的だ。
しかし涼見は雲野の顔に見覚えがあるのはテレビCMのせいだと思い込み、ダンディな雲野に好感を抱く。雲野もまた、涼見に亡き妻の面影を見て惹かれていく。

犯人の犯行動機
悪事を暴かれそうになったため。

物的証拠
・靴下の片方
翡翠は、ずっと涼見が見たという洗濯物の靴下のことが気になっていた。片方はソファの下に落ちていて、もう片方がないため犯人が持ち去った可能性がある。開いていたカーテンを閉めたとき雲野は、カーテンレールにかかっていた円形の洗濯物干しをはずしたが、そのとき靴下に血がついてしまったため、持ち去ったのだった。
スマートウォッチ
曽根本が身につけていたスマートウォッチの事件当日の心拍数データが、急上昇した後に5分間記録されていなかったが、その後数分間記録が再開された。それは雲野がはめたからで、翡翠は再開後の脈拍が低くなったことに着目。雲野がスマートウォッチをはめたのは、連携機能でパソコンを起動させて遺書を書くためだった。
・雲野の腕時計
雲野は、唯一の亡き妻の思い出の品である腕時計を肌身離さず身につけていた。犯行時も身につけていたため、拳銃を使った証拠が残っている可能性がある。大事な時計で革ベルトのため、水洗いしたりできなかったからだ。翡翠は、雲野との攻防戦の末にそれを手に入れた。
・もう一丁の拳銃
雲野は、涼見梓や翡翠を殺す可能性を考えて、もう一丁の拳銃を車のシートの下に隠して持ち出していた、

感想とレビュー
今回は、真が翡翠になりすまし、翡翠が涼見梓になりすましていました。真の聞き込みでいち早く目撃者の涼見を突き止め、涼見には安全確保のため、海外旅行をプレゼントして日本から逃がしていたのです。

翡翠だと思っていたのが真、梓だと思って雲野が騙そうとしていたのが翡翠。
翡翠と真の会話からも、その真実は巧みに隠されていた。
つまり雲野も読者も、最初からまんまと騙されていたというわけです。
まさにインヴァート〈反対にする、逆転させる〉な罠で、お見事でした。

インヴァートは、犯人たちの視点で描かれるという逆転のストーリーということだけではなかったんですね。

小説だと最後までわからない入れ替わりですが、ドラマでは清原果耶と小芝風花がどう演じるのか。翡翠は奇術師で真は変装の名人だから、涼見梓役の女優さんと成りかわるのか!?
後半には、マジックショーのシーンもあり、ドラマではかなり見ごたえがありそうです。

【invert 城塚翡翠倒叙集】の結末/翡翠と真の正体は?

城塚翡翠シリーズを2冊読了したところで、結局翡翠と真の正体はほとんどわからないままです。翡翠のことは真もよく知らないようだし、しばらく引っ張ったまま続編が書かれていくのでしょうか?

ドラマも面白いので、小説もドラマも続けてほしいですね。

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