【警視庁・捜査一課長2020】10話の視聴率とネタバレ!天野花さんの登場が話題に!

【警視庁・捜査一課長2020】10話の視聴率とネタバレ!天野花さんの登場が話題に!

画像出典元:テレビ朝日公式サイト

ドラマ【警視庁・捜査一課長2020】10 話は、カレー店長の殺害事件でした。怪しまれた別の店長は、何を聞かれても「うーん」と詰まってしまう・・。しかしその理由は店員の天野花さんを庇ってのことでした。一瞬、黒木華さん?と思った視聴者も多く、犯人究明より天野さんをはじめ、ゲストの登場と小ネタが気になる回でした。

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目次

【警視庁・捜査一課長2020】10話の視聴率は安定

「警視庁・捜査一課長」第10話の世帯平均視聴率は12.9%でした。

これまでは初回13.3%、第2話13.8%、第3話13.9%、第4話14.5%、第5話14.2%、第6話13.7%、第7話14.3%、第8話12.6%、9話12.5%となっています。今回は0.4%の微増となりました。

【警視庁・捜査一課長2020】10話のあらすじ

警視庁捜査一課長に、「近づくとくしゃみの出る遺体が見つかった」という奇妙な報告が入った。現場では捜査員たちはクシャミが止まらない。それは遺体の周囲に、あまりに大量のコショウが撒かれていたからだった。被害者は人気カレー店で店長をしていた住谷香奈(中別府葵)。香奈は最近、「スパイス武田杯」のことで悩んでいたらしい。そのスパイス武田杯とは、「スパイス武田」という辛口のグルメライター武田茂樹(片桐仁)主催のカレーコンテスト。そこで、なぜか香奈の店が優勝していた。香奈の店は優勝によって売り上げが伸びたが、ウワサでは武田と香奈が交際しているとのこと。出場者たちは「出来レース」だったのはないかと疑った。

捜査により、店内に飾られていた優勝トロフィーが凶器だったと分かった。これはカレーコンテストを巡る殺人なのかと考えられた。しかし香奈の店のメニューを見た平井真琴(斉藤由貴)は、この店ではカレーに強いこだわりがなかったことを感じた。

コンテストで最下位に終わったカレー店を平井真琴が訪ねると、開店時刻を過ぎてもオープンしないし、常連客の松野平吉(渡辺正行)によると、店主の出口梨子(南沢奈央)は自分で作るカレーの出来具合にいつも悩み続けているそうだ。まさに言葉どおり、梨子は何事も悩みはじめると止まらない。質問しても、アリバイを尋ねても「うーん…」と煮詰まってしまう。

【警視庁・捜査一課長2020】10話のネタバレ、詰まってしまうのは何故?

ネタバレ 犯行は衝動的だった

「一課長大岩。何?近づくとくしゃみの出る遺体? 分かった、すぐ臨場する。」

コンテストを自ら開いた武田茂樹片桐仁は、優勝させておきながら、住谷香奈中別府葵との関係がうまくいかず、苛立っていました。そしてカッとなってそこにあったトロフィーで・・

ネタバレ犯人は ⇒ 武田茂樹(片桐仁

ボオッとした店長の出口梨子南沢奈央はやはり犯人ではありませんでした。何を聞かれても、すぐ煮詰まってしまう梨子(でぐちなしこ)は不思議なキャラクターで、誰かを庇おうとしていました。じつは庇ったのは、自分のカレーを美味しいと言って励ましてくれた店員の南川米美天野花)のことでした。

https://twitter.com/pre_mekata/status/1281185829935693830

被害者はこだわりのないカレー屋さん

大量のコショウが撒かれた理由は、犯人はコショウで足跡を消しただけでなく、何か他にも隠したかったものがあるのかもーー。それにしても本格派のカレー屋さんなら、挽く前の胡椒を使ったりするのに、なぜこんなに大量の市販のコショウ?

香奈の店のメニューを見た大福こと斉藤由貴は、被害者はカレーに強いこだわりがなかったことを直感した。カレーが2000円、その割に和洋中なんでもありだし。「単なる勘だけど」

店員によると、その日出勤するとコショーまみれで店長が倒れていた。窓はあいていた。争う声などはなし。彼女が言うには、店長は先日のコンテストで優勝したものの、悩んでいた。

「優勝はUMAUMAリッチカレー!」(片桐)
優勝以来売り上げは伸びたが、武田と香奈が交際しているというウワサが立った。ちなみにトロフィーは? あれ? ない。昨日まではあったのに・・・。

コンテストで最下位となった店(梨子)のカレーには具がない。しかも時間切れで失格だった。

武田は否定する

「必ずホシを上げる!」
武田は事件への関与を頑なに否定した。毎日スパイスの新たなブレンドを試しているのだそう。「香奈と付き合っていたという根拠のないウワサですね。私はカレーの出来で順位を決めました」

「今朝の8時はどこに?」「ちょうど8時に激辛カレーを配達してもらったので、確認して・・」。確認したが、武田と事件現場は車で10分の距離だからアリバイは成立しない。二人が男女の仲だったことは間違いない。コンテストの件で梨子が抗議していたが、それだけで、殺害に至るだろうかーー。

梨子、不思議な煮詰まり方

コンテストで最下位に終わった500円カレーの「しびれ堂」を大福は訪ねた。開店前で客が待っている。「油なんか売ってません!」。しびれを切らして待っている大福。(だからしびれ堂?)

ともに待っていた常連客の松野平吉(まつのへいき? 渡辺正行)によると店主の出口梨子(でぐちなしこ? 南沢奈央)は、いつもカレーの出来栄えに悩んで満足できないようす。いつもこんな感じ。とても500円とは思えない美味しいカレーだった。コクがあってまろやか。しかし作った本人は満足していないらしい。

梨子に聞き出す大福。
「もしかして私のこと、疑っています?」
「今朝の8時はどちらに?」
「ええと、どこにいたんだっけ・・」
「いちいち答えに詰まらないでほしいのですけど」「ではアルバイトの南川さんは?」
「私は電車の中でした。店長はカレー価格の500円も、1円単位で悩んでいるうちに煮詰まってしまった」

梨子は、翌朝になってやっとアリバイを話してくれた。ちょうど店員の南川米美(天野花)が店に入ってきた途端に話しはじめた。「刑事さん、昨日の朝は仕込みをしていました」。こんな普通の行動を思い出すのになぜ時間がかかったのか、大福は不思議に思う。

捜査によると、当日、現場のUMAUMA堂の前を通った車のドライブレコーダーに梨子が映っており、その手には凶器のトロフィーを抱えていたのだった。

取り調べでも、答えが返ってこない

トロフィーがどこにあるか聞いても、クビを傾げる梨子。「あなたは、去年、借り入れをしていますね。出来レースだと知って、あなたは殺害にいたった・・」 「う〜ん・・・」

梨子は「しびれ堂」開店資金を、結局は怪しい闇金から借りることになった。しかしその回答がいちいち煮詰まるので、大福は「では、すぐに回答できる質問をします。どうしてカレー屋さん始めたんですか?」。「私はいつもグズだったけど、じっくり1つの事をしていたら苦でないから。カレー店でアルバイトしていた時も、美味しいと言われたら嬉しかった。しかし、のんびり屋なので、どこでも自分のペースと仕事が合わなくて悩んでいた」

旅行会社では周りのペースに合わずに叱られてばかり。自分の居場所を探していたときに、たまたま神保町のカレー店で香奈と出会い、意気投合。香奈も、会社をやめてカレー屋をしようと思っていた。そこは松野平吉の店だった。二人とも勢いで会社を辞め勢いでカレー屋を始めた。お金をすべて「UMAUMA」の開店費用に充てた。

しかし一緒に仕事をしてみると二人のペースが違った。カレーへのこだわりも違った。梨子は懸命に美味しいカレーを作ろうとしたが、香奈は「もっとチャチャッと作って」と、やがて梨子と距離を置こうとした。

空気を察した梨子は自らUMAUMA堂を辞めた。お金も仕事も失ったとき、UMAUMAに来ていたという男性(ゴーカイレッド:小澤亮太)が近づいてきた。その男から、闇金だと知らずに資金を借りてしまい「しびれ堂」を開店。

https://twitter.com/15_4649_/status/1281189257403486210

「事件当日の朝、公衆電話から着信がありましたね」
梨子は勢いでUMAUMAのトロフィーを持ち出したという。それはどんな電話だったのか?大福も混沌としてきた。その梨子の店からトロフィーが発見された。凶器とされたトロフィーからは、被害者の血液しか見つからなかった。いよいよ謎に満ちてきた。余計お腹がすいてきた。

梨子は米美(天野花)を庇いたかった

鈴木刑事が「ふじがあらし」(小澤亮太)を呼び止め、逮捕する。ふじがあらしは、香奈と付き合っていたことはあるが殺していないと供述。もし香奈を梨子が恨んでも、まずはふじがに向かうはず。さらに、慎重な梨子が男に褒められたくらいで店を始めるのも不思議。

つまり、ふじが以外の誰かに「美味しかった!」と言われて店を再開したのでは?そして梨子は、誰かを庇っているのか。

梨子の店で店員となった南川米美は、UMAUMA堂でもアルバイトをしていた。米美は梨子がつくるカレーが大好きだったので、梨子が辞めたことを残念に思い、自分の店を持つように勧めた。「梨子さんのカレー大好きでした。私、お金はないけど3食賄い付きならタダでも手伝う」と言って米美はしびれ堂の店員となる。その話を盗み聞きしていた男、ふじがあらしが梨子を騙した。

米美が、武田杯でのことに文句を言おうと武田の事務所を訪ねたら、例の闇金のふじががおり、武田は「自分の女に手を出すな!」言ったが、ふじがは「あんたの女がどれほど腹黒いか、世間にバラされたくなかったら・・」と脅していた。

「米美さんは本当に、電車に乗っていたの?」「う〜ん」。米実にも事件当日のアリバイがなかった。依然として謎だらけ。大岩は家にブランクを連れ帰り、一緒にカレーを食べる。鍋に入っているビビ。猫も液体ーー。

大量コショーを一粒一粒探す

大量のコショーの中から、何とか、何かを探し出す。
「被害者の無念を晴らすのは我々だけだ。必ずホシをあげる!」。黒コショウを1粒ずつ調べることにした。発見したのはやっぱり山さん。黒コショウの山から、わずかにコショウ以外の香辛料がみつかった。その配合は、つまり、犯人は・・

「あなたの特性ブレンドと一致した! 武田茂樹さん!」

あの朝に武田が香奈を殺害後、公衆電話から梨子に電話した時の姿がドライブレコーダーに映っていた。武田は特製ブレンドを作り、香奈に、市販のコショウを使わずに特性の香辛料を使うように持っていった。しかし邪見にされてしまった。「世界中からスパイスを取り寄せて作った!」それを拒絶され、カッとなり殴って殺してしまった武田。ばらまいた香辛料をごまかすために、大量のコショウを撒いた。

武田は梨子に電話して「米実がUMAUMA堂の優勝トロフィーを盗もうとしていた。外に置き忘れていったトロフィーを今すぐ回収すれば、あとは金次第で黙っていてもいい」という脅迫の電話。(これも意味不明・・ですが)

梨子は急いでUMAUMA堂へ行き、トロフィーを持って帰る。店に帰ってニュースをみて殺人事件だと分かり、米実が犯人とは思わないが警察に話すとかえって疑われるかも・・と悩んだ。そして米美を庇うため、電話のことも言わなかった。米美は梨子にとって恩人だったから。自分がカレー店をやっているのは米実が美味しいと言ってくれたおかげ。

大岩は梨子に「もっと自分に自信をもってください」と励ます。

【警視庁・捜査一課長2020】10話の感想

すぐ詰まってしまう頼りない梨子を、南沢奈央さんが演じると、観る側もゆっくり待っていられました。演じ方によっては、焦れったい感じだったかも。いずれにしても、一見怪しい状況の梨子さんは犯人ではありません。かといって犯人が片桐仁さんというのは、意外性もなかった気がします。カッとなったとはいえ、思わず殴って殺してしまい、その後、濡れ衣を着せるために電話をかけて工作するなんて、予想以上に悪い人でした。

しかしこのドラマの肝は、犯人が誰かというより「なぜこの人物は、誰かを庇うのか?」にもあるようです。そういう意味で今回は、店員役でシンガソングライターの天野花さんが出てきて「えっ?黒木華さん?」と思った視聴者も多かったことでしょう。この純粋な後輩のために梨子さんが必死に、ゆっくり煮詰まりながら考えている様子は、微笑ましい場面でもありました。

難点は殺害の動機が薄かったことでしょうか。横道ながら、コント赤信号のリーダー(渡辺正行)さんは度々登場したけれどストーリーと関わっていないような・・。また、天笠一馬役の鈴木裕樹さんと小澤亮太さんの対決も、サービス的な小ネタだったかもしれません。もう一つの肝?と言える笹川刑事部長は、なんとロッカールームで2時間待ちの末に登場し、帰っていった先もロッカールーム! どうなっているんでしょう。

今回は、犯人の謎解きもさることながら、天野花(はな)さんをはじめ、ゲスト出演した方のちょっとした場面が、色々と楽しませてくれたという印象です。

【警視庁・捜査一課長2020】10話のまとめ

今回も安定の【警視庁・捜査一課長2020】10話でした。現場で「ホシを上げる」宣言も続いています。このドラマの描くテーマとして、リアルタイムの東京があるそうですが、今回はカレーの激戦区と言われる神田の趣ある街並みが、レトロな情緒を醸し出してくれました。

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