【半分、青い。】11話視聴率とネタバレあらすじ!鈴愛はカエルじゃないの意味とは?
永野芽郁がヒロインの朝ドラ『半分、青い』第11話が4/13(金)に放送されました。
左耳の聴力を失った鈴愛(矢崎由紗)。晴(松雪泰子)は母親としての責任を感じ、夜な夜な涙。そんな中、小学校の授業で鈴愛に災難が降りかかり…。
今回は【半分、青い。】11話のあらすじと視聴率・感想まとめ!
【半分、青い。】11話の視聴率
【半分、青い。】11話の視聴率は、20.6%!
3話連続の20%超えとなりました。
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【半分、青い。】11話のあらすじ
【半分、青い。】11話のあらすじはこんな感じ…
鈴愛(矢崎由紗)は左耳が失聴。母の晴(松雪泰子)は責任を感じて涙する日々。鈴愛のピンチに、律がマグマ大使を呼ぶ声が聞こえたと助けてくれ、その後、律の前で号泣する鈴愛でした。
【半分、青い。】11話のみどころ
11話は、鈴愛の失聴が医師に伝えられたあとのお話し。そのことを受け入れられない母・父・祖母。弟や律も鈴愛を気遣うという周りの様子が描かれていきました。
今回は見どころを3点あげます。
①中盤に川を舟で渡るシーン。
②鈴愛の耳を寄せ合うシーン。
③初めて泣いた鈴愛。
では、上記の3点に着目して、ネタバレあらすじにあわせて感想を述べていきます。
【半分、青い。】11話のネタバレあらすじと感想
①中盤に川を舟で渡るシーンの3つの意味とは?
(ネタバレあらすじ)
鈴愛(矢崎由紗)は左耳の完全な失聴になりましたが、いつも通りに明るく過ごしています。弟の草太(志水透哉)は貯金をはたいて姉にぐるぐる定規をプレゼント。律は耳栓をして鈴愛に近づこうとしていました。晴(松雪泰子)は何かしたくて、和子(原田知世)に頼み、民間療法にすがります。
鈴愛はおじさん(吉澤健)に頼み川を小舟で渡ります。叔父さんの亡き妻も戦争で失聴していたのでした。舟の上から母を見つけた鈴愛。晴の大声の内容は聞こえなくても大体わかりました。鈴愛は晴を呼びます。「おかあちゃーん」と何度も何度も。
(感想)
遠くからの呼びかけが聞こえなくても気持ちで通じるんだよ、三途の川に糸電話が渡せなくても思えばいいんだよ、笛が聞こえなくても呼ばれてることはわかるし、助けてやったと言わなくても庇ってくれたことはわかるんだよ。2週分の集大成で「以心伝心」を15分にまとめてくるの上手すぎて泣く #半分青い
— k_tw (@k_tw) April 12, 2018
私、ここまでそんなに泣かないで見てきたんだけど。船のシーン。お母ちゃんのゆってること聞こえないけどだいたいわかるな。以心伝心。で、号泣でした。涙腺崩壊。。。#半分青い
— わんこ (@dtPozlDFyw2VKye) April 12, 2018
突如はさまれる川渡りのシーン。何気ない日常ですがここでこの場面がある意味が3つあるように思います。
(ⅰ)カエルでなく、スズメ!
小舟に乗る前の雑談は1度見たときはよく分からなかったのですが、トンビが鷹を産んだ律と比較して「カエルの子はカエル」だと鈴愛は自分のことを言います。こんな後ろ向きなこと言う鈴愛だったと違和感がありました。…2度目見た時に思うのは、鈴愛が失聴になり自信を失っているということ。
名前はカエルかと間違われたのでスズメと答えますね。おじさんが言う「マイネームずずめ!」は、他と比較するのではなく「スズメはスズメ!」という背中を押すメッセージのように聞こえます。
(ⅱ)おじさんの「亡き妻の失聴」を鈴愛が知ること。
片耳失聴だとバランスを崩しやすいとおじさんは知っていて、何度も「立つな」と注意します。身近に同じような方がいて鈴愛は安心したかもしれません。学校の人には話せてないようなので、大人の「話し相手」を作者は用意してあげたのかも。
(ⅲ)「以心伝心」!
上記2つは多少、深読みすぎですね。最後の3つ目が分かりやすく、母の大声が聞こえなくておじさんに確認すると、大体の内容がわかっていた鈴愛。片耳の失聴があっても、母と子の以心伝心は今まで通り変わらないということですね。
三途の川はない、片耳が聞こえない、(この後でてきますが)ピンチのとき笛はふけない…
…それでも思いが通じるときがあります。もちろん、それは宗教観で違いますし、多人種の国と違い日本人向けでもあります。
ただ、言葉で話しあう必要は時にありますが、それでも人と人の心が通じ合うことの素敵さはありますね。たとえばノールックパスなどの流れるパスが通るサッカーに惚れ惚れするように。
②鈴愛・律の耳を寄せ合うシーンは、北川悦吏子の真骨頂!
(ネタバレあらすじ)
晴は母親としての責任を感じ、夜な夜な涙する。悪夢をみた鈴愛は母の元に来ましたが、廊下に出ていた宇太郎(滝藤賢一)が晴のことを思い、祖父の元へ連れて行きます。仙吉(中村雅俊)の布団の中へ入る鈴愛。宇太郎も一緒にもぐりこみ、談笑しました。
ある日、小学校では平均台を歩く授業が!鈴愛のピンチを救ったのはやはり律(高村佳偉人)でした。律はヤモリがいると騒動を起こしました。
放課後。鈴愛は、河原で律に左耳の音を聞いてもらっても律には聞こえません。
(感想)
https://twitter.com/orchid_1768/status/984635845436096513
律と鈴愛が10歳の設定、絶妙だな。多分、11歳だと男女の意識が入ってくるから顔をくっつけるのははばかられるようになるし、8,9歳だと「生き物として弱くなった」というセリフを言うには幼い #半分青い
— 蓮花茶🦈実況🫖 (@lotusteajikkyou) April 12, 2018
川辺で寄り添う鈴愛と律。キュンキュンする視聴者多数です。
北川悦吏子の脚本ドラマ『運命に、似た恋』(NHK)も少年少女の恋愛が描かれましたが、こういうシーン作りはさすが恋愛の神様、真骨頂です。マコーレー・カルキン主演の映画『マイ・ガール』での初めてのキスのような素敵さでした。
③初めて泣いた鈴愛。なんと強くて明るいドラマ!
(ネタバレあらすじ)
鈴愛は初めて涙を流します。律は鈴愛が泣いたことに驚きます。鈴愛は自分が泣くと周りが泣くから我慢していたといいます。…1980年秋、鈴愛が9才のころ。左耳の聴力を失い、世界が半分になり、生き物として弱くなった鈴愛。しかし本能が生きよう、世界を楽しもうとしていました。
(感想)
家では泣けない鈴愛が自分の前で泣いた時、『びっくりした』の一言だけで、慰めるでもなく『つきあうよ』と、ただそばにいられる律。君、意外と男前だな。めんどくさいけど。めんどくさいけど男前だな。 #半分青い
— どぐりん@オミクロン対応ワクチン接種済 (@dogurin) April 12, 2018
#半分青い 私が泣いたら家全体が泣いてしまう。鈴愛の健気さって、ちゃんと宇太郎さんから繋がってる。あの父でこの長女だと思う。妻を気遣い、明るく振る舞い、家を支えてる父親の思いはそのまま娘に繋がってる。
— かな ドラマ鑑賞アカ (@kanadorama) April 12, 2018
鈴愛は、律の前で初めて泣いて、前向きになります。
帰らずに残ってくれた律。良き親友を持ったものです。体育のとき「以心伝心」で助けてくれた律。以前、教室では鈴愛が律を守りましたがその逆ですね。
最後の永野芽郁のナレーションには、ポエムすぎて酔っているという批判もありますが、前を向こう。生きようというメッセージが伝わってきます。家ではひとりでも泣かず、天井をみあげていた鈴愛。
号泣できたこと、再び立ち上がれたことは、律がいたことが大きいですね。不幸の押し売りではなく、明るく前向きになれるドラマです。
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(記事内の画像出典は公式サイトより)
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