映画【波紋】ムロツヨシの出演シーンはどこ?2分間の友情出演場面をネタバレ!
映画【波紋】ムロツヨシを探せ!
『かもめ食堂』『めがね』『彼らが本気で編むときは、』など、数々の話題作を送り出してきた荻上直子監督が脚本・監督を務める映画【波紋】が5月26日(金)に公開されました。主演の筒井真理子をはじめ、光石研、磯村勇斗、木野花、キムラ緑子、柄本明、江口のりこ、平岩紙と錚々たるキャストが並ぶ本作には、ムロツヨシが1シーンだけ出演していることでも話題になっています。
この記事では、ムロツヨシの出演シーンのネタバレをお届けします。
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映画【波紋】ムロツヨシの出演シーンはどこ?
主人公須藤依子(筒井真理子)の夫、修(光石研)は、東日本大震災後、放射能から逃げるように突然失踪しますが、10年以上経ってから帰ってきます。がんを患ったので助けてほしいと言うのです。
依子は義父の世話も看取りも全て自分に押し付け家族を捨てて逃げ出した夫が許せません。炊事や洗濯などの世話はしますが彼のために高額の治療費を出すことは渋っています。
ある日、信仰する新興宗教“緑命会”の信者たちとともに依子が公園でホームレスの人たちのために炊き出しをしていると、家にいるはずの修がそこへやってきます。
依子は汁物をよそいながらなぜホームレスでもない夫がここへ来たのかという顔をしますが、修は椀を受け取りながら「ホームレスにはやさしいんだな」と嫌味を言います。
その後、修が花壇に座って食べているとそこにひとりのホームレスがやってきて修の隣に座ります。
このホームレスがムロツヨシです。
しげしげと修の顔を見て「あなた、あれだ、カマキリ。あなたの前世はカマキリの雄です」と唐突に話しかけてきます。
「交尾中に雄を食い殺した雌は卵を倍産むそうですよ」と話し続ける彼に修はムッとしてその場を立ち去りますが、このホームレスの言葉は、この後修の心に深く残ることになります。
ムロさんは帽子と眼鏡と髭で素顔が良く見えないのと真正面からのアップがないので、中にはムロツヨシさんと気づかない人もいるかもしれません。ただ、やはり歩き方と声に特徴がありますね。
映画【波紋】荻上直子監督とムロツヨシ
5月12日(金)にニッショーホールでトークイベント付き特別試写会が開催された際、荻上直子監督が「ムロツヨシさんに気づいた人!」と客席の皆さんに聞いたところ、半数以上の人たちが手を挙げていました。
中にはエンドロールでムロさんの出演を知る人もいるかもしれませんね。
幅広い演技で人気のムロツヨシさんは、次々と話題作に出演して活躍しています。
荻上直子監督の作品では、前作『川っぺりムコリッタ』(2022年)に出演。
今回のホームレス役は、荻上監督が直接電話でムロさんにオファーしたとのことで、ほぼほぼ友情出演だそうです。薄汚れた格好で顔がよく見えない演出、しかも2分間というわずかな出演時間でも強い印象を残す存在感は流石です。
【波紋】は観た人の心にまさに波紋がいくつも広がっていく映画で、ぜひ劇場で観ていただきたい作品。
ムロツヨシさんのシーンもどうぞお見逃しなく!
記事内画像出典:映画「波紋」公式サイト
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