スポンサーリンク

【疑惑(2009)】のネタバレと視聴率!見たことない沢口靖子の悪女に戦慄!

【疑惑(2009)】のネタバレと視聴率!見たことない沢口靖子の悪女に戦慄!

2021/5/23(日)に故・田村正和さん追悼企画として【疑惑(2009)】が再放送。エンドロールも含めてノーカットとなります。

田村正和さん演じる力強く、優しい弁護士が真実を掴む為に奔走。

そして、希代の悪女を演じるのはさん。今までのイメージとは間逆の沢口靖子さんにゾクゾクが止まらなかったです。

今回の記事では【疑惑(2009)】のネタバレ、感想、視聴率をお伝えします。


ADVERTISEMENT

【疑惑(2009)】のネタバレ

希代の悪女・球磨子

佐原貞吉(田村正和)は元刑事の弁護士。どんなことがあっても依頼人を信じ抜くのを信条としている。ふとテレビに目をやると金沢で発生した自動車転落事故を扱っていた。

大雨の海に自動車が転落する事故が発生した。車に乗っていた老舗料亭「金城樓」の女将・白川球磨子(沢口靖子)は自力で脱出するが、夫の福太郎(小林稔侍)は溺れ死んでしまう。

球磨子は結婚したばかりの福太郎に8億円もの保険金をかけ、さらに4つも前科があった。それを新聞に暴かれ、世間からは「金の為に夫を殺害した」とバッシングを受けてしまう。

状況証拠だけだったが逮捕は目前であり、白川家の顧問弁護士・原山正雄(津川雅彦)は裁判に備える。さらに教え子の佐原を呼び、球磨子に会わせる。

派手な化粧に黒いドレス姿。さらに球磨子は「(弁護を引き受けたら)お金をいっぱい上げる」と言ってきた。佐原は「馬鹿ヤロウ…」とだけ返事をする。球磨子はブチ切れる。

佐原から見た球磨子は世間がいう“悪女”と呼ぶべき人物そのもの。とても信じられず、「弁護は出来ません」とする。

球磨子は「金城樓」に記者達を集め生命保険の疑惑について記者会見を開く。「“生命保険は店を譲れない代わりとして主人がかける様”言ってきた」と涙ながらに説明する。

だが、福太郎の孫の宗治(井之脇海)と佐々木圭子()は「泳げないことを知っていた!!この女が殺した!!」と紛糾する。

そこに警察が逮捕状を持って乱入、そのまま球磨子を逮捕する。その様子は生中継され、センセーショナルに報道された。

世論を煽るキャンペーン記事

逮捕から1年2ヵ月後が経った。一審判決の直前、佐原の元に球磨子から「自分を助けて下さい」と手紙が届く。その直後に原山から電話が掛かってくる。

原山は一審判決後に手術を控えており、二審以降の裁判は不可能。佐原に頼るほかない。手紙も原山の指示のようだ。

佐原は一度、球磨子に会ってみると約束する。

一審判決の三日前、原山と佐原は金沢で開催されているパーティ会場に。そこでは北陸日々新聞社会部の記者・秋谷容子(室井滋)が大賞を受賞していた。

球磨子の過去を暴き、逮捕に繋がったキャンペーン記事を書いたことが評価されたからだ。

原山は「世論を煽ってふざけた話だ」と憤慨。佐原も同じ気持ちだった。近寄ってきた秋谷に対して「貴方、無罪の人間を有罪にしてしまう可能性があるのが怖いでしょう」と揺さぶりを掛ける。

そして、秋谷に「キャンペーン記事を自分に届けて下さい」と依頼する。佐原なりの挑戦状だ。

車転落事故の概要

佐原は原山と共に「金城樓」に移動。車転落事件を振り返る。

  • 銀座でホステスとして働いていた球磨子の元に客として福太郎が来店
  • 2人は出会って僅か3ヶ月で結婚
  • 2人で火祭り見物の旅行、その帰りに海沿いを通り掛かる
  • 球磨子はビールが飲みたくなり停車、購入後は福太郎に運転を代わって貰う
  • 激しい雨が降ってきたので福太郎は港で弱まるまで休憩することにする
  • その後、2人は自動車ごと海に転落
  • 球磨子は割れたフロントから脱出、救急車を呼ぶ
  • その時の様子は事故に遭ったとは思えないほど冷静だったという
  • 翌朝、車が引き上げられて福太郎の遺体が発見された
  • 遺体の靴は片方だけ脱げており、車内にはスパナが落ちていた

任意の取調べを受ける球磨子。「冷静だったのは覚えていないし、スパナは知らない」とのこと。

刑事の桜井()らの「フロントガラスを割る為に予めスパナを用意したんじゃないのか!」という執拗な取調べに球磨子はブチ切れ。「だったら逮捕状を持って来い!!」と啖呵を切ってしまった。

球磨子にとって不利な3つの点

球磨子が不利な点はまだある。

1つ目は火祭りの日の事。球磨子は福太郎の友人・木下保(笹野高史)と遭遇。その後、「福太郎は別れたがっている」と探られた。

球磨子は「別れて欲しいのなら慰謝料は100億は用意しろ!」と凄み、木下は逃げ出した。球磨子は冗談のつもりだったが、警察の心象を悪くした。

2つ目は福太郎の元に行く前に銀座のホステスで働いていた時のこと。知り合いのヤクザ・河崎三郎(土屋裕一/現:土屋佑壱)と野島秀夫(橋爪遼)に「金沢に行ったら大きな仕事をして帰ってくる」と話した。

球磨子は「福太郎に相応しい人物になる為に頑張る」という意味で言ったとのこと。これも心象を悪くした。

3つ目は目撃者の存在。藤原好郎(中村俊太)という男が電話ボックスで夫妻の車を目撃。福太郎が助手席にいたことを目撃していた。

以上のことが裁判で証言された。状況証拠であったが不利になったのは間違いない。

球磨子に一審の判決が下る

原山は球磨子の事を「本当の顔を見せない可愛そうな子」とする。

旅館に泊まっている佐原の元に秋谷がキャンペーン記事を持ってやってくる。秋谷は「これを読めば逮捕は納得できるはず」と自信満々だ。佐原は「馬鹿ヤロウ…」とだけ返事をする。

第一審の判決の日。法廷に到着した球磨子は秋谷に「無罪だったら新聞記者、辞めるんだろうな!」と挑発する。

だが、球磨子に死刑判決が下った

「私は殺していない!!」

球磨子の絶叫が法廷に響き渡る。

佐原は球磨子に面会。球磨子は「私は無実よ」と訴える。佐原は「芝居をせずに正直に話をし、本当の顔を見せてくれ」とした上で事実確認をする。

球磨子は今まで話してきたことを今一度話す。しつこい確認に球磨子は「信じてないじゃないか!帰れ!」とまたもやブチ切れ。話は終わってしまった。

佐原はキャンペーン記事の事実確認

佐原はキャンペーン記事の事実確認の為に球磨子の故郷・天草へと向かう。記事には1年4ヶ月の空白があり、確かめる必要がある。

向かうバスの中で佐原はキャンペーン記事の内容を再確認する。

  • 球磨子は天草の裕福な家庭に養子に出され、何不自由なく育った
  • 妖艶な美しさを持って成長
  • 高校2年の時に突然中退、博多に渡った
  • 博多で詐欺、恐喝、暴行、障害という4つの罪を犯した
  • 出所後、(書かれていない1年4ヶ月の空白を経て)銀座のホステスに
  • 福太郎に出会う

佐原は球磨子の同級生から話を聞く。「“中退したのは性的暴行されたから”という噂があった」という。

佐原は東京に戻り、球磨子の友人・高原マキ(若村麻由美)と会う。彼女とキャンペーン記事の内容をすり合わせる。

詐欺、恐喝について。記事には「トヨサキという男と共に老舗の若旦那を騙して1億もの大金を騙し取った」とある。

←トヨサキに力づくで連れまわされて、逆らえなかった。(少なくと主犯ではない。)

その後、2人は1億を元手にホステスクラブを経営、荒稼ぎをした。

←経営したのは本当、自分はチーママとして雇われた。ただ、球磨子は色目を使う従業員はクビにするなど健全な経営をしようとしていた。

だが、店は赤字。トヨサキには借金だけを押し付けられて逃げられた。

暴行、障害について。

←受けたのは自分であり、事実ではある。自分は店を畳むように忠告したが、球磨子は「ここで逃げる訳には行かない」と意地を張った。

その後、大喧嘩に。球磨子は興奮しライターで火傷を負わされた。

でも出所後すぐに球磨子は謝罪をしにきた。自分はそれを受け入れて許した。

最後に1年4ヶ月の空白について。

←球磨子は知り合った高齢の受刑者を懸命に介護していた。

やはり、キャンペーン記事には都合の悪いことばかりが書かれていた。

佐原は再び球磨子と面会。性的暴行の噂について確かめる。噂は本当で高校の教師に犯され、男女の行為は嫌いになったという。

それでも球磨子は「本当に好きな人なら出来、福太郎はそうだった」という。

佐原の怒り

再び秋谷が佐原の元にやってくる。佐原は球磨子の心象が悪くなることばかり書いたことを追求。秋谷は「一般市民の感情を代弁したのよ」と開き直る。

佐原は「代弁?ふざけるなよ!(ジャーナリズムではなく)誘導って言うんだよ!!」と一刀両断。

さらに佐原は桜井刑事課長の元に。球磨子が証言したのにマスコミに公表しなかった事柄を厳しく追及する。

球磨子は福太郎が店に来た時にズボンのほつれを縫ってあげた。決して、キャンペーン記事に書かれているような下品な出会いではなかった。

桜井はさっさと立ち去るが、様子を見ていた記者達は国選弁護人なのに情熱を持った佐原に興味を持つ。

佐原の命がけの検証

数日後、佐原は記者達を集めて自ら車で海に飛び込み、フロントガラスが割れるか実験をする。追いかけてきた秋谷に「一緒にどうです?いい記事が書けますよ?」と挑発。

秋谷も周りの記者達に「責任とんなきゃ」と言われて助手席に乗ることになった。飛び込む直前、秋谷は怯え車から降りてしまう。

佐原は体制を立て直して車で海に飛び込む。命がけで「フロントガラスは海に落ちた衝撃で割れた」と証明した。記者達は佐原に食い付く。

一方で秋谷は「佐原は逆転無罪を勝ち取るかもしれない」と恐れを抱く。

秋谷は佐原の過去を揺さぶる

東京のジャズバーにて。ここは佐原の義理の妹・田中純子(真矢みき)が働く店。佐原も時折、ピアノを演奏している。

秋谷が待ち構えており、13年前に佐原が巻き込まれた事件の記事を見せる。

佐原は担当した被告人に逆恨みで妻を殺されていた。娘とは疎遠になり、現在はアメリカに留学。連絡も取れていない状況。

そして、当時に犯人に浴びせられた「あんたは俺を信じていなかった!!」という言葉を今でも忘れられない。

秋谷は精神的に揺さぶりを掛けに来たのだ。「あんた、いい度胸ね。」と純子は佐原の代わりに受けて立つ。

事件の経緯や奥さんが娘を守る為に犯人に体を差し出した事等を秋谷はセンセーショナルに語る。何か行動を起こしたら相手の思う壺、純子は必死に絶え続ける。

終了後、純子は秋谷にこう言い放つ。

純子「あの人はね、馬鹿なのよ。どんなことがあっても仕事を曲げないわ!」

佐原は今でも「自分のせいだ」と後悔している。それゆえ、依頼人を信じ、人生を預かる覚悟で弁護に臨んでいるのだ。

佐原の鮮やかな逆転劇

5ヶ月後。控訴審で佐原は検察側の証人達にするどい質問をぶつける。

まずはヤクザの河崎と野島。

佐原「球磨子は“大きな仕事をしてくる”と言ったが、それをどういう意味で捉えましたか?」

2人共「福太郎さんの財産を奪う意味で」と答える。

佐原「では、球磨子さんは明確にそう言ったのですか?」

2人共「そうは言っていなく、自分の思い違いだった」と証言を変える。

続いて福太郎の友人の木下。木下から別れた後の2人の様子を聞き出す。

「福太郎から球磨子と仲直りしたことを聞かされ、自分は“出過ぎた真似をした”と謝った」とのこと。あくまで2人は痴話喧嘩をした程度だった。

佐原「ではなぜ、最初からそう言わなかったのですか?(球磨子は有罪という)場の雰囲気に飲み込まれたのではないですか?」

3人目は目撃者の藤原。

佐原「激しい雨が降っていたので(電話ボックスや車の)光の反射だけでははっきり顔は見えないのでは?何故、男性だと?」

「新聞記事の影響を受けていたのではないですか?」

藤原は「そうかもしれません」と答える。

佐原は鮮やかに証言を崩し、検察の主張を覆した。

福太郎が思い詰めていた事と球磨湖が隠している事

裁判の後、佐原の元に女将の圭子がやってくる。そして、100万ほどの現金を渡そうとする。つまり、自分に弁護士を降りてくれという意味だ。

圭子は「(運転はしてないとしても)球磨子が福太郎に無理心中を持ち掛け、自分だけが助かった」と主張する。さらに「福太郎は性の不順に悩んでいた」と聞かされる

佐原はぶれることなく、お引取りを願う。

再度の面会。球磨子は佐原の手腕に上機嫌だ。

佐原は球磨子に福太郎の性の不順について質問する。球磨子は何も答えない。さらに「本当は靴が脱げていた理由やスパナの事を知っていたのでは?」と追求する。

球磨子は明らかに激しく取り乱す。

その後、佐原は「寒い」という球磨子にセーターを買い、差し入れする。

翌日、佐原は車に靴とスパナを持ち込みあることを確かめる。だが、事態は急変する。球磨子が留置所で自殺を図ったのだ。

急いで病院に向かう佐原。予断を許さない状況だ。警察官から球磨子の遺書を渡される。そこにはこう記されていた。

“福太郎は私が殺しました。嘘を言っていてごめんなさい。セーターありがとうございました。おかげで私の心は温まることが出来ました。球磨子より。”

佐原が導き出した真実

佐原は確信し、「自動車転落事故の真実」を書き上げる。そこに秋谷が到着。「自動車転落事故の真実」を読み愕然とする。

病院の非常階段にて。秋谷は佐原の体を激しく揺らしながら「この記事を売ってよ!!」と一心不乱に頼み込む。

佐原は「脅しか?それとも殺そうとしているのか?」と相手にしない。秋谷はこれから先、自分に降りかかるであろうことを理解。その場で崩れ落ちてしまう。

その後、目を覚ました球磨子の元に佐原が書いた「自動車転落事故の真実」が届けられる。冒頭にはこう記されていた。

“警察が球磨子さんのことを疑うのは致し方ないことである。だが、問題は民衆を煽り立てるマスコミの罪である。

控訴審・最終弁論にて。佐原は「自動車転落事故の真実」を語る。

福太郎が起こした無理心中である。

それを立証する物証は脱げていた靴とスパナ。自分がブレーキの下にこの2つを入れたところ効かなくなった。

福太郎は車を止め、球磨子がビールを買いに行った隙に細工をした。海に飛び込む時に球磨子と自分自身がブレーキを踏めないようにする為だ。

動機について。

佐原「福太郎が死亡したので推測の域は出ないが、彼は球磨子を誰にも渡したくなかったのではないか?」

「福太郎は性の不順に悩んでいた。いつかは彼女は自分の元を去ってしまうのではないか?ならば2人で愛し合ったまま死のう。」

残りの疑問は1つ。なぜ、球磨子は真実を語ろうとしなったのか?

佐原「それはご主人を永遠に愛し続ける為だ。」

「不幸な女性が始めて知った優しさ。彼女にとって福太郎が全てだ。愛した人が自分を殺そうとした事実。現実とは認めたくない。」

「世間全てに睨まれようと。無理心中ではなく、事故にすれば。彼は私の中で優しく微笑んでくれる。」

球磨子は号泣する。検察側から反論はなく休廷となった。

虹は何度でも

去り際、球磨子は佐原に頭を下げる。最後に佐原はこの言葉を贈る。

佐原「元気を出して。空に虹は何度でも掛かる。希望を捨てずに生きて下さい。」

判決が下る。佐原は見事に逆転無罪を勝ち取った。

朝日が差し込むジャズバーにて。佐原は亡き妻に想いを乗せて優しい音色でピアノを奏でる。

球磨子を励ましたけれども自分の虹はまだ掛かっていない。

そこに純子から「娘さんから連絡がきた。“お父さんは元気?”って言っていた」と伝えられる。

佐原は「夢みたいだ...」と自分に掛かろうとしている虹をかみ締めるのだった。

【疑惑(2009)】の感想

田村正和の力強さと優しさ

故・田村正和さんの追悼特番として【疑惑(2009)】が放送。田村正和さんの2つの異なる凄さが見れます。

まずは情熱を持って命がけで真実を追究する姿勢。証人達を厳しく、追及。マスコミへの激しい怒り。

一方で、事件の動機について語るクライマックスシーン。そこでは優しく、まるで詩を読み上げるかのように情緒的に真実を語ります。

田村正和さんの力強さと優しさ。2つの異なる魅力を感じられます。

沢口靖子の悪女

一方、もう一人の主役と呼べる沢口靖子さんも素晴らしかったです。

沢口靖子さんと言えば【科捜研の女】が代表作。こちらでは主人公・佐原と同じように真実を追究。

【疑惑(2009)】ではそれとは間逆の悪女を演じました。

  • ふてぶてしく、悪態を付く態度
  • 睨みを利かせ、相手を脅す
  • 激しく怒り狂い、罵倒する

今まで見たことない沢口靖子さんに震えが止まらなかったです。改めて、凄い女優さんです。

【疑惑(2009)】の視聴率

2009年放送時の視聴率は18.5%でした。

【疑惑(2009)】の再放送時の視聴率は分かり次第、お伝えします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました