【カムカムエヴリバディ】20話│上白石萌音「稔さん」連呼と無音演出にネット号泣

【カムカムエヴリバディ】20話

朝ドラ【カムカムエヴリバディ】第4週 第20話が2021年11月26日に放送されました。

第20話では、上白石萌音さんの「稔さん」連呼の演技と、無音で心境をみせる演出にネット号泣で…。

今回は【カムカムエヴリバディ】20話のあらすじネタバレと感想について。

目次

【カムカムエヴリバディ】20話のあらすじネタバレ

【カムカムエヴリバディ】20話の内容は…

安子(上白石萌音)は祭壇に手を合わせて、線香をあげた。そして千吉(段田安則)に父の弔いをしてくれて祭壇まで家に用意してくれたことを感謝する。

千吉が医者から聞いた話では、金太(甲本雅裕)の心臓が随分と弱っていたという。「たちばな」を建て直したい、その気力だけで動いていたのだろう、と千吉は語った…。

金太(甲本雅裕)の最期

おはぎを持ち逃げしようとした男の子(山之内亮)が「たちばな」に顔を出す。倒れている金太を発見して医師を呼んだのは、男の子だとだけ聞いていた安子。

「お医者さんを呼んでくれたのは、あんたなん?」と尋ねる安子。頷く男の子。安子は感謝を伝えた。

男の子は夜遅くに「おっちゃん。おはぎのおっちゃん。」と声をかけた。扉を開けてくれて、「帰ってきたんか、算太」と言ったあと急に倒れて、金太はうわごとを言っていたという。

「無事じゃったんか。待っちょったんじゃ、とか」言っていたという男の子。

会えたんじゃ。お父さん、お兄ちゃんに会えたんじゃ。はあ~よかった」と安子は喜んだ。父の最期の様子を教えてくれた男の子に感謝する。

「おはぎ売ったもうけじゃ」男の子はお札を安子に渡す。何枚もある。高く売れたことに安子は驚いた。

「最初は持ち逃げするつもりじゃった。じゃけどやめた」と男の子。2つ自分で食べて元気になったから売りに行った。どうしたら高く売れるか考えてやってみた商いは楽しかった。

「そう。お仕事ご苦労様でした」と頭を下げる安子。

お札をすべて男の子に手渡して、安子は言った。

「お腹いっぱい食べて。それから、どねえなことでもええ。ちょっとずつ商いを始めて、しっかりと生きていかれえよ

男の子は深く頭を下げて去った。

安子は父のことを回想。「たちばなの菓子で救われる人がきっとおるはずじゃ」と言っていた父の言葉が実ったのを感じた。

英語講座が再開

戦後から3か月半。4年ぶりに「基礎英語講座」が再開した。講師・堀英四郎(松坂ヒロシ)の英語が響く。

安子は町へ出てラジオ英語講座のテキストを発見し購入。思わず笑みがこぼれる。

安子にとってラジオの英語講座を聞くことは稔(松村北斗)を想うことだった。

夜、寝床で…。安子は子守唄のように英語をるいに聞かせた。

ひとつ英単語を覚えるごとに、稔が帰る日が近づいてくる…そんな気持ちで勉強した。

勇(村上虹朗)の帰還

ある朝。リンゴの唄のハーモニカや読経の声が響く通りを、1人の復員兵 が歩いていた。

安子がるいをおんぶしながら玄関を掃いている。すると人影がみえた!

勇(村上虹朗)が立っていた。

安子は「お義父さん・お義母さん勇ちゃんです!勇ちゃんが帰ってきました!」と奥に叫ぶ。

できる限りの食事をふるまう美都里(YOU)。勇は「うめえ。やっぱり家はええのう」と喜んで食べた。

勇は小笠原に派遣されていた。穴掘りをさせられていたが、焼夷弾より暑さでやられると思っていたときに終戦の知らせが来たという。

「そりゃ良かったわ」とつぶやく美都里に「良かねえ。戦場にええことなんてひとつもねえ!」と感情的になってしまう勇。

すぐ謝った勇に、千吉は「話さんでええ」となだめた。勇は兄も戻ってきたらいいのにと願った。

稔からの便りはまだないが、勇は遠い所へ行っただけだとフォローする。

20話の結末

ある朝。勇が庭で素振りをしていると、配達員がきた。

「父さん!父さん!」あわてて勇が父のもとへ。そこには美都里もいて、安子もかけつける。

手紙を読んだ千吉は落ち込み…「稔が戦死したて」と言った。無表情で安子も内容を確認した。

美都里も手紙を手に「嘘じゃ、嘘じゃ」と嘆いた。

安子は外へ出て、フラフラと、神社へ向かった。

稔さん。稔さん。と思いながら走る。(劇判なしの無音。安子の声のみの演出)

神社の参拝場所の前に駆け込み、膝から崩れ落ちた安子は…

稔さん。意地悪せんで。帰ってきて…稔さん。稔さん。稔さん。稔さん。稔さん。

と何度も何度も稔の名前を呼んで、泣いた。

(TO BE CONTINUED)

【カムカムエヴリバディ】20話の感想

上白石萌音「稔さん」連呼と無音演出にネット号泣

20話は、金太の最期の様子が明かされ、勇の帰還のあと、ラストは稔の戦死の知らせ。

「無音」になり、走る安子の背中を映す演出はとても心揺さぶられました。

劇判で無理やりに扇情的に、でなく、静かに安子の気持ちに思いをはせることができる演出。

そして義理の両親の前では無表情を貫き、ひとりになってから感情を爆発させて「稔さん」を連呼する安子。

嗚咽する安子を演じる上白石萌音さんの演技はとても迫真に迫り、視聴者も号泣でした。

しかし・・・うすうす分かっていた展開ですし…朝ドラ受けで華丸さんが「わかってはいましたけどね、ナレーションでね。あれが最後だって言ってたんで、わかってはいましたけども」と言ってましたし、覚悟はしていましたが…。

つらくて、やりきれなくて、涙してしまう展開でした。

しかし「あれが最後」のあれって何でしょうか。

稔との最後のシーンでのナレーションは、「安子と稔が一緒に暮らせたのは、ほんの ひと月足らずでした」という言葉。

わたし(筆者)は流れ的に戦地へ行くまでひと月だったのかなと思ってたのですが、思い返してみれば、帰ってきて一緒に暮らせないことも暗示していましたね。

視聴後の今は安子と同じく立ち上がれない心境で、あんな紙切れの報せを信じたくないのですが祖父母、両親に続いて、最愛の夫まで亡くした安子の今後を見守っていきたいです。

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画像出典:NHK

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