【クラスメイトの女子、全員好きでした】1話感想！“ベルマーク・キス”の失恋話が新連載のきっかけに！
【クラスメイトの女子、全員好きでした】1話感想！“ベルマーク・キス”の失恋話が新連載のきっかけに！
中学時代のタイムカプセルの中身として間違って届けられた小説をパクったら新人賞！
冴えない小説家・スネオ（木村昴）と崖っぷち編集者・美晴（新川優愛）の作者探しが始まる。
【クラスメイトの女子、全員好きでした】1話
パクリ作品で新人賞!?
枝松脛男（スネオ/木村昴）は、小説家志望の37歳。長年、鳴かず飛ばずで害虫駆除のアルバイトで生計を立てていた。ところが今、出版社「鋭心社」主催の文学賞の表彰式のステージに立っている。小説『春と群青』で新人文学賞を受賞したのだ。
『春と群青』は、編集者・片山美晴（新川優愛）の強い推しによって選ばれたが、これはスネオが偶然手に入れたもので、スネオの作品ではなかった。スネオは耐えきれず、美晴にパクリだと告白する。
半年前――、スネオの元に、中学時代に埋めたタイムカプセルの中身が届く。25年の時を経てタイムカプセル委員会が掘り起こし、それぞれの持ち主に送ってくれたわけだが、その中に見覚えのない“1冊のノート”が入っていた。表紙には『春と群青』とあり、中には“女子っぽい字”で恋愛小説が書かれていたのだ。
しかし担当の美晴は、事務職から念願の文芸部に異動したものの、3年ヒット作を出せてない。編集長からは次にしくったら終わりだと釘を刺されて落ち込む。美晴がパクリの件を編集長に告げようと思ったが、出張で連絡がつかない。同僚の猫魔里菜（結城モエ）からも陰で「才能クラッシャー」と呼ばれていることを聞き、「あとがない」とも言われる。スネオのアパートを訪れると、「ダマでいきます」、つまりパクリであることは秘密にしておくと宣言する。
スネオが小説家を目指した理由
中学のときベルマーク委員だったスネオは、そのとき一緒に委員をやっていた谷口茜（石井友奈）いつも居眠りばかりしているため、「ナマケモノ」というあだ名がついていたが、スネオは彼女の寝顔を見るのが好きだった。
ある日、担任の岡部英二（チャンカワイ）からベルマークが少ない、みんなにもっと呼びかけろと叱られる。スネオは当時嫌だったこと、腹が立ったことを「グチノート」に書き綴っていた。それを読んだ茜は、文章が面白いと褒めてくれた。そういえば、タイムカプセルに入れたはずの「グチノート」がなく、その代わりに『春と群青』のノートが入っていたのだ。
茜には小さい弟が3人いて、共働きの両親の代わりに面倒をみていたから、学校では「ナマケモノ」になっていた。それを知ったスネオは自分が頑張って集めるという。茜は「ベルマークを1人で1000枚集めたらキスしてあげる」とご褒美を提案する。
茜は毎日学校もつまらないから、スネオが面白いことをしてくれるならそれぐらいのお礼をすると言った。
スネオの頭の中は「キス」でいっぱいになる。
父親の珍アドバイス
25年前のことを鮮明に覚えているのは、父親・富士夫（皆川猿時）のちょっと変わったアドバイスのおかげ。
「女の子の顔や話し方と過ごした時間をずっと覚えておけ。それはお前が大きくなったら大切な宝物になる」
だからスネオが覚えているのは、茜とのことだけじゃない。クラスメイトの女子、全員好きだったから。
美晴は、その経験と記憶は小説家としての武器だから、それを自伝的に小説にすればいいとアドバイスする。
ベルマーク作戦の顛末
ファーストキスがかかっているから、スネオはベルマーク探しに奔走する。富士夫にはそんなことしてる暇があるなら内職を手伝えと叱られるが、キスは諦められない。親戚などにも頼み必死に集めても足りないため、スネオはごみ収集所のゴミからベルマークを探す。
その行動を不審がった隣の中学の三浦くんの手伝いもあって、ベルマークは1000枚集まった。三浦くんはキスの仕方も教えてくれた。さくらんぼの枝を口の中で結べるとキスが上手くなると聞いてから練習もした。
放課後、茜にベルマークを見せて、どうやって集めたかの武勇伝を語ると茜は笑って聞いてくれた。そしていよいよ…と思ったが、茜は「ごめんなさい」と謝る。キスはできない、いろいろ事情があってと言われ、冗談だと思った、僕も谷口さんとキスしたくなかったと嘘をつく。ただ茜は、中学に入ってこんなに笑ったのは初めて、ありがとうと礼を言った。
翌日、スネオはひとりでベルマークを担任に届ける。「インポッシブル」というときに唾が吹き出すインポッシブル砲を喰らった。帰り道、茜を見かけたスネオは、その話をして笑ってもらおうと追いかけた。
ところが、そこには三浦が茜を待っていて、2人はキスしてからデートに行った。
あわててごみ収集所に隠れたスネオは、ショックを受ける。そしてそこで見つけたベルマークは、今までの最高点数だった。今でもベルマークを見ると茜との苦い経験を思い出す…。
新連載決定も作者探しが重要
ベルマークの失恋話は編集部でも好評。編集長にはデビュー作との作風の違いを指摘されるが、似たような作風だと飽きられるだろうとポジティブに受け止められて、新連載が決まった。
しかし喜んでばかりはいられない。『春と群青』の本当の作者がいつ名乗り出るかわからない。美晴とスネオはその作者探しをすることになる。
【クラスメイトの女子、全員好きでした】1話の感想！
気楽に見られて面白い！
ベルマークのエピソード、思春期の男の子の気持ちがよく描かれていたし、子役キャストもいい味出しています。
ベルマーク集めを手伝ってくれたり、キスの上達法も教えてくれたりした三浦が谷口茜の彼氏というのは皮肉な運命だったけど、茜が「約束したから」ってスネオともキスしなかったのはよかった。
タイムカプセルの宅配便を届けにきた配送員が、もしかして茜？と思ったけど、それなら名前でスネオのことを思い出したりするでしょうか。いきなり産毛剃ったかとかキモいこと言われたから、それどころじゃなかったか。
でも配達員の女性もまた出てきそう。
美晴に最初に会ったとき、「前に一度お会いしたことありましたっけ？」とスネオが言ったのが気になりますね。美晴は覚えていなくても、スネオは覚えている。この伏線は徐々に回収されていくのでしょう。
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