『ブギウギ』スズ子と愛助の箱根旅行は史実!?初めてで最後の旅に?
趣里主演のNHK朝ドラ『ブギウギ』(NHK総合ほか、月~金 午前8時)第17週では、スズ子と愛助(水上恒司)が初めての旅行に出かけるという展開に!劇中のこの箱根旅行は史実なのでしょうか!?なんと初めてで最後の旅になる可能性も?
今回は『ブギウギ』スズ子と愛助の箱根旅行は史実!?について。
『ブギウギ』スズ子と愛助の箱根旅行は史実!?初めてで最後の旅に?
朝ドラ『ブギウギ』17週・79話(1月24日放送)の中で、スズ子と愛助が箱根旅行に行くことなりました。この旅行は史実なのでしょうか。調査してみます。
愛助が箱根旅行を提案
79話にて。喀血のおさまった愛助は大阪に帰って治療することになりました。
愛助はさみしそうしているスズ子に「一緒に旅行せえへんか?」と提案。
断ろうとするスズ子に対し、愛助は「箱根まで僕を送ってくれへんか?」と、見送りという体裁を取ることを示唆。
そして愛助は芦ノ湖の湖畔にある馴染みの宿でスズ子と1泊したいと言います。
スズ子と愛助にとっては初めての旅行。スズ子は喜びに目を潤ませました。
スズ子と愛助の箱根旅行は史実!?
結論から言うと、スズ子と愛助の箱根旅行は一部、史実です。
スズ子のモデルである歌手・女優の笠置シヅ子さんのことを調べると…
1946年(昭和21年)6月に帰阪することとなった穎右にシズ子は途中まで同行し、琵琶湖の湖畔の旅館で同宿した。そこで穎右は高峰三枝子の戦前のヒット曲「湖畔の宿」を口ずさみ、初めて聞く穎右の歌声に、感極まったシズ子は思わず嗚咽したが、照れた穎右は「なんや、歌の文句(歌詞)みたいな別れやな」と照れ隠しに茶化している。翌日にシズ子と穎右は大津駅で別れたが、穎右はボストンバッグ1つという軽装で軽やかに客車に乗り込むと「では、ちょっと行ってくるさかい、秋までには東京に帰れるやろう」と車窓から手を振ったが、これが穎右との最後の旅行になった。
笠置シヅ子Wikipediaより
穎右というのは吉本穎右(よしもと・えいすけ)さんのことです。吉本興業の創業者・吉本せいさんの息子です。
笠置シヅ子と吉本穎右が1946年に帰阪する時、旅行したことは史実のようですね。
ただし、「琵琶湖の湖畔の旅館で同宿」とあります。琵琶湖は滋賀県ですね。
そして大津駅とは滋賀県大津市にある駅のことと思われます。
ということは、旅行の場所は史実でありません。
ドラマでは「芦ノ湖の湖畔の宿箱で一泊」「箱根旅行」となっているので。
初めてで最後の旅に?
ウイキペディア(旅行の出典は笠置シズ子『歌う自画像 : 私のブギウギ傳記』北斗出版社)に「これが穎右との最後の旅行になった。」 とあります。
つまり琵琶湖へ旅が2人の最後の旅行になったということ。
ドラマではどうなるのでしょうか。まだ未放送ですが・・・この箱根旅行がスズ子と愛助の最後の旅になる可能性が高いです。
箱根旅行での2人の幸せな時間を描きつつ、愛助の臨終シーンは描かない…。というか、笠置シヅ子さんが恋人の死に目に間に合わなかった史実をもとに、ナレ死(ナレーションで死亡を知らせる)で愛助の最期を描くと予想します。
果たしてスズ子と愛助の恋の結末はどう描くのか。注目ですね。
画像出典「ブギウギ」公式HP
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