横浜流星主演の大河ドラマ【べらぼう】38話「地本問屋仲間事之始」が10月5日(日曜)に放送されました。
第38回では、蔦重は鶴屋の計らいで、口論となった政演と再び会う。一方、定信は学問や思想に厳しい目を向け、出版統制を行い…とストーリーが展開。
本記事は【べらぼう】38話のあらすじと感想について紹介します!
【べらぼう】38話あらすじ
蔦重(横浜流星)は、歌麿(染谷将太)のもとを訪ねると、体調を崩し、寝込むきよ(藤間爽子)の姿があった。そう毒、今で言う梅毒にかかっていて医師から長くないかもしれないと言われる。梅毒は幻覚妄想を引き起こし、錯乱するきよ…。その後、歌麿はきよの絵をたくさん描いた。自分のことを見ててくれる安心感からか、きよは癇癪を起さなくなった。
そんな中、蔦重は鶴屋(風間俊介)のはからい(というか騙し討ち?)で、口論の末、けんか別れした政演(京伝/古川雄大)と再び会う。年季明けの菊園と結婚することになった政演。蔦重と鶴屋は祝福し、何かと必要になるから、年30両を渡すという。政演は鶴屋だけでというが、蔦重はこの間のことを謝る。政演は正直、世に抗うとか柄じゃなくて、モテたくて浮雲のように書いてきたという。蔦重は遊びを禁じられ倹約を明示らえる時代に「てめえだけ良ければいいのか」と怒ってしまう。「しくじったのは蔦重さんだ」と反論する政演。そんな中、出版統制のことを知る蔦重と鶴屋。
定信(井上祐貴)は平蔵(中村隼人)を呼び、昇進をちらつかせ、人足寄場を作るよう命じる。さらに定信は、改革の手を緩めず、学問や思想に厳しい目を向け、出版統制を行ったのだ。戯作や浮世絵などは風紀を乱す、と。蔦重が出した黄表紙がきっかけになったのは明らかだった。
歌麿はきよを看病する。すると、きよの幻影から声が聞こえた。歌麿はきよを抱きしめて「いかねえで、きよさん。お願いだから。置いてかねえで。ずっと見てるから」と言った。
そのころ、蔦重と鶴屋は江戸の本作りに関わる者たちを集めた。蔦重は自分のしくじりを謝った。その上で蔦重は触れを変更してもらうことを考えていた。新規はダメだが、指図を受ければ可能との触れ。江戸の本屋みんなが草稿を持って奉行所に指図をもらいに行って困らせる作戦を蔦重は考えた。この案に多くの人が賛成してくれた。政演も戻って草稿を書きにいく。
蔦重は長谷川平蔵(中村隼人)を吉原に連れて行き、もてなす。「やはり吉原はいいのう」と平蔵。蔦重たちは、平蔵をだましたお金を利息をつけて返した。騙された自覚がなかった平蔵。実は、花の井のために入銀した50両でお米を買ったのだった。その上で、蔦重は、吉原を救ってほしいと頼む。 定信からある言葉を引き出して欲しいというが…。
平蔵は定信に会う。指図を受けられる数を限ろうと考えていた定信。平蔵は「本など上方に任せればよい」と賛同。続けて「実は今、上方の本屋が江戸に店を出してきているようで。江戸で新しき本が出せぬとなれば、上方が待ってましたとばかりに黄表紙も錦絵も作るようになる。黄表紙と錦絵は江戸の誇り。渡してなるものかと躍起になっておるようです。くだらぬ町方の意地の張り合いでございますよ」と話した。
もともと黄表紙ファンであった定信は「くだらなくなかろう!江戸が上方に劣るなど、将軍家の威信にかかわる」と、考え直すことに。地本も書物同様に株仲間を作り、「行事」という内容をチェックする役目の者を立て、行事の差配で本が出版されるシステム「地本問屋仲間」が結成されることになった。
あの京伝の本を出した大和田安兵衛が招かれて、勝手に京伝の本を出したことは非難しながらも、「黄表紙をもりたてていくためにも仲間に加わっていただきたい」と仲間に誘う。でも大和田はもう黄表紙は出さないという
その代わり安く仕入れさせてほしいという。本物が入ると偽版も身をひそめるという。そして京伝は耕書堂と鶴屋のおかかえで続けることになった。蔦重は、もう一つ考えていることがあって、書物問屋の株を買おうと思っていた。「他の国の本や異国にも流したい」というと、ていも「異国?春町先生もどれほどよろこばれるか」と喜ぶ。
38話ラスト。きよが歌麿の看病の甲斐なく病死。知らせを聞いた蔦重が歌麿のもとに駆けつける。すると、歌麿はきよの死を受け入れられず、「まだ生きてっから。人の顔ってよくよく見てると変わるんだ」と言い、無心にきよの絵を描き続けていた…。部屋の中はきよを描いた絵で埋め尽くされている。
蔦重が歌麿にきよの脈を測らせるが、半狂乱となる歌麿。蔦重は、きよの亡骸から引き離し、「おまえは鬼の子なんだ。生き残って命を描くんだ。それが俺たちの天命なんだよ」と言い聞かる。歌麿は号泣しながら蔦重のさなかを何度も何度も殴った。
【べらぼう】38話の感想
きよの死去に「ペニシリンがあれば」の声
38話は、出版統制のお触れが出され、困る蔦重たち。そんな中、頼ったのは長谷川平蔵。なんとか難局を乗り越えられそう、となりましたが…。
38話ラストでは、ショッキングな展開に。きよの死を認めたくない歌麿が、荒れ狂って泣き叫び蔦重をなぐるシーンが描かれました。
見てて胸がつぶれる、とても苦しく切ないシーンでした。
でも、歌麿がこの絶望からどのように立ち直り、美人画の巨匠となっていくのか、今後が楽しみです。
SNSでは、綾瀬はるかさんがナレーションを務めていて梅毒にまだ特効薬がないと説明していたからか、ドラマ『JIN-仁-』を思い出し、「ペニシリンがあれば」の声が多数寄せられていました↓
おきよさん、やはり梅毒(そう毒)ですか。
先週既に散々言われた事だけど、同じ森下脚本『JIN -仁-』の、
南方先生がいる世界線ならばペニシリンで助かる命なのに……と思うととにかくやるせない#大河べらぼう#べらぼう pic.twitter.com/G1H7vYXK6I— あさみめぐる (@asami_meguru) October 5, 2025
仁先生がタイムスリップしてペニシリンを開発してくれれば…。#べらぼう
— Souma (@Souma40374242) October 5, 2025
べらぼうをNHK+で追いかけ視聴。
今回の歌麿の件で、大沢たかおがペニシリンを……って呟いてる人が複数いらっしゃって、
そう言えば、
蔦重の母親役の高岡早紀さんが、かのドラマでは、ペニシリンが間に合わずに「おさらばえ」と両手を合わせて亡くなってましたなー。と思い出すなど。#べらぼう— がぶりえる (@Gabriel_nf2) October 6, 2025
高岡さんってJINで梅毒で亡くなる姉さんやってなかったっけ…命は落としたけど最後仁先生が作ったペニシリンで安らかに亡くなった……
でも仁先生がいないべらぼうの世界観ではそうは…ならない……
歌…😢#大河べらぼう
— 苺もち (@ichigo12mochi) October 5, 2025
べらぼう
おきよさん😭😭😭😭😭
誰か仁先生をトリップさせて
青カビでペニシリン作らせてほしい😭😭😭😭— 左衛門のかみ久太郎 (@SMFOiSWStRTOO7S) October 5, 2025