【べらぼう】34話の感想!誰袖(福原遥)の処分「押込の刑」って何?

大河ドラマ「べらぼう」

横浜流星主演の大河ドラマ【べらぼう】第34回「ありがた山とかたじけ茄子(なすび)」が9月7日(日曜)に放送されました。

第34回では、老中首座に就いた定信は厳しい統制を始める。処罰の危機にあった南畝(桐谷健太)は、絶筆を宣言。蔦重はある決意で意次の屋敷を訪れて…とストーリーが展開。

本記事は【べらぼう】34話のあらすじネタバレと感想について紹介します!

【べらぼう】34話の感想

誰袖(福原遥)の処分「押込の刑」って何?

34話では、田沼意次(渡辺謙)の失脚により、側近たちが次々と粛正されていきました。

土山宗次郎(柳俊太郎)は公金横領の罪で斬首。ナレーション(綾瀬はるか)では「妾 誰袖は押込の刑」と説明されたのですが…。

誰袖(福原遥)の怖い情報がさらっと挿入されて、ネットでも話題に…↓

も悲鳴。Xでは「誰袖花魁、『押込』って何なん…??何かしらの処分が下ってるのが悲しい。」「押込の刑ってなに?」

ちなみに『押込の刑』は自宅謹慎処分のこと。

公式サイトでは「死罪となった土山。『続徳川実記』には『身持ち宜しからず、遊女に馴染み、身請け致し妾に召し仕う』と誰袖の件も罪状に挙げられ、彼女も“押込”の刑を受けました。自身の家で門を閉ざし、自室か土蔵に最短20日・最長100日閉じこもるもの」と説明されています。

命を奪われほどの刑ではないのですが、悲しいその後のエピソードが挿入されて、多くの視聴者に悲しみの声が広がっています。

【べらぼう】34話あらすじ

老中首座に抜てきされた定信(井上祐貴)は、質素倹約を掲げ、厳しい統制を敷き始める。 世間で評判となっていく定信だが、田沼意次(渡辺謙)に恩のある蔦重(横浜流星)は納得がいかない。定信の打ち出した質素倹約について、蔦重と妻のてい(橋本愛)が口論となる。ていはメガネをとって、強い眼力で世間の声を伝える。  

文化の豊穣を願う蔦重は、仲間たちに「遊ぶことも戯けることもよしとされねぇ。正しくて、厳しくて、息の詰まるような、俺はそんなのごめんだし、遊ぶななんて言われたらうちの商いはあがったりやのかんかん坊主。だから、この流れに書をもって抗いてえと思います」と宣言。

しかし、そこに現れた南畝(桐谷健太)は、筆を折ると宣言。南畝は定信を皮肉った狂歌を創作した疑いで処罰の危機にあった。意次(渡辺 謙)が作った世の空気が定信の政によって一変する中、蔦重は世の流れにあらがうため、ある決意をもって、意次の屋敷を訪れる。

蔦重は、自由でいいかげんだったからこそ、自分たちのような持たざる者が成り上がることができた、と語る。さらに、意次に「ありがた山の寒がらすにございます」と感謝する蔦重。意次は蔦重の手を取り、「こちらこそ、かたじけ茄子だ」と返す。

蔦屋に、朋誠堂喜三二(尾美としのり)、恋川春町(岡山天音)、北尾政演(古川雄大)、元木網(ジェームス小野田)、智恵内子(水樹奈々)ら戯作者、絵師、狂歌師たちが集められた。そこには、定信をやゆする歌を作ったと疑われ、処罰されるのではないかとして断筆宣言した大田南畝(桐谷健太)もいた。

「狂歌ってなぁ、すばらしい“遊び”だと思ってます。意味もねぇ、くだらねぇ、ただただ面白い。これぞ無駄、これぞ遊び、これぞぜいたく。しかも身一つでできる心のぜいたく」と蔦重。

蔦重は、定信が世論操作のために書かせていた読売をヒントに、あえて田沼を叩いている内容の黄表紙を出そうと提案する。田沼を叩いているとみせて、その実、定信をからかっているという発想の転換だ。

蔦重のアイデアにていは、はっとした表情を浮かべ、蔦重と仲間たちの「屁」踊りにまさかまさかで参戦する

大河ドラマ
Jima

2016年からドラマ9で執筆。朝ドラ・日曜劇場などを担当。ドラマは毎クール10本以上鑑賞。独自の視点で面白い記事を心掛けます。

dorama9【キャスト/あらすじ/視聴率/ネタバレ】