朝ドラ【あんぱん】106話のあらすじと感想を紹介します!
今田美桜主演&北村匠海共演の連続テレビ小説「あんぱん」第22週「愛するカタチ」第106話が8月25日(月) に放送。
106話では、太ったおじさんの絵が認めてもらえず落ち込む嵩(北村匠海)。のぶ(今田美桜)はその絵が好きだと言って励ます。数日後、嵩はメイコ(原菜乃華)と鉢合わせて…。
【あんぱん】106話あらすじ
そんな中、カフェでメイコ(原菜乃華)と鉢合わせた嵩は、会ったことをのぶにはないしょにするよう口止めする。それから1か月後のぶの誕生日。お祝いに来ていたメイコから嵩に口止めされた話を聞いて、動揺を隠せないのぶ。そこに嵩が帰ってきて…。
1964年(昭和39年)10月、日本中が東京五輪に沸き立つ中、のぶ(今田美桜)、嵩(北村匠海)、蘭子(河合優実)は白黒テレビで閉会式を見て、平和や戦争について考えた…。
嵩は、いせたくや(大森元貴)と作るアニメ主題歌のミーティングをする。曲作りが順調に進む一方、自信作だったあんぱんを配る太ったおじさんの絵が出版社に認めてもらえず落ち込んでいた嵩。※
その絵を見た嵩の親友・健太郎は「なんね?このおいちゃんは」と興味を示す。嵩が「僕が考えるヒーローだよ」という、健太郎は「これはヒーローじゃなかやろう」「よか人かもしれんけど、かっこ悪かよ」という。
嵩は「かっこ悪いヒーローがいたっていいじゃない」と訴えるが、健太郎は「いやいやいや。こりゃ売れんばい。ヒーローはかっこいいもんち決まっとろうもん」と反論した。
家に帰った嵩は元気がなく、自分が考えるヒーローとして“あんぱんを配る太ったおじさん(おじさんアンパンマン)”の絵を鞄から出す。のぶ(今田美桜)はそのおじさんの絵が好きだと言って嵩を励ます。
嵩は“日付のない日記”として言葉を書き留めていた。のぶが立つ台所に逆光が差し込む。「ボクは愛する あなたを キミを トンカツを」――。
のぶは登美子(松嶋菜々子)の茶室へ行く。「オバケのQ太郎」「リボンの騎士」など空前の漫画ブームなのを知っている登美子は、「いつになったら嵩は、手嶌治虫先生みたいな、売れる漫画を描くのかしら」「『手のひらを太陽に』は紅白歌合戦でも歌われたんだし、漫画家を辞めて、作詞家になったらどうかしら」「六原永輔さんみたいな、流行歌の作詞家になってくれるかしら」と期待した。
銀座のカフェにて。嵩は女性編集者とミーティングをしていた。そこへ、辛島花(戸簾愛)のピアノ教室の帰りという辛島メイコ(原菜乃華)とバッタリ会う。嵩はメイコに「今日ここで打ち合わせしてることは、のぶちゃんには秘密にしといて」とクギを刺した。
自宅にて。のぶの47歳(?)の誕生日が祝われた。ケーキの代わりに、あんぱんだ。蘭子は登山用の帽子、メイコは「nobu」とフランス刺繍を入れたハンカチを贈った。
メイコは健太郎の多忙を嘆く中、嵩に口止めされた件を明かしてしまう。はたして、浮気なのか?…そこで、嵩が帰宅する。
嵩は、自費出版の「ぼくのまんが詩集」をのぶにプレゼントした。メイコは勘違いしたことを謝罪した。
九州コットンセンターにて。八木信之介(妻夫木聡)、木月アキラ(齊藤友暁)、粕谷将暉(田中俊介)も嵩の詩集を読んでいた。
八木は嵩に「おまえの詩は、子どもでも馬鹿でも分かる」「分かりやすいと言っているんだ」「これは、すべての人の心に響く叙情詩だ」「勘弁しない。おまえはもっと詩を書け」と絶賛。そして、湯呑みや皿に嵩の詩と絵を入れることを思いつく。
語り(林田理沙アナウンサー):「ほんの小さなのぶへ贈り物は、嵩の人生にとって、大きなものとなっていくのです」
※補足:アンパンを配る太ったおじさんは、初期の【アンパンマン】のことでしょう。1970年にサンリオ社から出版された「十二の真珠」という短編メルヘン集に収録されています。
【あんぱん】106話の感想
アンパンを配る「太ったおじさん」は、出版社からも、親友の健太郎からも、第不評。
幼いころ、ヤムおんちゃんからアンパンをもらって、心が救われてきた嵩。
その原体験からの発想だと思いますが…。
さすがに、太ったおじさんではヒーローとして受け入れられなかったようです。
健太郎の言い方がなんかすごく正直というか、すごくストレートで笑っちゃいました…。
でも、不評だった件は史実だから仕方ないですかね。
見た目重視のヒーローではない、自分の顔を食べさせる異色のヒーロー「アンパンマン」の誕生が今から待ち遠しいです。
【あんぱん】106話の出演者・スタッフ
出演者 【出演】今田美桜,北村匠海,河合優実,原菜乃華,高橋文哉,大森元貴,田中俊介,齊藤友暁,川添野愛,西村雄正,戸簾愛,妻夫木聡,松嶋菜々子 原作・脚本 【作】中園ミホ
朝ドラ【あんぱん】は、「アンパンマン」を生み出したやなせたかしさんと、暢さん夫婦をモデルに描く、NHK連続テレビ小説。“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く「愛と勇気の物語」。